荒子城は、前田利昌が織田家より荒子の地二千貫を給わり、天文13年(1544年)に築城した前田城の出城である。 規模は東西約68m,南北約50mで、一重堀を巡らしていた。戦にそなえたというよりは一族の生活の居城である。荒子城主は前田利昌、前田利久(利昌の長男)、前田利家(利久の弟)、前田利長(利家の子)と続いた。前田利家が天正3年(1575年),越前・北ノ庄へ封じられ、天正9年(1581年)には前田利長も越中府中へ移ったために廃城となった。現在城址には、冨士権現天満宮が建立されています。
[所在地:名古屋市中川区荒子4丁目]
<アクセス>名古屋臨海高速鉄道おおなみ線・荒子駅下車徒歩約10分
▼荒子城の概要
▼城址に建つ冨士権現天満宮 ▼前田利家卿誕生の碑址
▼前田利家と荒子城の概要
2016/05/14 訪城