泉中田道場の挑戦

横浜市泉区にある新極真空手道場の稽古や楽しいイベントの様子をお知らせします。

2024④ 県大会と内部と・・二つの大会の報告と道場風景少し

2024-05-18 19:24:11 | 日記
 

今年4回目の記事投稿。 前回の投稿から約1カ月、5月に行われた二つの大会に選手が出場しましたので結果と詳細を報告いたします。

5月5日(日)埼玉県空手道選手権大会(外部試合) 埼玉県日高アリーナ   

4名が出場

組手部門 4名が出場 2名入賞(優勝2名 田中碧翔 臼井空鳳)

型部門  1名が出場 

 

組手部門 *全て3人審判制

 

田中 碧翔(小学3年生男子 上級重量級の部)優勝

1回戦 シード   2回戦 本戦0ー0 延長3-0  決勝戦 本戦2-0             

 

臼井 空鳳 (小学6年生男子 初級軽量級の部) 優勝

1回戦 シード  2回戦 本戦3ー0  3回戦 本戦3ー0 決勝戦 本戦3-0     

長嶋 あかり(小学5年生女子 重量級の部)

1回戦 本戦 0-3

 

伊藤 佑(小学6年生男子 初級の部)

1回戦 本戦 0-0 延長0-3

 

型部門 *全て3人審判制

伊藤 佑(小学6年生初級の部) 

1回戦 1-2  

 

埼玉県日高アリーナで開催された第12回オープントーナメント埼玉県空手道選手権大会に泉中田道場から4名の選手が出場し、2名の選手が優勝という最高の結果を残してくれました!ではその選手を中心に、戦いぶりを報告いたします。 まずは上級部門で優勝を果たした、当道場の若き(?)エースの田中碧翔選手。今回は同じ部門の参加選手が少なかったうえに昨年3位の実績が考慮され1回戦がシードだったため、いきなり準決勝・決勝の2試合を勝ち抜けば優勝できる組み合わせでした。とはいえ、県大会上級の部門に出てくる選手はみな手強く、簡単に勝てる相手はあまりいません。田中選手の1回目の試合となった準決勝戦の相手も圧力があり、一つ一つの技もしっかりと出してくる選手でした。序盤、相手の圧力に少し退がらせられる展開・・と思いきや、ここで腰をグッと落とし相手の圧を食い止めると、正面の打ち合いではパンチに膝蹴りを加えた強い反撃で優勢に。さらには腰を落としたまま右に回り相手をはずした瞬間にすぐ右ローキックをヒットさせるという見事な攻め方・動き方を見せ、押し気味に見えましたが本戦は引き分け。延長ではさらに腰の落ち・動きが冴え、様々な技を的中させる数が多くなり完勝!3月のJFKO全日本で掴みかけた「腰の落ちた良い構え・動き・組手」を再び見せてくれました。こうなると決勝も十分に期待が持てます。決勝は、2月の江戸川大会で試合内容では90%勝っていたのだけど終了間際に「胴回し回転蹴り」をもらって大逆転負けした選手が相手。リベンジするには最高の舞台です。決勝戦前・・今回の調子が良いとはいえ、1回敗れている相手に少し緊張気味の田中選手に「相手の出鼻の上段前蹴りと苦し紛れに出してくる胴回し回転蹴りには気をつけること。あとは地力では碧翔が全然上だから自信を持って打ち合いを挑み、正々堂々と勝ってこい」とのアドバイスを授け送り出しました。試合ではまさにその通りに闘ってくれ本戦で勝利!見事にリベンジ、優勝という最高の結果を勝ち取ってくれました。

   

先月の栃木県錬成大会では準優勝という結果は良かったものの、この頃このブログでいつも書いている(言っている)生徒に身に着けて欲しい「腰が落ちた構えからの動き・組手」はあまり見られませんでした。しかし、今大会では2試合ともしっかりとした構えと動きを見せてくれたので、優勝という結果と共に「3月のJFKOでおぼろげに掴んだかに見えた構えと技術を、今回の試合でほぼ手に入れられたのでは・・」との期待も抱かせる、内容も結果も良い大会になりました。  もう一人の優勝者は臼井空鳳選手。外部大会は4回目の挑戦です。内部試合では昨年12月に優勝しましたが、外部は過去3回ともに1回戦敗退が続いています。道場での練習では高い出席率に加え、盛り上げ役のムードメーカーでもあり、左の突き・左の中段蹴りを中心としたなかなか威力のある攻撃的な組手が出来る選手なので、今までのこの戦績は「どうしてだろう?勝てるはずなのにな~」と思っていましたが、今回ついにやりました!3試合を本戦フルマークで勝ち抜いたのですが、3試合とも常に自分から仕掛けるアグレッシブな攻めで前に出て、序盤から試合終了まで主導権を握ったままの危なげの無い試合ぶりでした。今回は試合前の控え席に座っている様子(表情)もなかなか頼もしく勇ましく「これはいけるんじゃないかな~」との予想(希望的だが・・(笑))を感じさせてくれてましたが、まさしくその通りになりました。よくやった空鳳!しかし・・次回からは上級の戦いになるから、さらに稽古を頑張ってください。

   

その他の出場選手について。先月の栃木県錬成大会で優勝した(初級部門)長嶋あかり選手は、今回は部門統合のためか初級・上級の区分が無く・・つまり上級の部に出場。3月のJFKO全日本大会で準優勝した強豪と1回戦でいきなり当たってしまい苦戦が予想されましたが、実際の試合ではかなり食い下がって善戦と言える内容。本戦で敗れるも、「技あり」などの明確なポイントは取られることなく、試合においての成長は充分に見えてました。あかりは明らかに強くなっています。唯一のW出場の伊藤佑選手は組手・型、共に1回戦敗退ながら、試合に臨む姿・・特に組手では延長にもつれた試合を行うなど、栃木錬成大会の時よりも頑張りが格段の姿だったと思います。

      

2月の江戸川大会と内部試合では厳しい結果に打ちのめされて・・しばらく苦しい時期を送りましたが、4月の栃木・今回の埼玉とレベルが高い外部の大会で連続で複数名の入賞者を輩出することができたのでかなりの復権!生徒がトロフィーを獲得した姿を見て私にも自信が蘇ってまいりました(笑)!結果が全てでは無いのですが(何回言うのだ)、良い結果を得られる・・ということは内容が良い場合も多いので、今回はまさにそのまま・・結果も内容も良い遠征試合でした。本当によかった。 当日の選手・保護者の皆さま、本当にお疲れさまでした。

 

5月11日(土)神奈川新人戦空手道錬成大会(内部試合) 県立武道館小武道場  

7名が出場

組手部門 6名が出場 1名入賞(優勝1名 和田 晶)

型部門  5名が出場 

 

組手部門 

*全て5人審判制 本戦マスト判定

 

和田 晶(小学6年生男子 ルーキー重量級の部) 優勝

1回戦(決勝戦) 本戦5-0

   

出場選手がとても良い結果を出せた埼玉県大会から6日後、内部試合である神奈川新人戦錬成大会が開催され、当道場から7名の選手が出場しました。場所は長らく改修工事のため使用できなかった県立武道館(岸根公園内)で、今回は小武道場(剣道場)が試合の会場でした。改修工事をしたため、エアコンはあるし(以前は無かった)、トイレはとてもキレイだし(トイレのキレイさはとてもは重要!)、道場の床も明るい木目調のフロアタイルが張ってあってまさにピカピカ。とてもキレイで快適な会場になっていました。

 さて、そのキレイになった会場での初試合、先述の通り7名が11部門出場したのですが結果は・・惨敗と言ってよい結果になってしまいました・・(-_-;)

入賞したのは初出場の和田晶選手1名のみ。他の選手は出場部門がそれぞれ上級の部門や学年上げで対戦相手のレベルは高くなっている・・ということを含め差し引いて考えてみても、やはり物足りない結果と内容だったと思います。それでは今回唯一の入賞者となった和田晶選手についてとその他の内容の良かった選手についてコメントを書きます。まずは和田晶選手。試合にはまるっきりの初出場です。対戦相手は体格のある和田選手を上回る体の大きい青帯の選手でしたが、突きを出しながら前に出て相手を退がらせる展開。攻勢点で文句無しの判定勝ちを得、初メダルを獲得しました。試合場での作法を道場で練習した通りにしっかりと行ってくれるなど、よく頑張ったと思います。

      

 入賞は成らなかったですが、その他の選手で内容が良かったのは型で2試合・組手で1試合を勝ち抜き、この日は合計5試合を戦った金村美里選手。型ではこの日最上級のドリーム部門での出場。決勝1-4で敗れましたが、勝ってもおかしくない内容。さらにそれよりも組手での闘いぶりがとても良かった。常に自分から先に攻撃を仕掛け、パンチの打ち合いに出て決して退がらない、今までの組手の試合には見られなかった積極性と強い心を見せました。その戦いぶりで1回戦は過去に敗れている選手に見事にリベンジ。決勝でも突き・蹴り互角の大接戦での敗退で、とても成長が見られた内容でした。この戦いが出来れば次からの試合は大きな期待が持てます。今日の泉中田道場出場選手の中では試合数・内容から考えてMVP(優勝して無いから当てはまらないのでしょうが)とも言えた内容でした。先週の埼玉県大会で優勝し、内部試合では3学年上げで出場している田中碧翔選手の試合も良かった。1回戦は完勝。田中選手の圧に押されバランスを崩して何回も転倒する相手に「極めポーズ」を取ったり、倒れた相手の体の上を回し蹴りで思い切り振り切る追撃をするなど、闘争心旺盛な所をたくさん見せてくれました。決勝は過去に敗れている1学年上でパンチが強く上手い選手が相手でしたが、埼玉県大会で会得した「腰の落ちた構えと動き」で対抗。ガップリ四つのフルタイム打ち合い・・非常に技術レベルの高い試合でしたが、試合終盤に基礎体力の差か・・少し押されて判定負け。しかし内容はとても良かった思います。その他の選手では、前回の横須賀大会でも指摘し嘆いた「前に出る」ということや「勝利に向けての強い気持ち」というものが残念ながら今回ももう一つ見えず、実力・戦力では決して負けてはいない(劣ってはいない)相手に負けてしまうという・・私としてもとても歯がゆく悔しい結果と内容でした。あらためて、実戦・本番で力を出すこと、良い試合をすること、結果を出すことは本当に難しいものだと・・と痛感した今回の内容と結果でした。選手達(生徒達)は一生けん命頑張っているのでしょうが・・・・、しかしやっぱり悔しいな~。みんなも~っとできる筈だから・・。

  

 先週の埼玉県大会に照準を合わせたため、今回の試合には出場しなかった長嶋あかりさんがお父さんと一緒に会場に応援に来てくれて、みんなのウォーミングアップの相手や試合の応援を一生懸命にしてくれました。自分が試合に出ない時でも、会場に足を運んでくれて皆をサポートしてくれてる生徒はウチの道場少年部生徒では久しぶり(昔は結構いました)で、その献身的な姿には感動しました。長嶋お父さんとあかり、本当にありがとう!この場で御礼を言います。またウチの道場の選手の試合の時に、生徒や保護者さんが皆で応援している姿も今回はたくさん見られて、それは嬉しかったです。  

大会・・特に内部試合や東京・神奈川近郊で行う近場の大会に泉中田道場から出場選手がいる時には、今回の長嶋家のように応援だけの参加もぜひとも来てほしいな~と願います。自分が出ていないから・・などと思わずに(後ろめたい気持ちなどは全く感じなくてよいです)時間や興味がありましたら、応援やサポートに来ていただくことは大歓迎です。来ればそれなりに楽しいと思います。それにより出場している選手は必ず嬉しく思い、より頑張れるはずですし、応援に行った生徒は会場に見に行き雰囲気を感じたことにより「次は・・いつかは自分もやろうかな・・」と刺激をもらえるかもしれません。他人(仲間)の試合を見ること、応援すること、会場の雰囲気を感じることはとても有意義です。多くの場合は料金は掛かりませんし・・。    

 以上、5月に行われた2回の大会の報告をしました。レベルや格式が高いオープントーナメントの県大会である埼玉県大会では良い結果でしたが、足元の内部試合ではかなり残念な結果になってしまいました。大会での結果に一喜一憂しすぎては絶対にいけない・・。いつもこれは自分自身に言い聞かせていますが、やはり指導している生徒の皆が積み重ねた練習での成果を出してくれたら、それはやはり嬉しいので「できるだけそうなってほしい・・」とは思ってしまいます。来月にも東京都大会・関東錬成大会・内部試合、そして7月のドリームフェスティバル全日本大会と「発表と挑戦の舞台」は続きます。出場する選手の皆さんは、一つでも多くの勝利を目指して、良い試合・パフォーマンスができるように、また道場で一緒に頑張りましょう!

 

☆道場の風景を少し・・

          

5月中旬の週の金・土の一般部稽古。ここのところ一般部の稽古参加人数が少なかったので、この週は久しぶりにまあまあの人数が来てくれて・・久しぶりに私も男子生徒相手に組手稽古ができて良い汗がたっぷりかけました(エッライ疲れたけど(^^;))

人数が来ると貴重だから(?)・・すぐに撮りたくなるのです(苦笑)

 

 全く余分な透き間の無い実に見事なミットの収納・・実に気持ちがいい!一般部の高畑蒼大5級(高1)による作品(?)です。あんまりキレイだから掲載(笑)

 

 中学生生徒のドヤ・ハオ君(中3)・新入門者の佐藤龍成君(小6)が、修学旅行に行った時のお土産を買ってきてくれました。今までこのブログではあまり載せていなかったですが(載せてなかった皆さん・・本当にごめんなさい💦)、道場に在籍している生徒の皆さんが学校や家族などでどこかに旅行に行くと、道場生に向けてのお土産をよく買ってきてくれます。その度に「道場の事を気に掛け、道場の仲間の事を思ってくれているのだな~」と嬉しく感動・感謝の気持ちになります。今までに数えきれないくらいにたくさんの生徒の皆さんから(保護者様から)お土産や頂き物を頂戴いたしました。この場を借りて「皆さま、本当にありがとうございます!」と御礼を申し上げます(遅すぎますが・💦)。大切なお金を使い、運んでくる手間を掛けてくれる・・何よりその気持ちが嬉しいです。重ねて、本当にありがとうございます!    

 

 大会に勝つためだけが空手の稽古では無い(絶対に!)・・のですが、やはり具体的で分かりやすい目標であり空手修行の中での「華」の部分である大会・試合の記事には力が入ってしまいます・・(-_-;) 今回の記事もまたそうなってしまって、出場していない選手や入賞を果たせなかった選手についての言及や写真が少ないのには申し訳なさを感じております。しかし、やはり努力の積み重ねが実を結び「良い結果=成果」となって出せた生徒にスポットと賞賛を多く与えたくなってしまうのは、ある意味仕方ない・・とは思います。良い結果を出せた生徒はたくさんの努力を重ねた場合が多いですから・・。  

 とは言え、道場では稽古に来て頑張っている生徒全てが主役です。このバランス(空手の稽古における「大会」というものに対する比重)にはいつも悩むのですが、上手い塩梅を見つけての稽古指導と道場の運営をしてるつもりです 。

とてもいい季節です!道場在籍の全生徒の皆さん、まずは道場に来て稽古で気持ちいい汗をかいてください!

 

次回はおそらく・・また大会ラッシュ報告記事が中心です。やっぱり・・(^^;)

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