担当する顧客の預金500万円を払い戻しと偽って着服したなどとして、警視庁は7月3日、詐欺容疑で、元三菱UFJ信託銀行員の女(60)を逮捕した。捜査関係者の取材で分かった。同行の内部調査で着服が明らかとなり、警視庁が捜査していた。着服の総額は平成19年5月以降で計1億円に上がるみられ、警視庁が余罪などを調べている。
逮捕容疑は、平成29年11月、当時勤務していた三菱UFJ信託銀行中野支店で、顧客1人の預金500万円をだまし取ったとしている。警視庁の調べに対して、女は「間違いない」などと容疑を認めているという。
捜査関係者によると、女は事前に顧客から印鑑を押した払い戻し請求書を預かっていて、支店の事務員に、来店した顧客に直接現金を引き渡すなどと嘘を言って受け取った現金をそのまま着服していた。
令和3年11月、行内の点検で女の不正な払戻しが発覚した。同行の調査に対し、女は、生活費に充てるためだったなどと着服を認め、12月に懲戒解雇処分になった。
女は、吉祥寺支店勤務だった平成19年5月から、こうした不正な戻しを繰り返し、中野支店に異動になった後も続けていたとされる。令和2年12月までの間に2つの支店で計14人の顧客から総額9750万円を着服していたとみられている。
三菱UFJ信託銀行側はこれまでに顧客14人への弁済を終えたとしている。
(ソース:産経新聞)
【コメント】
●金融機関は、なぜ氏名を公表しないの❓ どうして実名でないの❓
こういう金銭感覚では不祥事は終わらない❕
●元三菱UFJ信託銀行の女ではなく、三菱信託銀行の女性行員が着服したのです。
●社内監査が甘すぎる、いや怠慢だ。