ケレン作業
ケレンというのは、塗装する面についているサビや汚れ、そして古い塗膜を落とす作業のことをいいます。
ケレンにも種類があります。
◆1種ケレン◆
一般住宅では行われないケレンの種類になります。旧塗膜やサビを科学的な薬剤を使って徹底的に落とした状態にすることです。(サンドブラストや剥離剤を使用する)鉄部がむきだしになる状態まで持っていきます。
一般住宅では行われないケレンの種類になります。旧塗膜やサビを科学的な薬剤を使って徹底的に落とした状態にすることです。(サンドブラストや剥離剤を使用する)鉄部がむきだしになる状態まで持っていきます。
◆2種ケレン◆
サビや腐食がひどい場合に行われるケレンの種類になります。電動工具や手道具を用いてサビや旧塗膜を徹底的に取り除きます。こちらも鉄部がむきだしになるまで行います。(1種との違いとしてはサンドブラスト処理は行わず電動工具や手道具を駆使して取り除きます。)
サビや腐食がひどい場合に行われるケレンの種類になります。電動工具や手道具を用いてサビや旧塗膜を徹底的に取り除きます。こちらも鉄部がむきだしになるまで行います。(1種との違いとしてはサンドブラスト処理は行わず電動工具や手道具を駆使して取り除きます。)
◆3種ケレン◆
一番多く行われる手作業のケレンの種類になります。部分的にさびが見られるサビを落とします。グラインダー等の電動工具や手道具(スクレーパー)等を使い浮いたさびなどを除去、劣化していない塗膜(活膜)は残します。
一番多く行われる手作業のケレンの種類になります。部分的にさびが見られるサビを落とします。グラインダー等の電動工具や手道具(スクレーパー)等を使い浮いたさびなどを除去、劣化していない塗膜(活膜)は残します。
◆4種ケレン◆
ほとんど良好な状態の外壁の時に行われるケレンの種類になります。電動工具などを使わないで、手道具の紙やすりやマジックロンなどで凹凸がある部分を磨く程度で、ほとんどサビがない外壁の状態が良い場合に行います。
ほとんど良好な状態の外壁の時に行われるケレンの種類になります。電動工具などを使わないで、手道具の紙やすりやマジックロンなどで凹凸がある部分を磨く程度で、ほとんどサビがない外壁の状態が良い場合に行います。
ケレン作業は、外壁の塗装をする前に行われる作業で何年もの間、風雨にさらされてサビた部分や汚れを落とす事によって、塗装がきれいにそして長持ちするようになるためのとても重要な作業になります。
また、1種、2種ケレンは主に公共工事で行われるものであり、公共工事仕様書に基付き工事を行います。
鉄の部分のサビを落とす、これはわかりやすいと思います。しかし意外なのが、木の部分もケレンが必要になります。木造の部分は、毛羽立ちが起こっていたり凹凸が出来ていたりしますので、削って滑らかにします。
そして古い塗膜も、そのまま上から新しい塗料を塗ると密着性が悪いため、何年かすると剝離(はがれる事)してしまいます。
そうならないために、古い塗料もケレンして落としてから塗装します。
そして古い塗膜も、そのまま上から新しい塗料を塗ると密着性が悪いため、何年かすると剝離(はがれる事)してしまいます。
そうならないために、古い塗料もケレンして落としてから塗装します。
以上のことからおわかりのように、10年もつ塗料であっても、しっかりケレンをしなければ2~3年後には剥がれてきてしまいます。同じ材料でも、見た目・つや・持ちに差が出ます。ケレン作業をしっかりと行えば、仕上がりも美しく、塗膜の寿命も大きく伸ばすことができます。
塗装をする上では塗料を塗る前のケレン作業や高圧洗浄といった下地調整作業がとても重要になり、塗膜の寿命に大きく影響します。
塗装をする上では塗料を塗る前のケレン作業や高圧洗浄といった下地調整作業がとても重要になり、塗膜の寿命に大きく影響します。