住職の娘です。
以前、ブログでご案内していた京都国立博物館『親鸞展-生涯と名宝』を拝観してきました。
私は、こうして800年前の親鸞聖人ご真筆(しんぴつ)というものを初めて拝見しました。
確かに、時を超える圧倒的なパワーを持つ「宝物」ばかりです。
そして、現代に受け継がれる浄土真宗の教えに繋がるよう、ストーリー性を強く意識した展示構成にしてあって感動しました。
実際のところ、私たちが学ぶ真宗教学のテキストの数々は、これら宝物をもとにして整理、編纂、編集されています。
無知な私にとって、現代に編纂された『浄土真宗聖典全書』や言うところの『注釈版聖典』は欠かすことのできない有り難い書物です。
しかし、その整然とした御文の「原点」をナマで拝見すれば、時間と空間をこえて「お念仏」が相続され、今、私の口に成就してくださっていることに感謝の念を覚えずにはいられません。
「親鸞一人がため」
まさしく、わたくし一人がための「南旡阿弥陀佛」と、頭が下がります。
合掌
↑京都国立博物館へは、京阪・七条駅下車が便利です。
〜京阪乗る人、おけいはん〜
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