沖縄でよくあるこのような症状、アルミ手摺の根本のコンクリートの剥離。
この場合、剥離の補修を行うだけで終わっている現場を見かけますが、原因は、手摺り内に水が溜まりが要因なのでこれを直さないといけません。
このように、手摺りの根本が汚染している場合はこの症状の可能性が高いです。
中に水が溜まるので、錆汁が出てきます。
では、穴を開けてみましょう。
写真では、見えにくいですが穴を開けたら水が流れてきます。 これが、今までどこに入っていたの?というくらい水がでます。
中に材料を入れていきます、2回ぐらい繰り替えし行い、注入した材料が出てこなくなると完成です。
中には、水がありますが材料の比重が重いので、注入すると水が浮き上がり材料が下にいきますので水が出てきます。
このような感じです。 穴の高さまで注入すると終わりで、次回から、水が入っても穴から抜けてコンクリートに干渉しません。
雨漏りの原因解決などもそうですが、水の流れを把握する事が根本的な解決となります。
しかし、これらで1件落着に必ずしもならないのがコンクリートで、長い間、腐食している場合は、これらの工事を行った後でも錆の腐食によりひび割れがおきる事もありますので、工事の際には説明をさせて頂いています。
本来は、このような事はブログで書くことではないと思いますが、インフォームドコンセント(医師と患者との十分な情報を得た上での合意)を十分に行う事が工事には重要なので説明しています。