泉中田道場の挑戦

横浜市泉区にある新極真空手道場の稽古や楽しいイベントの様子をお知らせします。

2024⑧  夏合宿・夏の稽古風景~9月のイベントへ

2024-09-05 11:14:25 | 日記

 前回記事で熱こもった形で伝えたドリームフェスティバルが終わり、8月は試合などがないこともあり、気持ち的には「ちょっと一息・・」感がついていたこの1ヶ月間でした。

 今回の記事では7名の生徒が参加した木元道場夏合宿と夏の稽古風景をお伝えします。珍しく少し小型の記事になります。たまにはいいでしょう(笑)

 

☆木元道場夏合宿

(木元道場Instagramより引用写真も有ります)

 

        

              

 

 

          

     

 今年の1月に行われた冬合宿に5名の生徒が参加しましたが、今回の夏合宿にはそれを上回る7名の生徒が参加してくれました。慣れない・知らない環境に参加挑戦する生徒たちのチャレンジ精神には逞しさを感じ嬉しく思います。

 合宿は稽古がたくさん・・はもちろんですが、夏合宿には花火大会・くじ引き・朝のランニング・海水浴・・と冬合宿に負けず劣らずの楽しいイベントスケジュールが盛りだくさんで、参加した生徒達は本当にたくさんの経験をできたと思いますし「思い出」を作ってきたと思います。

 合宿中のウチの生徒の面倒を見てくれた茂木智之師範代・女子部屋で女子生徒のお世話をしてくれた冨村日花指導員、各稽古を指導してくれた各先生方、木元師範、いろいろと本当にありがとうございました。この場にて厚く御礼を申し上げます。

 

☆稽古風景(少し多め)

                                   

     

 本当に今年は暑い!💦💦

アッツい夏の・・暑過ぎた夏の稽古風景です。毎年書いていますが、ウチの道場建物は外から見て分かるように、元々は倉庫仕様の簡素な建物・・(-_-;)。それを主に本業(生業)は内装工事職人の私が工夫して安価に改装・内装工事して、道場や作業場に使用をしているので(工事の模様は過去のバックナンバー「2017.7月道場移転&改装工事」にて参照)・・

ぶっちゃけて言えば費用と手間の関係で天井や壁面下地に断熱材が入っていないのです(-_-;)(-_-;)

だから、日が沈んだ夜の稽古はまだしも、日差しの強い日の午前~夕方までは天井屋根の鉄板(?)からの熱が内壁の耐火ボード1枚だけを挟んでまともに伝わってくる・・ということでかなりキツイものになってしまうのです!(^^;)💦

エアコン2台(家庭用)と扇風機5台をフルパワーで稼働して暑さに抵抗しても、土曜午前の稽古や夕方開始の少年部①(合同クラス)などは・・稽古する生徒達の熱気も加わり・・・いやたいへんでした(^^;)💦去年もキツかったが、今年の暑さは異常だったことを・・ホントに痛感しました💦

 とはいえ今年も、稽古中に気持ち悪くなる子が別段多かった・・ということもなく、無事にこの季節を終えられようとしています。とくに少年部生徒は、本当に出席率が良く頑張ってくれる子が多くて・・・暑い中で頑張ったその分の体力も付いているのでは・・と思います(^^;)

 8月の中盤にはカレンダーの関係もあり約10日間ほどの夏休みがありました。これで生徒の体もかなり休まったと思います(私も)。そして稽古を再開。ドリームフェスティバル後の・・この夏の修練の成果を試すべき大会第1弾となる第1回JFKO神奈川大会が9月初旬に開催され、ウチから5名の選手が出場します。その後は内部試合(横須賀大会)・・大小の各大会・・と秋から年末にかけての戦いがまた始まります。このひとつの黄金期とも言えた1年の年末を良い形・結果で終えられたら・・と期待し願ってしまいます。

*生徒や保護者の皆様。夏休みや冬休みなど、休日に家族でお出かけをされた際などに道場にお土産を買ってきて頂き本当にありがとうございます。「皆さん、道場の事を想ってくれているのだな~」といつも深く深く感謝しております。この場にて厚く御礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございます(茂木浩之)

 

 

 

 

 上写真2枚・・この夏にもありがたいことに新しい稽古生が数名、少年部・一般部共に入門をしてくれました。よくぞ私の預かる道場で武道・空手という新しい世界に飛び込んでくれた、と嬉しく思いますし感謝をします。対して、下の写真2枚は道場少年部の指導補佐をしてくれている保福正明さんの自主トレ風景・・空手修行歴は実に25年を超えています!いつも「好きで楽しいからやっている。好きだからできるだけ続けたい」と言ってくれて道場に来て、子供たちの指導と自分の修練をしてくれています。「まだ若干67歳(笑)」とも。本当に素晴らしいです。

 空手は・・空手に限らず物事をやる理由は向き不向きで行うものでなく「好きか、嫌いか?」「やりたいか、やりたくないか?」・・それに尽きると思います。だから好きであったら・・やりたかったら、どんな形でも(ガッツリ激しく厳しくではなく、ユル~い形でも)できれば続けて欲しいし、継続する・・ということは、自分自身に肉体的・精神的に良い作用をもたらすと信じます。

 新しい生徒の皆さんは、それぞれが現在の空手修行歴0年0ヶ月から何年の修行を重ねてくれるのでしょう?指導する私としては、上記の保福さんが言ってくれているように「好きで楽しい時間をできるだけ多く、道場で過ごしてくれるといいな~」と日々思っております。

 

 

 夏のある日の夜・・

 私の自宅の近所に住んでいる木元道場の後輩で、現在は独立し新極真会東京町田支部保本道場の支部長である保本くん(写真左から2番目)と保本君の先輩で現在は保本道場の師範代でやはり私の後輩の清水くん(写真右)の二人に誘われて、自宅近くの洋風居酒屋で楽しいひと時を過ごしました(途中から私の兄の茂木智之 木元道場師範代も参加)。

 昔の仲間と集まると、それぞれがその当時のエピソードを次から次へと話すのですが、もう25年以上前の話なのにそれが昨日やつい最近の事のように思いだされてどんどん加速・・話は止まりません。選手を引退して泉中田道場を立ち上げてからの生徒との思い出と、それ以前・・現役選手時代に稽古した仲間と過ごした時代の思い出は、どちらもたくさんあり覚えていて懐かしく話すと楽しいものが多いのですが、やはり自分が若かった故に無茶苦茶ができでいた時代(いわゆる青春時代です)の思い出は濃く残っているようで・・「あ~そうだった、そうだった」と本当に笑いが止まらない時間でした。こういった時間を持てるのも先述の「継続することの効用」‥というのは少しこじつけか・・(^^;)

誘ってくれた保本・清水の両氏、この度も本当にありがとう!おかげで気持ちがリフレッシュできました。また会いましょう(^▽^)/

 

次回はJFKO神奈川大会や内部試合模様などをお届けしたします。

 

 

 

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2024⑦ 真夏の祭典「空手ドリームフェスティバル2024」報告!

2024-08-03 00:03:37 | 日記

 暑い毎日、皆さまお疲れ様です。

 今年7回目の記事投稿。今回はいよいよ7月20日(土)・21日(日)に極真空手の聖地「東京体育館」で開催された「空手ドリームフェスティバル全日本大会(国際大会)」の模様を報告いたします。

 ここのところ毎回・毎年参加している(生徒を出場させている)この大会で、毎年いろいろな思い出が残るこの大会ですが・・・

近年では今回がいちばん楽しく、いちばん悔しく、いちばん嬉しく、いちばん長く・短く・・いちばん充実した大会だったと思います。書きたいこと感想(文章)・載せたい写真がたくさんたくさんで・・・上手くまとめられるか不安です(苦笑)

 それでは報告です。今回はこの記事のみの回になります。

 

★7月21日・22日「空手ドリームフェスティバル全日本大会(国際大会)2024」

 4名が出場。

 組手部門 4名が出場(2名が全日本大会・2名が新人戦部門) 1名優勝!(大谷 琉貴)

 型部門  1名が出場

 

組手 部門 (審判5人制)

 

臼井 空鳳(全日本大会 小学6年男子中量級の部) 

*1回戦 本戦4-0 2回戦 本戦0-5(写真 白)

   

 

田中 碧翔(全日本大会 小学3年男子重量級の部) 

*1回戦 本戦1-0 延長戦 合わせ一本勝ち 2回戦 本戦0-3(写真 赤)

    

 

大谷 琉貴(新人戦部門 小学6年男子重量級の部) 優勝

*1回戦 (決勝戦)本戦3-0 (写真 白)

    

 

長嶋 あかり(新人戦部門 小学5年女子重量級の部)

*1回戦 本戦5-0(長嶋に技あり)  2回戦 本戦2-1 延長戦2-3 (写真白

    

 

型 部門 (審判5人制)

 

田中 碧翔(全日本大会 小学3年男子の部)

*1回戦 5-0  2回戦 2-3 

  

 前回の記事で予告しました通り、泉中田道場からは4名の選手が今回のドリームフェスティバルに出場・挑戦をしました。その結果、大谷 琉貴(おおたに るき)選手が新人戦部門で優勝する快挙を成し遂げました!同部門への出場者が少なくてワンマッチ決勝戦という些か幸運な形ではありましたが、それもまた巡り合わせであり、その中でチャンスをモノにできたのですから誇ってよい立派な結果であります。上級の「全日本大会」ではありませんが、このドリームフェスティバルでの「優勝」という結果はウチでは史上初!本当によくやってくれました!

 また、今回は4名が5部門に出場したのですが、全員が1回戦を勝ち抜く・・ということでも健闘した結果と言えました。

この大会は1回戦を勝ち抜くのだけでも本当にたいへん・・ということは、少しでもこの大会に出たり見たりした人なら分かるでしょう。だから全員が組手・型で1回戦を勝ち抜いたことは、なかなか大したことなのです。もちろん入賞・優勝を狙っていた田中・臼井・長嶋の3名にしてみれば、その結果は残念なものでしかないのかもしれませんが・・。

 では4人の闘いの詳細を書きます。まずは新人戦部門で優勝した大谷琉貴選手。内部試合は7~8回出ていますが、外部試合は錬成大会も含め今回が初出場で、それがいきなりこのドリームフェスティバル!こちらの想像通り、会場や大会の大きさに少し気押されたそうです。相手はカザフスタンの選手(まさに国際大会!)で、なかなか骨太で力が強そうな選手。試合開始からパンチ・膝と積極的に攻撃を仕掛けた大谷選手に相手もパンチで応戦。大谷選手は打ち合い途中からヒットしだした右ローキックに勝機を見出しこれを連打。圧力も積極性も勝り、本戦3-0で勝利を手にしました。試合1週間前には高熱の風邪に見舞われ、稽古はあまりできませんでしたが、その前(7月初旬)の内部試合までの練習が「貯金」として残っていたのかもしれません。見事に泉中田道場に栄冠を持ち帰ってくれました。

 続いては同じく新人戦部門に出場した長嶋あかり選手。ドリームフェスティバルは初出場です。その挑戦は・・、あと一歩で入賞の・・惜しい・・本当に惜しい2回戦敗退でした。緊張の中での1回戦は本戦中盤に得意の上段横蹴りで「技あり」を奪取し勝利。これを勝ち抜けば決勝進出で入賞確定の2回戦。本戦は互角で延長戦。全体を通じて先に仕掛けているのはあかりで、上段蹴りも惜しいのが数発。さらにはパンチの打ち合いでも前に出ているあかりに若干の分がある・・と見えていたので「勝ったか・・?」と思いましたか判定は2-3の惜敗。後でビデオ映像を見たら、相手の下段と下からのパンチが返されていたのが見て取れ「これを審判が取ったのかな~・・?しかし・・?」という、本当に惜しい悔しい判定負けでした。

 続いては上級の全日本大会に出場した臼井空鳳選手。こちらもドリームフェスティバルは初出場です。名前をコールされると勢いよく飛び出し開始線でジャンプ、というやる気満々パフォーマンスで登場。1回戦は序盤から中盤まで水月(鳩尾)を狙う突きと左の中段膝蹴りなど効かした感あり、優位に立ちました。が、後半は攻め疲れなのか手数が落ちてしまい、やや反撃されましたが、前半の攻勢を取ってもらえたか4-0の本戦勝ち。2回戦、やはり序盤の攻めは良いのですがやや粗く、そのうちに「押し」の反則で注意2を取られ劣勢に。少し焦ったか気が抜けたか、終了間際に相手の胴回し回転蹴りをヒットされ「技あり」も取られて万事休す。しかし、レベルの高い小6男子で1回戦を勝利できたのはとても価値のあるものだと思います。

 最後は今回の出場者では唯一、組手・型の両部門に出場した田中碧翔選手。ドリームフェスティバルには組手は今回が3回目、型は2回目の挑戦になります。たくさんの大会出場による様々な経験と地方大会での入賞を重ねられる実力も鑑み「そろそろ入賞を伺えるか・・」との期待大の挑戦です。型では1回戦を5-0文句無しの勝利。2回戦は・・私も見ていましたが「これは間違いなく勝った。よし3回戦」・・と思っていたら、まさかの(何回目のまさかだ?)2-3の判定負けに「またかよ~~(-_-;)」・・・。なんでこーなるの?これは後に映像を見たが、どう見ても納得いかん・・。「あ~~型の判定ってなんだ?」が、またも私の中で上書きされました。続いて組手。1回戦は相手の粘りもあり、延長戦までもつれましたが、そこで実力発揮。上段回し蹴りで2本の「技あり」で合わせ一本勝ち!これができるのが実力と経験を重ねた証左でありましょう。さあ、2回戦。6月の東京都大会準決勝で闘い敗れている選手とのリベンジマッチ。相手は各ブロック大会で優勝を重ね、すでに来年のドリーム出場資格も得ている猛者ですが、こちらもその相手を倒すべく対策を立てて挑む試合ですから、今回は完全に勝ちを狙っての対戦でした。結果・・、東京都大会の時よりも明らかに差は詰まっていた試合内容で本戦終了。「延長に行くかな・・」と思いましたが無情にも判定は本戦0-3。「あ~惜しい~!くそ!」昨年にドリームフェスティバルで敗れてから1年間・・。様々な稽古・様々な大会でたくさんの経験と結果を引っ提げて挑んだ田中選手の今年のドリームフェスティバルが・・この瞬間に幕を閉じました・・。私も誠に残念だが・・よく頑張ったし確実に成長している!碧翔、胸を張ってよいです!

                                              

 昔はウチの道場の選手はどちらかと言うと「組手」よりも「型」で入賞を狙う形でこの大会には挑戦したことが多かったと思います。それが今年は完全に組手中心のメンバー構成でした。型も素晴らしい競技で、審判の判定も含めて勝利を得るのは本当に難しいですが、「極真空手」である以上「実際に闘う組手が主」というのはこの世界の人間ならば誰もが思うことです。組手が中心のメンバー構成・布陣を組んで挑めたことでも、この大会は思い出深いものがあります。

 だからなのか、載せたい写真・名場面が例年の大会より多く、それこそ山ほどあって・・・厳選した写真だけでもこれだけの数になってしまいます。今回出場した4名の選手と、その保護者さんや応援に来てくれた道場の仲間。みんながチームになって戦い・笑い・泣いた2日間でした。その中で大谷選手が新人戦部門ですが優勝の勝ち取ってくれる、というとても嬉しい出来事もありました。その他の選手も本当によく頑張りました。この盛り上がりを作ってくれた皆さん、裏方で皆を引っ張り強力なサポートしてくれた建石マネさん、運営スタッフで来てくれた保福さん・弥頭くん、みんなみんなに感謝をし、この道場の長であることを私は誇りに思えました。本当にありがとうございます!

 終わってしまったからには、また来年・・を目指すことになります。来年はドリームフェスティバル全日本大会出場には選抜戦を勝ち抜かなければならない、という新システムが導入されるようです。どのような形なのかはまだ把握していませんが、来年も今年以上の布陣で挑み、さらに盛り上がれることを今から期待します。やはり「空手ドリームフェスティバル」は空手選手にとってスゴイ大会であり目指すべき夢の祭典です。そこで自分の生徒があの大きなトロフィーを獲得する・・、その夢を実現するのは本当にたいへんだ・・ということを、今年は改めて強く実感してしまいました。だからこそ、それを実現出来たら・・スゴイ嬉しいのだろうな~~!来年までまた日々精進です。

 

◇おまけ・・です。

    

 ドリームフェスティバルの二日目終了後の夜は、代々木第二体育館で行われる新極真会の新企画大会「空手チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」を観戦に行く・・というタイトなスケジュールでした。

 「賞金総額3,000万円、優勝者には1,000万円」というこの大会は、会場に終始流れる音楽やレーザー光線が四方八方に飛び交う照明・選手入場時のアナウンスなどの演出がたっぷり入ったエンタメ性が強い華やかな大会で、空手の大会の新しい形を作ったと思います。試合の内容や判定にはいろいろと感じたこと・思ったことはありましたが、大会自体はとってもカッコよかったと思います。

 その大会には来賓で様々な分野からたくさんの著名人が来られていましたが、その中でも極真空手の世界チャンピオン(松井派)から総合格闘技に転身して現在活躍中の上田幹夫選手が会場外で歩いていたのを見かけてしまったので、勇気を振り絞って「写真を撮っていただけますか」と声を掛け、撮ってもらったのが上の写真です。上田選手の事は以前からYouTubeなどでよく見ていて、「187㎝・110㎏という超大型なのに動きが早く、空手の技は手技も足技もオールラウンド」+「喋りが上手で面白い」+「空手に対して強い誇りを持っている」というその人間性とスタイルが好きになったので、とても期待して秘かに(?)注目・応援をしていました。

本物を近くで初めて見た感想は・・・スゴくデカい!分厚い!そして風格がある・・!「こっれは強いだろうな~!」と、その姿を見ただけで思ってしまう肉体的迫力を持っていました。言葉を交わしても、とても優しく丁寧に返してくれ「性格の良い人なんだろうな~」と感じられ、ますます好感を持ちました。同じ極真空手(フルコンタクト空手)出身の選手として「総合格闘技の世界で大活躍・大成功をして欲しいな~」と、「この選手は応援を続けたいな~」と思える嬉しい出来事でした。

 

 

 ドリームフェスティバルが終わり少し気が抜けた感がありますが、稽古は再開しております。

 次回は夏合宿などの報告になると思います。

 

 

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2024⑥ 6~7月の出来事 後編(イベントがたくさん~ドリームフェスティバル全日本大会へ)DF出場者紹介!

2024-07-14 14:05:42 | 日記

 数日前にアップした記事で予告した通り、その後編の記事です。

 まずは県立武道館柔道場で行われ、入賞者を多数輩出できた内部試合の報告から。

 

★7月6日(土)神奈川ウエイト制空手道錬成大会(内部試合)

8名が出場

組手部門 7名が出場 4名優勝

型部門  6名が出場 2名優勝

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 大谷 琉貴(中学エキスパート重量級の部)

*1回戦 本戦5ー0  2回戦(決勝戦)本戦5-0  (写真 赤)

 

 

優勝 長嶋 あかり(中学女子エキスパートの部)

*1回戦(決勝戦)本戦 合わせ一本勝ち(写真 白)

 

 

優勝 金村 美里(小学5・6年女子エキスパートの部)

*1回戦 (決勝戦) 本戦5-0(金村に「技あり」)(写真 白)

 

 

 

優勝 矢口 晴(小学5年男子エキスパート重量級の部)

*1回戦シード 2回戦(決勝戦) 本戦4-1(写真 白)

 

 

型 部門 (審判5人制)

 

優勝  山村 優心(小学高学年年入賞者現5級の部)

*1回戦 シード 2回戦(決勝戦) 4-1 (写真 白)

 

 

優勝 長嶋 あかり(小学高学年入賞者青帯の部)

*1回戦 5-0 2回戦 5-0 3回戦(決勝戦)3-2(写真 白)

 

 

 5月の内部試合から約2か月、改修された神奈川県県立武道館の柔道場で(前回は剣道場でした)で行われた神奈川ウエイト制錬成大会に8名の選手が13部門(組手7・型6)に出場し5名6部門で優勝をすることが出来ました。前回の内部試合の会場 の剣道場もキレイでエアコン空調が完璧で快適でしたが、柔道場はさらにカッコよくもちろんエアコン完備。スプリングの効いた柔らかいカラフルな畳は見栄えも良い最高の会場でした。改修前のここは扇風機しかなく、風通しも良くなかったので「今日はどうかな~暑かったらヤダな~💦」と少し心配して行きましたが、その心配は杞憂に・・(^▽^)/。大事なトイレもピッカピカ!本当に良い会場だ!

それでは主に入賞者についてのコメントをします。

 型で優勝を果たしたのは山村優心選手。昨年の5月に優勝して以来実に1年以上経て・・まさに執念(?)で勝ち取った優勝メダルです。稽古では常に一生懸命に頑張っていて、型の技術も確実に上がっています。ですが挑戦し続けている大会では、なぜかなかなか旗は上がってくれず、1~2回戦を勝っても決勝では敗れ優勝は掴めず・・だったので本当に「勝ってほしい!勝たせてあげたいな~」といつも思っていましたが、今回とうとう自分の力でその壁を打破してくれました!難しい型である「平安Ⅳ」での勝利・・優心、めげずに本当によく頑張りました。素晴らしい心の強さです!組手で優勝した1人目は矢口晴選手。前々回2月の横須賀大会で優勝して以来2大会ぶりの優勝でこれで組手は通算4回目。今回は組手のみに絞っての出場。これは良い判断だったと思います。稽古ではとにかく腰を落として上半身を左右に切り(振り)左のパンチを強く出せるように繰り返し指導しましたが、幾分ですがその効果は出ていたようです。1回戦を完勝し勝ち上がってきた同門の大谷星蒼選手との同門初対決(矢口はシード)になりましたが、真っ向の打ち合いが嚙み合った好勝負。若干前に出た矢口選手が4-1の判定勝ちで先輩の意地を見せました。次の優勝者は前回の内部試合で成長を見せた金村美里選手。ワンマッチのみの組み合わせになりましたが、上段蹴りの上手い対戦相手に対して近頃モデルチェンジした「パンチ中心の組手」で圧倒・完封。前に出て下突きで「技あり」を取る力強さを見せ、久しぶりの優勝メダルを獲得しました。昨年までは型中心で試合に出ていましたが、5月の内部試合で組手の試合に目覚め(?)、組手でも十分に通用するところを見せてくれました。3人目の優勝者は学年上げで中学生部門に挑戦している大谷琉貴選手(小6)。前回(5月)に初めてこの部門に出場し、1回戦は勝ちましたが決勝では惜しい戦いで敗れていました。ですから学年上げとはいえ今回は完全に優勝を狙わせての出場です。結果1・2回戦とも危なげない形で勝利しましたが、試合前の特訓で私が感じた彼の技の威力や指導した技術(今回は特に左下突きを出せるように指導しました)が発揮されたとは言えず、それ故に「技あり」などの明確なポイントは奪えなかったことも含めて、優勝はしましたが「今の琉貴からしたら65~70点くらいの採点かな~」が私の感想でした。彼にとって初めての外部大会であるドリームフェスティバルの新人戦では体全体を大きく使って爆発してほしいと願います。そして4人目の優勝者は型でも優勝し、今回のウチからの出場者では文句なしにMVP的活躍をした長嶋あかり選手。型では1・2回戦はフルマーク勝利。決勝戦では同門の伊藤佑選手と実に3回目の対戦(全部決勝戦)。いつも旗が割れるこの対戦、今回もやはり3-2のスプリット判定で長嶋選手が辛勝でした(通算2勝1敗)。そして今大会で最大の盛り上がりを見せた組手の試合。中学2年生で(長嶋は小5)体格・修行歴などでかなり上回っている選手が相手です。実は相手の選手はウチの道場の2選手(今回は不出場)と以前に対戦がある選手なので、長嶋選手との対戦が決まってからはその映像をただちに見せながら勝ち筋を研究・説明・指南。さらには私が仮想相手の選手となってその策を実行する為の練習を何度も何度も行いました(前回ブログ「稽古風景」参照)。私が考えた「この通りに戦えれば勝てるチャンスは十分ある・・」という策を何パターンかは練習しましたが、とはいえ圧倒的な体力の差を中心に考えた実力はおそらくまだ相手が上。実際の試合で、相手の圧力が長嶋選手に掛かった時に「このシミュレーション通りにできるかな~?普通はそんなに上手くはいかないもんな~」と心配して試合に送り出し、見ることになりましたが・・・なんとその練習通りに!いやそれ以上の理想的な闘いをしてくれて上段蹴りで技あり2本の「合わせ一本勝ち」!まさに「ジャイアントキリング」を果たしてくれました。あかり、よくやりました!本当にたいしたものです!素晴らしい勝利、記憶に残る名場面でした

 

*今回は長嶋選手に敗退した対戦相手のO選手。決着がついた後の礼の仕方や勝者であるあかりへの気遣い讃える姿などその他、試合後の態度や潔い振る舞いは本当に見事でした。そこも見ていてとても感動しましたし「ウチの生徒にも見習わせなければな~」と思った場面でした。道場は違いますが、O選手の今後にも「これからまた頑張ってください」と期待しております。

   

                       

 

 

前回・前々回の内部試合では、ほぼ同じメンバーが出た中で優勝者はそれぞれ1名のみ・・の結果的にも内容的にも芳しくないもので試合会場からの帰りはイライラムカムカ悔しい気持ちでしたが、今回は優勝者の数とそれぞれの試合内容など良いものが多く(型は・・もう一つでしたが・・(苦笑))、久しぶりに気持ちよく帰途につけた日でした(笑)。

 上の写真にあるように今回は試合に出ないけど応援に来てくれた田中碧翔くんや数名のお父様方がウォーミングアップなどでお手伝い・サポートで大活躍、さらには選手同士でも一緒に様々なことを行なっている姿は、審判・スタッフをやりながらチラチラ見ていて微笑ましく頼もしく嬉しい姿でした。また道場の仲間の試合への応援の声も、前回以上の今までで一番の大きさと盛りあがり!優勝した選手・戦った選手に駆け寄り讃えている姿も気持ちのこもったもので、泉中田道場関係者のチーム感を感じられました。道場の長として嬉しい限りです。皆さんありがとうございました!

   

 いよいよ2週間後には(このブログ発表時には1週間後)いちばんの大目標であります空手ドリームフェスティバル全日本大会が開催され、ウチからは少年部の4名が(5部門)出場します。前回(前編)のブログでの田中選手の活躍と今回の内部試合でのみんなの活躍・・と、良い形でその舞台に臨めそうです!

 

☆稽古風景

 

                                 

 

前回に引き続き稽古風景を少し・・。少年部は内部試合からのドリームフェスティバル全日本大会への練習、さらには新入門者の加入で活況に満ちております。土曜午前の練習では夏の泉中田道場名物のミストを解禁。生徒は休憩の時間や稽古終了後に体を冷やし癒すことができます。少年部のこの頃の稽古量や質は本当になかなかのもので、特別稽古も含めたら週に4回(1回が1.5~2時間)、それを継続して参加行っている少年部生徒達には本当に感心します。だからこそ、この頃の大会での良い成績が取れているのだと思います。一般は・・・生徒が来てるには来てるのですが、それぞれが週に1回弱・・?くらいの生徒が多く、それがスレ違い的に道場に来るので、来た生徒が「一般部は少ないですね~」」とか言ってくれるのだけど、「いや、俺はそれぞれの生徒に少ない回数ではあるが間違いなく会ってるから(たくさん来れば他の生徒に会えて存在が確認できるよ(^^;))」という変な感じ(?)になってます(苦笑)。その中でも唯一の一般部選手稽古生である宮崎響1級は現在、空手の試合とは別の世界の競技への挑戦をしていて、その為の鍛錬も含めて道場でストイックに稽古に励む姿が見られています(この「挑戦」については次回以降のブログで紹介したいと思っています)。

 

いつもこのブログで書いてますが、道場はここにあり、私はそこに居ますので、来られる時は皆さん道場に来て少しでよいので汗を流してください。

 

☆ドリームフェスティバル出場生徒紹介

さあ、いよいよ来週末7月20・21日は私達が所属している全世界空手道連盟新極真会の少年部・学生・壮年部・型などの最高峰の大会である「2024 空手ドリームフェスティバル全日本大会(今年は国際大会)」です!

 ウチからの出場選手を紹介いたします!

*名前・級・出場部門・主な戦績。田中選手だけは組手・型のW出場なので両方の実績を表記

 

 

臼井 空鳳(うすい らお)4級 

組手 小学6年男子軽重量級

内部試合4回優勝

2024埼玉県大会初級部門優勝

 

田中 碧翔(たなか あおと)5級

組手 小学3年生男子重量級

型  小学3年生男子

内部試合 組手7回優勝・型5回優勝

2022全関東大会上級部門3位(組手)

2023埼玉県大会上級部門3位(組手)

2023栃木錬成大会上級部門優勝(組手)

2024栃木錬成大会上級部門2位(組手)

2024栃木錬成大会上級部門3位(型)

2024埼玉県大会上級部門優勝(組手)

2024東京都大会上級部門3位(組手)

2024関東錬成大会上級部門2位(組手)

 

長嶋 あかり(ながしま あかり)7級

組手 新人戦大会小学5年女子重量級

内部試合4回優勝

2024栃木錬成大会初級部門優勝

 

大谷 琉貴(おおたに るき)6級

組手 新人戦大会小学6年男子重量級

内部試合5回優勝

以上の4名が極真空手の聖地である「東京体育館」の舞台を踏みます。関係者の皆さん、熱い応援をお願いいたします!

 

〇木元道場ジャージ(新)が発売されるようです!

  

 7月6日の大会会場で紹介されました「木元道場ジャージ(新)」が近日発売されるようです。道場責任者ということで、私は先駆けて支給していただきました。新しいジャージは・・ここ数年全く買ってなかったので(苦笑)、とってもとっても嬉しいものですね!デザインもカッコいいのでたいへん気に入ってます(^▽^)/

 

次回は「空手ドリームフェスティバル2024」の報告になると思います。

     

 

   

 

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2024⑤ 6~7月の出来事 前編(イベントがたくさん~ドリームフェスティバル全日本大会へ)

2024-07-10 21:42:02 | 日記

 前回のブログ記事アップからあっという間に2カ月弱・・。

 なんでこんなに月日の過ぎるのは早いのか・・?

 このブログ記事執筆(で、言い方は良いのか?)と投稿から逃げているわけではないのですが、1つの記事を発表するのは結構なエネルギーが要りまして、だから1つ発表が終わったらホッとして「あ~しばらくは書かなくていいんだな~」なんて思っていたら・・それこそあっという間に(何回言うのだ・・)1~2ヵ月が過ぎてしまっている・・・(-_-;)という感じなのであります。

 別にこのブログ記事投稿は私の義務では無いので気にしなくてもいいや・・できる時でいいや・・と思い、その気持ちに逃げることもあるのですが(苦笑)、編集画面で見られるアクセス回数や閲覧数などのデータを見てみるとこれが意外にあり(ありがとうございます(^^;))、「皆さんがまあまあ期待してくれてるのかな~・・楽しんでくれてるのかな~」と思うと、「ヤバい!早く新記事を書いて投稿せねば💦」という気持ちに苛まれる(?)のです(^^;)(-_-;)

 と、かなり長い言い訳を前書きにして6~7月半ばまでにあった出来事を報告します。東京都大会・関東錬成大会・昇級審査会・内部試合・稽古風景・その他(考察)・・など、ありますのでまさに盛沢山。だから前編と後編に分けました。

 まずは前編です!

 

6月16日(日)東京都空手道選手権大会(外部試合) 駒沢オリンピック公園総合運動場内競技場   

1名が出場

組手部門 1名が出場 1名入賞(田中碧翔)

 

組手部門 *全て3人審判制

 

田中 碧翔(小学3年生男子 上級重量級の部)第3位入賞

1回戦 本戦3ー0(田中に技あり)  2回戦 本戦3ー0(田中に技あり)  準決勝戦 本戦0-3 

         

 県大会では福岡県大会と並び最も大きな大会と思われる東京都大会(今回の総出場者数は1300人超)に当道場のエース選手格の田中碧翔選手が出場しました。昨年に初めて開催されたこの東京都大会ですが、去年も田中選手は出場。その時は1回戦敗退。それから1年間・・様々な大会での修練と経験、さらには実績を重ねてきたので、今回は優勝を狙っての出場でした。結果は準決勝戦で優勝者に敗れて3位入賞。昨年~今年前半だったら喜びの結果でしたが、そこは意識的にも実力的にも県大会では優勝を狙えるものになってきた選手なので嬉しさ半分悔しさ半分・・と言ったのが戦い終えての感想でした。試合の内容は1回戦はこの頃得意のパンチの打ち合い→右回りからの下段などを駆使して最後は上段蹴りで「技あり」を取り完勝。2回戦はやや押し込まれる苦戦の展開でしたが、終盤に上段蹴りで「技あり」勝利。さあ準決勝戦・・なのですが、ここでアクシデント。どうやらすでに体力・気力が尽きた感があり、試合前にアドバイスに行っても・・なにか上の空で聞いている感じ・・全然耳に入ってない(;'∀')。1分30秒の試合はいつもより長く、それを2試合闘ったからかとても疲れてしまっている感じを受けたので「こりゃダメかな~」と思いながら試合場に送り出しましたが、案の上エンジン全開ぶりが見られない感じ、相手は各ブロック大会で優勝実績のある強敵です。ポイントは取られませんでしたが普通に(?)敗北してしまいました。後で聞いたら少し体調が良くなかったとのこと・・・まあそれならば仕方ないです。ただ、この東京都大会は今年から始まった来年のドリームフェスティバル全日本大会出場選手(上級者)の選抜大会で各階級上位2名に入ればその権利を得られたので、そこは「惜しかったな~、欲しかったな~」とは思いましたが・・。

       

 今回の大会でも私は審判として参加させていただきました。審判のお役目はとても重く、出場選手のためにも闘っている両選手の各アクションに反応し、正確でしっかりとした判定を下せるようにしなくては・・といつも緊張しますが、審判のローテーション間や休憩時間に、昔に一緒に稽古をして今は独立して支部長になっている先輩や後輩や、私の現役選手時代に闘った選手達・同時代の選手達(現在は支部長や道場長になっている方が多いです)との旧交を持てる場・話しをできる場でもあるので、ある意味楽しみにしている部分もあります。今回もたくさんの人と色々な事をお話できました。こういった形で参加できるのは「自分の育てた選手をその大会に出している」というのがある程度の条件でもありますから、田中選手が私をこういった場に連れて行ってくれていることになります。その意味でも田中選手はじめ、外部の大会に出場してくれるウチの選手には感謝しています(特に今回はたまたまお願いをできるチャンス・タイミングがあり、緑健児代表と写真を撮っていただける光栄に預かりました。自分の生徒が入賞した中で緑代表と写真を撮っていただける日が来るとは・・・緑代表との写真は私の現役選手時代の第12回全日本ウエイト制大会初日終了後に2ショットで撮っていただいて以来約30年ぶり!本当に嬉しく感激でした(^^)v!→今回の見出しの写真)。

 

 試合前の開会式で自分から一番前に並ぶ姿勢・・とても良し!次の大会は2週間後に栃木で行われる関東錬成大会・・・そして一番の目標の本番であるドリームフェスティバル全日本に続きます。それまでまた鍛えなおして最高の状態で臨めるようにしたいです!

 

 

6月23日(日) 昇級審査会(泉中田道場)

                      

 今年2回目の昇級審査会。今回は白~青(7級)までの3名の少人数受審者での審査会でした。3名の受審生徒は、審査前の稽古での審査練習ではかなり私に叱咤をされまくり(簡単に言えば怒鳴られ叱られまくりです‥苦笑)でしたが、その甲斐あってか(?)当日は伊藤くん・劉くん・ハオくん、3人ともに技も気合もなかなかで、私も声を荒げることはほぼなく、非常にスムーズに審査を進め終われることとなりました。「いつもの稽古でも、この審査の様にやってくれたら怒ることもないのにな~」と思いつつ、11時過ぎには終了。当日は受審者の保護者の皆さんに加え白帯生徒も見学に来てくれて、それによって(見られてることによって)受審者は緊張感を持ち続けた良い作用もあったと思います。見学に来てくれた皆様もありがとうございました。

 

6月30日(日)関東空手道錬成大会(外部試合) 栃木県南体育館  

1名が出場

組手部門 1名が出場 1名入賞(田中碧翔)

 

組手部門 *全て3人審判制

 

田中 碧翔(小学3年生男子 上級重量級の部)準優勝

1回戦 シード   2回戦 本戦3-0  決勝戦 本戦0-3 (相手に技あり)

        

 栃木支部主催の大会はこの関東錬成大会と栃木錬成大会があります。昔は関東錬成大会の方が規模の大きな大会だったと思いますが、現在ではほぼ同じ大会と思ってよい感じのようです。その関東錬成大会に、2週間前に東京都大会で3位入賞をしたばかりの田中碧翔選手が出場し、上級の部で準優勝をしました。田中選手は、この栃木支部主催の大会にはこれで3回連続の出場で、前々回の栃木錬成大会では優勝・前回の栃木錬成大会では準優勝と2回とも高成績で、それが認められたのか今回は全7名のトーナメントでしたがトップシード選手になっての出場でした。私の道場の少年部選手が他支部主催の大会の組手上級部門で「トップシード」になるのは本当に何年振りのことでしょう・・。とても嬉しく誇らしいことです。

 そんな感じですから今回は当然に優勝を狙っての大会出場でしたが、結果は残念ながら準優勝でした。2回戦(1回戦はシード)は動きも良く、左右の膝蹴りを中段・上段に連打する試合。新しい展開で相手を圧倒しての勝利は「また引き出しが増えたかな」と感心しましたが、決勝は過去に数回闘っている相手からの圧力戦法(いつも思うがあれは「押し」の反則ではないのか・・?実際に注意1はもらっていたようだが・・)に少し慌てたのか、その圧力からの胴回し回転蹴り(写真下から4番目)をもらってしまい「技あり」で万事休す・・。2月の江戸川で胴回し回転蹴りは既にもらっている経験(違う相手だが)をしているので「またもらったか~」と・・そういった意味で悔しい敗退でした。

 優勝はできませんでしたが、試合の内容そのものは悪くなかったと思います。これだけたくさんの大会に出場している選手です。1回の大会での結果で一喜一憂しすぎることなく、大会・試合で表れた長所や課題を検証また検証して、課題は修正・補強、長所は拡張・増幅していく作業に入ればよいのだと思います。

 これで田中選手のドリームフェスティバル全日本大会前の試合は全て終わり、いよいよ3週間後の本番に臨むことになります。2月の江戸川は1回戦敗退・3月の栃木錬成大会は準優勝・5月の埼玉県大会では優勝・6月の東京都大会は3位入賞・そして今回の準優勝・・・(その間の内部試合にも出場)。外部大会で4連続入賞でトロフィー獲得(全て上級の部)はとても立派な戦績ですが、全日本大会ではこの実績を遥かに超える選手がゴロゴロいるので、勝ち抜いて入賞トロフィーを手にするのは本当に厳しい戦いが予想される舞台でしょう。

 とはいえ昨年からかなり実力と実績を高めた田中選手ならば十分にそのチャンスはあると思います。あと3週間・・。しっかり練習して、体調を整えて、夢の舞台に挑んでくれることを期待します!

*今回の栃木遠征では西口道場おじさんずクラブ(?・・失礼)にウォーミングアップや応援でとても お世話になったようです。この場を借りて私から厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

☆稽古風景

                                     

 6~7月は大会や審査などのイベント・具体的な目標が多かったので、その対象者・出場者には特別稽古やほぼ個別にしての稽古などをした上に、さらには新入門者も来てくれたので本当に大忙しでした。 そんな忙しい月でしたが、少年部では保福さん(2級)が指導を助けてくれて大助かりでした。いつもありがとうございます!またアイスやお菓子・ジュースなど様々な差し入れをくださる保護者の皆様、本当に本当にありがとうございます!上の写真からも分かるようにここ数年の泉中田道場・・とくに今の少年部は本当に盛り上がっている時代だと思います。次の後編ではウチから8名が出場する7月6日の内部試合の報告から始まると思いますが、私もかなり体を出しての特訓(特に最後の写真3枚・・何回蹴らせたんだろ(^^;))を行なったので、おそらく良い結果を報告できるでしょう(もう結果は皆さんも知っていますね・・笑)

 ということで、近くアップされるであろう次の記事投稿をお待ちください。

 

 

 

 

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2024④ 県大会と内部と・・二つの大会の報告と道場風景少し

2024-05-18 19:24:11 | 日記
 

今年4回目の記事投稿。 前回の投稿から約1カ月、5月に行われた二つの大会に選手が出場しましたので結果と詳細を報告いたします。

5月5日(日)埼玉県空手道選手権大会(外部試合) 埼玉県日高アリーナ   

4名が出場

組手部門 4名が出場 2名入賞(優勝2名 田中碧翔 臼井空鳳)

型部門  1名が出場 

 

組手部門 *全て3人審判制

 

田中 碧翔(小学3年生男子 上級重量級の部)優勝

1回戦 シード   2回戦 本戦0ー0 延長3-0  決勝戦 本戦2-0             

 

臼井 空鳳 (小学6年生男子 初級軽量級の部) 優勝

1回戦 シード  2回戦 本戦3ー0  3回戦 本戦3ー0 決勝戦 本戦3-0     

長嶋 あかり(小学5年生女子 重量級の部)

1回戦 本戦 0-3

 

伊藤 佑(小学6年生男子 初級の部)

1回戦 本戦 0-0 延長0-3

 

型部門 *全て3人審判制

伊藤 佑(小学6年生初級の部) 

1回戦 1-2  

 

埼玉県日高アリーナで開催された第12回オープントーナメント埼玉県空手道選手権大会に泉中田道場から4名の選手が出場し、2名の選手が優勝という最高の結果を残してくれました!ではその選手を中心に、戦いぶりを報告いたします。 まずは上級部門で優勝を果たした、当道場の若き(?)エースの田中碧翔選手。今回は同じ部門の参加選手が少なかったうえに昨年3位の実績が考慮され1回戦がシードだったため、いきなり準決勝・決勝の2試合を勝ち抜けば優勝できる組み合わせでした。とはいえ、県大会上級の部門に出てくる選手はみな手強く、簡単に勝てる相手はあまりいません。田中選手の1回目の試合となった準決勝戦の相手も圧力があり、一つ一つの技もしっかりと出してくる選手でした。序盤、相手の圧力に少し退がらせられる展開・・と思いきや、ここで腰をグッと落とし相手の圧を食い止めると、正面の打ち合いではパンチに膝蹴りを加えた強い反撃で優勢に。さらには腰を落としたまま右に回り相手をはずした瞬間にすぐ右ローキックをヒットさせるという見事な攻め方・動き方を見せ、押し気味に見えましたが本戦は引き分け。延長ではさらに腰の落ち・動きが冴え、様々な技を的中させる数が多くなり完勝!3月のJFKO全日本で掴みかけた「腰の落ちた良い構え・動き・組手」を再び見せてくれました。こうなると決勝も十分に期待が持てます。決勝は、2月の江戸川大会で試合内容では90%勝っていたのだけど終了間際に「胴回し回転蹴り」をもらって大逆転負けした選手が相手。リベンジするには最高の舞台です。決勝戦前・・今回の調子が良いとはいえ、1回敗れている相手に少し緊張気味の田中選手に「相手の出鼻の上段前蹴りと苦し紛れに出してくる胴回し回転蹴りには気をつけること。あとは地力では碧翔が全然上だから自信を持って打ち合いを挑み、正々堂々と勝ってこい」とのアドバイスを授け送り出しました。試合ではまさにその通りに闘ってくれ本戦で勝利!見事にリベンジ、優勝という最高の結果を勝ち取ってくれました。

   

先月の栃木県錬成大会では準優勝という結果は良かったものの、この頃このブログでいつも書いている(言っている)生徒に身に着けて欲しい「腰が落ちた構えからの動き・組手」はあまり見られませんでした。しかし、今大会では2試合ともしっかりとした構えと動きを見せてくれたので、優勝という結果と共に「3月のJFKOでおぼろげに掴んだかに見えた構えと技術を、今回の試合でほぼ手に入れられたのでは・・」との期待も抱かせる、内容も結果も良い大会になりました。  もう一人の優勝者は臼井空鳳選手。外部大会は4回目の挑戦です。内部試合では昨年12月に優勝しましたが、外部は過去3回ともに1回戦敗退が続いています。道場での練習では高い出席率に加え、盛り上げ役のムードメーカーでもあり、左の突き・左の中段蹴りを中心としたなかなか威力のある攻撃的な組手が出来る選手なので、今までのこの戦績は「どうしてだろう?勝てるはずなのにな~」と思っていましたが、今回ついにやりました!3試合を本戦フルマークで勝ち抜いたのですが、3試合とも常に自分から仕掛けるアグレッシブな攻めで前に出て、序盤から試合終了まで主導権を握ったままの危なげの無い試合ぶりでした。今回は試合前の控え席に座っている様子(表情)もなかなか頼もしく勇ましく「これはいけるんじゃないかな~」との予想(希望的だが・・(笑))を感じさせてくれてましたが、まさしくその通りになりました。よくやった空鳳!しかし・・次回からは上級の戦いになるから、さらに稽古を頑張ってください。

   

その他の出場選手について。先月の栃木県錬成大会で優勝した(初級部門)長嶋あかり選手は、今回は部門統合のためか初級・上級の区分が無く・・つまり上級の部に出場。3月のJFKO全日本大会で準優勝した強豪と1回戦でいきなり当たってしまい苦戦が予想されましたが、実際の試合ではかなり食い下がって善戦と言える内容。本戦で敗れるも、「技あり」などの明確なポイントは取られることなく、試合においての成長は充分に見えてました。あかりは明らかに強くなっています。唯一のW出場の伊藤佑選手は組手・型、共に1回戦敗退ながら、試合に臨む姿・・特に組手では延長にもつれた試合を行うなど、栃木錬成大会の時よりも頑張りが格段の姿だったと思います。

      

2月の江戸川大会と内部試合では厳しい結果に打ちのめされて・・しばらく苦しい時期を送りましたが、4月の栃木・今回の埼玉とレベルが高い外部の大会で連続で複数名の入賞者を輩出することができたのでかなりの復権!生徒がトロフィーを獲得した姿を見て私にも自信が蘇ってまいりました(笑)!結果が全てでは無いのですが(何回言うのだ)、良い結果を得られる・・ということは内容が良い場合も多いので、今回はまさにそのまま・・結果も内容も良い遠征試合でした。本当によかった。 当日の選手・保護者の皆さま、本当にお疲れさまでした。

 

5月11日(土)神奈川新人戦空手道錬成大会(内部試合) 県立武道館小武道場  

7名が出場

組手部門 6名が出場 1名入賞(優勝1名 和田 晶)

型部門  5名が出場 

 

組手部門 

*全て5人審判制 本戦マスト判定

 

和田 晶(小学6年生男子 ルーキー重量級の部) 優勝

1回戦(決勝戦) 本戦5-0

   

出場選手がとても良い結果を出せた埼玉県大会から6日後、内部試合である神奈川新人戦錬成大会が開催され、当道場から7名の選手が出場しました。場所は長らく改修工事のため使用できなかった県立武道館(岸根公園内)で、今回は小武道場(剣道場)が試合の会場でした。改修工事をしたため、エアコンはあるし(以前は無かった)、トイレはとてもキレイだし(トイレのキレイさはとてもは重要!)、道場の床も明るい木目調のフロアタイルが張ってあってまさにピカピカ。とてもキレイで快適な会場になっていました。

 さて、そのキレイになった会場での初試合、先述の通り7名が11部門出場したのですが結果は・・惨敗と言ってよい結果になってしまいました・・(-_-;)

入賞したのは初出場の和田晶選手1名のみ。他の選手は出場部門がそれぞれ上級の部門や学年上げで対戦相手のレベルは高くなっている・・ということを含め差し引いて考えてみても、やはり物足りない結果と内容だったと思います。それでは今回唯一の入賞者となった和田晶選手についてとその他の内容の良かった選手についてコメントを書きます。まずは和田晶選手。試合にはまるっきりの初出場です。対戦相手は体格のある和田選手を上回る体の大きい青帯の選手でしたが、突きを出しながら前に出て相手を退がらせる展開。攻勢点で文句無しの判定勝ちを得、初メダルを獲得しました。試合場での作法を道場で練習した通りにしっかりと行ってくれるなど、よく頑張ったと思います。

      

 入賞は成らなかったですが、その他の選手で内容が良かったのは型で2試合・組手で1試合を勝ち抜き、この日は合計5試合を戦った金村美里選手。型ではこの日最上級のドリーム部門での出場。決勝1-4で敗れましたが、勝ってもおかしくない内容。さらにそれよりも組手での闘いぶりがとても良かった。常に自分から先に攻撃を仕掛け、パンチの打ち合いに出て決して退がらない、今までの組手の試合には見られなかった積極性と強い心を見せました。その戦いぶりで1回戦は過去に敗れている選手に見事にリベンジ。決勝でも突き・蹴り互角の大接戦での敗退で、とても成長が見られた内容でした。この戦いが出来れば次からの試合は大きな期待が持てます。今日の泉中田道場出場選手の中では試合数・内容から考えてMVP(優勝して無いから当てはまらないのでしょうが)とも言えた内容でした。先週の埼玉県大会で優勝し、内部試合では3学年上げで出場している田中碧翔選手の試合も良かった。1回戦は完勝。田中選手の圧に押されバランスを崩して何回も転倒する相手に「極めポーズ」を取ったり、倒れた相手の体の上を回し蹴りで思い切り振り切る追撃をするなど、闘争心旺盛な所をたくさん見せてくれました。決勝は過去に敗れている1学年上でパンチが強く上手い選手が相手でしたが、埼玉県大会で会得した「腰の落ちた構えと動き」で対抗。ガップリ四つのフルタイム打ち合い・・非常に技術レベルの高い試合でしたが、試合終盤に基礎体力の差か・・少し押されて判定負け。しかし内容はとても良かった思います。その他の選手では、前回の横須賀大会でも指摘し嘆いた「前に出る」ということや「勝利に向けての強い気持ち」というものが残念ながら今回ももう一つ見えず、実力・戦力では決して負けてはいない(劣ってはいない)相手に負けてしまうという・・私としてもとても歯がゆく悔しい結果と内容でした。あらためて、実戦・本番で力を出すこと、良い試合をすること、結果を出すことは本当に難しいものだと・・と痛感した今回の内容と結果でした。選手達(生徒達)は一生けん命頑張っているのでしょうが・・・・、しかしやっぱり悔しいな~。みんなも~っとできる筈だから・・。

  

 先週の埼玉県大会に照準を合わせたため、今回の試合には出場しなかった長嶋あかりさんがお父さんと一緒に会場に応援に来てくれて、みんなのウォーミングアップの相手や試合の応援を一生懸命にしてくれました。自分が試合に出ない時でも、会場に足を運んでくれて皆をサポートしてくれてる生徒はウチの道場少年部生徒では久しぶり(昔は結構いました)で、その献身的な姿には感動しました。長嶋お父さんとあかり、本当にありがとう!この場で御礼を言います。またウチの道場の選手の試合の時に、生徒や保護者さんが皆で応援している姿も今回はたくさん見られて、それは嬉しかったです。  

大会・・特に内部試合や東京・神奈川近郊で行う近場の大会に泉中田道場から出場選手がいる時には、今回の長嶋家のように応援だけの参加もぜひとも来てほしいな~と願います。自分が出ていないから・・などと思わずに(後ろめたい気持ちなどは全く感じなくてよいです)時間や興味がありましたら、応援やサポートに来ていただくことは大歓迎です。来ればそれなりに楽しいと思います。それにより出場している選手は必ず嬉しく思い、より頑張れるはずですし、応援に行った生徒は会場に見に行き雰囲気を感じたことにより「次は・・いつかは自分もやろうかな・・」と刺激をもらえるかもしれません。他人(仲間)の試合を見ること、応援すること、会場の雰囲気を感じることはとても有意義です。多くの場合は料金は掛かりませんし・・。    

 以上、5月に行われた2回の大会の報告をしました。レベルや格式が高いオープントーナメントの県大会である埼玉県大会では良い結果でしたが、足元の内部試合ではかなり残念な結果になってしまいました。大会での結果に一喜一憂しすぎては絶対にいけない・・。いつもこれは自分自身に言い聞かせていますが、やはり指導している生徒の皆が積み重ねた練習での成果を出してくれたら、それはやはり嬉しいので「できるだけそうなってほしい・・」とは思ってしまいます。来月にも東京都大会・関東錬成大会・内部試合、そして7月のドリームフェスティバル全日本大会と「発表と挑戦の舞台」は続きます。出場する選手の皆さんは、一つでも多くの勝利を目指して、良い試合・パフォーマンスができるように、また道場で一緒に頑張りましょう!

 

☆道場の風景を少し・・

          

5月中旬の週の金・土の一般部稽古。ここのところ一般部の稽古参加人数が少なかったので、この週は久しぶりにまあまあの人数が来てくれて・・久しぶりに私も男子生徒相手に組手稽古ができて良い汗がたっぷりかけました(エッライ疲れたけど(^^;))

人数が来ると貴重だから(?)・・すぐに撮りたくなるのです(苦笑)

 

 全く余分な透き間の無い実に見事なミットの収納・・実に気持ちがいい!一般部の高畑蒼大5級(高1)による作品(?)です。あんまりキレイだから掲載(笑)

 

 中学生生徒のドヤ・ハオ君(中3)・新入門者の佐藤龍成君(小6)が、修学旅行に行った時のお土産を買ってきてくれました。今までこのブログではあまり載せていなかったですが(載せてなかった皆さん・・本当にごめんなさい💦)、道場に在籍している生徒の皆さんが学校や家族などでどこかに旅行に行くと、道場生に向けてのお土産をよく買ってきてくれます。その度に「道場の事を気に掛け、道場の仲間の事を思ってくれているのだな~」と嬉しく感動・感謝の気持ちになります。今までに数えきれないくらいにたくさんの生徒の皆さんから(保護者様から)お土産や頂き物を頂戴いたしました。この場を借りて「皆さま、本当にありがとうございます!」と御礼を申し上げます(遅すぎますが・💦)。大切なお金を使い、運んでくる手間を掛けてくれる・・何よりその気持ちが嬉しいです。重ねて、本当にありがとうございます!    

 

 大会に勝つためだけが空手の稽古では無い(絶対に!)・・のですが、やはり具体的で分かりやすい目標であり空手修行の中での「華」の部分である大会・試合の記事には力が入ってしまいます・・(-_-;) 今回の記事もまたそうなってしまって、出場していない選手や入賞を果たせなかった選手についての言及や写真が少ないのには申し訳なさを感じております。しかし、やはり努力の積み重ねが実を結び「良い結果=成果」となって出せた生徒にスポットと賞賛を多く与えたくなってしまうのは、ある意味仕方ない・・とは思います。良い結果を出せた生徒はたくさんの努力を重ねた場合が多いですから・・。  

 とは言え、道場では稽古に来て頑張っている生徒全てが主役です。このバランス(空手の稽古における「大会」というものに対する比重)にはいつも悩むのですが、上手い塩梅を見つけての稽古指導と道場の運営をしてるつもりです 。

とてもいい季節です!道場在籍の全生徒の皆さん、まずは道場に来て稽古で気持ちいい汗をかいてください!

 

次回はおそらく・・また大会ラッシュ報告記事が中心です。やっぱり・・(^^;)

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2024③ イベントラッシュシリーズ後半・・・少し反撃できたか・・(^^;)

2024-04-12 21:50:05 | 日記

前回の特大号から約1カ月・・。
今回もまあまあの特大号になってしまいました。

春のイベントシリーズ後半と稽古風景を報告させていただきます。
今回は木元道場昇段審査会・泉中田道場昇級審査会・栃木県空手道錬成大会の模様と稽古風景を少しお伝えいたします。


3月24日(日) 神奈川東横浜支部 昇段審査会(東神奈川本部道場)
 
   

 3月24日に東神奈川本部道場で行われた昇段審査を久しぶりに見学に行ってきました。今回は5名の受審者でした。長らくコロナ感染症の影響の為に見学は禁止だったのですが、今回から昔の形で見学ができる・・ということで行ってきたのですが、久しぶりに見た昇段審査会・・あらためて「とても厳しくてたいへんだな~」と再確認しました。基本~型までの審査項目の難解さ・量の多さに加え、メインイベントとも言える10人組手・・特に一般男子の藤岡元初段と大石誠1級の10人組手は、まさに猛者ぞろいの対戦者の激しい攻撃に耐えるだけでなく自らもしっかりとした攻撃を出して、それぞれの組手で引き分け以上の組手を数多く行えている・・という素晴らしい内容(藤岡初段にいたっては、かなりの勝利判定数だったのではなかったか・・スゴイ!)の組手で、本当に感心しました。
*組手の写真は大石君のしか無くて・・藤岡君、ゴメン<(_ _)>

     

 藤岡君は本部所属・大石君は横須賀三春町道場所属で私の生徒ではありませんが、両名のことは以前からもちろん知っておりました。藤岡君は審査会や新人戦(内部試合)ではウチの道場の当時の生徒とちょくちょく対戦をしていたのをよく覚えています。上に掲載している写真は今年1月の合宿でウチの道場の少年部生徒達がお世話になった「お礼の飲み会」での写真ですが(藤岡君が持ってきてくれたマグロのお刺身、最っ高に美味かったです!ありがとうございました!😋) 
その時に・・彼が初めて審査会を受審した時の写真(白帯・高校生・・私が撮影)を渡しましたが、ビックリしていました(笑)。藤岡君の組手の相手が私の生徒だったので偶然撮影していたのですが、正直・・その時のヒョロっとして不器用な感じだった彼が、現在の鋼の入ったような強い技を放つ強者になり木元道場の一般部選手の筆頭格になり大きな大会で数々の入賞を果たす選手になるとは全く思えませんでした(藤岡君、失礼!)。入門よりその当時の指導員であった保本先生(現在東京町田支部支部長)の薫陶を受けた膝蹴りが主武器ですが、振りかぶらないのに威力のあるショートパンチや強烈なカギ突き・スネで蹴る重い下段蹴りなどどれもが効かせられる技で「スゲーな~」と驚嘆して見ていました。
 大石君は兄貴(茂木師範代)の生徒です。少年部からの生徒なのでこちらも修行歴は長いです。兄貴から聞いて名前は知っていましたが、私と近くなったのは比較的に近年です。ウチの道場の唯一の(?)一般部選手である宮崎響1級が本部や綱島などに出稽古に行った時にたいへんお世話になり、その縁で一昨年にウチの道場に出稽古にも来てくれた(上写真)こともありました。全ての稽古で手を抜かずに全力で挑むという彼(茂木智之 談)の姿勢が、今回の審査の10人組手・・最後まで技を出し続ける・続けられる、という体力・気力の素晴らしい内容に存分に表れていていました。
 二人とも弛まぬ努力を長い時間継続的にしてきたんだな~と感嘆し、さらに「昨今は総合・キック・ボクシング・柔術・その他・・・いろいろな格闘技が盛んになっているが、それらと比べてもやっぱり極真の黒帯はスゴイわ・・」とあらためて感動できた時間でした。


3月30日(土) 昇級審査会(泉中田道場)
                             

 今年初めての昇級審査会。今回は白~黄(5級)までの7名の受審者での審査会でした。気温・湿度とも調度良い最高のコンディションとも言える陽気の中、受審者はキビキビと審査項目をこなしてくれました。今回の受審者で最も級の高い臼井空鳳くんは湘南台道場から泉中田道場に移籍してきてくれてから約1年半、ウチでは初めての受審になります。帯が高い者の宿命で出番が多く長く、一人でやる場面も多々あり大変だったと思いますが重ねてきた稽古の成果を発揮、見事にやり抜いてくれました。臼井くんをはじめとした受審者の皆さんは、先々週に見た本部の昇段審査の影響もあり(?)「しっかりと厳しく審査しなきゃ・・」という私の眼にしっかりと応えてくれた「良い審査会」だったと思います。
 受審者の皆さん、見学に来てくれた生徒や保護者の皆さん、当日は本当にお疲れ様でした。


3月31日(日)栃木県空手道錬成大会(外部試合) 栃木県南体育館
  3名が出場
組手部門 3名が出場 2名入賞(優勝1名 長嶋あかり、準優勝1名 田中碧翔)
型部門  3名が出場 1名入賞(3位1名 田中碧翔)


組手部門 *全て3人審判制

田中 碧翔(小学2年生男子上級重量級の部) 準優勝
1回戦 シード   2回戦 本戦3ー0  3回戦 合わせ一本勝ち 
準決勝戦 本戦3-0(田中に「技あり」) 
決勝戦 合わせ一本負け(田中に「技あり」、相手に「技あり2」) 
    

長嶋 あかり(小学3・4年生女子 初級重量級の部) 優勝
1回戦 本戦3ー0  
決勝戦 本戦1ー0 延長戦 合わせ一本勝ち(長嶋に「技あり2」、相手に「技あり」) 
   


伊藤 佑(小学5年生男子 初級重量級の部)
1回戦 本戦 合わせ一本負け




型部門 *全て3人審判制

田中 碧翔(小学2年生男子上級の部) 3位入賞
1回戦 シード  2回戦 3ー0 3回戦 3-0  準決勝戦 1-2 
  


長嶋 あかり(小学4年生女子初級の部)
1回戦 3ー0  2回戦 1ー2 
  
 

伊藤 佑(小学5年生男子初級の部)
1回戦 1-2


 昨年秋に行われたこの大会には3名の選手が出場し、田中碧翔選手が見事に優勝できましたが、今回も3名が出場。
組手・型の両部門で合わせて3名の入賞者を輩出することが出来ました。今回は前回よりも参加選手の数がかなり多くて、多くの試合を勝ち抜かなければいけない・・ということで、その間にいろいろな経験と訓練ができるので、上位にある県大会・地方ブロック大会・全日本大会に繋がる・・ということの意味を持つ本格的な「錬成大会」でした。
 では入賞した選手の戦いの詳細を書きます。
まずは両部門で入賞を果たした田中碧翔選手。型では2試合を勝ち抜きましたが準決勝戦で1-2の判定で敗退。3位入賞でしたが、型の外部入賞は意外や初めてで負けた悔しさより入賞という結果に喜びがあったようです。組手は前回が優勝だったため1回戦はシード。2回戦は終始相手を圧倒して文句無しの判定勝ち。3回戦は、これも序盤から攻めまくり、その中で繰り出した中段回し蹴りの連打で「技あり2つ」合わせ一本勝ち。とてもいい感じで準決勝を迎えました。相手は1カ月前のJFKO全日本大会1回戦で闘った腰の重いなかなか手強い選手。今回も試合前半から相手の圧力で押され気味で「ヤバい・・」という少し焦る展開でしたが、ここで今までの経験と底力を発揮。本戦終了間際に右の上段回し蹴りが火を噴き「技あり」!逆転勝利をおさめました。迎えた決勝戦。この相手も以前に闘ったことのある選手。頭をつけ気味に(ハッキリ言って反則だと思う)前に出て膝蹴り、出会い頭の上段前蹴りが危ない選手です。やはり退がらせられる展開の中で今回冴えている右上段回しが閃き「技あり」!これで勝った・・と思ったら今回は相手が底力を出し、中段の膝蹴りで些か効かされたところに上段回しで「技あり」を2本立て続けに取られ、まさかの逆転合わせ一本負け。試合が終わった後は号泣・・という悔しい結末になってしまいました。3試合勝ち抜いての準優勝の結果は立派ですが、優勝は本当に目前にあったので悔しい・・特に悔しい思いが強く残った準優勝になりました。
 次は長嶋あかり選手。型では1回戦を勝ち抜きましたが、2回戦1-2の敗退。見た感じ「これは勝った・・」と思ったので「うえ~、そうなるか~?」という不満の気持ちが・・。後述する伊藤選手の試合でも「型の試合の判定」には、本当に「???」が多くて・・(後述)。しかしそこは言っても仕方ない、気持ちを入れ替えて組手です。素晴らしい内容と結果でした!1回戦、小柄な相手に前に出て、今回強化したパンチを連打で叩き込み圧倒して本戦勝ち。決勝では上段蹴りが上手い相手と、蹴りでは蹴り合って、その後のパンチの打ち合い・接近戦では常に前に出て優位を保つ展開。本戦は押し気味の引き分け(1-0)。延長では完全な相打ちの上段前蹴りだったのですが、相手の「技あり」になってしまい大ピンチ。しかし・・なんと!すぐに同じ技で「技あり」を取り返し、その後は地力の差で圧倒、見事3-0の判定勝ちで嬉しい外部大会初優勝を果たし、初めてトロフィーを手にしました。「逆転ができる・・」というのは闘う実力(戦力)に加えて「気力」が弱いとできないことなので、1カ月前の江戸川錬成大会で私が強く指摘した「気持ち」の部分が、今回はかなり強化・成長できていたところを見せてくれました。試合場での挨拶や判定を待つ時のビシッとした姿勢・・それも含めて良くなっていた!本当によく頑張った!

   
           

 2月の中盤から始まったイベントシリーズ。前回のブログでは悔しい思いをひたすら・・とうとうと述べて(書いて)いたので、最後であるこの大会で「成績」という面で高いものを出せたのは「あ~~やっとか・・」と本当にホッとする思いです。今回の試合で良い結果が出なかったら・・来月(5月)の中盤にある埼玉県大会からまた始まるいろいろな大会に向けての練習で「どうやったらよいのだろう・・」との迷いが生じてしまうところでした(指導者がこんなこと言ってはいけないのですが・・)。しかしこの結果を受けて「よし!やっぱり今までの方向で良いのだ!」という自信を持って稽古指導に向かえます。だから今回の選手の皆さんには「よく頑張ってくれた!ありがとう・・!」というのが素直な気持ちです。
 今回の栃木県錬成大会でも、遠征試合ならではの選手や保護者様の交流とチーム感を感じられる場面、いろいろなドラマが見られて、たくさんの感動をもらいました。先述しましたが参加選手が多かったので、田中選手は両部門で7試合、長嶋選手は両部門で4試合をすることができ、その中には逆転をしたり、されてしまったりと起伏のある内容もあったので、それはとても大きい経験だったことでしょう。伊藤選手は残念な結果になりましたが、内部試合よりもスケールの大きな外部大会の雰囲気を今回で知り、次回はその中でも実力を出せるようにすることを目標にしましょう。敗退や入賞できなかったことは「経験」で決して失敗ではありません。敗退でも「経験したこと」は「経験していない」よりも勝り進んでいるので、また道場で頑張ってほしいと思います。

◇考察 ・・・またもや、型競技(試合)について思うこと(思ってしまうこと)・・これはやはり言わない方が良いのか?
 今回の大会では3名の出場者すべてが型部門にも挑戦しました。結果は先述の通りですが3人が負けた試合は全て1-2。1回のマスト判定ですから判定が割れることはよくあり、そこについてはなにも言うことは無いのですが・・これは多分たくさんの人が同じく思っていると思いますがハッキリ言って審判によって判定の基準・美観・重点は・・・本当にバラつきがあると思います。それは十分に分かったうえで選手を試合に出しているのですが・・、あまりにも理解できない判定が自分の生徒の試合に出てしまうと・・正直イヤになってしまうことがあります。今回もそうでした。特に伊藤選手が1回戦で敗退した試合は「どこをどう取っても絶対に負けていない・・フルマークで勝ち、と思うのだが・・」と思っていても、旗は相手に上がり「なんでやねん!どこを見とんじゃ!(私は関西弁は使いませんが、心の中の叫びでは思わず出てしまっています)」という気持ちになるのは、「どこにこの気持ちをぶつければよいのだ~!」という感じで本当にやるせないです。
 約20年前に型の競技が生まれ、全日本大会も開催され(ドリームフェスティバル)、昨年は初めて世界大会まで開催され成熟してきたと思われているのに、未だこういった判定基準のバラつきに「??」と思うことが多いのは・・どうなんでしょう・・?
 そうは言っても、上位に勝ち上がっている選手は私も「上手い」と思う選手がほとんどで、ヘタクソな選手はいないので、やはり大まかな判定基準は私とも合致しているのでしょう・・多分(私の判定基準が完璧と言うつもりは全くありません)。また、本当に稀に・・本当に稀にですがウチの生徒の試合で「これは負けたな~」と思ってても勝っちゃうこともありますし・・だから公平なのか?いやいやそういうことでは無いのです。ジャッジの基準のことを指しているので・・(-_-;)
 結局・・だから、いつも選手にも言っていますが「型の試合は目一杯の練習をして型が上手くなること、そして挑むことそのものを楽しもう。勝てたらラッキー!というような気持で・・。でないと、「おかしい」と思われる判定で負けた時に気持ちが潰れて、その後にある組手や次の試合に向かって行けなくなるから・・」という少し斜めの言い方・考え方になってしまっています(-_-;)これは一時代前のウチの看板選手であった建石1級がドリームフェスティバルで入賞するまでにたくさん試合に出てくれたことで指導・帯同して身に着けた精神(?)の持ち方で、これにより負けても「そう来ましたか。よし分かりました、ハイ次!」というタフさを得られました。とは言え・・・「6-4くらいの割合で勝った」と思った試合で負けたならまだ仕方ないですが、7ー3・8-2・9-1の割合くらいで勝っている・・と思われるのに負けてしまうことがあるのと、こちらは教則ビデオに沿った型をしていて相手は逸脱した型を行なっているのに相手に旗が上がるは・・さすがに納得できないですな~(相手の技がこちらより明らかにキレて上手だったら、それは仕方ないです)。実力をお互いにぶつけ合う組手は、引き分けならば「延長戦」という措置もありますから比較的に「この判定は・・??」というのが少ないのですが、採点競技の型は・・本当に難しい・・。ジャッジしてもらう審判によって本当にガラリと判定が変わるのですから・・。
 組手でも型でも、試合の判定に文句をつけるのは・・批判をするのは・・絶対にしてはいけないし、そのようにする選手や先生は試合に出る資格が無いし、嫌なら出なければよいのだし・・ということで、もうやめます。
 以上は決して表には出さない私の心の声で、勝手な思いで、愚痴でありまして・・それはもしかしたら皆さんが感じていることの代弁にもなっているかもしれません。その上で・・次回の型の試合も勝利に向けて頑張って練習する(させる)しかないのが結論であります。出場する選手は頑張って練習してください(なんじゃそりゃ・・苦笑💦)。
 *型についての考察はバックナンバーの「2015ドリームカップ①」でも書いています。よければ参照してください(書いてあることは、今回とほとんど同じですが・・(笑))。


稽古風景
 2~3月の稽古風景を適当に載せます。
                           

年度末の稽古風景・・とはいえ、いつもと変わらぬ稽古風景です。
2~3月末までいろいろな行事があり、またもやこの期間もアッという間に過ぎました。
4月から新しい生活リズムになる生徒の方もいるでしょう。その中でも、自分を高めるため、自分を鍛えるため、楽しく充実した時間を過ごすため、自分なりに時間を作って道場に来て欲しいです。

道場は人が来て、使ってくれてこそ「良い道場」になるのです。ですから皆さん道場に来てください。
年齢のせいか・・痛いところだらけの私ですが(苦笑)、出来るだけの元気を出して道場で迎えます。

 

日が伸びてきまして、見事な富士山の夕景(建石マネ撮影)












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2024② イベントラッシュシリーズ前半・・・しかし・・(-_-;)(-_-;)

2024-03-13 22:22:22 | 日記

 今年2回目の記事投稿。

 前回の終わりに予告した通り、2月の「東京江戸川道場錬成大会」、3月の「横須賀錬成大会」・「青少年フェスティバル」・「JFKO全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会」、様々なイベントが開催され、泉中田道場生徒が参加・出場・発表をしてきました。その結果と内容・感想・総評・考察を報告します。

 それぞれの結果はどうあれ「特大号」です。文字数・写真数は過去最高かもしれません・・まさに超特大号!
2回に分ければよかったか?💦しかし、もう書いちゃったから仕方ない💦
 ということで覚悟して、しっかり読んでください。読むのは何回かに分けてもよいですから(苦笑)


★2月18日(日)東京江戸川錬成大会(外部試合)
  3名が出場(組手部門のみの大会)

田中 碧翔(小学2年生男子 上級重量級の部)
1回戦 本戦0ー3(相手に「技あり」) *3人審判制



臼井 空鳳(小学5年生男子 初級重量級の部)
*1回戦 本戦0ー3(相手に「技あり」) *3人審判制


長嶋 あかり(小学4年生女子 初級重量級の部)
1回戦 本戦3ー0  *3人審判制  2回戦 本戦0ー0 延長1-4 *5人審判制



    

 今年最初の大会にして、最初の外部での大会である東京江戸川錬成大会に3名の選手が出場しました。昨年から開催されたこの大会、小学校・中学校が同じ敷地内にある学校の体育館が会場なのですが、今年の参加選手はなんと1100人超!スゴイ参加人数です。型部門が無い組手のみの大会なのですがそれでこの人数はスゴイ!様々なレベルの部門があり、横浜からの距離や競技レベル・参加料など、良い意味でとても「手ごろな外部大会」だと、昨年にも選手を出場させた時に感じていました。ですので「この大会での結果はぜひ欲しい・・」と強く思っていました。出場した3名については、私の中では力量と近頃の成長具合・今回それぞれの選手の出場部門の競技レベル・・などを考えると2名くらいは・・いや3名ともが入賞・優勝に絡んでもおかしくない・・と期待して臨んだ大会でした。が・・しかし、結果は・・先述した通りの残念なものとなってしまいました。・・・なぜだ・・(-_-;)(-_-;)
 一番期待した田中碧翔選手(小2男子)、第1グループの時間帯に登場です。去年末の東京佐伯道場錬成大会での敗退・相手が欠場で試合が出来なかった横須賀錬成大会の悔しさを晴らすべく練習を重ね、とても良い成長を感じていました。上級部門での1回戦、幾分緊張を感じる少し単調な動きでしたが序盤から相手を圧倒、積極的に前に出てパンチその他の技を入れ、時折上段回し蹴りが相手の顔をかすめますが浅くポイントにはなりません。しかし「ラスト10秒・・よし勝った・・」と思い審判控え席に戻ろうとしたとき・・まさに試合終了間際(残り5~6秒)に相手の最後で唯一の反撃・・胴回し回転蹴りが軽く田中選手のヘッドガードに当たりこれが技あり。「え~~~~~っっ!!」全てがひっくり返ってしまいました。「なんじゃこりゃぁ!!(-_-;)」あまりのショックで、足が震えるくらいの感覚・・審判控え席でしばらくの時間を立ち上がれないほどの悔しい負け方でした「なんでこうなるんだろう・・」。その後は審判をやっていても、その悔しい思いがぶり返してきて、審判をするのが大変でした(苦笑)。しばらくしてから少し気持ちを取り戻し、田中選手のもとに行き報告を受け、こちらの感想を伝えました。「ひたすら悔しい」というのしかないのですが、「圧倒的に勝っている試合でもああいうことがあるから、一瞬でも気を抜いていけないこと、逆に言えば自分が今回の相手の立場・・負けてる場合でも最後の最後に逆転できることはあるから、決して諦めてはいけないこと。この二つをこの試合から学ぶしかない・・」というのが精一杯の反省と感想でした。
 第3グループには臼井空鳳選手と長嶋あかり選手が出場。二人とも初級部門ということで入賞のチャンスはたっぷりあると思っていました。私の審判をやっている時間とこの二人との試合とが重なってしまい、臼井選手の試合は見れませんでした。審判の時間が終わり、恐る恐る電話で建石マネさんに1回戦の結果を聞くと・・「負けました。序盤に上段蹴りで技ありを取られて・・しかしその後は終始相手を圧倒して、あと一歩で技ありを取り返しそうだったけれど・・」・・つまりさっきの田中選手と同じ(ポイントを取られた時間は序盤と終盤で逆だけど、それ以外は圧倒してたという点で)・・あ~~なんてことだ(-_-;)(-_-;)
 残りは長嶋あかり選手・・。1回戦、とても緊張してるのを感じましたがそれなりに技を出し、また相手の力量にも助けられ本戦勝利。まだ本調子には程遠い感じですが、とりあえず今日の初勝利。試合前の私の見込みとはだいぶ違う苦しい戦況になっていますが、あとは長嶋選手に頑張ってもらうしかない・・!入賞を掛けた2回戦は金沢文庫道場の梅澤選手(世界ウエイト制大会出場の梅澤彩音選手の妹さん)。外部の大会では同じ神奈川東横浜支部所属選手になるので、いわば同門対決になります。この試合も私は審判と重なり応援すること・見ることはできませんでしたが、審判をやりながら合間にチラチラ見てると(そんなことができるのか?(^^;))紫Tシャツを着た両方の応援がエライ盛り上がっている・・!どうやら熱戦・接戦らしい。果たして結果やいかに・・?と思いながら審判を続け、終えてからまたすぐに恐る恐るマネさんに電話・・「延長1-4で負けました。惜しかったです」・・「あ~~~(-_-;)」。後でビデオを見せてもらうと、内容は確かにどっこいで技量と力量で負けているわけでなく「最後・・気持ちの部分で負けてるなぁ・・」と感じました。それは試合終了後の判定を待つ時の態度には如実に表れていて「もう少し強い気持ちを持って試合に臨めるようにしなきゃいけないな~」との、私への指導課題を見せられた姿(映像)でした。
 先述しましたが、この大会は結構な期待値で臨んだだけに、この結果にはとても悔しい・・!のが実感ですが、これが現実。受け入れて次の目標に向かうしかありません。 
    

◇考察 結果はやはり大事なのか・・
 競技・試合についてで「強い者が勝つのでは無い、勝った者が強いのだ」という言葉があります。稽古・練習で強くても、試合内容では優勢でも、最後の結果・本番での勝利を得なければそれは意味が無く、本番の試合で勝ち進める者こそが強い・・ということで一つの真理でしょうが「結果だけが全て・・」という感じにも取れて私はあまり好きな言葉ではなく、素直に納得しがたい言葉でした。なぜなら、練習での強さが無いものが試合で強いわけはないと思いますし、試合で勝っても良い内容では無い場合も多々あるからな~・・と考えていましたが、今回は「強い者が勝つのでは無い、勝った者が強いのだ」との言葉が私の中に素直に刺さります。「何を言っても、やはりまずは勝たねば・・勝たさねば・・」と・・・でなければ「ただの言い訳、負け犬の遠吠え」になる(-_-;)
 今回の悔しい経験(何回目だ?)も必ず次回以降への糧として「いつか必ず倍返しだ!」と頭の中に半沢直樹‣堺雅人(古い!)を登場させて、次回の目標に向かう所存でありました。

★2月24日(土)「横須賀市空手道錬成大会」(内部試合)
6名が出場
組手部門 5名が出場 1名優勝
型部門  3名が出場 

組手 部門 (審判5人制)

矢口 晴(小学3年生男子 エキスパート重量級の部)
*1回戦 本戦1ー2 延長5-0(相手に注意3)
 

 今年初めての内部試合にして今年度最後の内部試合の横須賀錬成大会に6名が8部門に出場しましたが、優勝者はなんと1名1部門と近頃ではかなり低調な結果の大会になってしまい、昨週の東京江戸川大会の悔しさにさらに悔しさを上乗せ加算する結果になってしまいました。全く・・・ホントに世の中は思う通りには行かないものです(-_-;)
 型・組手全てを通して唯一の優勝者は矢口選手、今回は型の試合を捨てて組手に絞った形での出場でした。1回戦=決勝のワンマッチで少し物足りない感じの組み合わせでしたが、本戦は引き分け・延長戦ではパンチを中心とした攻撃が効きはじめ、相手の反則も重なり勝利、久しぶりの優勝を掴みました。これで通算4回目の優勝です。稽古の出席率が良く練習もとても頑張っている矢口選手、その姿勢は嬉しく感心し好感が持てますが、もう少し腰を落とし前に出て相手を下がらせて攻撃することが出来れば本戦で勝利できたはずですし、これからの試合での勝ち数も増えてくると思います。改善点はたくさんありますが、今回「泉中田道場から入賞者0」になるピンチを救ってくれる形でのヒーローになってくれました。

◇考察 前に出られること・パワーの重要性とその気持ち
 先述の「前に出られる」というのは、なぜか昔から総じてウチの道場生徒(選手)にとって物足りない要素で、その点を解消・強化すべくチューブトレーニングなど用意するのに面倒な練習・・までを組み込んだのですが、今回の試合ではその効果は全く発揮されず「どうしてだろう・・?」という歯がゆさは、試合を見ている時にも当然に感じ、道場に戻り改めてビデオを見ると映像の写っている画面に向かって「何やってんだ!下がるな!前に出ろ!」と叫ぶほどに(結果は分かっているのに・・苦笑)その悔しさは倍増、ひいては「トレーニングの成果は全然無かった・・あれは意味ないのかな~?」と自分の指導の仕方・トレーニングの方法に疑問さえ持ってしまいました。「前にグイグイ出られて、思い切りのいい技を出せるようにするにはどう指導すればいいのか・・?練習をさせればいいのか・・?」・・思うことの一つに「勝つ!相手をやっつけてやる!」という強いハートを持つこと・・というのもあるのだろうが、相手だってそれほどの強気・好戦的な選手ばかりではなかったはずだし・・なぜ押されるのか・・?

     

 格闘競技ではどんなルールのもの(打撃系・組技系でも)でも、パワー(力)の要素はテクニック(技)・スピード(速さ)を含む勝つための3大要素の中でも一番重要で、極真空手の有名な教訓言葉に「技は力の中にあり」というのがあり、それは素晴らしく現実を捉えた言葉だと思います。そのパワーには大きく分けて二つ・・「技の威力」というものと「前に出られる=圧力」があると考えます。どちらも欲しいし身に着けたい能力です。数回のラウンドの合計でジャッジする競技でなく、ワンラウンドごとに判定を取り勝負を決するフルコンタクト空手の試合では「前に出ている」というのは勝利するうえでとても大きな判定材料になります。「前に出る、圧力を掛けられる」ということはそれだけで相手が技を出しづらく、その圧に耐えることで疲れることになるので「防御」の役割も果たします。前に出られる人間が横に動き・廻る技術を織り交ぜて攻撃・防御を出来たら、それは一つの理想形・完成形なのでしょう(それを目指したいものです)。だから本当に大切なことで、それは競技をある程度したことがあれば誰もが(私を含め)当然の当然に分かり切っていることなので稽古では常に言っているし、そのためには基礎体力が必要なのだ・・ということで通常の稽古(組手・ミット)に加え筋トレを重視・増量し、チューブトレーニングと進めたわけで、皆はよくこなせるようになってきた・体力はついてきた・・と思っていたのでしたが・・・うーむ・・今回はダメだったな~(-_-;)
やはり前に出るもう一つにして最大の原動力の「気持ち」の面は・・どうだったのだろう・・?

 

 この2大会の結果と内容は・・(-_-;)(-_-;)←このマークばかりだ・・。
「強い者が勝つのでは無い、勝った者が強いのだ」という言葉が先週に引き続きまたもや・・さらに強く私に突き刺さり苦しめます。なんとかこの苦境を打破したいものです。それにはこの結果・現実にめげずに、悔しさをエネルギーに練習するしかないのでしょう・・。まさにここが踏ん張り時です。
 
    


★3月3日(日)「泉区青少年フェスティバル」(演武披露)
 20名が参加

                  

 今年も「泉区青少年フェスティバル」という大きなイベントに「演武披露」で参加してきました。昨年同時期のブログ記事(「2023②怒涛のイベントラッシュ」参照)でも書いたように、演武を行なうのには結構な手間が掛かりますうえに、今回からはイベントへの参加は応募性となった(以前は招聘されてました)ということで「2~3月は試合やら審査やらいろいろあるし、今回はもうやらなくてもいいのかな~」なんて考えてました。が、ある日の自宅ポストに「泉区青少年フェスティバル」の参加申し込み用紙が・・なぜ?私は問い合わせは全くしていなかったのだが・・・?これは暗に招聘されているのか・・?日程を見ると・・なんと上手い具合にちょうど大会などのイベントが無い隙間の日!その周辺前後の週末は大会の連打なのに・・。これは「出ろ」という神様や天からの使命なのか・・?と訳の分からない暗示めいたものを感じてしまい「じゃぁ出るか~」となってしまいました。
 とはいえ、演武を行なうのは本当にたいへんです。その周辺前後には演武よりも重要性を高く考えている大会はたくさんありますから、どうしても気持ちはそっちが優先になってしまいます。しかしそうは言っても「やる」と決めたら例年に明らかに劣るような半端なものはやりたくないので・・さあ忙しくなってきました!(-_-;)

         

 いつもながらの20分間の持ち時間を踏まえた全体の構想を練るところから始まり、曲の選定、メンバーの招集、参加メンバーに合わせた演目その内容の詳細作成、役の振り分けとそのそれぞれの訓練、フォーメーションと演出、全体練習と修正、その他その他・・。
 今回は一般部の生徒が都合でほとんど参加できない・・ということになり、ほぼ完全少年部だけの構成になってしまい、さらに困った困りました💦しかし弥頭1級と西岡指導員は練習から参加してくれるということで、今回は弥頭くんには裏方全般、西岡指導員には過去の全ての演武で私がやっていた「舞台進行の司会」をしてもらう形にして、私は現場での指揮・号令・補助のみに専念する・・という新しい形を編み出し、完成に向け皆を教練・訓練・指導、各大会の練習や通常稽古の間にこれを行なっていくのだからとてもたいへんです。武器や全体練習などの練習を行う際は、泉中田道場自慢の室外練習場(?)が今回も大活躍しました(隣家の卯城様、三木様、いつもご迷惑をお掛けして本当にすいません。ありがとうございます!笑)

            

 当日、今までの経験を活かして本番前の練習とリハーサルを効率よく行い、舞台への出発前には弥頭・西岡の両名に景気付けの試し割りを行なってもらい、いざ舞台に出動!控えのローカでは青少年指導協議会のスタッフの皆様から激励と期待の温かい拍手を頂きまして、嬉しい半面に特有の緊張も感じてきました。この出番前の瞬間の何とも言えない緊張感を一人でなくメンバー全員で感じられるのが舞台・演武の醍醐味の一つなのでしょう。舞台袖で皆と気合を入れてから・・さあ本番。本番ではスピーカーから流れる音楽の音量が大きくて私の指示・号令が皆に十分に届かず、かなり焦りました💦が、そこは訓練の賜物、号令は届かずとも演者の皆が「流れと雰囲気」で演目を上手くこなしてくれ、さらに西岡指導員の司会アナウンスはとても良く演武を進行・説明し、その日の朝に思いついた最後の集合で泉中田道場旗を掲げるポーズも含めて、大きな失敗もなく演武は完遂・成功することが出来ました。終わった直後の観客の皆様の大きな拍手、出演者生徒の達成感から来る笑顔や良い表情や見てくださった保護者様・主催者スタッフ様からのお褒めの言葉は本当に嬉しいもので「やってよかった・・!」と思う瞬間です。本番前までの練習してるときは「あ~ホントに面倒くさい!」と思う時間もかなり多いですが(苦笑)やはり演武は試合とは違う「マネさん含め、支えてくれる方も含めて道場生全員チームでの戦い」・・という感じが得られて、とても貴重で良い機会なことに間違いは無いんです(笑)

   

 演武が終わった後は支えてくれた一般部両名と簡単な慰労会。何回やっても、始まる前はドキドキ・・無事に終わると本当にホッとします。この日は天気も良く昼のビールが特に美味しかった(笑)
 ある青少年指導協議会の方から「たくさんの出演者の中でも、空手が毎年とても評判が良く人気が高いのですよ」という情報を裏情報として(?)頂きました。正直、内心「そりゃそうでしょう!」というその自負はありまして(全然謙虚じゃない・・苦笑)その自負があるからこそ今回も他の出演者に負けないパフォーマンスを・・少しでも質の高い演武を作って披露してやる!・・となるのですが、それはやはり・・とても疲れることなので「昔みたいに1年に何回もはできないかな~」というのも実感であります。エネルギーが続かん・・・年齢か・・(苦笑)。
*昔は1年に3~4回の演武をやっていた時期がなんと6~7年間あったのです(信じられん・・汗)
 
 今回のイベントの主催者の泉区役所地域振興課と泉区青少年指導協議会の役員の皆様・スタッフの皆様、見に来てくださった保護者をはじめとする観客の皆様、差し入れを持ってきてくださった原田さんと杉山さん、今回もたくさん手伝ってくれて尽力してくれた建石マネさんと西岡くん弥頭くん、参加出演してくれた生徒の皆さん、本当にお疲れ様・ありがとうございました。


★3月10日(日)代々木第一体育館 「JFKO全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会」(全日本大会)
1名(田中碧翔)が出場  2回戦(ベスト16)敗退
1回戦 4-0  2回戦 0-5(相手に「技あり」) 

        

 JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)が主催する全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会が3月10日東京の代々木第一体育館で開催されました。この大会は昨年もこの大会に関する記事で書きましたが、競技レベルということでは夏に行われる新極真会が主催する空手ドリームフェスティバルと並ぶかそれ以上・・・つまり年代別で行われる大会では「国内で一番レベルが高い大会」と言っても過言ではない大会です。その特徴はドリームフェスティバル以上に諸流派(新極真会から見たら他流派)の強豪選手の参加がとても多く、まさに流派・派閥を超えた戦いになっているからです。新極真会ではなくJFKOが主催だから審判もスタッフも新極真会・諸流派がゴッチャまぜで、つまり判定も所謂「完全に近い公平」な所もこの大会の価値のあるところです。代々木第一体育館という会場の大きさはもとより、今回からタイマー・選手名・ポイントの状況など全てが分かる高性能の立派なモニターが試合場横の運営席に接地されましたが、試合場を含めた運営のグレードも高いです。

       
 
 その権威ある大会に、泉中田道場から田中碧翔選手が出場しました。昨年に引き続き2回目です。繰り返し言いますが、この大会は本当に競技レベルが高いので、この大会に選手を出すにはそれ相応の実力が無いと出すことはできません(初・中級者部門などもありません)。内部試合あたりで少しくらい戦績を重ねた程度では全く通用しないし、下手したら(対戦相手によっては)ケガをする場合も考えられるからです。ですからこの大会への出場を許可・推薦する(しかも勝利を意識して)田中選手は、私から見てかなりの実力と修練と実績があるのだ・・ということを伝えてから戦況詳細を報告いたします。1回戦、埼玉大宮西支部所属選手との対戦。朝の挨拶に来た時は全日本大会ということでいつにも増して少し緊張が見られる田中選手でしたが、十分なウォーミングアップをしてから臨んだ試合。この頃の稽古で私がよく指摘し矯正している「腰の高さ」がまた出ている感はあったものの、圧力のある相手に頑張って耐えての攻防は互角、お互いの反則(押し)ポイントがある中でラスト15秒からのラッシュが相手を勝り4-0の判定勝ち。この大会は少年でも試合時間が1分30秒の設定なのですが、修練の賜物かスタミナには問題なく闘えていたようです。価値ある1回戦突破を果たしました。そして迎えた2回戦、この相手が凄かった。優勝候補にして結局は今回の優勝者。昇心塾という強豪流派の選手で、今回最大の山場と早くも対決ということになりました。田中選手本人も(お母様も)この相手が「強い」ということは分かっていたようでさらに緊張の面持ち‥私も「どうなるかな・・」と少し心配でしたが「いや、碧翔だってかなりの実力があるのだからある程度はいけるはず・・」と思い直しセコンド席に入りました。さて試合は・・とても良い内容になりました!試合開始にいきなり後ろ回し蹴り、その後にはこれまでに無いくらいに腰をグッと落とした構えから見事な横の動きを披露。パンチや蹴りを出しては相手に圧力を掛けながら相手の左に回り、その間も全て腰は落ち足は地面を掴み、これまで本当に見たかった全日本選手レベルの所謂「こなれた動き」をしてくれました。強豪と正にガップリ四つで「お~これは!」と喜び驚いて見ていた試合中盤に相手の強烈なボディブローが息の継ぎ目に入ったのか効いてしまい「技あり」を取られてしまいました。普通だったらボディや脚への攻撃で「「技あり」を取られたら、回復をしないままで相手の追撃を受けて「合わせ一本」になる場合が多いのですが、これからが田中碧翔選手の非凡さとハート(根性)があるところを見られた時間です。すぐに回復し(実際はボディのダメージは回復はできていないでしょう・・気持ちの回復です)様々な技で反撃、またも互角の攻防です。江戸川大会では初見でくらってしまった相手の胴回し回転蹴りを今回はしっかり外し「決め」ポーズ。重い前蹴り2連発からの右上段回し蹴りはタイミングバッチリでしたが距離が少し合わず惜しかった!しかし相手はさすがに優勝候補、「技あり」は挽回できずここで敗退となりましたが、「技ありが無ければ引き分け・延長だっただろう。全日本チャンピオンを相手にここまで良い内容の試合ができたのは、技も力も気持ちも本当に立派!」と思える良い試合でした。よく頑張った!

           

 今回の田中選手の2回戦で見せた動きは、常々道場での稽古で田中選手はじめ皆に伝えたい・教えたい動きなのですが、なかなか会得・実践できるものでなく「確かに難しいよな~・・」と半ば納得の思いながら・・、しかしこのような大会に来た時に他支部の強い選手・上手い選手の動きを見るにつけ、「どうすればあのように動けるように仕込めるのか・・」といつも自問しながら稽古指導をしていました。それが今回、田中選手が強豪選手相手の危機感から引き出されたような形でその動きの片鱗を初めて見せてくれることになりました。敗北したのだから「開眼」とまで言うのは言い過ぎでしょうが、本人は何かを掴んだはずです。これからの彼がさらに楽しみになってきました・・次につながる大きな収穫は得たと思います。入賞という結果は無かったが、大会ラッシュの第1シリーズのラストがまあまあ良い結末で良かった!

◇考察・・大会に出る生徒のセコンド(親御さん)への想い
 田中選手頑張りもさることながら、セコンドのお母様の活躍も目には見えにくい形ですが、私はいつも本当に感心・感謝しております。田中選手の身の回りのお世話からタイムスケジュール管理や試合前のウォーミングアップの相手・試合前後のケアとコントロール・各先生や知り合い生徒への挨拶気遣い・勝っても負けても謙虚な姿勢・・・なにからなにまでこちらが世話を焼くこと・気を揉むことがない・・まさに過不足なく完璧、「見事」の一言です。このようなセコンドなら選手は試合に集中でき、心強いでしょう。しかし労力やお金も掛かり、とても大変だとも思います。田中親子(母子)は今回の試合後は上の写真にあるように、明治神宮に二人でお参り・お散歩に行ったそうです。天気が良かったのでとても気持ち良い時間を過ごしリフレッシュできたと思います。願わくばこのように・・この頑張っている選手(お子さん)の付き添い・セコンドの時間を、稽古を含めてサポートすることを、選手と一緒に思い切り楽しんでくれているとよいな~と思います。選手もセコンドも一緒にこの時間を楽しめなければヘタをしたらそれは「面倒・してやっている」になってしまい、子供の細かな成長を見つけられず引き出せず、成果はなかなか出せないし、継続もできない・・と思うからです。たかが習い事の空手・・なのかもしれませんが、稽古でのいろいろな出来事、大会での様々な経験、空手に関わること全部ひっくるめて親子で共有して目標に向かっていることを楽しんでもらえたら、空手を通じてのお子さんの成長に立ち会える素晴らしい時間(期間)になると思えるので・・
そうなったら指導させてもらっている立場にいる私としてもとても嬉しいことなのです(これは田中親子だけでなく、全ての生徒親子に対して同じ想いです)。


 2月の中盤から約1カ月でこんなにたくさんの事がありまして、あっという間に3月半ば。戦績が芳しくないからこそ悔しくて書く文字数が多くなってしまったのか・・(-_-;)
 3月9日は泉中田道場の23回目の誕生日です。その日は土曜日で午前の少年部(合同クラス)の参加者から「先生おめでとう!」の言葉を頂きました。そのことはとても嬉しく涙が出かかったのですが、しかし・・次のイベントは3月30日の昇級審査会と31日の栃木県錬成大会・・なんとか良い内容と結果を・・!さらに新規入門者を増やす努力もしなきゃな~というのがあって、そのこと(道場23周年)に酔ってられる時間と余裕は今の私にはあまりないのが実情であります。で結局・・またこのマークだ(-_-;)(-_-;)

 次回は3月30日の昇級審査会と31日の栃木県錬成大会、今回は載せられなかった稽古風景などの報告になると思います。いや今回は長かった(苦笑)
 



 








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2024年① 2024年が始まっています。

2024-02-06 17:58:19 | 日記

2024年が始まっております。

本年もよろしくお願いいたします。

 

前回大みそかの記事から早くも1ヶ月・・・

大好きなお正月休みはあっという間に過ぎてしまった・・・早いです(-_-;)

 

遅まきながら今年1回目の記事。

1月7日の新年初稽古からの道場風景を報告いたします。

 

☆1月7日(日) 初稽古

      

 昨年の稽古納めを午前の稽古でやってとても清々しい感じがあったので、初稽古も午前の稽古で行うことにしました。稽古納めではいろいろな表彰や映画上映などのイベントがありましたが、今回はいたってシンプルに・・少年部・一般部の生徒合同で普通の稽古を約1時間行いまして、今年の初稽古としました。

 

☆1月20.21日 木元道場冬合宿

神奈川東横浜支部木元道場の冬合宿に、ウチの道場から実に久しぶりになりますが6名(男子小学生4名・女子小学生2名)の生徒が参加してきました。

 

    

合宿所まで送り届けてくれるバスの乗り合い所である戸塚(矢沢)で集合、乗車出発していく様子です。

今回の合宿の指導員として参加し、皆のお世話をしてくれる藤岡 元(ふじおか はじめ)指導員とここで合流。横須賀・金沢文庫の道場生がすでに乗車しているバスに乗り込みます。(ちなみに私は仕事・諸事情いろいろありまして参加しません。お見送りのみ、です)

                       

 合宿・・は、往復中のバスの中のこと・宿についてからの生活・いつもと違う雰囲気の中の稽古・・・と全ての事が新鮮であったと思います。大げさに言えば、この2日間の全ての時間は彼らにとって自分を成長させる時間であったことでしょう。しかし、ほとんどの生徒が初めての合宿参加。不安もたくさんあったかと思います。帯同していない自分も「大丈夫かな・・」と少し不安でした。

 翌日夕方にバスの降車場所にお迎えに行った時に生徒がみんな「この合宿は楽しかった!」というのが分かる元気な表情でいてくれたので、私も本当にホッとしました。心なしか、皆が一段逞しくなった感も・・というのは言い過ぎか(苦笑)。

 後日の稽古で、参加者に合宿の感想をスピーチ形式・インタビュー形式で他の生徒の前でお話しさせました。皆が、楽しかった!行ってよかった!これこれが勉強になった!また行きたい!・・などのことを具体的なエピソードを交えてイキイキと喋ってくれました。私もそれを聞きながら「自分が一緒に行っていたら(帯同してたら)、自分が生徒を囲い守る形(?)になり、今回のように他道場のいろいろな先生との深い交流は無かったかもしれない・・」と、自分がいつも自分の生徒とくっついていなくても良い効用があるのだ・・ということに気づき、感じました。いわゆる「可愛い子には旅をさせろ」というやつでしょうか。

 今回の合宿でウチの男子生徒の面倒を親身になって見てくれた茂木智之師範代、女子生徒の面倒を見てくれた冨村日花指導員、組手その他の指導・面倒を見てくれた藤岡元指導員、手島海咲指導員、その他のお世話してくれた先生方、同部屋だった綱島道場と横須賀三春町道場その他の生徒の皆さん(一般の生徒さんも)、そして木元師範、本当にありがとうございました。おかげで参加した生徒達は本当に良い経験が出来ました。この場にて厚く御礼を申し上げます。

 

☆稽古風景

     

 1月の一般部稽古風景・・・女性・初心者の稽古生が増えました。毎回とても頑張ってくれてます。他の一般生徒は・・・あまり姿が見られなくて・・・皆さんもうお休みは終わってます。道場に稽古しに来てください(苦笑)(-_-;)

 

       

       

 少年部は初稽古からアッという間にエンジン全開で稽古しています。昨年から大会などのイベントに頻繁に出場をする言わば固定メンバーが出席率よく稽古に参加してくれるので(半面、新規入門者が近頃いない・・マズい(-_-;))、様々な稽古メニュー・新しい練習方法を伝授・実施できていて、それをこなしてくれているので、皆の技量・体力はかなり向上しているのではないかと思います。この訓練の成果は2月の後半から始まるイベントラッシュ(東京江戸川錬成大会(外部試合)、横須賀錬成大会(内部試合)、泉区青少年フェスティバル(演武)、JFKO全日本青少年大会、昇級審査会、栃木県錬成大会(外部試合))などで試されることになります。

 とにかく今、練習では皆がイキイキと頑張ってくれている姿が見られるので、指導する私も張りと手ごたえを感じやりがいがあります。今年も生徒のみんなには、なんとか少しでも良い結果を出せるよう・良い経験をできるように・・と願うばかりです。

 次回の記事は、次々に行われるイベントの模様・結果を報告する記事になると思います。

 

 

  

このブログを編集・発表した日は、久しぶりに雪がたくさん降った日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2023⑨ 1年間お疲れさまでした。

2023-12-31 17:21:37 | 日記

 いつも言う言葉・・・時が過ぎるのが早い!早すぎます💦2023年になった、と思ったらもう12月・・・本当にそんな感覚です。

 自分のブログを見直しても、この1年間も実にたくさんのことがありましたが、時の過ぎるスピードについていけず記憶が混乱しているのか、それぞれのことが昨日のようなずっと昔のような・・という感じです(-_-;)💦

ですが間違いなく今は2023年の12月の年末・・・大晦日。

と、いうことで今年最後の報告記事になります。特大号でありますので、よかったら何回も見直してください。

 

★11月23日(木)東京佐伯道場錬成大会(外部試合)

5人審判制

1名(田中碧翔 選手)が出場 1回戦敗退 (本戦 0-3)

 

       

今年最後の外部試合への挑戦であった、東京佐伯道場錬成大会。この大会は過去には現在中学生で一般部に所属している高橋來叶2級が初級の部で優勝・田村歩花2級が型部門で入賞したなどの思い出がある大会・会場で、今回は2年生にしてウチの道場少年部のまさに「顔」ともなってきている(?)田中碧翔選手が、今年の試合の総決算(?)とも考える形で出場・挑戦しました。が、結果は過去に2回戦い勝利している相手にリベンジを許す形で本戦0-3の僅差判定で敗れました。試合前半に相手の上段前蹴りが2度ほど襲ってきて、ギリギリにガードはしましたが、バランスを崩したりした場面が見られたので印象が良くなかったのでしょう。後半は盛り返す兆候にあったので、「延長になれば・・」という惜しい内容でした。

 

1回戦で敗れた結果は本当に残念でしたが、田中選手は確実に成長しています。試合前に導入した「圧力の向上」と「重心の低さ養成」の為の「チューブトレーニング」の成果は試合でもある程度見られてましたし、ウオーミングアップでのシャドーやミット打ち・目慣らし組手の動きなどは見事で「空手選手としてサマになってきてるな~」と感心して見ていました。私は自分の生徒には「試合で勝つように強くなって欲しい・・」とはもちろん思い指導をしますが、それと同じかそれ以上に「空手をやっている者としてカッコいい動き・サマになる動きができるようになってほしい・・」と思い指導をしてますので、小学2年生にして私が「いい動きだ」と思える動きが出来るようになった田中選手には(今回の試合では負けてしまいましたが)十分な合格点をあげたいし非凡だと思いますし、いずれ勝利はついてくると思います。田中碧翔選手、来年はたくさんの勝利を得られるように、また一緒に頑張りましょう!

☆思うこと・・

 どんなスポーツや格闘技でも、闘うと強く試合には勝つ選手でも、練習の動きを見た時には「ヘタだな~、カッコ良くないな~」と思う選手は結構な割合でいて、それが武道や格闘技の面白さでありリアルなところでしょうから「強さ」が一番大事で「上手さ」はその次なのでしょうが・・、やはりパッと見た時に「なんだ、あんまり上手くないな~」は私は好きでなく「上手いな~かっこいいな~」という動きを生徒には身につけてもらい、その上で強さがあったらいいな~、という理想を持ってしまっています。カッコいい動き・サマになる動き・・とはなんだ?と言えば、高い蹴りができるとか速い動きができるとかの身体的な素質が作用するものでは無くて、簡単に言えば「その競技の基本が出来ている」ということに尽きると思います。構えに始まり、パンチ・蹴り・足の運びなど些細な動きでも基本ができている動きはカッコよくサマになるものです。道場での稽古で、生徒にシャドーやミット打ちをさせた時にそれが全くできていない生徒にはガッカリしますし「この、へたくそ!」と怒鳴ります(苦笑)。道場でしっかりと意識して稽古を重ねれば、基本ができた動き=サマになっている動きは、身体的素質に関わらずある程度はできるはずなんだと思うからです。

 

★12月2日(土)横須賀市空手道錬成大会(内部試合)

8名が出場

組手部門 7名が出場 4名優勝

型部門  7名が出場 2名優勝

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 臼井 空鳳(小6年男女エキスパートの部)

*1回戦(決勝戦) 本戦 合わせ一本勝ち

 

 

優勝 長嶋 あかり(小学4年女子エキスパートの部)

*1回戦 本戦 合わせ一本勝ち 2回戦(決勝戦)本戦 合わせ一本勝ち

 

優勝 伊藤 佑(小学5年男子ルーキーの部)

*1回戦 (決勝戦) 本戦5-0 

 

優勝 田中 碧翔(小学4年男子エキスパートの部)

*1回戦 (決勝戦) 不戦勝

 

 

型 部門 (審判5人制)

 

優勝  長嶋 あかり(小学高学年入賞経験者青帯の部)

*1回戦 5-0  2回戦(決勝戦) 4-1 

優勝 劉 渓遠(小学高学年青帯の部)

*1回戦 5-0 2回戦 4-1 3回戦(決勝戦)4-1

 

 

 今年最後の大会である横須賀新人戦錬成大会(内部試合)に8名が出場し、6名の入賞者を輩出することが出来ました。では、入賞者についてのコメントを書きます。今回の組手出場者ではメイン・ハイライトとも言える場面を作ってくれたのが、湘南台から昨年ウチに移籍してからは初めての優勝を果たした(通算4回目)臼井空鳳選手。シードで1回戦が決勝になる組み合わせでしたが、別のブロックを勝ち上がってきたのが横須賀三春町道場所属の女子選手の斎木ひなた選手。女子とはいえこの斎木選手は外部の試合にも度々出場して組手・型共に入賞を重ねている歴戦の猛者・試合巧者で、ウチの道場の生徒とは過去に3名(男子)が試合をしたことがあり、3連敗をしている言わば「仇敵」・・倒さなければならない選手だったのです。今回の1回戦で当たったのが道場少年部のエースとも言える松村選手。過去に斎木選手に敗れており、リベンジに燃えて挑んだ今回も、ボディー攻撃で前回よりは追い込んだ感はありましたが惜敗。これで臼井選手が負けてしまったら斎木選手にウチの生徒は5連敗(汗)・・いう状況でのこの試合、試合開始からアグレッシブに挑んだ臼井選手のボディーへのパンチ・左中段回し蹴り・左中段膝蹴りがタテ続けに入り合わせ一本勝ち!ウチの積年の宿願(?)を果たしてくれました。組手と型のWで優勝したのは長嶋あかり選手。試合前は異常に緊張していた様子なのが気になりました。もう少し気楽にしてもよいのに・・(苦笑)。型の決勝は同門で過去に敗退したことのある伊藤選手でしたが、今回は競り勝ち勝利。組手は2試合とも帯・修行歴が長い言わば格上の選手を相手に堂々とした試合ぶり。2試合とも上段蹴りを決めて合わせ一本勝ち。とても良い試合内容で前回大会よりかなり「上達したな」と感じました。型は2回の優勝経験があるが組手では初優勝の伊藤佑選手。ワンマッチでの優勝でした。時折見せる上段回し蹴りが相手の顔面をかすめていましたが入らず、相手の反則で勝利を拾う形でした。次回はもう少しパンチを強くして内容でもしっかり勝てるようになって欲しいです。型で3試合を勝利して初優勝をしたのは劉渓遠選手。3試合ともピシッとした動きと大きな気合が出ていて、とても良い出来でした。意識を持って稽古を積めば、これからも優勝を重ねられる予感を感じさせました。最年少にして早くもウチの道場の「顔」的存在(?)になってきている田中碧翔選手は東京佐伯道場錬成大会での敗退の悔しさをこの大会で爆発させようと意気込んでいたのに、相手の欠場で不戦勝→優勝でしたが、これは・・選手も正直それほど嬉しくはないでしょう。

 選手は会場で試合をしたくて出場を申し込み、勝利・優勝を目指して練習に打ち込むのですから、相手が欠場したら即試合ができない・・という、このような事態が起こりえるワンマッチというのは、やはりできうる限り組まない方がよいのでは・・避けるべきなのでは・・?と、今回も強く思いました。

 

            

 前回の藤沢大会に続き今回の大会も、コロナ禍時代にできた各部門を時間で区切る「グループ制」ではありましたが、試合出場者とその関係者以外にも入場を許され、声出し応援も完全解禁。ほぼ昔の会場風景に戻ってきて、試合の時には声援があり活気がありました。ウチの道場の出場選手・関係者にも様々な交流と協力が見られ、お互いを応援して盛り上がっている姿が見られたのはとても嬉しく思いました。空手の試合はこうでなくてはいけません。

 先述した試合の裏では・・いろいろなドラマも生まれました。例えば臼井選手が斎木選手に勝利できた裏には、その前に惜しくも敗れた松村選手が試合した感覚での戦法と悔しい想いを臼井選手に伝え(その様子(場面)を建石マネさんがビデオに収めていて、後に見たのですが、目頭にグッと来るものがありました)、その意思を引き継いだ形で臼井選手が闘った・・まさに二人で勝ち取った感もありました。また、臼井選手に敗れた斎木選手のその後の挨拶での敗北を引きずらない姿・潔さ・清々しさ・心の強さには本当に感服しました。斎木選手のお母様の謙虚で立派な態度も含め、「ウチの生徒も・・保護者さんも・・俺も、これは見習わなきゃいかんな~」と思わせる凛々しさと美しさがありました。

  

何十回・何百回と大会の会場に来ていますが、その度に生徒の勝敗に対する嬉しさや悔しさ以外にもいろいろな新しい発見や感想・感動をもらうものです。今回もそれを感じられた1日でした。

 

☆稽古風景

                

 

★12月23日(土)稽古最終日・大掃除・納会

                

 12月23日、土曜午前の稽古の一般・少年を合同にして「最終稽古・大掃除・納会」を行ないました。当日の稽古には約30名弱・・道場いっぱいの生徒で基本稽古と連続突き・連続蹴りを行ない、道場訓を唱和して今年を締めくくりました。ウチの道場では黄帯以上には号令を掛けさせる責任を負わせているのですが、連続突き・連続蹴りなどの時にリレー形式で号令を繋ぐのが意外に難しく、号令を掛けるのが苦手な生徒は今回も苦労をしている姿が見えました(苦笑)

 稽古後には建石マネさん指揮のもと大掃除。保護者様からの差し入れのお菓子とジュースを頂きながら泉中田道場名物「1年間にあった出来事の映画(茂木浩之 制作編集 約30分)」を見て、最後に「出席ポイントランキング入賞者」と「少年部最優秀努力賞」発表と入賞盾の授与を行ないました。

 納会には生徒の他に保護者様も多数参加していただき、道場の映画を見ている時には歓声や拍手が沸き起こり、楽しい時間を過ごせた形で1年を終えることが出来ました。

 当日参加してくださった保護者の皆さん、差し入れをしてくださった皆さん、大掃除をしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

 

★12月24日(日)昇級審査会

            

          

 12月24日(日)、前日に最終稽古・納会を終えての変則日程でしたが今年最後の昇級審査会を行ないま行ないました。

今回は少年3名・一般2名、合計5名のこじんまりとした(?)受審者数の昇級審査会でしたが、受審者たちは皆が一生懸命に審査に挑んでくれました。人数は少なかったのですが、少年・一般を分ける形で行ったので、余計に受審者生徒一人一人をクローズアップして見られたのは、審査をした私の側から見ても良かったと思います。

 

☆二つの忘年会

 12月某日、泉中田道場の古参メンバーで現在は道場少年部の指導補佐をしていただいている保福正明さんと忘年会・お疲れ様会を保福さん行きつけのお店でしてきました。焼き鳥・お刺身・ホルモン焼きなど、ここのお店の料理はどれもが絶品で、さらにお店の雰囲気が映画とかに出るような・・まさに「昭和の飲み屋」という、その点でも私の大好物(?)なので、ここのお店に行くのは私も楽しみにしてます。

 保福さんは学校の教員・・つまり先生が職業で、長い年月様々な学校で教鞭をとってきましたので(未だ現役です)、その経験や見識に基づいてされるお話は広く深くバランスがとれているので、私の生徒を指導するうえでとても参考になるので、本当に貴重な存在です。

 今回の会でのお酒も料理もお話も・・どれもとても美味しかった。保福先生、来年もまだまだよろしくお願いいたします!

 

 12月某日、昔の稽古仲間で直属の後輩であった村越淳一氏がオーナー兼会長が西横浜にて主宰するスタジオJO(空手・キックボクシング・ダンス・ヨガ・柔術・タイ古式マッサージ etc)で開催された、昔の仲間(主に後輩)との忘年会に招かれ、今年も出席・参加してきました。

 ここ数年恒例となっている会でこのブログでも毎年報告していますが、今回はメンバーみんなの都合がついたのか8名・・初回開催した時と同じフルメンバーの参加者。私も楽しみにしていますが、みんなも楽しみにしてるんだな~というのが分かってとても嬉しかったです。

 今はそれぞれが立派な立場になっている皆を「昔の先輩」というだけで「お前・こいつ」呼ばわりして喋る私を、みんながどう思っているか分かりませんが・・・(-_-;)(^^;)、会に招いてもらえているということは、まぁなんとかまだみんなに許容されているのでしょう・・多分(^^;)(-_-;)

1996年「第13回全日本ウエイト制空手道選手権大会」終了時に記念撮影

 向かって、私の右隣にいるのが忘年会の主催と会場を貸してくれている村越会長。その横に会の参加メンバーの清水初段(現保本道場師範代)。その他写っている当時の仲間も含めみんな若い!(全員20代)ちなみに村越・清水共にこの年は軽量級(3階級制)で3回戦(ベスト32)に進出。私は準優勝でした(自慢ではありません💦(^^;))

 

 今年も昔話やいろいろなことをたくさん話しました。毎年会っても「あの時は・・あの時は・・あの時は・・」といくらでもエピソードが思い出されて話し笑えるというのは、その当時の付き合いがよほど深く熱く濃密な時代だったということでしょうか・・今回も本当にあっという間の4時間半でした。

 いつも同じ締めになりますが「来年もこの会に胸を張って出られるように頑張らねば・・」と思わせる、素敵な後輩たちとの素敵な会でした。

 

 

 たくさん書いてたくさん写真も掲載しましたが、やっと今回のブログ記事のエンドが来ました。私並びに泉中田道場に関わってくださった皆さん、1年間本当にありがとうございました。心よりの感謝を申し上げます。

おそらく次回のブログ記事は1ヶ月前後は間を置くでしょう(苦笑)

なのでこの場で・・・、

2024年も宜しく御願い致します。

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2023⑧ 9~10月 秋のイベントラッシュ(後編)第13回世界大会観戦と世界大会の思い出その他

2023-11-05 15:34:32 | 日記

 9~10月に続いたイベント報告後編です。

 

★10月14・15日(日)新極真会 「第13回全世界空手道選手権大会」

 11名が観戦&少年演武に参加

                 

10月14・15日、4年に1度行われる新極真会最大のイベント「全世界空手道選手権大会」を観戦・応援・少年演武で参加してきました。決勝日の15日は極真空手の聖地と言われる「東京体育館」は超満員で、泉中田道場生徒11名の少年部が世界最高レベルの大会を会場で一緒に見られたこと、その保護者様も観戦してくれたこと、指導者として「こういう世界がありまして、皆さんが繋がっているのです」ということが伝えられて、とても有意義な1日だったと思います。

  

今回の大会は試合もさることながら、アーティストの長渕剛さんが生のステージを披露してくれて(「新極真会の会歌」となんと大ヒットの名曲「乾杯」を歌ってくれました!)、それが特に感動・大感動でした。

  

決勝戦・表彰式と最後の最後まで見てくれた山村ファミリーと一般部ただ一人の観戦者の金城君と。

〇世界大会にまつわる思い出を少し・・

今回で世界大会は13回目。私は世界大会を初めて観戦したのが高校2年生17歳の時、現在でも「史上最高の大会」と言う人が多い第4回全世界大会でした。なぜ史上最高・・と呼ばれるかと言うと、まだ組織が分裂してしまう前の時代(極真が1つの組織だった頃)で、選手の人数(250人超)・参加国の多さ・観客の数・競技レベル・日本代表選手と外国人選手のタレント(有名選手・強豪選手)の多さ・名勝負の多さ・1回戦から決勝戦までの盛り上がりとそのドラマ性・劇的な結末・マスコミの注目度・・・etc、とにかく全てにおいて、他の格闘技や武道の大会を圧倒する、盛り上がりのスゴイ大会・・・まさに極真黄金期・全盛時代でした。その舞台には現在でも師である木元師範(当時は木元先生)も日本代表の一員として出場し、その感動のドラマの一場面を担う活躍をしていました。私はそれを本当に間近で見ることが出来ました。

 この大会があまりにもカッコ良くて「いつか俺も極真の世界規模の大会に日本代表として出てみたい!日本代表として世界大会のマットを踏みたい!」と強烈に思い、その夢はそれから約10年後、体重別ではありますが世界大会の「第1回空手ワールドカップ(現在は全世界ウエイト制空手道選手権大会に改名)」で日本代表に選出され、叶えられることになりました。その10年間は当時の木元道場の仲間と、大会での勝利を目指し稽古して、ご飯を食べては語り合う、頭の中は空手の世界一色のまさに青春時代でした。あの大会(第4回世界大会)をあの時に見ていなかったら、多分そうはならなかったと思います。そしてそれがさらに続いて、今回は13回大会・・・・36年か!

 

1987.11.6~8 日本武道館 第4回全世界空手道選手権大会 

木元選手(師範)の対戦相手(写真)は時のヨーロッパ重量級王者で後のKー1チャンピオン、アンディ・フグ選手です。

 

 

1997.6.22 幕張メッセ 第1回空手ワールドカップ(現 全世界ウエイト制空手道選手権大会)

私の対戦している選手(写真)は当時のヨーロッパ選手権軽量級3連覇のアンタル・ベンゼ選手です。

 

 

 

何時の頃からか生徒を連れて観戦と応援に来るようになっていました。

さてさて、今回の大会を観戦したウチの生徒達はどう感じてくれたでしょうか・・?

 

世界大会1日目の早朝、会場の東京体育館近くにある有名なラーメン屋さんの「ホープ軒」で人生初の「朝ラーメン」に挑戦!だったのですが・・・。

とんこつしょう油ですが意外にあっさりしていて、食べ始めはとっても美味しかったのが、途中から結構キツくなってきて…スープは残しました…飲めなかった・・もったいない(-_-;)

またもや、「やはり若くない・・(-_-;)」のを感じながら、会場に向かいました(苦笑)

 

★10月29日(日)藤沢市空手道錬成大会」(内部試合)

9名が出場

組手部門 8名が出場 3名優勝

型部門  7名が出場 3名優勝

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 岡田 琉楓(中1・小6年男女エキスパートの部)

*1回戦 本戦5ー0(技あり) 2回戦(決勝戦) 本戦4-0

 

 

 

優勝 大谷 琉貴(小学5年男子エキスパート重量級の部)

*1回戦 本戦5-0 2回戦(決勝戦)本戦5-0(技あり)

 

優勝 渡仲 桔平(小学4年男子エキスパート軽量級の部)

*1回戦 (決勝戦) 本戦5-0 

 

型 部門 (審判5人制)

 

優勝  渡仲 桔平(小学高学年年入賞者黄帯の部)

*1回戦 5-0  2回戦(決勝戦) 4-1 

 

優勝 大谷 琉貴(小学高学年入賞者青帯の部)

*1回戦 (決勝戦) 5-0 

 

優勝 大谷 星蒼(小学低学年入賞者青帯の部)

*1回戦 5-0 2回戦 3-2 3回戦(決勝戦)5-0

 

 数年ぶりに秋葉台体育館の武道場で行われた藤沢錬成大会に9名の選手が出場し4名6部門で優勝をすることが出来ました。いつも通り入賞者についてのコメントをします。

 組手で優勝した1人目は岡田琉楓選手。ウチの道場少年部では松村優風くんと並ぶリーダー格の生徒です。型はとても上手に演じていたのですが決勝で惜敗。しかし組手で2試合しっかりと勝ち抜き、型の悔しさを見事に晴らしました。2試合とも相手の勢いに焦ることなく、落ち着いて対処・反撃をし、要所で上段を狙うなど、試合の内容に成長が感じられ、実力が着実に上がっているのが感じられました。今回の闘いは、今までの彼の試合では一番良かったのではないか、と思います。これで3回目の優勝です。2人目の組手優勝者は渡仲桔平選手。型では2試合を勝ち抜き3回目の優勝、決勝の相手は同門の山村優心選手でしたが、これは辛勝でした。組手はシードでワンマッチ優勝の組み合わせでしたが、持ち技の上段蹴りを連発、さらにパンチでボディを効かしての完勝でした。こちらも優勝は3回目、断続的な出場ですが内部試合は組手も型も3連続優勝です。そして3人目の優勝者は5月と9月の支部内で組手・型のWで連続優勝、今回で3連続のW優勝を果たした大谷琉貴選手です。今回も型で優勝し、これはウチの道場では史上初めての記録で快挙でしたが、組手1回戦の途中で右足を痛めるという大きなアクシデントに見舞われ、決勝は痛みで出場が危ぶまれる大ピンチになりました。私や建石マネ・彼の両親からの言葉を聞いたうえで出場を判断し、痛みに顔を歪め・こらえながら戦う姿には応援していた誰もが感動しました。そして痛めた右足での上段横蹴りで「技あり」を奪取し、見事に3連続のW優勝を達成したのですが「本当によくやった!強くなった!」と心から誉めてあげたいし、しばらく休んで早く足を治してほしいと願います。大谷兄弟の弟の星蒼選手は型で3試合を勝ち抜き、これも3大会連続で優勝。その勢いで組手も・・と期待しましたが、組手は決勝で敗れこちらは3大会連続優勝とはいきませんでした。

 

         

 大会自体の出場選手が若干少ないせいもあり、さらに細切れトーナメントの上、またウチの選手の実力も上がってきた成果か(自画自賛ですいません)、勝ち上がってくれるために決勝での同門対決も今回だけで2試合ありました。これは指導している自分が見るのも、試合で闘う選手(生徒)も辛いでしょうが、他の道場の選手を勝ち抜いたうえでの対決・・ということで誇らしい瞬間でもあります。

 

     

 今回は、内部試合では本当に久しぶりに会場に人数制限なく入場でき「声出し応援」も解禁になったある意味記念すべき大会でした。コロナ禍以前には全く普通だった同じ道場の選手への応援(保護者も含む)や最後の集合写真など、考えると懐かしい場面がまた戻ってきていました。やはり空手の試合(に限らずスポーツの試合全て)はこの方が盛り上がって私は好きです。大会スタッフをやりながらウチの道場生の溜まりの様子をチラっと見ると、生徒や保護者の皆さんがそれぞれ交流・協力している姿が見え、微笑ましく思いました。しかし願わくば・・・ウチの道場生も保護者の皆さんも、さらに強く一つのチームになって、選手のサポート・応援・戦った選手への労い・声掛けなどの交流を、もっと前に出て盛り上がってして欲しいな~とも思います。こういった時は選手それぞれがヒーローになっている特別な時間ですし、生徒はいつも一緒に練習をしている仲間なのです。大きな応援は必ず選手の力を何割もアップさせます、本当です!

 私の勝手な望みですいませんが・・次回からもよろしくお願い申し上げます。

   

 

☆その他、いろいろ・・・

 

 

 9月の月末の稽古日、中学受験の勉強に本腰を入れるめ、この日の稽古を最後に道場を去っていく緑帯(4級)生徒がいました。その生徒は幼稚園年中の時の入門でしたから稽古歴(修行歴)は丸7年を超えていたことになります。最後の稽古はこちらが仕組んだわけではないのですが(苦笑)、その生徒の同級生で仲間でもあり言わばライバルでもあった2名の緑帯生徒と3人のみの出席者という形だったので、そこで初めて教える「突きの型」、「引っ掛け」を用いての膝蹴りというルール外の攻撃の稽古、さらに3人での組手という内容で締めました。稽古後には、私の道場で長く続けた生徒が辞めていく時の恒例(?)の「私とのお話し」と挨拶をして、送り出しました。私とのお話とは、空手や稽古について(指導者である私についても)、今まで思った様々なことを私から生徒に質問して話してもらう形でこの時は1時間弱お話ししたと思います。親御さんが居ない中のマンツーで話す中で、本当に思っていたことを聞けます。その生徒とは最後なので、寂しいですが大事なこと・良い機会だと思って、なるべく話残しが無いようにお話しをします。

 私は空手を始めて38年、道場を指導・運営してから23年経ちまして、まだこの世界に携わっているのですが、ほとんどの生徒はいつかは道場を離れる時が来ます。ですから、私が指導者という立場でこの道場で一番大事にしたいと思っていることは、大会のチャンピオンをたくさん出すことでも、凄腕の達人を出すことでも無くて(もちろんチャンピオンや達人を出すのも目的の一つではありますが)、生徒が道場を去る時に「空手をやって良かったな・・この道場に入って良かったな」と思ってもらえることであり、保護者様には「空手をやらせて良かったな・・この道場に入門させてお世話になってよかった」という風に思ってもらえるように指導をすることです。

 子供も大人も、小学生の在学期間に当たる6年間を超える長い付き合いをする生徒が珍しくないので、その期間を「自分の人生の中でも楽しい良い時代だった・・自信になった」と思ってもらえたら、指導者としてこれ以上の喜びはありません。全ての入門者に・・または入門して1~2年で辞める生徒にそれを求めるのはとても難しいことだと思いますが・・ある程度長く続けられた生徒にはそうあってほしい、と願います。

今回道場を去った生徒は小学生時代のほぼ全ての期間である6年間、普段の稽古に始まる空手修行の色々な経験を頑張ってくれたと思います。だから、私が先述したような思いで次の世界に行ってくれ、道場での経験を糧にこれからの社会生活を頑張ってくれると信じ・・・これからも引き続き道場運営と生徒指導に力を注ぎたいと思っています。

 

   

10月某日、土曜午前稽古終了後・・あまりにも気持ちのいい陽気なので、私の思い付きで稽古に参加していた一般部生徒を誘い、道場で簡単バーベキューをしました。稽古で汗をかいた後の食事が(お酒も)とっても美味しいのは、私が空手を続ける大きな目的の一つです(笑)

 

         

 

少年部稽古後に久しぶりに集合写真を撮りました。

 

 ということで9月~10月にかけても実に色々ありました。

 このブログをやるようになってから、さらに時間の過ぎる速さに驚き、追われてる感じさえあります。過ぎた時間には、それぞれの出来事があり、その思い出があり、ただ時間が過ぎているのでは無い・・ということを、このブログを書いて思い返すことにより、また強く感じるのであります。

 そう感じられるのは幸せでありがたいことなのでしょうが・・やはり忙しく慌ただしいのはいささか疲れる・・(-_-;)

 

今年の残されたイベントは東京佐伯道場錬成大会・横須賀新人戦・昇級審査会・稽古納め納会・・・か。まだ結構あるな・・(汗)何もなくても毎回の稽古がイベントのようなものなので、あまり考えるのはやめて、日々するべきことをこなし、邁進していくしかないのでしょう。

 

次の目標(東京佐伯道場錬成大会)に向け、また発進です。

           

 

 

 

 

 

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