神戸に「淡路屋」というお弁当屋さんがあります。
会社の沿革については、『淡路屋』のサイトに紹介があります。所謂(いわゆる)百年企業ですね。
かつて、淡路屋は、JR福知山線の生瀬駅で弁当を売っていました。当時、西宮名塩駅はなく、教行寺の最寄り駅が、この生瀬駅でした。蒸気機関車の時代、生瀬駅は水の補給で長時間停車することが多く、また、有馬温泉の最寄り駅でもあったので、弁当がよく売れたそうです。昭和6年生まれの老母は、三田の高等女学校に通うのに、毎日、生瀬まで歩いていたので、淡路屋のことをよく覚えています。戦後、淡路屋は神戸に去りましたが、私が若い頃は、まだ、JR宝塚駅で弁当を販売していましたから、役員の弁当としてまとめ買いをしたこともあります。そういう縁もあって、淡路屋は、教行寺にとって馴染みのある名前です。
その淡路屋が、明石海峡大橋開通を記念して売り出したのが、ひっぱりだこ飯です。
先日、知り合いのキリスト教の牧師さんが、京都駅で「ひっぱりだこ飯」を買ったとFacebookに書き込んでいたので、私も購入することにしました。
そこで見つけたのが、「金色のひっぱりだこ飯」です。
ひっぱりだこ飯の累計生産1000万個突破記念弁当なのだそうです。
写真中央の「姫路城弁当」は姫路の「まねき食品」製なのですが、同社のサイトには、掲載されていません。
このたこつぼの器は、東の「峠の釜めし」の器と並ぶ傑作だと思います。淡路屋は、こういう器にもこだわる弁当屋さんで、エバンゲリオンと500系新幹線のコラボ弁当や、「豚々拍子」という神戸南京町(中華街)をイメージした中華風の弁当を、豚の器に入れて販売してきました。持ち帰るには荷物になりますが、こういう器も旅のお土産には悪くないでしょう。
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