住職の娘です。
名塩は山々の新緑が鮮やかな季節となりました。
新年度が始まり、すでに一ヶ月が過ぎようとしています。
個人的な話ですが、今年度は新たなチャレンジをすることにしました。
宗学院(しゅうがくいん)別科(べっか)の受講と、龍谷大学の科目等履修生になったことです。
行信教校(ぎょうしんきょうこう)は昨年度から継続です。ただし、オンライン視聴がメインです。
簡単な説明ですが、
宗学院とは、浄土真宗本願寺派本願寺内に設置された真宗教学の総合的な研究施設です。
宗学院には、本科と別科があり、現在「本科」とよばれる研究施設が元来の「宗学院」で、近年、そこから派生して「教学の基礎」を学ぶことができる「別科」が設けられました。
ちなみに、宗学院は今年度創立100周年を迎えます。
本科は、将来の真宗教学の指導者育成の場であり、修了年限は3年です。
対して、別科は、広く基礎から教義の研鑽を行う場であり、基本的に修了年限は1年(2年以上の継続受講が可能)となっています。
龍谷大学の科目等履修生に関しては、当初、龍谷大学の図書館利用が一番の理由でした。
ただ、シラバスで講義を調べていると、私が個人的にたいへん興味がある「御文章(ごぶんしょう)」を題材とした科目がありました。
喜び勇んで、前期は大学院の研究講義(すこし無謀…)、後期は大学の専門科目講義を履修申込みを行いました。
以前もご紹介した行信教校(学校法人)は、浄土真宗本願寺派の僧侶養成・研鑽の学校です。
正直、体力がない私にしては、だいぶ背伸びしすぎ・欲張りすぎの今年度です。
週に2~3日、京都や高槻(大阪)に行くことになります。
それでも、こうして学ばせていただくことで尊敬できる方々とのご縁に恵まれ、興味の対象が拡張され、心が豊かになりました。
悩みごとについては依然悩んでいますし、しんどいことは変わりません。
しかし、「~べき」「ねばならない」ということ以外で、「やりたい」と思うことが自分にもやっとできた気がします。
「今日が人生で一番若いんやから」
今年93歳になる祖母に励まされ、学ばせていただけるご縁に喜び、この4月を過ごしています。
南無阿弥陀仏
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