泉中田道場の挑戦

横浜市泉区にある新極真空手道場の稽古や楽しいイベントの様子をお知らせします。

2024⑫ 1年間お疲れ様でした。(東京佐伯道場錬成大会・横須賀大会・稽古納め・その他)

2024-12-31 17:59:53 | 日記

 前回の記事発表から1ヶ月弱・・またもやあっという間・・。

 

 当然ですが、今回が今年最後の記事になります。この記事発表の前に記事を1回挟みたかったのですが、この1ヶ月も本当にいろいろなことがありましたので、なかなか筆が(記事を書くのが)追いつかなかった・・。

 ということで、今回も特大号になります。大会やイベント、考察や私に関わりの深かった選手や昔の仲間(先輩・同輩・後輩)の話など盛りだくさんです。一気に見るのがキツかったら何回かに分けて読んでください(^^;)

 

★11月23日(土祝)東京佐伯道場錬成大会(外部試合)

 

1名(田中碧翔)が出場  組手上級部門で優勝!

組手 部門 (審判5人制)

 

1回戦 本戦3-0 2回戦 (決勝戦)本戦5-0 *田中に「技あり」

      

 ビッグイベントだった全関東大会から約20日後。ウチの道場生が関係する今年最後の外部大会である東京佐伯道場錬成大会に1名(田中碧翔選手)が出場し、2試合を勝ち抜き優勝し、今年最後の試合をとても良い結果で締める形で終えることができました。それでは試合内容の報告。1回戦は「上段でポイントを狙っていた」と試合後に本人も言っていましたが、パンチと左右の上段回し蹴り主体の組手。かなり大味な攻め方で「それじゃ入らん…」って思って少しヒヤヒヤしながら応援していましたが、全体的には押し気味な内容・・ということで本戦3-0の勝利。試合後に「上段を入れるにはダイレクトはダメ。まず下を蹴れ、といつも言ってるだろ」とアドバイス。すると頷きながらも本人は百も承知な感じでしたので「わざとあのような荒い感じの試合をしてたのかな…?(試合前の特別稽古で上段回し蹴りのバリエーション練習をたくさんさせていたから、それを試したのかも…)」。それでもちゃんと勝利をするのが彼の実力が付いてきたところ。決勝となった2回戦では、突きと強い右下段蹴りを主体にした攻めから中盤~終盤に同じ脚で蹴る上段回し蹴りで「技あり」を奪う、上下の組み立てを考えた正にセオリー通りの快勝!「これが出来るということは、1回戦はやはりわざと粗めの試合をやっていたのかな~」とさえ思わされる試合内容でした。

      

 大会出場は保育園の時から常連の田中選手。昨年までの外部大会は一人での出場が多かったですが、今年は泉中田道場から出場する選手が増えてくれたため、会場に行く道中の移動やウオーミングアップもその選手や保護者と一緒で賑やかに(?)行えることが多くなってました。そんな中ですが、今回は久しぶりに単独での出場。しかし、そこはもう慣れたもの。名セコンドのお母さまと共に試合までの準備などをそつなくこなし、顔もかなり売れてきた(?)ので他の木元道場の出場選手と組んでウオーミングアップを行なう(今回は金沢文庫道場の宮内くんにお世話になっておりました。本当にありがとうございました。)など、まさに準備万端。一人前の選手とも見える、その振る舞いには成長と頼もしさすら感じてしまいました。母子での試合に向かう姿勢といい、こちらは何も言うこと無し。「たった3年でこんなに育ってくれて・・本当にスゴイな~」と思える、今年最後の外部大会でした。

 それを見た上・踏まえた上で・・・

 田中選手は、去年のこの大会では1回戦敗退。その周辺の時期の他の大会でも早い回戦での敗退が続き、努力が結果としてなかなか表れない…いわば「苦しい時期」でした。その時期にも気持ちを腐らせること・萎えることなく、その時期の悔しさを糧にしてさらに努力し、今年2024年は10大会(全て外部大会の上級部門)に出場して入賞は8回(内、優勝は3回。型での入賞1回含む)を数える躍進とも言える活躍をしました。入賞できなかったのは…ほぼ全日本の大会(JFKO青少年・空手DF)のみ…。つまり錬成大会・県大会・地方ブロック大会での入賞はほぼ安定して掴める実力が付いてきたとも言えます。来年は・・いよいよ全日本大会での入賞を、夢ではなく「目標」にできる位置に来ていると思うので、さらに田中選手の空手の裾野を広げ、攻防様々な面での引き出しを増やし、メンタルの強さを含めた総合実力を高めて本番に向かっていけるよう、私も研究精進し、彼の指導をしたいと思っています。

 

◇雑談・回想・・・木元道場歴代最強選手、小泉先輩(新極真会湘南支部 師範)について、懐かしき日々

 

 今回の大会でも、私は審判としてスタッフ参加をさせて頂きました。その審判チームで私は小泉英明湘南支部長がリーダーを務めるチーム(しかも3人制のチーム)に配属されました。今まで数多く外部大会の審判として参加していましたが、小泉支部長のチームに入ったことは不思議とありませんでした。配布された審判配属表を見て「あちゃ~とうとう来たか。先輩、たくさん喋るだろうな~」という色々な思いの中で大会当日を迎えました(苦笑)。

 小泉支部長は・・・新極真会の100名弱いる支部長・師範の中でも私の最も縁が深かった支部長です。小泉師範は、支部長として独立するまでは木元道場でまさに私の現役選手時代の直近の先輩・・そして友人として(先輩にはとても生意気で失礼な言い方ですが)、それこそ毎日のように道場で稽古・組手をし、そのあとにはその日の稽古に来た仲間と食事(飲み)を共にする…という日々が数年間続いた・・本当に青春時代を一緒に送らせていただいた人なのです。その時の私と小泉先輩をはじめとする仲間たちとの思い出深いエピソードや間抜けな話や武勇伝(?)を上げたら本当にキリがありません。いろいろな意味で規制の緩くコンプライアンス意識の低い(?)昭和~平成初期の時代の話なので…今、思い出しても笑ってしまったり、ゾッとするような話がてんこ盛りなのです(笑)

*上の写真は6月の東京都大会で話しているところ

 

  

 小泉英明先輩(支部長)は支部長になる前の職業は神奈川県警の警察官。その傍ら毎日のように稽古に励み、選手として全日本大会(無差別)での入賞は2回、体重別(ウエイト制)の全日本大会でも重量級で準優勝、世界大会にも無差別と体重別でそれぞれ1回ずつ日本代表選手に選出されたほか、それに準ずるベスト8級の戦績がたくさんある名選手で、派手さは無いがとても威力のある突きと鋼が入っているような重く強い下段蹴り、さらにはいくら打たれても効かされない(?)超人と思えるくらいの驚異的な打たれ強さを武器にした「いぶし銀の組手」で数々の強豪選手との名勝負を演じ勝利を得てきました。おそらくその当時の全日本大会チャンピオンクラスの選手達は「地味ながら強く、粘りがあり差をつけるのが難しい選手」として小泉先輩と闘うのは嫌だったと思います。その白眉の試合が第21回全日本ウエイト制大会準決勝で、後に第9回世界大会チャンピオンになる超重量級の塚越選手を判定で破った試合は名勝負で、本当にスゴイ試合でした。35年の歴史がある木元道場で歴代最強の選手は誰か?(木元師範は除いて)・・との投票アンケートをしたら「小泉英明選手」というのが、当時の生徒~現在までの生徒も含めた木元道場関係者で、一番の票を取るのではないかと思いますし、私もそこに1票を入れます。「重量級=無差別級」という中での大会実績や、稽古では常に胸を出し、多くの後輩を強く厳しく鍛え育てた実績もいちばんなのではないか…と思うからです。

 先述の通り私と小泉先輩は本当に毎日のように会って一緒に稽古をしていましたが、大会での出世(結果?)は私の方が少し早く、その点も含めてか後輩の私をとても認めてくれ、立ててくれたと思います。自分で言うのも僭越ですが、創立初期の木元道場の看板選手は軽量級の茂木(私)、少し遅れてから重量級の小泉・・の2枚看板の時代がありました。その当時は道場に18~25歳くらいの若者が溢れ、黒帯が続々と生まれ、各地方大会や全日本大会には私や小泉先輩に加えたくさんの先輩・同輩・後輩の仲間たちが挑む。選手強化クラスは月・木・土曜と週に3回もあり、どのクラスにも黒帯・茶帯の大会を目指す様々なタイプの活きのいい選手がいつも15~20人くらい集結してスパーリングを延々と行う・・という、本当に活気ムンムンの時代・・、その中でリーダーは強化クラス担当の私(土曜)と小泉先輩(木曜)・・という誇りを持つ(ちなみに月曜強化クラスは木元師範)、自分でも最高にイケイケの気持ちを持っていた時代でした。上の写真は、まだ二人が全日本大会での入賞は果たせていない前の時代の1992年。木元道場から二人で千葉県大会に出場してお互いに勝ち進み、決勝で対決した試合が雑誌(月刊ゴング格闘技)に載った時のものです。この当時は県大会でも格闘技雑誌で掲載される(しかも2~3紙)という極真黄金時代だったのです。この千葉県大会は自分にとって一種の「転機=ブレイクスルー」となった大会だったのですが、兄貴(茂木師範代)の運転してくれる軽自動車に小泉先輩と私と乗りこんで会場まで行くその情況(珍道中)も含めて、とても思い出深い大会でした。

 

   

  

*上写真5枚は1996年第13回ウエイト制全日本大会で準優勝し、翌年に行われる「第1回全世界ウエイト空手道選手権大会」に日本代表として選出されることが決まった後の7月。木元師範の御厚意でヨーロッパのスウェーデン支部のサマーキャンプ(合宿)に私と小泉先輩が連れて行ってもらった時のもの。合宿が終わって観光する日だったとはいえ、木元師範や柚井師範に断りも入れず小泉先輩と二人で勝手にカフェに入り、昼からさっさとビールを飲んでしまい(ホントにバカ弟子であった二人(-_-;))、木元師範からたいへんなお叱りを頂いたのは(当たり前だ(-_-;))忘れられない思い出(?)です・・・。今思い出しても無礼・失礼・アホ過ぎる…恥ずかしい~(^^;)(-_-;)

 そんな関係の先輩なのですが、静かな面持ちからは想像できないほど、これが意外にお喋りなんです(笑)。お喋りな私が言うのもなんですが、とにかく自分の趣味や食べ物・飲み物(とくにお酒)、気になっていることなど、その蘊蓄や感じている事などを話すこと話すこと…(苦笑)しかもそれが組手の時と同じく(?)こちらの状態には関係なく淡々と延々と・・変な冗談も入れながら…(苦笑)そんな感じで自分の番が来る審判交代の時にも、他の審判の方と話し込んでしまっていて審判団控えに来てなくて「せんぱ~い、出番ですよ~!」と呼ぶことが幾度か・・(苦笑)「本当に変わらないな~」と思いながら少し懐かしい感覚。最後には「浩之も今日は主審やるでしょ?」との半ば強制的な言葉に「はいはい、じゃ1回だけ(笑)」と答え1セットだけ務めさせていただいたのですが、この感じも「浩之、まだ飲むでしょ?」と言われ「あ、はいはい、じゃあと1杯」と答えていた時代を思い出し「あの時からもう25年…か。先輩は容姿も含めてあんまり変わってないな~(笑)」と再認識。先輩・後輩の関係が思い出せて、なぜか少し嬉しくほっこりとした気持ちの持てた1日でした。小泉師範、当日はお世話になりました。

 

☆11月24日(日) 少年部お楽しみ会

少年部 17名が参加

スタッフ 4名の保護者様が参加

               

 東京佐伯道場錬成大会の翌日の11月24日(日)に少年部の忘年会的な会の「お楽しみ会」が開催されました。コロナ禍の前は、私はとてもとても力を入れて準備運営をした一大イベントでしたが、約4年間中止されていた会で、こちら(私)もだいぶ記憶の彼方・・・「お楽しみ会って、どんな風にやってたっけ?」という感じで、1カ月前くらいから少しずつ準備に着手したのですが、そのブランクは結構なもので今一つ手応えを得ないまま当日に突入。

 建石マネさん率いる保護者様スタッフに助けられながらの会場設営から始まり、食事に飲み物・景品付きゲーム(輪投げ・くじ・じゃんけん大会)、「1年間のスライドショー(簡略版)」上映、プレゼント交換・・などなど、盛りだくさんの内容を組むことができたので、生徒は愉しい時間を過ごせてくれたのでは・・と思います。

 保護者の皆様や一般部の金城君、当日はたくさんの差し入れを頂き本当にありがとうございました。スタッフ参加してくれた田中さん・伊藤さん・長嶋さん、総指揮を取ってくれる建石マネさん、本当にありがとうございました。

 

★12月21日(土)横須賀新人戦錬成大会(内部試合)

7名が出場

組手部門 6名が出場 2名優勝

型部門  3名が出場 1名優勝

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 臼井 空鳳(中学男子エキスパート軽量級の部)

*1回戦 不戦勝  2回戦(決勝戦)本戦5-0  (写真 白)

  

 

優勝 井野瀬 陽輝(小学2年男子ルーキーの部)

*1回戦 本戦 合わせ一本勝ち  2回戦(決勝戦)不戦勝 (写真 赤)

 

 

型 部門 (審判5人制)

 

優勝  伊藤 佑(小学高学年年入賞者 青~黄帯の部)

*1回戦 5-0 2回戦(決勝戦) 3-2(写真 赤)

 

 12月21日(土)に今年最後の大会である横須賀新人戦錬成大会が行われ、7名の出場選手が9部門に出場し、3名の入賞者を出すことができました。それでは入賞者の闘いぶりをお伝えします。

 まずは出場選手の中で最も期待していた臼井空鳳選手。小6ですが、学年上げの中学生男子軽量級の部で出場、見事に優勝しました。本来ならば3名出場なので2試合を行う組み合わせだったのですが、2試合目(決勝)で当たる相手選手が欠場したため、1回戦が決勝に繰り合いがる形で行われました。相手は2学年上で身長は高くて体重はほぼ同じという体格の選手。序盤から果敢に仕掛ける臼井選手に相手も激しく応戦し互角の攻防。その中で相手の出した突きが臼井選手の顔に強めに当たり注意1。臼井選手は「その衝撃で頭が真っ白になって、何をやっていいか飛んでしまった」と後に言ってましたが、その通りにその後は腰は浮き、かなり大味な攻め方。それでも相手を上回る地力で前に出て、途中からは右の下段がヒットしだし、それが有効打になり5-0で勝利。前回9月の横須賀大会と同じく中学生に勝ったのはスゴいと思いますが、相手を見てしまう時間や意味もなく下がったりする時があったので、これは彼がウチの道場に移籍してからすぐに「あれは絶対にダメ!」と言って強く矯正していたことが久しぶり出てしまった・・ということで本人には「65点」と伝えました(苦笑)。ともあれ中学生相手に今回も勝ったのは立派。地力は確実についているのでしょう。

 試合初出場で初優勝したのは井野瀬陽輝選手。こちらも相手の欠場により2試合戦えるはずの予定がワンマッチ決勝に。サウスポーで構えた形から、前足(右足)の上段回し蹴りを伸びやかな形・良いタイミングで出し、試合の序盤で技あり。さらに追い打ちの右上段回し蹴りで合わせ一本。デビュー戦にしては落ち着きもあり、前にも出れていたのでなかなか良い試合だったと思います。惜しむらくは「せっかくだから、もう1試合見てみたかった」ということでしたが・・。

 型で2試合を勝ち抜き、久しぶりに優勝したのは伊藤佑選手。前回は決勝で型を間違える・・という大ミスをして敗退しましたが、堅実に行う型の形は悪くありません。今回も1回戦は5ー0の完勝。決勝となった2回戦も形では「勝っている・・」と思って見ていましたので「どうだろ・・?」と思っていたら気合を一つ出し忘れる(それとも声が小さかったのか?)と思われるミスをまたもや発動(-_-;)「これは負けても仕方ない・・」と思って見た判定は3-2での勝利。「もう、ホントに勘弁してくれよ~(-_-;)」と思いながらも、道場稽古はほぼ休まないで頑張ってきた伊藤選手が今年初の優勝をできて「あ~よかった」とホッとする思いでした。

       

 今回も長嶋さん親子(父娘)が横須賀まで足を運んでくれて、選手のウオーミングアップや応援に大活躍!娘のあかりさんは各選手に逐一付き添いサポート、本当に頼もしいセコンドっぷりで、見ていて頭が下がる思いでした。父の康太郎さんもサポータをフルセット持参でアップの相手&応援では大声を張り上げて盛り上げてくれました。お二人のおかげで選手は心強く試合に挑めたことでしょう、本当にありがとうございました。選手やその保護者の皆さんはお二人に感謝の意を伝えて欲しいと思います。

 今年最後の大会、結果は必ずしも望み願ったものではありませんでしたが(それはいつも当たり前です)、勝った選手負けた選手がいろいろなものを感じ、皆がまずまずの盛り上がりだったので「よし」とすることにしましょう。

 

◇試合に向けて・・・挨拶・作法について思うこと(稽古風景)

    

 今回の横須賀大会で3名の白帯生徒がデビュー(初出場)しました。私は大会に初めて出る生徒がいると、必ずその直前の稽古で、大会会場の雰囲気を再現したうえで、控え席での座り方過ごし方・試合場への上がり方・主審に従っての礼の仕方・試合中の心構え・審判の用語(はじめ・続行・止め・場外・技あり・注意 他)・試合終了時の礼と相手との握手・試合場からの降り方・・・etc、などを細かく教えます。試合で勝つための実力をつけるのはとても大事ですが、この作法・礼法はもっと大事だと考えるからです。ですから、自分の生徒が例え試合で負けても、ちゃんと挨拶・礼ができていたら、それはとても嬉しいし、そこについて「よくやった」と評価しますし、試合で勝ってもその部分が出来ていないと怒ります。手前味噌な言い方ですが、ウチの道場の生徒はその点ではどこの道場の生徒にも負けてないし(平均的に)、恥をかくことは無いと思います。だから、大会で審判やスタッフをやるにつけ、試合場での作法・礼法を全く知らないでまごまごしてる選手をよく見ますが、その度に「ここの先生はいったい何を教えてるんだ・・?」とイラっとしてしまいます。できないのはこの生徒のせいじゃなく、練習をさせないで試合に出す、その先生が悪いからです。

 今回の3名もその他の生徒も、試合結果は別にしてこの作法・礼法はしっかりとやってくれていました。それは武道の選手として試合に出るうえで、覚えておかなければならない最低限で大切なことですので、これからも怠らず教え続けていきたいと思います。

 

☆12月22日(日) 稽古納め & 大掃除 & 納会 & 一般部忘年会

◇稽古納め・大掃除

 生徒 21名が参加

 

         

 

       

 横須賀大会の翌日の午前に一般部・少年部合同で泉中田道場「2024年稽古納め」の稽古を行ないました。大きな声での基本稽古と補強(筋トレ)を行い、道場訓を唱和、長めの黙想を行ない気持ちよく今年の稽古を終われました。

 その後は建石マネさん指揮のもと「大掃除」。子供も大人も実に積極的に動いてくれ、道場の汚れを落としてくれました。皆さん本当にありがとう、お疲れ様でした。

 

◇納会

 

    

 大掃除の後は保護者様たちも参加をしていただいての「納会」。飲み物と軽食を食べながら泉中田道場名物の「1年間の映画・完全版(約30分)」を上映し、皆で鑑賞した後に「各賞の発表」・大会入賞者への「大会ポスター授与」・10月審査の帯と賞状の授与、各受賞者のインタビューなどを行い、皆で1年間の振り返りと受賞者達を讃えました。この会を通じて改めて「今年は盛り上がった1年間だったな~」と感慨深く思いました。

以下は受賞者名。受賞者には盾が送られました。

〇少年部年間努力賞(高学年生徒対象)

 臼井 空鳳

〇出席ポイントランキング上位入賞者(年鑑努力賞の臼井空鳳君は除く)

 1位 田中 碧翔

 2位 長嶋 あかり

 3位 伊藤 佑

以下は入賞外

 4位 大谷 星蒼

 5位 山村 優心

 6位 大谷 琉貴

 

 納会へのお手伝いをしてくださった伊藤さん・長嶋さん・田中さん、差し入れをくださった矢口さん・長嶋さん・田中さん劉さん・大谷さん・臼井さん・金城君、出席してくださった保護者の皆さん、本当にありがとうございました。

皆様の御理解と御支援・御協力で道場は支えられております。本当に感謝申し上げます。引き続き宜しくお願い致します。

 

◇一般部忘年会

 7名が参加

 

  

    

 納会を終えた後は一般部生徒のみの参加でささやかな「忘年会」。少年部お楽しみ会と同じくコロナ禍により休止していましたが、久しぶりに行いました。形式や場所は昔と同じく道場での焼肉形式。もう今年は稽古は無いので、お肉を焼いた匂いが付くのも気にせず(せっかく大掃除したのに…💦)、お肉を焼いて食べお酒を飲みました。お昼1時過ぎから始めた会でしたが、終了は5時過ぎ(^^;)💦

 しっかし・・皆の都合も考えずホントに俺も…長いことよく喋るな~(先述の小泉先輩の事、言えない…💦)と、後片付けをしながら少し反省でありました(-_-;)。

皆さん、懲りずにまた次回も参加してくださいね(^^;)

 

◆二つの会に参加させていただきました

 

   

 年末に2つの食事会に招かれ、参加してきました。

 1つ目は今年も西横浜にある「スタジオJHO」での忘年会に出席してきました。このブログのこの時期の記事では定番で掲載しているので、このブログを読んでくださっている人には「またか」という話だと思います(苦笑)。

 今は皆が独立していて各道場の師範やジムの会長になっている、昔の後輩たちとのこの会は、木元道場で数カ所のスポーツクラブの指導を長きに渡って務めている「斎賀ますみ先生」の企画・プロデュースで、もう・・・何回目だろ?(^^;)5回以上はやっていると思います(斎賀先生のおかげです。本当にありがとうございます)。メンバーは「スタジオJHO」のオーナー兼会長の村越くん(村越道場師範)、「新極真会東京町田支部長」の保本くん、「同道場師範代」の清水くん、斎賀さんの息子でクロスフィットトレーニングジムインストラクター兼現役選手のジョージくんと奥様・・。他、今年は病気などでキャンセルした数名がいます。

 7時過ぎから始まった会が、終わったのは午前2時・・・俺、なんでこんなに喋れんだろ💦しかもその話の大半は、昔の話や格闘技の話…。ホントにいつまでも変わらないな…(-_-;)(^^;)

 

 2つ目は横須賀三春町道場有志の食事会にゲスト(?)で出場。こちらもとても楽しい回でしたが、早い開始時間・終了時間でキッチリ終わりました。ただ、たくさん喋ってしまうのは…いつでもどこでも…の様でした(しかも、やはり話す内容は空手・格闘技関係の話…)。皆さん、お招き頂きありがとうございます。当日は失礼をいたしました。(^^;)

 

 

 今年はブログ発表が番外編も含めて14本!1つの記事の文字数はいつもほぼ1万文字は軽く超えるので…我ながらよくやるな~と思いますが、「それだけ伝えたいことがあったのだ」ということで、ありきたりですが充実した1年間だったのでしょう。喉の手術をして声は蘇ったので、来年こそは体調・体力を少しでも向上させられるよう、トレーニングと共にケアもしっかりとしてかなければな~と思います。

 

 2024年の1年間、泉中田道場並びに私(茂木浩之)に関わってくださった方全てに、本当にありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします!

 

 

 

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2024⑪ 10月後半~  全関東大会と昇級審査会

2024-12-02 14:12:55 | 日記

 11月中旬に連発して発表したブログで「あ~よく書いた。頑張った」と、ブログに関しては少し気を抜いていた日々でしたが・・・

 なんか・・・今、現在までに結構な数のイベントが行われていて、まだ報告をしていなかったという事実・・・に気づいてしまった(-_-;)「これは早く書いて発表せねば、溜まりに溜まっていくぞ・・💦」ということになってしまうので、頑張って書くことにしました。

 作家でもないし、義務でも無いのになんでこんなに追われなければならないのか・・めんどいな~(-_-;)💦

 と、いつものように読んでくれる人には全く余計な「私(茂木)の気持ち」を書いてから、様々な行事の報告・感想・考察などを発表させていただきます。

 今回は10月末に行われた昇級審査会と11月初旬に開催された全関東空手道選手権大会を中心に掲載します。普通は時系列で早い昇級審査会を先に書くのですが、今回はイベント的にビッグな全関東大会から先に書きます。

 

11月3日「第28回オープントーナメント全関東空手道選手権大会」

 8名が出場。

 組手 部門 7名が出場(5名が上級部門・2名が中級部門) 田中碧翔選手が第3位入賞!

 型部 門  3名が出場

 

組手 部門 (審判 3人制)

 

田中 碧翔(選抜上級部門 小学3年男子重量の部) (写真赤)

*1回戦 本戦 3ー0  2回戦 本戦3-0  3回戦(準決勝戦) 本戦0-3

    

 前回の番外編記事で「西岡指導員が衆議院議員に当選」ですでに少しその模様を掲載しましたが、11月3日(日)に年末のビッグイベントにして神奈川東横浜支部木元道場の開催する最大のイベントである全関東空手道選手権大会が横浜武道館メインアリーナで盛大に開催されました。今年は組手・型の各部門参加総数が1000名をゆうに超えるという、過去でも最大の規模の大会になりました。その関東大会に、泉中田道場からは8名の選手が10部門に出場し、田中碧翔選手が上級部門で第3位入賞を果たし、晴れて来年のドリームフェスティバル全日本大会の切符を実力で獲得しました。実は田中選手は6月の東京都大会でやはり3位入賞していて、その権利は(DF出場権)は繰り上げ当選(?)という形で獲得していたのですが、今回でまさに正々堂々・正真正銘の権利を獲得したことになったので、予選をしっかりと勝ち抜いての形・まさに胸を張って来年のドリームフェスティバル全日本大会に乗り込めることになったと思います。それでは今回の試合ぶりを伝えます。1回戦は得意の左の突きに加え、今回までに強化した右の突きが威力を発揮。さらに右の上段回し蹴りは2~3度「技あり」に近いヒットをして、判定本戦3-0の完勝。2回戦も冴える右の突きで相手を効かしてやはり本戦3-0フルマークの勝利。3回戦は相手の強く上手い左の内股蹴りとパンチのコンビに苦戦、0-3の判定負けを喫しました。今回は大会1週間前に発熱し、それからは1度も練習せずに本番に臨む形になり、若干スタミナと組手感覚が心配でした。試合の組手感覚は悪くなかったですが、スタミナ面では終盤に攻め疲れする感も若干あったので、体調の面は影響したかもしれません。3回戦でかなりの数をもらってしまった内股蹴りは、田中選手にはまだ使えてない技術なので、この試合で勉強になったはずです。攻略法を身に付けるのはもちろん、ぜひ盗んで自分で使いこなして欲しい技です。

臼井 空鳳(赤)  組手 選抜上級部門 1回戦敗退  型 上級部門 2回戦敗退

  

大谷 琉貴(白) 組手 選抜上級部門 1回戦敗退

矢口 晴(白) 組手 選抜上級部門 1回戦敗退

金村 美里(白)  組手選抜上級部門 1回戦敗退  型 上級部門 3回戦敗退(準決勝進出 入賞外)

 

長嶋 あかり(赤)  組手 中級者部門 1回戦敗退

大谷 星蒼(白) 組手 中級者部門 2回戦敗退

山村 優心(赤)  型 上級部門 1回戦敗退

 

 その他の出場選手。臼井空鳳選手は型と組手のW出場。久しぶりの型試合ではとても堂々とした型を披露。1回戦を突破しました。組手は勢いは互角以上でしたが、攻撃の的中率で相手に劣る形で敗退。DF新人戦チャンピオンを引っ提げて上級部門デビューの大谷琉貴選手は相手の上段蹴りを2発(その内の1つは胴回し回転蹴り)もらい完敗。上級の洗礼を受けました。金村美里選手は型では2回を勝ち抜く大健闘。3回戦も1-2の惜敗だから入賞はホントに目の前、あらためて型のセンスの良さを見せました。組手は技ありをもらい敗退。矢口選手は同じような体格の選手と闘い、本戦敗退。相手が最後に仕掛けたラッシュ・グイグイ感を、矢口選手にもなんとか身に着けて欲しいです。大谷星蒼選手は中級部門で1回戦は一本勝ちし、好調に見えましたが2回戦で敗退、入賞を逃しました。長嶋あかり選手も中級部門で出場。ワンマッチ決勝で優勝の期待が掛かりましたが、上段蹴りで技ありの奪い合いの本戦から延長でまたも上段蹴りをもらい敗退。惜しい試合でした。外部大会に初出場の山村優心選手は、上級の型部門に挑みましたが1回戦敗退。大きな舞台での試合はどう感じてくれたでしょう・・・。

         

 前日設営・準備の様子や、当日の運営スタッフで参加し大活躍の建石マネさんと金城くんの奮闘中の様子です。今年は参加選手が過去イチ多い・・ということで、前日の設営・準備や当日の運営が例年以上に本当にたいへんでした。参加選手が多い・・ということはスタッフも多くあってほしいのですが、例年はそのスタッフをやっていた道場生が今年は選手として出場していてスタッフができない=スタッフが集まらない・・ということになり(なんとも皮肉な・・)、参加したスタッフは2日間ともやることが多く・・本当にたいへんな忙しさでした💦ウチの道場からスタッフ参加してくれた建石マネさん、金城君、他道場からのスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でありがとうございました。

                 

 今年は初っ端の江戸川大会と内部試合こそあまり成績は出せなかったですが、それ以後は少年部生徒が大会での戦績も非常に良く、稽古も毎回とても盛り上がった1年だったので、その集大成とも言えるこの全関東大会では「皆がまずは1回戦突破して、2~3人は入賞者が出せるかな・・できるだろう!」なんて「捕らぬ狸の皮算用」の予測(いや、自信があったから(^^;))をしていましたが、結果は入賞者が1名、1回戦突破は組手が2名(入賞者含めて)、型が2名(1名は2回戦突破)・・。またもや大きな大会での勝利の難しさを思い知らされた結果になりました。ただ、この大会に8名もの生徒が挑んでくれたこと、皆で試合前に協力してアップをし、仲間の試合は応援し、保護者様も含め「チーム」で1日を戦い過ごしてくれたことは、道場の長として本当に嬉しく「いいな~。ありがたいな~」と感謝・感心しておりました。ドリームフェスティバルもそうでしたが、このような空間と雰囲気の中で仲間と笑って泣いて楽しんだ時間は、皆さんの人生でもとても良い思い出になるのでは・・「そうだったらいいな~」とやや大げさに考えて、この日の感想とします。当然、私の思い出にもまた一つ加わった大会になりました。

      

 前回番外編に引き続き(重ねて)、西岡衆議院議員(指導員)に同席する形でと出席した、大会打ち上げパーティでの一コマ。

 最後の写真で私とツーショット写真を撮っているニコやかな方は西神奈川支部長にして極真空手(新極真空手)の50年以上にも及ぶ大会史上「最強の軽量級選手(緑健児代表は除いて)」と言ってよい谷川 光(たにがわ こう)師範。パーティの後半の時間に私の席までビールのお酌をしに来てくれましたので、そのままお話をしました。

 谷川 光・・・身長167㎝、体重70㎏の軽量級の体躯にして幾度も無差別の世界大会や全日本大会での入賞を果たし、体重別では世界大会優勝2回・全日本は3回の優勝と本当に数えきれない優勝・入賞の戦績・・と化け物級の大会出場数・試合数を誇り、その「風車戦法」と呼ばれた「相手に圧を掛けながら左右へ絶妙に回り込み攻防する技術」は本当に唯一無二・天下一品の伝説的戦法。私も全日本体重別大会(ウエイト制)の決勝(1996年)と準決勝(1998年)で2回対戦させてもらいましたが2回とも敗退・・・。私より一つ年上の谷川選手は、力が強くて技が上手くてスタミナが無尽蔵なので、現役選手時代の私にとっては「この人を倒さなければ全日本ウエイト制大会で優勝できない。どうやったら勝てる・・?」と・・・いつも稽古で考えさせられ、大会では「壁」となった選手。本当に厄介でイヤな存在(苦笑)で・・・目指して倒したい勝ちたい・・・の、一番のライバルで(谷川選手にとって私はそうではなかったでしょうが・・(笑))、無差別級に完全に通用する軽量級の選手として尊敬する・・・今では自分の全盛時代に闘えたことを誇りに思える、まさに歴史に残る名選手でした。

*ちなみに、現在は体重の区分は5階級制(軽・軽中・中・軽重・重)ですが、私の頃は3階級制(軽・中・重)が普通でした(14回以降は、たまに4~5階級制もあり、流動的でした)。つまり今より1階級の幅が広かったのです。

 

 谷川師範とは、各大会に審判等で訪れた時に顔を合わした時は、挨拶や短時間の話しをしたり・・はありますが、じっくり話したり、写真を撮るのはなかなか無かったので「あ、そうだ」と思い、撮ってもらいました(撮影は保本師範)。考えると・・、現役時代はライバルと思っていたので、こちらから「写真撮ってください」とは悔しくて言いたくなかったので(笑)、ツーショット写真は二人が試合をしている時の写真以外は初めてかも・・・(写真は1998年の第15回全日本ウエイト制大会「プログラム」の表紙に谷川さんと私(後姿)、もう一つは雑誌「格闘技通信」に掲載された写真)。

 こういった機会があったのも含めて、本当にたくさんの事があった2日間でした。

 

10月27日(日) 昇級審査会(泉中田道場)


                                                

        

 全関東大会から1週間前の日曜日に今年最後の昇級審査会が行われ11名が受審、全員が無事に昇級を果たしました。今回は人数と帯(級)の幅が広かったので2部制にし、1部は白~青帯、2部は黄~緑帯という形にしました。そして、1部の受審者は2部を、2部の受審者は1部を見学する形にしました。お互いに見学者がいる・・見られているということで、受審者は緊張感が増しますし、見ることによって勉強になることはとても多いからです。見学生徒には椅子(ベンチ)を用意してあげましたが、その座っている姿が、1部・2部の生徒ともに背筋を伸ばし手を握って足の付け根に置く・・いわゆる道場で教える正座の姿勢で見てくれていました。こちらはそれを指示・命令をしていないのにその形で見学してくれたのには「そういった姿勢が身についてくれているのだな・・よし!」と嬉しく思いました。こういった姿勢は、空手の技を覚える以上に大切なことだし、教え込ませるのも面倒で難しいものです。皆さん、これからもそれを忘れずに通してください。

 審査は白~緑帯まで、それぞれの現時点での力と技術を見せてくれて審査項目を完遂。緑帯上級の審査を受審した臼井空鳳くんと金村美里さんは3級に昇級です。茶帯まであと一歩のところまで来ました。大会での活躍が目覚ましい田中碧翔君は泉中田道場では史上最年少で緑帯4級に昇級することになりました。初めて審査を受けた白帯生徒はとても緊張したでしょう・・。また、今回の受審者は1週間後に全関東大会を控えている生徒が多いので、その面ではスケジュールがタイトで大変だったと思いますが、よく頑張りました。

 当日は天気も良く、気温も調度良く、動くには最高の環境のうえ、保護者様の見学もたくさん来てくださったので、とても良い審査会だったと思います。皆さんお疲れさまでした。

 

 

 以上、まずは2つのイベントを報告・発表しました。次回は今年最後の外部大会である「東京佐伯道場錬成大会」やコロナ禍でしばらく開催されていなかったけど今年復活した「少年部お楽しみ会」。さらには稽古風景などが発表されると思います。

 しっかし、あっという間に12月です。本当に間髪入れずにいろいろとよくある・・。やることが盛りだくさんで全力疾走・・という感じの1年間は悪くないのでしょうが・・・・・さすがにやや疲れまするなぁ・・(^^;)(-_-;)💦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024⑩ 「9月横須賀大会」と「全日本大会観戦&少年演武」とその他(稽古風景と入院など)

2024-11-11 19:54:48 | 日記

 通常のブログ記事から2回続いた番外編。しかも、それぞれなかなかのニュース(特に番外編②は特大ニュース)でボリュームがあったので、書き終えてホッとして、さて次は関東大会と昇級審査会が中心の記事だ・・・と考えていたら、なんか忘れてないか・・?その間になんかあったような・・・・あっ!横須賀大会と全日本大会観戦&少年演武の記事を書くの忘れていたことを思い出して・・・すいません、すっかり忘れていた(-_-;)。

 こんな感じで二つのイベントを忘れるなんて初めてかも・・(-_-;)これは年齢のせいなのか忙しいからなのか・・。という言い訳めいた前説から始めさせていただきまして、遅まきながら9月末の横須賀大会と10月初めの全日本大会観戦&少年演武の模様を掲載いたします。

 

★9月28日(土)横須賀市新人戦空手道錬成大会(内部試合)

6名が出場

組手部門 5名が出場 2名優勝

型部門  3名が出場 

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 臼井 空鳳 (中学エキスパート重量級の部)

*1回戦 本戦5ー0(臼井に技あり)  2回戦(決勝戦)本戦 一本勝ち  (上写真2枚写白、下写真2枚赤)

   

 

優勝 佐藤 龍成(小学6年男子ルーキーの部)

*1回戦(決勝戦)本戦 5-0(写真 白)

  

先週に行われたJFKO主催の神奈川大会の余韻が残る6日後に、内部試合である横須賀新人戦が行われ、ウチからは6名が8部門に出場し2名が入賞しました。いつもながら入賞者を中心にコメントを書きます。

 まずは今大会並々ならぬ意気込みで出場したであろう形で優勝した臼井空鳳選手(小学6年生)。並々ならぬ・・と書いたのは、昨週に行われたJFKO神奈川大会で5名が出場し、そのうちの4名が優勝。入賞できなかったのは臼井選手だけだったのです。その結果が出た時の心理情況はとても辛かったと思います。大会での優勝・入賞できる・できないは、出場部門の競技レベルや対戦相手の実力・人数など様々なめぐり合わせで変わってくるものであるので、こういったことは(仲間が入賞して自分だけが入賞出来ない時)往々にしてあるのですが、今回はその極みとも言える(?)もので、本当に悔しかったと思います。そんな背景があっただけに、その悔しさを晴らすべく舞台としてすぐに横須賀大会があったのは、臼井選手にとっては「申し込んでおいてよかった」と言える事でしょう。実際、JFKO神奈川大会に出場した他の4人はこの大会にエントリーしてなかったのですから・・。さて前置きが長くなりましたが、出場部門は「学年上げ」で出る中学男女エキスパートの部門。今回の相手は2名とも中2・中3と臼井選手より2学年以上の年齢の相手。学年が上・・というのは高校生くらいまでは基礎の体力が違うので、例えその学年内では体力が無くても、学年が下の中に入れば体力がある方になる・・のは育っている期間(年齢)が長いだけに当たり前で、その点で普通に見ると小6の臼井から見ると体力は相手が上・・と推測してしまうので、「これはこれで勝つのはたいへんだぞ・・」と私は思っていました。しかし道場での組手稽古で対戦して感じる臼井選手の技の威力はとても高まっていて、中学生相手でも十分通用すると思っていましたから「どうなるかな・・」とドキドキしながら1回戦の闘いを見ました。相手は中2黄色帯の男子、体格はほぼ同じです。開始序盤からリードを取っていたのは臼井選手でした。持ち前のアグレッシブさを発揮、相手に圧を掛け、パンチと中段ヒザ・左右のローキックで攻め立てます。優勢に進めた中で出した左上段回し蹴りがヒットし「技あり」を奪取。実に良い勝ち方をしました。決勝は中3の女子選手で約2年前に対戦した選手。その時はかなり対格差もあり、圧力で負けてしまいましたが、この2年間の修練で空鳳が身に付けた力と技は伊達では無かった。相手を一方的に攻めて中段膝蹴りで即一本勝ち!時間は30秒ほどか・・相手がかわいそうなくらいでした。見事な勝ち方で学年上げの中で優勝!この結果でJFKO神奈川大会の悔しさが全て晴れたわけではないでしょうが、かなり取り戻すことはできたでしょう。私もとても嬉しく思うし「もしここで負けたら、JFKO神奈川大会の悔しさの上塗りになる・・(汗)」と考えていたので、とてもホッとしました。あ~良かった(笑)

 もう一人の優勝は、まだ白帯で初めて大会に出場した佐藤龍成選手。ワンマッチ決勝の組み合わせでしたが、相手は体格がかなり大きいオレンジ帯の選手。試合場に上がった両選手の姿を見て「これは少し厳しいかな~」と思ってしまいましたが(龍成ゴメン(苦笑))、試合では前に出るのは常に佐藤選手。サウスポースタイルでパンチと回し蹴りの繰り返しで相手を下がらせて完勝、嬉しい初優勝を手にしました。その試合はなかなか勇敢で、入門してから道場で「声が小さい!」「早く動け!」「ボケっとすんな!」と私に叱咤をされることが多かった佐藤選手がとても成長した姿でした。白帯で試合に出場して優勝したのは、泉中田道場では田中碧翔選手以来2人目です。試合後のインタビューでは「相手の前蹴りが結構痛くて、ヤバいと思ってました」と語っていましたが、強がらないその言葉も素直で良し!相手の大きさにも怯まないで闘い勝利を得た事、本当にとてもよく頑張ったと思います。

   

  

        

 今回も保護者の皆様や、横須賀まで応援に来てくれた長嶋さん親娘と田中碧翔くんらが連携して、しかも積極的に選手をサポート・応援してくれていたこと、とても嬉しく思いました。大会という選手が自己表現をする場は、選手をできるだけ良い状態で試合に送り出し、終わったら相手への挨拶などをの作法を含めて良い形で迎えてあげるようにするため、新人生徒(親も子も)は試合が経験豊富な先輩方にお世話になるだけでなく、いろいろなことを学び、次回以降の出場では学んだことを活かして欲しいと思います。それができるようになってくると、この「大会」という舞台への参加は2倍・3倍の楽しさが生まれ、その経験は親子共に素晴らしい経験になり、自分の事だけを考えるだけでなく周りへの気遣い感謝を感じられるという豊かな人間性が身に付けられる場になるのでは・・・と私は考えるのです。

 

☆10月6日(日)全日本大会観戦&少年演武

           

 横須賀大会から1週間後、東京の千駄ヶ谷駅前の東京体育館で行われた第54回全日本空手道選手権大会を観戦と少年演武に参加してきました。今回は7名の少年部生徒が参加。初めて観戦に来た生徒・保護者様が半分を占める形の参加メンバーでした。

 大会の観戦は「時間が長く飽きてしまわないかな~」と毎回心配してしまいますが、思っていたよりも皆さんが興味深く見てくれていたので安心しました。とくに初めてこの会場に来た生徒と保護者様、この世界のトップレベルの選手の試合と大会を見ていかが感じたでしょうか・・?新極真会並びにJFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)の全日本大会の競技レベルは「フルコンタクト空手界で最高峰の大会」と言われています。先週の横須賀大会などの支部内試合から始まってこの大会まで、た~くさんの段階を上がっていかなければいけませんが、「道」は間違いなく繋がっているのです。・・・とても遠い道ですが(苦笑)

 

☆稽古風景 9月~10月

                       

 主に9月中盤~後半の稽古風景写真を適当に掲載しました。

 

  

◇手術入院しました

 あ、さらにそう言えば・・・これは10月中旬の出来事だが・・・忘れないうちに書いて載せておきます。

   

 ここ1年半~2年間にも及ぶ期間悩まされていた「喉のポリープ」を切除する手術を受けるため、戸塚原宿にある横浜医療センターに3日間入院しました。本当にやって良かったです!

 喉のポリープ・・ができたのはいつ頃からなのかは忘れましたが、とにかく数年前のある時から声が出ない・出しづらい・出せてもキタナイ・聞きずらい・聞き苦しい・のガラガラ声・・(-_-;)💦自分では、早口だけど声はまあまあ良い声・・と自負していた(勝手な思い込みですが)ので、このガラガラ声になってきた時には「なんだろ?道場でまた怒鳴り過ぎたか・・。まったく生徒が声を出さないから俺が声を出してこんなになるんじゃないか~。みんな声を出せよ!・・2~3日、あまり喋らなければ治るだろ」などと思い、それで少し戻る時もあったので、あまり気しないでいましたが・・、どんどん症状がひどく声が出せない時が頻繁になってきたので、中田にある斉藤耳鼻科さんに行き診てもらうと「大きめのポリープが出来てますね。これは切らないと治らない。だけど切れば治る」とのしっかりした診断と紹介状も書いてもらい「あら~、とうとうか・・」となったのが約1年前。しかし仕事に道場の運営その他が毎日忙しくあるので、なかなかそれを実行せずにズルズルと・・・数カ月。「先生、ちゃんと治さないと大変なことになるかもしれませんよ。何しろこちらも生徒も聞きずらいですし・・!」という強めの言葉を建石マネさんからもらい受けると「じゃ、いよいよ行くかぁ・・・」と覚悟を決めて7月に横浜医療センターに行きました。斉藤耳鼻科の先生の診断通り、医療センターの先生も「切ればほぼ治って、いい声が出るようになります」と言ってくれたので「なら早くやってもらいたいな」とかなり前向きな気持ちになって、それから3カ月。いよいよ手術入院の日が来て、全身麻酔での手術は成功。ちなみに私は全身麻酔の手術は3回目。局所麻酔の手術は、手術中のお医者さんたちの声やいろいろな音が聞こえたりして怖いし、最初の麻酔もかなり痛い時があるので、全身麻酔の方が好きです。麻酔で寝てしまうと本当になにも分からないので、手術前に「麻酔は大盛りでやってください」のつまらないお願いをするのが定番になっています(お医者さんたちはたいてい愛想笑いしてくれますが(苦笑))。手術が終わって部屋に戻ってボンヤリ目覚めるとなんとそこには道場の保福さんの顔・・。来てくれたみたいですが、こちらはまだ眠くて声も出してはいけないので、保福さんの言葉に頷くだけで、また寝てしまいました(保福さん、その節はご心配いただきありがとうございました。)。その日の夕食は、前日夜からご飯は抜きだったので約1日ぶりに食べられるご飯。喉の手術をしたのにすぐにご飯が食べられる・・。食道と声帯は違うということらしい・・人間の体はスゴイもんだと感心しながら、ありがたくご飯を食べました。味は薄かったけど、お腹が空いていたのでとても美味しく食べられました。「ビールがあったらもっと美味しいのにな~」なんてことを考えながら(当然ですが入院中はお酒は飲めません(^^;))、病院内にあるコンビニで買ってきたアイスで紛らわし、ガマンしました(俺、どんだけ酒好きなんだ(-_-;)💦)

 

 無事に退院しても、しばらくは声を出してはいけないのがこのポリープ切除手術の難しいところ・・体は元気なだけに若干ストレスの溜まるところです。でも入院は短いし、痛みもそれほど無かったので手術の中でも簡単な方なのでしょう。頑張って声を出さないこと約5日間。その間は筆談とジェスチャーで会話をしました。人生初の筆談・・は意外にできるもので、とても良い経験になりましたし、まあまあ楽しかったです。まだ話せない時に特別稽古を開き、生徒に指示を出したのが上の写真です。キタナイ字ですが、みんな分かってくれて、意外に稽古はできました(笑)

 

 特別稽古の次の日の水曜午前に病院に行き、手術後の経過を診てもらうと「今日から6割くらいなら声を出してもよい」とのお言葉を頂けたので、その日夕方からの通常稽古には久しぶりに声を出せることになります。稽古時間、いちばん最初に道場に来て、私に挨拶しに来た田中碧翔くんに「押忍!今日から声がまた出せるようになったので、よろしくお願いします!ただ、こんな声になっちゃったんだ」というのを、安田大サーカスのクロちゃんが出すような変な高い声で言ったら・・碧翔くん身をすくませてビックリ!!の顔が上の写真です(笑)(^▽^)/ 。その後に普通の声で話したら、安心してくれました(笑)。こういう感じのいたずらやおふざけを子供にするのが(大人にも)昔から大好きで・・もう50歳を軽く超えてるのに、なにやってんだろ…(苦笑)

 手術をしたおかげで、その後は本当に快適に声を出せるようになり、結構な人数の人に「若くなりましたね」との声もかけられます(お世辞でしょうが・・)。自分でも今の声がとても気に入ってます。「こんなんならもっと早く手術をすればよかった・・」・・全く、なかなか病院に行かなかったくせに、我ながらよく言いますね(-_-;)(^^;)💦

 以上が私の「喉のポリープ切除手術入院」の顛末でありました。

 

 番外編と番外編②をアップすることで「俺、よく頑張ったな~」なんて思ったら、本編の通常ブログに載せるイベント二つをすっかり忘れてしまうとは(-_-;)💦

 本当に・・・我ながら、いろいろあり過ぎなんです・・きっと(-_-;)💦

 とにかく全力でこのブログを書き、急速リカバリーしたから、これで良いでしょう!文句無し!(誰に言ってるのだ?(^^;))

 

 次回こそは、この頃のブログの末で書いて予告している全関東大会と昇級審査会の模様、10月の稽古風景・・なんてことをお伝えするのですが、ここのところ3回も記事を書き上げたから・・少し遅れてしまうかもしれません。頑張りますが・・(苦笑)

 

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2024 番外編② 祝!西岡義高 衆議院議員 誕生!!・・そして全関東大会に来賓として出席

2024-11-08 17:34:08 | 日記

 前回の番外編発表から約5日後・・・

 こんな言い方をしたら本人に些か失礼なのでしょうが、まさに驚天動地の出来事・・の素晴らしいスゴい凄すぎる知らせが入ってきました!

 泉中田道場指導員で政治家を志していた西岡義高初段が・・・この度の衆議院議員選挙で見事に当選いたしました!!

 

(*写真の数枚は西岡よしたか「X」や「インスタグラム」より)

 

     

西岡指導員の選挙運動の様子です(詳しくは「西岡よしたか」で検索すれば様々なSNSで見られます)

 昨年の神奈川県議会選挙に初立候補(昨年に発表したブログを参照)し、その時は惜敗・・。そこで諦めることなく、その敗戦の次の日からまた次の機会に捲土重来を果たすべく地道に活動を続け、本当にたいへんな毎日だったと思いますが歯を食いしばって、しかし明るく振舞って活動を続けて今回・・・目指し挑戦したのは、なんと市会も県会も飛び越して国会、衆議院議員への挑戦!!

 私の浅い政治の知識でも、あらゆる議員や首長の中でも、当選するのが最高レベルで大変でしかも地位が高いのでは・・と思われる衆議院に(私見です)、しかも自分の地元の戸塚周辺でなく、川崎市中原区・高津区という都市・都会群を中心とする選挙区から出る・・というので「これは、かなり厳しい挑戦になるんではないか・・?」というのは、私でなくとも誰もが思ってしまう正直な見解ではないか、と思いました。なんとなくですが調べたその選挙区の現職議員の強さや地盤への浸透、さらにその他(西岡以外)の挑戦者もいるわけだし・・「いったいどうしたら勝てる見込みになるのだろう・・」というのが、考えれば考えるほど「う~む・・(-_-;)」となるのが常でしたが、選挙公示の日の朝9時頃に彼の激励に西岡事務所を訪ねた時は意外に落ち着いた形で応対してくれたので「なんか勝算があるのかもしれない・・」と少しだけ思いました(師なのに、そんな見込みでスイマセン💦(^^;))。事務所に行った時に、ウチの道場の金城くん(3級)が既にやる気満々で来ていて「自分の時間がある時にはお手伝いに来るつもりです!」とのこと。「本当にいい奴だな~・・」だけでは計り知れない金城くんの男気と思いやりとそれを実行する素晴らしい行動力に、少し負い目を感じながら事務所を後にしました。

 それから時間を経るごとに、彼の所属する国民民主党の人気がとても上がっていること、自民党の支持の下がる勢いが止まらないどころか加速してることを様々な情報から知り「これはひょっとすると・・」と思い始めました。その模様は道場に稽古に来た金城君から「今回はお手伝いのビラ配りや街宣車に乗っていてもスゴイ反応があるんですよ!」と聞くとさらにリアルに・・「これは・・・もしや本当に・・💦」

 選挙戦最終日に、武蔵小杉駅にて彼の最終演説があるというので応援に駆け付けました。そこで彼の全力で演説をしている姿や人々と握手をしたり話したりしている姿・・活き活きしている姿を見て感動しました「西岡、本当によく頑張ったなぁ・・(泣)」。

*写真に写っている、可愛い着ぐるみのウサギ(国民ウサギという名前らしい)の中身は・・なんと金城君らしいです(^^;)

 そして開票結果・・・なんと52596票も獲得し小選挙区で2位の大健闘!比例区での当選となりました!すごい!スゴイ!凄すぎます!大殊勲だ!万歳\(^o^)/万歳\(^o^)/万歳\(^o^)/!

 翌朝月曜に電話したら繋がったのでお祝いの言葉を送り、火曜日に木元師範に「西岡くんが当選しました!」の連絡をしたところ、とてもビックリしながら「関東大会に来賓として来られないかな・・?」との言葉。すぐに西岡議員に電話したらまた出てくれました。「これこれこういうワケで関東大会に来られませんか?」と言ったところ「その日は午後からなら空いてますので行かせていただきます!」の返事。それをまた木元師範に伝えると大喜びで「じゃあ、よろしく」。西岡衆議院議員の凱旋(?)の来賓出席が決定しました。

 

        

 午前の用事を終えて、開会式が始まる少し前に会場に到着した西岡新衆議院議員。来賓席に迎えられるやすぐに木元師範に労いとお祝いの言葉を受けると、新極真会代表の緑健児師範や三好副代表・外館師範・藤原師範などの組織の理事支部長に挨拶と名刺交換。去年まででは全く考えられないスゴイ光景!「あ~本当にあいつは議員になったんだな~・・・」と改めて実感しました。そしてそこでは私も加えていただき記念撮影・・・弟子のおかげ・・、ありがたいことだ(泣)

 開会式では来賓紹介の中で特別に西岡議員の経歴を会場中に紹介アナウンスされ(その紹介文は私が作成しました(^^;))私がまた感動・・(涙)  

           

  

 会場では私や金城君や建石マネさん、茂木師範代や保本支部長・泉中田道場生徒と記念撮影。彼との記念撮影はウチの道場在籍の24年間で軽く500回以上はしてるだろうけど、今回は本当に一味違う気持ち・・現役の代議士との写真ですから、そりゃそうなります(^^;)。開会式後は泉中田道場からの出場選手・・去年まで指導していた生徒の応援に、来賓席から各試合場まで移動し、体と声を出して応援してくれる姿、最後に総評を話してくれた姿は指導員の時の去年までと変わりません。この気持ち、本当に嬉しいです。

   

 大会終了後、中華街にある「華正樓」で行われた恒例のレセプションパーティでは、お歴々の方々が座る最上席の円卓に招かれ食事・歓談をするという厚い待遇。末席の方に座っている私とはえらい違い(?)本当にスゴイもんだ・・💦(^^;)💦

 宴の時間も流れ、いよいよ締めの時間。そこでまた、緑代表・三好副代表の計らいで西岡議員による締めのスピーチと正拳中段突き10本締めの号令を掛ける提案のサプライズ。「いやスゲ~な~・・」と思いながら、壇上に上がりスピーチする西岡くんを撮影していたら、西岡くんのスピーチの中で私の名前が出た時に会場中の支部長・師範方から「茂木先生!」とたくさんの掛け声と一斉に私に集まる視線。「俺の名前を言ってくれて西岡ありがとう・・」撮影しながら鳥肌が立ち、ジ~ンと来ました(涙)そしてさらに・・・最後の中段突き10本締めの時にまたも緑代表と三好副代表から「茂木先生も壇上に!」との恐れ多くもありがたい御言葉。「あ~!なんてことだ(泣笑)」その言葉に応じさせていただく形で壇上に上がり、西岡議員の掛け声号令で正拳中段突き10本締め。ここに立っているのは緑代表・三好副代表・木元師範・入来世界チャンピオン・そして西岡と私だけ・・・(写真参照)。こういったパーティで、並み居るたくさんの実績を持つ支部長方やお客様の前でこのように登壇して注目される名誉を得たのは・・・自分が現役の選手の時代に全日本ウエイト制大会などで数回入賞した時のレセプションパーティー以来25年以上ぶりだ・・。もう無いと思っていた・・・。本当に西岡議員のおかげです(泣笑)

        

23年前に私の道場に入門してきた、この茶髪のかわいい顔のあんちゃん(一番最初の写真)が、道場で鍛錬を続けたら徐々に心身ともに強くなり・・

 

とても偉くなったのです!

 

 パーティーが終わり、帰り準備をしてると久美子マネージャーから「タクシー出そうか?」とのありがたい言葉をもらいましたが、「もったいないので地下鉄で2人で帰ります」と辞退して、徒歩で横浜ベイスターズの優勝を祝うべくたくさんの人が集まっている横浜スタジアム前の公園を横切り関内駅へ。西岡君についていく形で歩き、そして電車に乗り込み色々なことを話しました。話しはいくらでも出てくるので喋りながら笑いながら地下鉄の窓から駅を見ると・・次は・・三ッ沢上町......ん、あれ!?💦💦すぐに西岡君が「先生、あざみ野行きの逆の電車に乗っちゃいました!」私「え~っ!お前が先に乗ったんじゃん!」と西岡くんのせいにした言葉を発しながら、慌てて電車を下りて向かいのホームに行き電車待ち(^^;)。正しい湘南台行きの電車に乗り直し、彼の下車する駅まで話し続けました。彼が電車を降りた後に「少し遠回りになったが、おかげでたくさん話せた。2人きりで話したのはホント久しぶりだったな~・・。もしかしたら神様がわざと電車を間違えさせて、話す時間を長くしてくれたのかもしれない・・」なんて、センチなことも考え、今日あったことに興奮しながら帰宅しました。

 

 私の道場門下生の有段者・・泉中田道場の指導員を務める稽古生が国会議員になる・・!本当にすごいことになりました。

 西岡君にしてみれば彼の言葉通り「今がやっとスタートラインで、ここが目的・ゴールではないので、これから本当に世の中を良くできるように頑張ります!」なのでしょう。しかし今日、私は以前と変わっていない彼を見て嬉しく思い安心しましたが、周りは・・彼を取り巻く世界はすでに天地がひっくり返るくらい変わっている(?)のです。その模様も私はまさに今日目撃しました。

 これから広い世界でたくさんの活躍をしていき大きくなっていく彼でしょうが、いつまでも・・私の道場でキツイ練習に顔をしかめながらたっぷりと汗をかき、必死に真正直に目標に向かって努力していた西岡くんの本質は・・決して変わらないでほしいな~・・と願うのは、彼の空手の師を自負している私の自分勝手で恩着せがましく面倒な願いと余計な心配なのでしょうか・・・。「時間がある時は、また稽古に行きます」と言ってくれた西岡議員。楽しみに待ってますので、体調には本当に気をつけて、政治で子供たちの未来を守る・・という自分の夢の為に、日本国民の為に力を尽くして欲しいです。

 頑張れ!西岡義高初段!

 最後に私が今回の全関東大会の来賓である西岡衆議院議員のために書いた紹介アナウンス文を掲載しておきます。本当はこの2・5倍くらい、音読したら4分以上の文章を書いたのですが、長すぎたので3分の1、1分20秒くらいに削りました(^^;)

                                                         

それでは西岡衆議院議員について簡単な紹介をさせていただきます。

 

西岡議員は2001年23歳の時に、新極真会神奈川東横浜支部の泉中田分支部道場に入門、

以来23年間継続して研鑽を続け、2014年、昇段審査を受審し、木元師範より昇段を許された「正真正銘・叩き上げの黒帯」、有段者であります。
大会にも数多く挑戦し、関東交流大会の一般上級軽量級で優勝、空手ドリームフェスティバルでは2012年~14年に準優勝・3位・準優勝と3年連続で入賞を果たすなどの素晴らしい戦績を残しております。
今から約3年前に、「子供達の将来、日本の未来を守りたい」との強い思いから政治家を志し、国民民主党の公募に応募したところ合格し、昨年の神奈川県県議会選挙に立候補しましたが惜敗。
捲土重来を果たすべく、この度の衆議院選挙に神奈川18区・・川崎市中原区・高津区で立候補し52000票を超える票を獲得し小選挙区では2位に入る大善戦。
比例区で見事に当選を果たしました!

西岡議員は
「長い間、熱く充実した時間を過ごさせてもらい、私を育ててくれた新極真会木元道場に本当に感謝しております。また、この度は皆様の御支援のお陰で政治家としてスタートラインに立つことが出来ました。20年の稽古で培った新極真空手魂を存分に発揮し、皆さまの為に、日本国の為に、役立てるように努力精進してまいりますので、これからもご支援をよろしくお願い致します。」と申しております。

これからの西岡議員の活躍に期待します!


以上、西岡義高衆議院議員の紹介でした。

                                                        

番外編が2回続きました。

次回は、通常版のブログで昇級審査会と全関東大会をお伝えします。

 

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2024 番外編 泉中田道場生 宮崎 響1級「ベストボディ ジャパン」への挑戦・・に感じたこと

2024-10-22 12:03:27 | 日記

まずは見出しの写真、そして下の写真を見てください。

      

 この美しく見事なボディのイケメン青年は誰でしょうか・・?

 

 今回は道場ブログ番外編として、我が泉中田道場の唯一(?)の一般部選手であった宮崎響1級のある挑戦・・

「ベストボディジャパン」というコンテストへの挑戦、についての話を皆さんにお知らせいたします。

 まずは宮崎1級の簡単な紹介。小学5年生の時に私の道場に入門してきました。長身・細身の彼は既に野球のチームに入っており、どちらかと言えば野球が本業、空手は副業・・という手応えでした。道場での稽古は、週2日しかなかった当時でもそれほど出席率は芳しくなく、私から見ると「やる気あんのかな~・・」という感じで、運動神経は悪くないと思うのですが声が小さくおとなしく、そのために私に叱咤されることも多かったと思います。そんな中で中学生になって「野球に専念したい」ということで退会・・。「まあ、そうだろうな・・」と、空手に対する普段の熱量はあまり感じなかったので、こちらもある程度は納得の感じの退会でした。

  その彼が高校になって道場に戻ってきたのです。しかもその「道場にまた行っていいですか?」の電話は彼が自ら私の携帯に掛けてきたので、「あの響がね~」と嬉しい反面少し驚きを感じたのを覚えています。再入門した彼は、身長は大きくなってたものの容姿は小学生~中学生の頃とそこまで大差はありませんでした。しかし稽古への熱量が「これ、あの響?」と思うくらいに変わっていました。とても頑張るし能動的、やりたいことを見つけそれに努力できる・・という「自分」がある子になっていたのです。聞けば中学の部活や高校で入ったハンドボール部での活動(1年で休部)が、周りの環境のせいもあり不完全燃焼だったみたいで、その悔しさのエネルギーが空手に向いてくれたみたいです。「試合に出たいです!」とのことで、それを言うことにもまた驚きましたが、高校1年・黄帯の時に初出場した外部大会の「総本部交流 錬成大会」の初級の部でいきなり優勝。それが自信になったのか、その後もコンスタントに稽古をして実力は着実に上がり、大会は外部大会を中心に数回出場しました。しかし「上級の部の壁」か、なかなか良い成績をおさめられません。もっと試合感覚を得よう・・と出てみた内部大会では2連続一本勝ちの圧勝をし、実力が内部大会レベルではないことは証明しました。が、外部大会の「上級」はレベルがグッと上がるのがこの世界・・好成績を取るのは・・勝利を勝ち取るのは難しいものです。しかし彼は決して腐らず、普段の稽古に加えアルバイト(インストラクター)をしているジムでのトレーニングや東神奈川本部の選手強化クラスや他の道場に出稽古を重ねるなど努力を続け、全関東大会を経験をし、昨年3月の江戸川大会では1回戦を完勝で見事に勝ちぬき、2回戦では城南支部の有望選手の北島選手に大善戦するなど成長を見せたところで大学を卒業、就職と共に社会生活が忙しくなり、やむなく選手は一旦休業になっておりますが、空手の稽古や肉体鍛錬は続けております。

             

 その彼が、ある稽古日の終了後に「将来夢見ているパーソナルトレーニングジムの経営のために経験として、ベストボディジャパンというコンテストに出ます」と私に言ってきた時には「なんだそりゃ?ボディビル??」と思いましたが、そのたいへんさがよく分からなかったので「あ、そう。まあ頑張って」と軽い返事をしてしまいました。が、その後の彼の変遷振りにビックリ!そのストイックを超える少し異常(?)とも思える努力・生活にさらにビックリ!「いやたいへんなんだな~(-_-;)よくできるな~💦」と、彼が稽古に来て、その毎日の生活ぶり・努力ぶりを話しで聞くたびににビビり、感心していました。彼の変わり具合を見せます。

 

2024/3月

  

2024/5月

  

2024/6月

  

2024/7月

  

2024/8月~コンテスト

 

 日ごとに着実に変化しているのが分かります。一番最初の自撮り写真は体重が80㎏を超えていたといいます。身長が180㎝を超える彼ですから、フルコンタクト空手の選手としては中肉中背、普通の人ならば少し太いくらいの感じです。確かにちょっとポチャ体です。それを必要な筋肉だけをデカくしながら減量をし脂肪を削り、筋肉のカットを出していかなければならないそうで、それには厳しいトレーニングと栄養・カロリーの徹底した節制が必要だそうです。食べる量飲む量はもちろん、たんぱく質をたくさん取り、塩分は何gまで、脂質は何gまで、糖質何gまでしか取ってはいけない、etc.・・を厳しく守る毎日毎時間・・・こんなストレスが溜まる我慢ガマンの生活、私だったらすぐに守れず辞めてしまうでしょう(^^;)。ハッキリ言ってちょっと異常(?)とも言える世界です。私の現役選手時代は、仕事を終えた後で疲れた後でも練習はほぼ毎日やってましたが、その後に美味しいごはん(お酒も)が好きなだけ食べられたから、それを目指して(?)頑張る事が出来ました。宮崎の出るコンテストの場合、キツイ練習の後のそれ(食事)が無いのです💦このコンテストはいわゆる筋肉ムキムキバカデカい「ボディビルディング」ではなく「バランスよいカッコいいカラダ」を競うそうです(ちなみに私はあのバカデカい筋肉のボディビルダーの体は好きではないので、宮崎が出るのがそちらでなくてよかったです)。数カ月にわたる節制でコンテストに出場した宮崎の体重は67㎏・・約15㎏の減量+筋肉の強化で本当にカッコいいカラダになったと思います。残念ながら入賞はできなかったようですが、よくやり抜いた・・・感動と尊敬をします。空手の大会に出場する時の稽古への自覚と努力もそうですが、「小学生の時は、運動神経はあるのになんというか元気がもう一つ・・煮え切らない感じの子だったあの響がな~」と、その成長ぶりを驚き「カッコいい」と思います。「カッコいい」は私の大好きな言葉で、道場の生徒がそうなってくれるのを望み目指しますし、そうなっているのを見るととても嬉しく思います。この挑戦と経験は彼の夢であるパーソナルトレーニングジムで生徒のコーチをする時に「実績」として必ず活かされる事でしょう。重ねて、お酒大好き・ご飯大好きの私には絶対にできないし、しない挑戦です(苦笑)

 

 私も宮崎に教わり一緒にポージング!頭身が・・足の長さが・・体形が・・全然違う・・顔も・・(-_-;)せめて撮影直前に筋トレをして体をパンプさせてから撮ればよかった(^^;) いい引き立て役になってしまいました(-_-;)

 

 上写真2枚は約4年前、大学生の時の彼に「俺の所属してる商店会主催のお祭りで「じゃんけんマン」というレンジャーショウをやるから、そのじゃんけんブルーをやってよ」と言ったら彼は「分かりました」と即答してくれ、私の演出と振り付けの元で稽古をし、本番では照れずに上手にこなしてくれました(この模様は「泉中田道場YouTube」にて絶賛放映中)。もしかしたらこの経験が観衆の前で自分を表現する快感に目覚めさせたのか?!・・それは無いと思いますが・・(笑)

 今回のこの挑戦は、政治の世界に挑戦している西岡義高指導員(現在はなんと「国政」に挑戦中!・・下写真、皆さん応援をお願いいたします!)のことを伝えた昨年の「番外編」に続き、皆さんに伝えるにふさわしいものだと思い、執筆・掲載をいたしました。

 

  

 自分がやりたいこと・・「夢・目標」を見つけ、そこに挑戦と努力をする。その姿は空手であっても他の事でも、本当にカッコいいと思います!その挑戦に、私の道場で・空手の修練で身に付けた体力や精神力や経験が役に立っているようでしたら・・・指導をしてる者としてこんなに嬉しいことは無いです。

現在、稽古が盛り上がっている少年部の多数の生徒にもその片鱗を感じます。

次回はその生徒達の「今年の発表の集大成」とも言える、全関東大会や昇級審査会などをお知らせすると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024⑨ JFKO主催「第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会」にて泉中田道場選手が大活躍!!

2024-09-30 15:00:45 | 日記

 今回も約1カ月ぶりの投稿。我ながら頑張っている・・(苦笑)。

 頑張っているのだが、次のイベントの横須賀大会の前までに発表できなかった・・残念(-_-;)💦

 

 夏を超え、9月になって最初のイベントであるJFKO(日本フルコンタクト空手道連盟)主催の第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会に泉中田道場から5名の選手が出場しまして、とても良い成績を勝ち取ってくれました!

 前回のブログの稽古風景やその他のブログでも自慢している(?)盛り上がった稽古の成果が出せた!と、本当に嬉しい気持ちです。その大会の模様・詳細・感想を書かせていただきます。

 今回は珍しく(?)この記事一本のみです。

 

★9月8日JFKO主催「第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会」

 5名が出場。

 組手部門 5名が出場(2名が上級部門・3名が初級部門) 4名優勝!

 

 

組手 部門 (審判 上級は5人、初級は3人制)

田中碧翔・臼井空鳳・大谷星蒼はトーナメント、大谷琉貴・長嶋あかりは3人による総当たりリーグ戦。

 

田中 碧翔(上級部門 小学3年男子28㎏以上の部) 

*1回戦 本戦 一本勝ち  2回戦 本戦5-0(写真 白)

  

   

大谷 琉貴(初級部門 小学6年男子41㎏以上の部) 

*1回戦 本戦3-0(大谷に「技あり」) 2回戦 本戦3-0(写真 赤)

   

    

長嶋 あかり(初級部門 小学5年女子36㎏以上の部)

*1回戦 (決勝戦)本戦3-0  2回戦 本戦3-0(長嶋に「技あり」)(写真 赤)

    

 

    

大谷 星蒼(初級部門 小学4年男子32㎏以上の部)

*1回戦 本戦5-0(大谷に技あり)  2回戦 本戦2-1 延長戦2-3 (写真白)

  

 

臼井 空鳳(上級部門 小学3年男子28㎏以上の部)

*1回戦 不戦勝  2回戦 本戦0-4  (写真赤)

 

 

 

 横浜武道館メインアリーナで開催された「第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会」に5名が出場し、上記のように4名が優勝する・・・という、本当にすごい結果を残すことが出来ました!上記の写真上に書いているように皆が2回を勝ち抜いただけで優勝・・という闘う回戦が少ない形ではありました・・が優勝は優勝です。外部の大会でこんなにもたくさんのトロフィーを持ち帰ってきたのは史上最高だったかもしれません。

 ではいつも通りに入賞者選手を中心に各選手の戦いぶりと感想を書きます。

 まずは今日最初の優勝者であり価値の高い上級部門の田中碧翔選手。1回戦はパンチ・・特に左のパンチを中心とした攻め口で他の技も交えながら出した左下突きが見事にレバーを捉えて即一本勝ち!決勝となった2回戦の相手はなかなか強い選手でしたが、試合開始に繰り出した上段前蹴りが決まり「技あり」!これは道場の稽古で生徒皆にたまに教えている「走り蹴り」でのものでしたが、田中選手が今回使ったのは少しフェイントを加えての走り蹴りで、工夫が見られました。その後の試合展開はほぼ五分五分の感じでしたので、この「技あり」が大きかったです。やはり「技あり」などの大きなポイントは奪取できると勝利にかなり近づくのは明白なので、上段系の技が使えるのは大きいですね。しかし勝ったものの、試合ではまた沢山の課題が見えたので「稽古で伝え、修正せねば・・」と思いました。

 初級の部で2試合を圧勝して優勝したのは大谷琉貴選手。約1カ月前のドリームフェスティバル新人戦部門で優勝しているのですが、今回は申込み時期の関係でまだ初級部門にエントリーをすることが出来ました。ドリームで優勝している実力があるのですからこの部門での実力は群を抜いていたようで、今回の2試合は圧倒的な勝利でした・・が、2試合とも相手を一本で仕留めることはできなかったので、そのあたりには私から少し苦言を伝えました。相手を効かせられる技をたくさん持っているだけに、それを「倒す!一本を取る!」という強い意欲を持って相手に放てば、今回は2試合とも倒せたのでは・・と思ったし、そういった闘争心やある意味での苛烈性(?)とも言える気持ちが格闘技・上のレベルではとても必要になってくると思うからです。とはいえ試合は完勝・圧勝、これで初級部門は卒業です。

 同じく初級の部で初優勝でトロフィーを初めて獲得したのは大谷琉貴君の弟の大谷星蒼選手。外部の大会は初出場でとても緊張していたようです。1回戦はパンチからローキックでのコンビネーションで勝利。しかし決勝となった2回戦では、1回戦同様に攻めている時間はなかなか良いのですが、手を休める時がたまにあり、その時に挽回されてしまう感を受けてしまう局面が数回ありました。最後の10秒弱でラッシュをかけて攻勢、試合終了。私から見た目には「まあ、勝ったかな・・」と思いましたが、試合終了時から判定を待つまでの時間に「疲れた・・」という仕草を見せてしまい「ヤバい・・審判はあれをどう見るだろうか・・💦」と不安になって出た判定は2-1・・「あっぶね~~」という辛勝になってしまいました。。試合の流れはおそらく勝っていたのですから、最後の仕草はとても判定にマイナスなので「優勝おめでとう。しかし疲れたのは分かるが、最後のあれはマズい。次回からは絶対に我慢しろ!」と試合直後に厳しめに注意しました。優勝しているのに怒られてかわいそうですね(苦笑)でも、とても大事なことなのです(苦笑)

 もう一人の優勝者は長嶋あかり選手。ドリームフェスティバルでは初級部門でしたがあと一歩で入賞を逃した悔しさをこの舞台にぶつけるという強い意欲での出場です。1回戦は近頃強化しているパンチ中心の組手。前に出る圧も相手に勝り良い内容の完勝。2回戦(決勝あつかい)は反則ギリギリ(いや、反則だと思う・・)で圧を掛けてくる(押してくる)相手に、あかり選手も押し負けない形でパンチを返しますが、単純な前に出る・・ということでは「やや劣勢」とも取れるイヤな展開。相手に注意1が出たものの、このままではマズいかも・・というラスト5~6秒で得意の上段横蹴りがカウンターでヒット!相手のヘッドガードの金網面が吹っ飛んでいくほどの強烈な捉え方でした、当然「技あり!」。相手の反則チックな攻撃でしたが、危ない展開ではあったので逆転勝利とも言えるかもしれません。この試合でも「やはり上段でポイントを取れる技があるのは大きいことだな~」との思いを再認識させられた試合でした。この優勝でこちらも初級部門は卒業です。

 そして今回は残念ながら入賞できず、たいへん悔しい思いだったと思います臼井空鳳選手。上級者部門に出場。1回戦は相手の欠場で不戦勝。これが不戦勝でなかったらまた次の試合の結果や内容も変わっていたかもしれません。準決勝が今日の初めての試合になるのですが、相手は結局この部門で優勝する選手。道着にたくさん張ってあるワッペンの数がなかなかの戦績を伺わせます。試合はほぼ互角の展開ですが、やや相手の細かい技の的中率が勝っているか・・という感じ、しかし積極性や技の威力は全然負けていない感があり「膝がボディ入った!ここで連打でいければ・・!」という勝機もかなりありました。結果は本戦0-4の判定負け。1回戦を闘って体がもっとほぐれていれば、さらに差を埋められていたのではないかな・・との思いも持ちましたが、それはどこまで言ってもこちら側の勝手な言い訳になります・・。今回は一緒に出た4人が良い成績を取り、とても悔しい形になりましたが、9月末にエントリーしている横須賀大会でこの悔しさを晴らして欲しいです。

 

                           

  

 

 今回の大会は新極真会の各支部が主催でなく、大会名についているようにJFKO神奈川支部・・実際に主催・運営したのは横浜フルコンタクト空手流派の雄である「空手道MAC」さんで、言ってみれば少しだけ他流派(諸流派)の大会に乗り込んでいくという立場の出場でした。私も審判としてスタッフ参加したのですが、諸流派の先生方との混成チームの審判だったのは、やることは同じなのですが些か緊張する感じがしまして新鮮でしたし、いろいろな流派の先生方から御挨拶を受けたり話せたりと優意義な時間が持てまして、参加してとてもよかったです。

 また、トーナメントの組み方・・でも面白かったし良い仕組みだな・・と思ったのは一つの階級に3名しか出場選手がいなかった場合はその階級は「総当たりリーグ戦」になるということで、この仕組みによりウチの大谷兄と長嶋は2回ずつ闘えての優勝という恩恵(?)を受けることが出来ました。やっぱり1回だけ勝っての優勝では達成感・勝ち抜いた感は少し薄い気がしますし、せっかく出場したのだから多くの試合を経験してほしいですから、例えば内部試合などでも、この方法を上手く活用できないかな~なんて思いました。

 

 以上、夏の一大イベントであった空手ドリームフェスティバルが終わって、また来年を目指すための第一歩である大会のJFKO神奈川大会への挑戦の報告でしたが「大戦果」とも言っても良い結果を勝ち取れました。上の写真の様子でも分かるように、今回も選手・応援に来てくれた矢口晴くん・保護者様たちがとても良い交流をして「チーム」になってくれているので、私も見ていて本当に嬉しく頼もしいですし、選手も心強く試合に臨めるのでしょう・・それが今回のこのような結果として出てくるのだと思います。この状態を継続維持し、さらに充実拡大できるように・・、まずは普段の稽古から皆で盛り上がっていけるように・・、皆が力を付けられるように・・、この戦果を自信にまた頑張ろうと思いました。

 皆さん本当にありがとうございます!お疲れ様でした。

 

 

 

 次回は9月末の横須賀大会(もう結果は出ている(-_-;))とそこに向かう稽古風景、10月5・6日の全日本大会観戦&少年演武の模様を報告する予定です。

 

    

 

 

 

 

 

 

 

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2024⑧  夏合宿・夏の稽古風景~9月のイベントへ

2024-09-05 11:14:25 | 日記

 前回記事で熱こもった形で伝えたドリームフェスティバルが終わり、8月は試合などがないこともあり、気持ち的には「ちょっと一息・・」感がついていたこの1ヶ月間でした。

 今回の記事では7名の生徒が参加した木元道場夏合宿と夏の稽古風景をお伝えします。珍しく少し小型の記事になります。たまにはいいでしょう(笑)

 

☆木元道場夏合宿

(木元道場Instagramより引用写真も有ります)

 

        

              

 

 

          

     

 今年の1月に行われた冬合宿に5名の生徒が参加しましたが、今回の夏合宿にはそれを上回る7名の生徒が参加してくれました。慣れない・知らない環境に参加挑戦する生徒たちのチャレンジ精神には逞しさを感じ嬉しく思います。

 合宿は稽古がたくさん・・はもちろんですが、夏合宿には花火大会・くじ引き・朝のランニング・海水浴・・と冬合宿に負けず劣らずの楽しいイベントスケジュールが盛りだくさんで、参加した生徒達は本当にたくさんの経験をできたと思いますし「思い出」を作ってきたと思います。

 合宿中のウチの生徒の面倒を見てくれた茂木智之師範代・女子部屋で女子生徒のお世話をしてくれた冨村日花指導員、各稽古を指導してくれた各先生方、木元師範、いろいろと本当にありがとうございました。この場にて厚く御礼を申し上げます。

 

☆稽古風景(少し多め)

                                   

     

 本当に今年は暑い!💦💦

アッツい夏の・・暑過ぎた夏の稽古風景です。毎年書いていますが、ウチの道場建物は外から見て分かるように、元々は倉庫仕様の簡素な建物・・(-_-;)。それを主に本業(生業)は内装工事職人の私が工夫して安価に改装・内装工事して、道場や作業場に使用をしているので(工事の模様は過去のバックナンバー「2017.7月道場移転&改装工事」にて参照)・・

ぶっちゃけて言えば費用と手間の関係で天井や壁面下地に断熱材が入っていないのです(-_-;)(-_-;)

だから、日が沈んだ夜の稽古はまだしも、日差しの強い日の午前~夕方までは天井屋根の鉄板(?)からの熱が内壁の耐火ボード1枚だけを挟んでまともに伝わってくる・・ということでかなりキツイものになってしまうのです!(^^;)💦

エアコン2台(家庭用)と扇風機5台をフルパワーで稼働して暑さに抵抗しても、土曜午前の稽古や夕方開始の少年部①(合同クラス)などは・・稽古する生徒達の熱気も加わり・・・いやたいへんでした(^^;)💦去年もキツかったが、今年の暑さは異常だったことを・・ホントに痛感しました💦

 とはいえ今年も、稽古中に気持ち悪くなる子が別段多かった・・ということもなく、無事にこの季節を終えられようとしています。とくに少年部生徒は、本当に出席率が良く頑張ってくれる子が多くて・・・暑い中で頑張ったその分の体力も付いているのでは・・と思います(^^;)

 8月の中盤にはカレンダーの関係もあり約10日間ほどの夏休みがありました。これで生徒の体もかなり休まったと思います(私も)。そして稽古を再開。ドリームフェスティバル後の・・この夏の修練の成果を試すべき大会第1弾となる第1回JFKO神奈川大会が9月初旬に開催され、ウチから5名の選手が出場します。その後は内部試合(横須賀大会)・・大小の各大会・・と秋から年末にかけての戦いがまた始まります。このひとつの黄金期とも言えた1年の年末を良い形・結果で終えられたら・・と期待し願ってしまいます。

*生徒や保護者の皆様。夏休みや冬休みなど、休日に家族でお出かけをされた際などに道場にお土産を買ってきて頂き本当にありがとうございます。「皆さん、道場の事を想ってくれているのだな~」といつも深く深く感謝しております。この場にて厚く御礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございます(茂木浩之)

 

 

 

 

 上写真2枚・・この夏にもありがたいことに新しい稽古生が数名、少年部・一般部共に入門をしてくれました。よくぞ私の預かる道場で武道・空手という新しい世界に飛び込んでくれた、と嬉しく思いますし感謝をします。対して、下の写真2枚は道場少年部の指導補佐をしてくれている保福正明さんの自主トレ風景・・空手修行歴は実に25年を超えています!いつも「好きで楽しいからやっている。好きだからできるだけ続けたい」と言ってくれて道場に来て、子供たちの指導と自分の修練をしてくれています。「まだ若干67歳(笑)」とも。本当に素晴らしいです。

 空手は・・空手に限らず物事をやる理由は向き不向きで行うものでなく「好きか、嫌いか?」「やりたいか、やりたくないか?」・・それに尽きると思います。だから好きであったら・・やりたかったら、どんな形でも(ガッツリ激しく厳しくではなく、ユル~い形でも)できれば続けて欲しいし、継続する・・ということは、自分自身に肉体的・精神的に良い作用をもたらすと信じます。

 新しい生徒の皆さんは、それぞれが現在の空手修行歴0年0ヶ月から何年の修行を重ねてくれるのでしょう?指導する私としては、上記の保福さんが言ってくれているように「好きで楽しい時間をできるだけ多く、道場で過ごしてくれるといいな~」と日々思っております。

 

 

 夏のある日の夜・・

 私の自宅の近所に住んでいる木元道場の後輩で、現在は独立し新極真会東京町田支部保本道場の支部長である保本くん(写真左から2番目)と保本君の先輩で現在は保本道場の師範代でやはり私の後輩の清水くん(写真右)の二人に誘われて、自宅近くの洋風居酒屋で楽しいひと時を過ごしました(途中から私の兄の茂木智之 木元道場師範代も参加)。

 昔の仲間と集まると、それぞれがその当時のエピソードを次から次へと話すのですが、もう25年以上前の話なのにそれが昨日やつい最近の事のように思いだされてどんどん加速・・話は止まりません。選手を引退して泉中田道場を立ち上げてからの生徒との思い出と、それ以前・・現役選手時代に稽古した仲間と過ごした時代の思い出は、どちらもたくさんあり覚えていて懐かしく話すと楽しいものが多いのですが、やはり自分が若かった故に無茶苦茶ができでいた時代(いわゆる青春時代です)の思い出は濃く残っているようで・・「あ~そうだった、そうだった」と本当に笑いが止まらない時間でした。こういった時間を持てるのも先述の「継続することの効用」‥というのは少しこじつけか・・(^^;)

誘ってくれた保本・清水の両氏、この度も本当にありがとう!おかげで気持ちがリフレッシュできました。また会いましょう(^▽^)/

 

次回はJFKO神奈川大会や内部試合模様などをお届けしたします。

 

 

 

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2024⑦ 真夏の祭典「空手ドリームフェスティバル2024」報告!

2024-08-03 00:03:37 | 日記

 暑い毎日、皆さまお疲れ様です。

 今年7回目の記事投稿。今回はいよいよ7月20日(土)・21日(日)に極真空手の聖地「東京体育館」で開催された「空手ドリームフェスティバル全日本大会(国際大会)」の模様を報告いたします。

 ここのところ毎回・毎年参加している(生徒を出場させている)この大会で、毎年いろいろな思い出が残るこの大会ですが・・・

近年では今回がいちばん楽しく、いちばん悔しく、いちばん嬉しく、いちばん長く・短く・・いちばん充実した大会だったと思います。書きたいこと感想(文章)・載せたい写真がたくさんたくさんで・・・上手くまとめられるか不安です(苦笑)

 それでは報告です。今回はこの記事のみの回になります。

 

★7月21日・22日「空手ドリームフェスティバル全日本大会(国際大会)2024」

 4名が出場。

 組手部門 4名が出場(2名が全日本大会・2名が新人戦部門) 1名優勝!(大谷 琉貴)

 型部門  1名が出場

 

組手 部門 (審判5人制)

 

臼井 空鳳(全日本大会 小学6年男子中量級の部) 

*1回戦 本戦4-0 2回戦 本戦0-5(写真 白)

   

 

田中 碧翔(全日本大会 小学3年男子重量級の部) 

*1回戦 本戦1-0 延長戦 合わせ一本勝ち 2回戦 本戦0-3(写真 赤)

    

 

大谷 琉貴(新人戦部門 小学6年男子重量級の部) 優勝

*1回戦 (決勝戦)本戦3-0 (写真 白)

    

 

長嶋 あかり(新人戦部門 小学5年女子重量級の部)

*1回戦 本戦5-0(長嶋に技あり)  2回戦 本戦2-1 延長戦2-3 (写真白

    

 

型 部門 (審判5人制)

 

田中 碧翔(全日本大会 小学3年男子の部)

*1回戦 5-0  2回戦 2-3 

  

 前回の記事で予告しました通り、泉中田道場からは4名の選手が今回のドリームフェスティバルに出場・挑戦をしました。その結果、大谷 琉貴(おおたに るき)選手が新人戦部門で優勝する快挙を成し遂げました!同部門への出場者が少なくてワンマッチ決勝戦という些か幸運な形ではありましたが、それもまた巡り合わせであり、その中でチャンスをモノにできたのですから誇ってよい立派な結果であります。上級の「全日本大会」ではありませんが、このドリームフェスティバルでの「優勝」という結果はウチでは史上初!本当によくやってくれました!

 また、今回は4名が5部門に出場したのですが、全員が1回戦を勝ち抜く・・ということでも健闘した結果と言えました。

この大会は1回戦を勝ち抜くのだけでも本当にたいへん・・ということは、少しでもこの大会に出たり見たりした人なら分かるでしょう。だから全員が組手・型で1回戦を勝ち抜いたことは、なかなか大したことなのです。もちろん入賞・優勝を狙っていた田中・臼井・長嶋の3名にしてみれば、その結果は残念なものでしかないのかもしれませんが・・。

 では4人の闘いの詳細を書きます。まずは新人戦部門で優勝した大谷琉貴選手。内部試合は7~8回出ていますが、外部試合は錬成大会も含め今回が初出場で、それがいきなりこのドリームフェスティバル!こちらの想像通り、会場や大会の大きさに少し気押されたそうです。相手はカザフスタンの選手(まさに国際大会!)で、なかなか骨太で力が強そうな選手。試合開始からパンチ・膝と積極的に攻撃を仕掛けた大谷選手に相手もパンチで応戦。大谷選手は打ち合い途中からヒットしだした右ローキックに勝機を見出しこれを連打。圧力も積極性も勝り、本戦3-0で勝利を手にしました。試合1週間前には高熱の風邪に見舞われ、稽古はあまりできませんでしたが、その前(7月初旬)の内部試合までの練習が「貯金」として残っていたのかもしれません。見事に泉中田道場に栄冠を持ち帰ってくれました。

 続いては同じく新人戦部門に出場した長嶋あかり選手。ドリームフェスティバルは初出場です。その挑戦は・・、あと一歩で入賞の・・惜しい・・本当に惜しい2回戦敗退でした。緊張の中での1回戦は本戦中盤に得意の上段横蹴りで「技あり」を奪取し勝利。これを勝ち抜けば決勝進出で入賞確定の2回戦。本戦は互角で延長戦。全体を通じて先に仕掛けているのはあかりで、上段蹴りも惜しいのが数発。さらにはパンチの打ち合いでも前に出ているあかりに若干の分がある・・と見えていたので「勝ったか・・?」と思いましたか判定は2-3の惜敗。後でビデオ映像を見たら、相手の下段と下からのパンチが返されていたのが見て取れ「これを審判が取ったのかな~・・?しかし・・?」という、本当に惜しい悔しい判定負けでした。

 続いては上級の全日本大会に出場した臼井空鳳選手。こちらもドリームフェスティバルは初出場です。名前をコールされると勢いよく飛び出し開始線でジャンプ、というやる気満々パフォーマンスで登場。1回戦は序盤から中盤まで水月(鳩尾)を狙う突きと左の中段膝蹴りなど効かした感あり、優位に立ちました。が、後半は攻め疲れなのか手数が落ちてしまい、やや反撃されましたが、前半の攻勢を取ってもらえたか4-0の本戦勝ち。2回戦、やはり序盤の攻めは良いのですがやや粗く、そのうちに「押し」の反則で注意2を取られ劣勢に。少し焦ったか気が抜けたか、終了間際に相手の胴回し回転蹴りをヒットされ「技あり」も取られて万事休す。しかし、レベルの高い小6男子で1回戦を勝利できたのはとても価値のあるものだと思います。

 最後は今回の出場者では唯一、組手・型の両部門に出場した田中碧翔選手。ドリームフェスティバルには組手は今回が3回目、型は2回目の挑戦になります。たくさんの大会出場による様々な経験と地方大会での入賞を重ねられる実力も鑑み「そろそろ入賞を伺えるか・・」との期待大の挑戦です。型では1回戦を5-0文句無しの勝利。2回戦は・・私も見ていましたが「これは間違いなく勝った。よし3回戦」・・と思っていたら、まさかの(何回目のまさかだ?)2-3の判定負けに「またかよ~~(-_-;)」・・・。なんでこーなるの?これは後に映像を見たが、どう見ても納得いかん・・。「あ~~型の判定ってなんだ?」が、またも私の中で上書きされました。続いて組手。1回戦は相手の粘りもあり、延長戦までもつれましたが、そこで実力発揮。上段回し蹴りで2本の「技あり」で合わせ一本勝ち!これができるのが実力と経験を重ねた証左でありましょう。さあ、2回戦。6月の東京都大会準決勝で闘い敗れている選手とのリベンジマッチ。相手は各ブロック大会で優勝を重ね、すでに来年のドリーム出場資格も得ている猛者ですが、こちらもその相手を倒すべく対策を立てて挑む試合ですから、今回は完全に勝ちを狙っての対戦でした。結果・・、東京都大会の時よりも明らかに差は詰まっていた試合内容で本戦終了。「延長に行くかな・・」と思いましたが無情にも判定は本戦0-3。「あ~惜しい~!くそ!」昨年にドリームフェスティバルで敗れてから1年間・・。様々な稽古・様々な大会でたくさんの経験と結果を引っ提げて挑んだ田中選手の今年のドリームフェスティバルが・・この瞬間に幕を閉じました・・。私も誠に残念だが・・よく頑張ったし確実に成長している!碧翔、胸を張ってよいです!

                                              

 昔はウチの道場の選手はどちらかと言うと「組手」よりも「型」で入賞を狙う形でこの大会には挑戦したことが多かったと思います。それが今年は完全に組手中心のメンバー構成でした。型も素晴らしい競技で、審判の判定も含めて勝利を得るのは本当に難しいですが、「極真空手」である以上「実際に闘う組手が主」というのはこの世界の人間ならば誰もが思うことです。組手が中心のメンバー構成・布陣を組んで挑めたことでも、この大会は思い出深いものがあります。

 だからなのか、載せたい写真・名場面が例年の大会より多く、それこそ山ほどあって・・・厳選した写真だけでもこれだけの数になってしまいます。今回出場した4名の選手と、その保護者さんや応援に来てくれた道場の仲間。みんながチームになって戦い・笑い・泣いた2日間でした。その中で大谷選手が新人戦部門ですが優勝の勝ち取ってくれる、というとても嬉しい出来事もありました。その他の選手も本当によく頑張りました。この盛り上がりを作ってくれた皆さん、裏方で皆を引っ張り強力なサポートしてくれた建石マネさん、運営スタッフで来てくれた保福さん・弥頭くん、みんなみんなに感謝をし、この道場の長であることを私は誇りに思えました。本当にありがとうございます!

 終わってしまったからには、また来年・・を目指すことになります。来年はドリームフェスティバル全日本大会出場には選抜戦を勝ち抜かなければならない、という新システムが導入されるようです。どのような形なのかはまだ把握していませんが、来年も今年以上の布陣で挑み、さらに盛り上がれることを今から期待します。やはり「空手ドリームフェスティバル」は空手選手にとってスゴイ大会であり目指すべき夢の祭典です。そこで自分の生徒があの大きなトロフィーを獲得する・・、その夢を実現するのは本当にたいへんだ・・ということを、今年は改めて強く実感してしまいました。だからこそ、それを実現出来たら・・スゴイ嬉しいのだろうな~~!来年までまた日々精進です。

 

◇おまけ・・です。

    

 ドリームフェスティバルの二日目終了後の夜は、代々木第二体育館で行われる新極真会の新企画大会「空手チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」を観戦に行く・・というタイトなスケジュールでした。

 「賞金総額3,000万円、優勝者には1,000万円」というこの大会は、会場に終始流れる音楽やレーザー光線が四方八方に飛び交う照明・選手入場時のアナウンスなどの演出がたっぷり入ったエンタメ性が強い華やかな大会で、空手の大会の新しい形を作ったと思います。試合の内容や判定にはいろいろと感じたこと・思ったことはありましたが、大会自体はとってもカッコよかったと思います。

 その大会には来賓で様々な分野からたくさんの著名人が来られていましたが、その中でも極真空手の世界チャンピオン(松井派)から総合格闘技に転身して現在活躍中の上田幹夫選手が会場外で歩いていたのを見かけてしまったので、勇気を振り絞って「写真を撮っていただけますか」と声を掛け、撮ってもらったのが上の写真です。上田選手の事は以前からYouTubeなどでよく見ていて、「187㎝・110㎏という超大型なのに動きが早く、空手の技は手技も足技もオールラウンド」+「喋りが上手で面白い」+「空手に対して強い誇りを持っている」というその人間性とスタイルが好きになったので、とても期待して秘かに(?)注目・応援をしていました。

本物を近くで初めて見た感想は・・・スゴくデカい!分厚い!そして風格がある・・!「こっれは強いだろうな~!」と、その姿を見ただけで思ってしまう肉体的迫力を持っていました。言葉を交わしても、とても優しく丁寧に返してくれ「性格の良い人なんだろうな~」と感じられ、ますます好感を持ちました。同じ極真空手(フルコンタクト空手)出身の選手として「総合格闘技の世界で大活躍・大成功をして欲しいな~」と、「この選手は応援を続けたいな~」と思える嬉しい出来事でした。

 

 

 ドリームフェスティバルが終わり少し気が抜けた感がありますが、稽古は再開しております。

 次回は夏合宿などの報告になると思います。

 

 

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2024⑥ 6~7月の出来事 後編(イベントがたくさん~ドリームフェスティバル全日本大会へ)DF出場者紹介!

2024-07-14 14:05:42 | 日記

 数日前にアップした記事で予告した通り、その後編の記事です。

 まずは県立武道館柔道場で行われ、入賞者を多数輩出できた内部試合の報告から。

 

★7月6日(土)神奈川ウエイト制空手道錬成大会(内部試合)

8名が出場

組手部門 7名が出場 4名優勝

型部門  6名が出場 2名優勝

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 大谷 琉貴(中学エキスパート重量級の部)

*1回戦 本戦5ー0  2回戦(決勝戦)本戦5-0  (写真 赤)

 

 

優勝 長嶋 あかり(中学女子エキスパートの部)

*1回戦(決勝戦)本戦 合わせ一本勝ち(写真 白)

 

 

優勝 金村 美里(小学5・6年女子エキスパートの部)

*1回戦 (決勝戦) 本戦5-0(金村に「技あり」)(写真 白)

 

 

 

優勝 矢口 晴(小学5年男子エキスパート重量級の部)

*1回戦シード 2回戦(決勝戦) 本戦4-1(写真 白)

 

 

型 部門 (審判5人制)

 

優勝  山村 優心(小学高学年年入賞者現5級の部)

*1回戦 シード 2回戦(決勝戦) 4-1 (写真 白)

 

 

優勝 長嶋 あかり(小学高学年入賞者青帯の部)

*1回戦 5-0 2回戦 5-0 3回戦(決勝戦)3-2(写真 白)

 

 

 5月の内部試合から約2か月、改修された神奈川県県立武道館の柔道場で(前回は剣道場でした)で行われた神奈川ウエイト制錬成大会に8名の選手が13部門(組手7・型6)に出場し5名6部門で優勝をすることが出来ました。前回の内部試合の会場 の剣道場もキレイでエアコン空調が完璧で快適でしたが、柔道場はさらにカッコよくもちろんエアコン完備。スプリングの効いた柔らかいカラフルな畳は見栄えも良い最高の会場でした。改修前のここは扇風機しかなく、風通しも良くなかったので「今日はどうかな~暑かったらヤダな~💦」と少し心配して行きましたが、その心配は杞憂に・・(^▽^)/。大事なトイレもピッカピカ!本当に良い会場だ!

それでは主に入賞者についてのコメントをします。

 型で優勝を果たしたのは山村優心選手。昨年の5月に優勝して以来実に1年以上経て・・まさに執念(?)で勝ち取った優勝メダルです。稽古では常に一生懸命に頑張っていて、型の技術も確実に上がっています。ですが挑戦し続けている大会では、なぜかなかなか旗は上がってくれず、1~2回戦を勝っても決勝では敗れ優勝は掴めず・・だったので本当に「勝ってほしい!勝たせてあげたいな~」といつも思っていましたが、今回とうとう自分の力でその壁を打破してくれました!難しい型である「平安Ⅳ」での勝利・・優心、めげずに本当によく頑張りました。素晴らしい心の強さです!組手で優勝した1人目は矢口晴選手。前々回2月の横須賀大会で優勝して以来2大会ぶりの優勝でこれで組手は通算4回目。今回は組手のみに絞っての出場。これは良い判断だったと思います。稽古ではとにかく腰を落として上半身を左右に切り(振り)左のパンチを強く出せるように繰り返し指導しましたが、幾分ですがその効果は出ていたようです。1回戦を完勝し勝ち上がってきた同門の大谷星蒼選手との同門初対決(矢口はシード)になりましたが、真っ向の打ち合いが嚙み合った好勝負。若干前に出た矢口選手が4-1の判定勝ちで先輩の意地を見せました。次の優勝者は前回の内部試合で成長を見せた金村美里選手。ワンマッチのみの組み合わせになりましたが、上段蹴りの上手い対戦相手に対して近頃モデルチェンジした「パンチ中心の組手」で圧倒・完封。前に出て下突きで「技あり」を取る力強さを見せ、久しぶりの優勝メダルを獲得しました。昨年までは型中心で試合に出ていましたが、5月の内部試合で組手の試合に目覚め(?)、組手でも十分に通用するところを見せてくれました。3人目の優勝者は学年上げで中学生部門に挑戦している大谷琉貴選手(小6)。前回(5月)に初めてこの部門に出場し、1回戦は勝ちましたが決勝では惜しい戦いで敗れていました。ですから学年上げとはいえ今回は完全に優勝を狙わせての出場です。結果1・2回戦とも危なげない形で勝利しましたが、試合前の特訓で私が感じた彼の技の威力や指導した技術(今回は特に左下突きを出せるように指導しました)が発揮されたとは言えず、それ故に「技あり」などの明確なポイントは奪えなかったことも含めて、優勝はしましたが「今の琉貴からしたら65~70点くらいの採点かな~」が私の感想でした。彼にとって初めての外部大会であるドリームフェスティバルの新人戦では体全体を大きく使って爆発してほしいと願います。そして4人目の優勝者は型でも優勝し、今回のウチからの出場者では文句なしにMVP的活躍をした長嶋あかり選手。型では1・2回戦はフルマーク勝利。決勝戦では同門の伊藤佑選手と実に3回目の対戦(全部決勝戦)。いつも旗が割れるこの対戦、今回もやはり3-2のスプリット判定で長嶋選手が辛勝でした(通算2勝1敗)。そして今大会で最大の盛り上がりを見せた組手の試合。中学2年生で(長嶋は小5)体格・修行歴などでかなり上回っている選手が相手です。実は相手の選手はウチの道場の2選手(今回は不出場)と以前に対戦がある選手なので、長嶋選手との対戦が決まってからはその映像をただちに見せながら勝ち筋を研究・説明・指南。さらには私が仮想相手の選手となってその策を実行する為の練習を何度も何度も行いました(前回ブログ「稽古風景」参照)。私が考えた「この通りに戦えれば勝てるチャンスは十分ある・・」という策を何パターンかは練習しましたが、とはいえ圧倒的な体力の差を中心に考えた実力はおそらくまだ相手が上。実際の試合で、相手の圧力が長嶋選手に掛かった時に「このシミュレーション通りにできるかな~?普通はそんなに上手くはいかないもんな~」と心配して試合に送り出し、見ることになりましたが・・・なんとその練習通りに!いやそれ以上の理想的な闘いをしてくれて上段蹴りで技あり2本の「合わせ一本勝ち」!まさに「ジャイアントキリング」を果たしてくれました。あかり、よくやりました!本当にたいしたものです!素晴らしい勝利、記憶に残る名場面でした

 

*今回は長嶋選手に敗退した対戦相手のO選手。決着がついた後の礼の仕方や勝者であるあかりへの気遣い讃える姿などその他、試合後の態度や潔い振る舞いは本当に見事でした。そこも見ていてとても感動しましたし「ウチの生徒にも見習わせなければな~」と思った場面でした。道場は違いますが、O選手の今後にも「これからまた頑張ってください」と期待しております。

   

                       

 

 

前回・前々回の内部試合では、ほぼ同じメンバーが出た中で優勝者はそれぞれ1名のみ・・の結果的にも内容的にも芳しくないもので試合会場からの帰りはイライラムカムカ悔しい気持ちでしたが、今回は優勝者の数とそれぞれの試合内容など良いものが多く(型は・・もう一つでしたが・・(苦笑))、久しぶりに気持ちよく帰途につけた日でした(笑)。

 上の写真にあるように今回は試合に出ないけど応援に来てくれた田中碧翔くんや数名のお父様方がウォーミングアップなどでお手伝い・サポートで大活躍、さらには選手同士でも一緒に様々なことを行なっている姿は、審判・スタッフをやりながらチラチラ見ていて微笑ましく頼もしく嬉しい姿でした。また道場の仲間の試合への応援の声も、前回以上の今までで一番の大きさと盛りあがり!優勝した選手・戦った選手に駆け寄り讃えている姿も気持ちのこもったもので、泉中田道場関係者のチーム感を感じられました。道場の長として嬉しい限りです。皆さんありがとうございました!

   

 いよいよ2週間後には(このブログ発表時には1週間後)いちばんの大目標であります空手ドリームフェスティバル全日本大会が開催され、ウチからは少年部の4名が(5部門)出場します。前回(前編)のブログでの田中選手の活躍と今回の内部試合でのみんなの活躍・・と、良い形でその舞台に臨めそうです!

 

☆稽古風景

 

                                 

 

前回に引き続き稽古風景を少し・・。少年部は内部試合からのドリームフェスティバル全日本大会への練習、さらには新入門者の加入で活況に満ちております。土曜午前の練習では夏の泉中田道場名物のミストを解禁。生徒は休憩の時間や稽古終了後に体を冷やし癒すことができます。少年部のこの頃の稽古量や質は本当になかなかのもので、特別稽古も含めたら週に4回(1回が1.5~2時間)、それを継続して参加行っている少年部生徒達には本当に感心します。だからこそ、この頃の大会での良い成績が取れているのだと思います。一般は・・・生徒が来てるには来てるのですが、それぞれが週に1回弱・・?くらいの生徒が多く、それがスレ違い的に道場に来るので、来た生徒が「一般部は少ないですね~」」とか言ってくれるのだけど、「いや、俺はそれぞれの生徒に少ない回数ではあるが間違いなく会ってるから(たくさん来れば他の生徒に会えて存在が確認できるよ(^^;))」という変な感じ(?)になってます(苦笑)。その中でも唯一の一般部選手稽古生である宮崎響1級は現在、空手の試合とは別の世界の競技への挑戦をしていて、その為の鍛錬も含めて道場でストイックに稽古に励む姿が見られています(この「挑戦」については次回以降のブログで紹介したいと思っています)。

 

いつもこのブログで書いてますが、道場はここにあり、私はそこに居ますので、来られる時は皆さん道場に来て少しでよいので汗を流してください。

 

☆ドリームフェスティバル出場生徒紹介

さあ、いよいよ来週末7月20・21日は私達が所属している全世界空手道連盟新極真会の少年部・学生・壮年部・型などの最高峰の大会である「2024 空手ドリームフェスティバル全日本大会(今年は国際大会)」です!

 ウチからの出場選手を紹介いたします!

*名前・級・出場部門・主な戦績。田中選手だけは組手・型のW出場なので両方の実績を表記

 

 

臼井 空鳳(うすい らお)4級 

組手 小学6年男子軽重量級

内部試合4回優勝

2024埼玉県大会初級部門優勝

 

田中 碧翔(たなか あおと)5級

組手 小学3年生男子重量級

型  小学3年生男子

内部試合 組手7回優勝・型5回優勝

2022全関東大会上級部門3位(組手)

2023埼玉県大会上級部門3位(組手)

2023栃木錬成大会上級部門優勝(組手)

2024栃木錬成大会上級部門2位(組手)

2024栃木錬成大会上級部門3位(型)

2024埼玉県大会上級部門優勝(組手)

2024東京都大会上級部門3位(組手)

2024関東錬成大会上級部門2位(組手)

 

長嶋 あかり(ながしま あかり)7級

組手 新人戦大会小学5年女子重量級

内部試合4回優勝

2024栃木錬成大会初級部門優勝

 

大谷 琉貴(おおたに るき)6級

組手 新人戦大会小学6年男子重量級

内部試合5回優勝

以上の4名が極真空手の聖地である「東京体育館」の舞台を踏みます。関係者の皆さん、熱い応援をお願いいたします!

 

〇木元道場ジャージ(新)が発売されるようです!

  

 7月6日の大会会場で紹介されました「木元道場ジャージ(新)」が近日発売されるようです。道場責任者ということで、私は先駆けて支給していただきました。新しいジャージは・・ここ数年全く買ってなかったので(苦笑)、とってもとっても嬉しいものですね!デザインもカッコいいのでたいへん気に入ってます(^▽^)/

 

次回は「空手ドリームフェスティバル2024」の報告になると思います。

     

 

   

 

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2024⑤ 6~7月の出来事 前編(イベントがたくさん~ドリームフェスティバル全日本大会へ)

2024-07-10 21:42:02 | 日記

 前回のブログ記事アップからあっという間に2カ月弱・・。

 なんでこんなに月日の過ぎるのは早いのか・・?

 このブログ記事執筆(で、言い方は良いのか?)と投稿から逃げているわけではないのですが、1つの記事を発表するのは結構なエネルギーが要りまして、だから1つ発表が終わったらホッとして「あ~しばらくは書かなくていいんだな~」なんて思っていたら・・それこそあっという間に(何回言うのだ・・)1~2ヵ月が過ぎてしまっている・・・(-_-;)という感じなのであります。

 別にこのブログ記事投稿は私の義務では無いので気にしなくてもいいや・・できる時でいいや・・と思い、その気持ちに逃げることもあるのですが(苦笑)、編集画面で見られるアクセス回数や閲覧数などのデータを見てみるとこれが意外にあり(ありがとうございます(^^;))、「皆さんがまあまあ期待してくれてるのかな~・・楽しんでくれてるのかな~」と思うと、「ヤバい!早く新記事を書いて投稿せねば💦」という気持ちに苛まれる(?)のです(^^;)(-_-;)

 と、かなり長い言い訳を前書きにして6~7月半ばまでにあった出来事を報告します。東京都大会・関東錬成大会・昇級審査会・内部試合・稽古風景・その他(考察)・・など、ありますのでまさに盛沢山。だから前編と後編に分けました。

 まずは前編です!

 

6月16日(日)東京都空手道選手権大会(外部試合) 駒沢オリンピック公園総合運動場内競技場   

1名が出場

組手部門 1名が出場 1名入賞(田中碧翔)

 

組手部門 *全て3人審判制

 

田中 碧翔(小学3年生男子 上級重量級の部)第3位入賞

1回戦 本戦3ー0(田中に技あり)  2回戦 本戦3ー0(田中に技あり)  準決勝戦 本戦0-3 

         

 県大会では福岡県大会と並び最も大きな大会と思われる東京都大会(今回の総出場者数は1300人超)に当道場のエース選手格の田中碧翔選手が出場しました。昨年に初めて開催されたこの東京都大会ですが、去年も田中選手は出場。その時は1回戦敗退。それから1年間・・様々な大会での修練と経験、さらには実績を重ねてきたので、今回は優勝を狙っての出場でした。結果は準決勝戦で優勝者に敗れて3位入賞。昨年~今年前半だったら喜びの結果でしたが、そこは意識的にも実力的にも県大会では優勝を狙えるものになってきた選手なので嬉しさ半分悔しさ半分・・と言ったのが戦い終えての感想でした。試合の内容は1回戦はこの頃得意のパンチの打ち合い→右回りからの下段などを駆使して最後は上段蹴りで「技あり」を取り完勝。2回戦はやや押し込まれる苦戦の展開でしたが、終盤に上段蹴りで「技あり」勝利。さあ準決勝戦・・なのですが、ここでアクシデント。どうやらすでに体力・気力が尽きた感があり、試合前にアドバイスに行っても・・なにか上の空で聞いている感じ・・全然耳に入ってない(;'∀')。1分30秒の試合はいつもより長く、それを2試合闘ったからかとても疲れてしまっている感じを受けたので「こりゃダメかな~」と思いながら試合場に送り出しましたが、案の上エンジン全開ぶりが見られない感じ、相手は各ブロック大会で優勝実績のある強敵です。ポイントは取られませんでしたが普通に(?)敗北してしまいました。後で聞いたら少し体調が良くなかったとのこと・・・まあそれならば仕方ないです。ただ、この東京都大会は今年から始まった来年のドリームフェスティバル全日本大会出場選手(上級者)の選抜大会で各階級上位2名に入ればその権利を得られたので、そこは「惜しかったな~、欲しかったな~」とは思いましたが・・。

       

 今回の大会でも私は審判として参加させていただきました。審判のお役目はとても重く、出場選手のためにも闘っている両選手の各アクションに反応し、正確でしっかりとした判定を下せるようにしなくては・・といつも緊張しますが、審判のローテーション間や休憩時間に、昔に一緒に稽古をして今は独立して支部長になっている先輩や後輩や、私の現役選手時代に闘った選手達・同時代の選手達(現在は支部長や道場長になっている方が多いです)との旧交を持てる場・話しをできる場でもあるので、ある意味楽しみにしている部分もあります。今回もたくさんの人と色々な事をお話できました。こういった形で参加できるのは「自分の育てた選手をその大会に出している」というのがある程度の条件でもありますから、田中選手が私をこういった場に連れて行ってくれていることになります。その意味でも田中選手はじめ、外部の大会に出場してくれるウチの選手には感謝しています(特に今回はたまたまお願いをできるチャンス・タイミングがあり、緑健児代表と写真を撮っていただける光栄に預かりました。自分の生徒が入賞した中で緑代表と写真を撮っていただける日が来るとは・・・緑代表との写真は私の現役選手時代の第12回全日本ウエイト制大会初日終了後に2ショットで撮っていただいて以来約30年ぶり!本当に嬉しく感激でした(^^)v!→今回の見出しの写真)。

 

 試合前の開会式で自分から一番前に並ぶ姿勢・・とても良し!次の大会は2週間後に栃木で行われる関東錬成大会・・・そして一番の目標の本番であるドリームフェスティバル全日本に続きます。それまでまた鍛えなおして最高の状態で臨めるようにしたいです!

 

 

6月23日(日) 昇級審査会(泉中田道場)

                      

 今年2回目の昇級審査会。今回は白~青(7級)までの3名の少人数受審者での審査会でした。3名の受審生徒は、審査前の稽古での審査練習ではかなり私に叱咤をされまくり(簡単に言えば怒鳴られ叱られまくりです‥苦笑)でしたが、その甲斐あってか(?)当日は伊藤くん・劉くん・ハオくん、3人ともに技も気合もなかなかで、私も声を荒げることはほぼなく、非常にスムーズに審査を進め終われることとなりました。「いつもの稽古でも、この審査の様にやってくれたら怒ることもないのにな~」と思いつつ、11時過ぎには終了。当日は受審者の保護者の皆さんに加え白帯生徒も見学に来てくれて、それによって(見られてることによって)受審者は緊張感を持ち続けた良い作用もあったと思います。見学に来てくれた皆様もありがとうございました。

 

6月30日(日)関東空手道錬成大会(外部試合) 栃木県南体育館  

1名が出場

組手部門 1名が出場 1名入賞(田中碧翔)

 

組手部門 *全て3人審判制

 

田中 碧翔(小学3年生男子 上級重量級の部)準優勝

1回戦 シード   2回戦 本戦3-0  決勝戦 本戦0-3 (相手に技あり)

        

 栃木支部主催の大会はこの関東錬成大会と栃木錬成大会があります。昔は関東錬成大会の方が規模の大きな大会だったと思いますが、現在ではほぼ同じ大会と思ってよい感じのようです。その関東錬成大会に、2週間前に東京都大会で3位入賞をしたばかりの田中碧翔選手が出場し、上級の部で準優勝をしました。田中選手は、この栃木支部主催の大会にはこれで3回連続の出場で、前々回の栃木錬成大会では優勝・前回の栃木錬成大会では準優勝と2回とも高成績で、それが認められたのか今回は全7名のトーナメントでしたがトップシード選手になっての出場でした。私の道場の少年部選手が他支部主催の大会の組手上級部門で「トップシード」になるのは本当に何年振りのことでしょう・・。とても嬉しく誇らしいことです。

 そんな感じですから今回は当然に優勝を狙っての大会出場でしたが、結果は残念ながら準優勝でした。2回戦(1回戦はシード)は動きも良く、左右の膝蹴りを中段・上段に連打する試合。新しい展開で相手を圧倒しての勝利は「また引き出しが増えたかな」と感心しましたが、決勝は過去に数回闘っている相手からの圧力戦法(いつも思うがあれは「押し」の反則ではないのか・・?実際に注意1はもらっていたようだが・・)に少し慌てたのか、その圧力からの胴回し回転蹴り(写真下から4番目)をもらってしまい「技あり」で万事休す・・。2月の江戸川で胴回し回転蹴りは既にもらっている経験(違う相手だが)をしているので「またもらったか~」と・・そういった意味で悔しい敗退でした。

 優勝はできませんでしたが、試合の内容そのものは悪くなかったと思います。これだけたくさんの大会に出場している選手です。1回の大会での結果で一喜一憂しすぎることなく、大会・試合で表れた長所や課題を検証また検証して、課題は修正・補強、長所は拡張・増幅していく作業に入ればよいのだと思います。

 これで田中選手のドリームフェスティバル全日本大会前の試合は全て終わり、いよいよ3週間後の本番に臨むことになります。2月の江戸川は1回戦敗退・3月の栃木錬成大会は準優勝・5月の埼玉県大会では優勝・6月の東京都大会は3位入賞・そして今回の準優勝・・・(その間の内部試合にも出場)。外部大会で4連続入賞でトロフィー獲得(全て上級の部)はとても立派な戦績ですが、全日本大会ではこの実績を遥かに超える選手がゴロゴロいるので、勝ち抜いて入賞トロフィーを手にするのは本当に厳しい戦いが予想される舞台でしょう。

 とはいえ昨年からかなり実力と実績を高めた田中選手ならば十分にそのチャンスはあると思います。あと3週間・・。しっかり練習して、体調を整えて、夢の舞台に挑んでくれることを期待します!

*今回の栃木遠征では西口道場おじさんずクラブ(?・・失礼)にウォーミングアップや応援でとても お世話になったようです。この場を借りて私から厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

☆稽古風景

                                     

 6~7月は大会や審査などのイベント・具体的な目標が多かったので、その対象者・出場者には特別稽古やほぼ個別にしての稽古などをした上に、さらには新入門者も来てくれたので本当に大忙しでした。 そんな忙しい月でしたが、少年部では保福さん(2級)が指導を助けてくれて大助かりでした。いつもありがとうございます!またアイスやお菓子・ジュースなど様々な差し入れをくださる保護者の皆様、本当に本当にありがとうございます!上の写真からも分かるようにここ数年の泉中田道場・・とくに今の少年部は本当に盛り上がっている時代だと思います。次の後編ではウチから8名が出場する7月6日の内部試合の報告から始まると思いますが、私もかなり体を出しての特訓(特に最後の写真3枚・・何回蹴らせたんだろ(^^;))を行なったので、おそらく良い結果を報告できるでしょう(もう結果は皆さんも知っていますね・・笑)

 ということで、近くアップされるであろう次の記事投稿をお待ちください。

 

 

 

 

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