特殊詐欺対策の一環で知り得た情報を悪用し、高齢男性から現金1180万円をだまし取ったとして、京都府警は6月15日、山科署の巡査長、高橋龍嗣容疑者(38)=京都市中京区西ノ京内畑町=を詐欺の疑いで逮捕した。京都府警は山科署や高橋容疑者の自宅を家宅捜査した。
逮捕容疑は2018年11月、『現金を預かって保管する』などとうそを言い、京都市伏見区の無職男性(78)から計1180万円をだまし取った疑い。高橋容疑者は『金を借りただけで、だましたつもりはない。投資に使った』などと容疑を否認している。
捜査関係者によると、高橋容疑者は当時、伏見署管内の交番で勤務していた。寄付のため男性が高額の現金を引き出そうと金融機関を訪れたところ、特殊詐欺被害を疑った金融機関側が通報。駆け付けた高橋容疑者が対応し、現場で出金理由などを確認して、資産状況を把握した。
後日、職務上知り得た情報を基に男性に連絡し『こちらでお金を保管するので、用意してください』などと話し、男性をだましたとみられる。男性が京都府警に相談して発覚した。
姫野敦秀首席監察官は『京都府民の信頼を損ねるもので、原語道断。厳正に対処する』とのコメントをだした。(ソース:共同通信・日本経済新聞)
【コメント】
●特殊詐欺対策の検討必要だな❕
●世も末だな❣