天正10年(1513年)伊藤武左衛門が城館を築いたのが桑名城の起源と考えられる。天正2年(1574年)に織田信長がこの地を征し、武将の滝川一益が入府。その後豊臣秀吉の時代には支配者が目まぐるしく入れ替わったが、関ヶ原の戦い後、徳川四天王の本田忠勝が桑名10万石で入府し、城を約10年を要して大改修した。元和3年(1617年)忠勝の子忠政は播磨姫路へ移封になり、松平定勝が封じられる。松平氏は一度転出するが、文政6年(1823年)に再び桑名に戻り、明治まで居城にした。現在は、九華公園として、桜やつつじの名所である。
[所在地:三重県桑名市吉之丸]
<アクセス>JR関西本線・近鉄名古屋線・桑名駅東口から徒歩15分
▼桑名城の概略図
▼本田忠勝像
2011/11/01 訪城