夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

あんかみたらしか、それが問題だ。

2010年03月03日 | ゆるゆる日記

最近のじめじめした寒さが嘘のように晴天です。

明日からはまた寒くなるそうなので、とりあえず布団を干しました。

せっかくの晴れなので、おつかいで大根買いに行くついでにちょっとお散歩。

どうせだから駅まで足を伸ばしてTSUTAYAでDVDを返しに行くことに。ひな祭りということで草餅が食べたくなり駅の近くの「うさぎや」さんに寄ると、同じことを考えて来店した人が列をなしていました。

でも待ってる間にじっくり選べたので、優柔不断な雀にはちょうど良い列の長さです。

草餅とあん団子を片手に店を出ると、このまま帰るのはもったいないような陽気。自転車に乗って、今まで通ったことのないルートで帰ってみることにしました。

本当に東京の町は面白い。おしゃれな新しい店の並ぶ通りを一本入ると、20年くらい前に時間が止まったような小さな飲み屋の建ち並ぶ通りが。うろうろしていると、帰る家を忘れそうです。

那須だと延々と続く田んぼか森で遠景に山という景色ばかりだけど、こっちでは一つの角を迂ると全く違う町並みが現れて、角を迂るたびに驚きがある。

商店街と民家が背中合わせであって、それぞれ違う生活音がして本当に面白いです。民家もすました感じの近代的な面白みのないものから、住む人を感じられるような良い家まで様々。中には都会に全く似つかわしくないけど、きっと主の憧れなんだなというログハウス調の家も。大通りは人がいっぱいだけど、小さな道はあまり人が通らないので自転車をのろのろ走らせていても怒られません。

もう楽しくなっちゃって、猫の後を追いかけたり梅の匂いに角を迂ったりしていたら完璧に迷子になりました。

ん~・・・カンで右折!

するといきなり視界がひらけて、古い団地に出ました。一見平屋のようですが二階がついていて、一階と二階両方で一部屋なんだと思われます。幾棟もあるその建物を石の小道がつないでいて、真ん中に広場のような空間が。よく見るとだいぶ前に閉鎖されたようで全ての扉とサッシ窓であろう部分にベニヤが打ち付けられています。小道以外にはぼうぼうと草が生えていましたが、寂れたかんじと言うよりはむしろその団地がひっそり生きているような不思議な空間。

その後も知ってる道に出るまで散々迷ったので二度と行けない気がしますが、もう一回行ってみたい場所です。

通常なら15分で着く道のりを1時間近くかけて戻ってくると、ちょうど3時。おやつにお団子を食べてから、布団を取り込んで・・・ふっかふかや~

・・・ん?

大根買ってねぇ~!

見事なまでの本末転倒。自転車をとばして近所のスーパーへ。で、帰りもいつもと違うルートを通ってみたら、家の近くに銭湯があることを発見。

とうぶん懲りそうもないです。