本日、所用で某食堂の厨房を訪ねたら、床に段ボールと新聞紙が敷かれていました。敷かれていたのは神戸新聞。そうそう、こういうときに便利なんだよね、新聞紙は。以前は、保育園でも新聞紙欲しさに定期購読していたのですが、ゆっくり新聞を読む時間のない職場なので、購読を止めました。新聞紙が欲しいときは、檀家さんにお願いして、貰っています。高齢者世帯では、新聞をゴミの集積所に運ぶのも大変なので、皆さん、喜んで提供して下さいます。中には、玄関へ古新聞の束を置いて、私が回収するのを待っておられるお家もあります。
当寺が新聞を定期購読しなくなったのは、1989年です。この年、3%の消費税が導入されました。その前年、新聞各社は消費税導入反対を主張していましたが、ある時期を境に、急に静かになりました。当時の自民党小沢一郎幹事長がマスコミに与えられた優遇税制の廃止をちらつかせたからだと言われました。 マスコミの優遇税制には、減価償却期間の短縮、1989年まで法人事業税免除、輸入新聞用紙の関税免除などがあります。これらを廃止すると脅したのです。
これを知って、私は新聞の購読を止めました。彼らが振りかざす正義は、所詮、営業上のポーズに過ぎないと思い知ったからです。
さて、その新聞の販売部数が絶賛減少中だそうです。
去年の8月の記事ですが、ガベージニュースに、
全紙マイナス、毎日は4%強の下げ率で300万部割れまぢか…新聞の販売部数などをグラフ化してみる(2016年前半期・半期分版)
というのがありました。
詳しくは記事を読んでいただくとして、記事のグラフだけ貼っておきますね。
判りやすいですねえ。ついでに、各紙の販売部数のグラフも。
ビジネスジャーナルには、
朝日新聞、4年間で発行部数105万減の衝撃…新聞業界、存亡の危機突入へ
という記事もあります。これまた、詳しくはリンク先の記事を読んでいただくとして、表だけ貼っておきます。
これも時代の流れですかねえ。
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