カナカナ蝉がさかんに鳴いております。
夏ですね~。風流ですね~。
・・・・というか五月蠅いくらいです。
今日は山の上の友の家へ遊びに行きました。人生の長さと同じくらいのつきあいなので、今更なにをするというわけでもないので、語り合いながら散歩することにしました。
霧がかすかにたちこめた森を、湿っぽい夏の薫りを吸いながら歩くのは、なかなか気持の良いものです。
なにか二、三言葉を交わしたり、黙り込んで自分の考えに没頭したり、暫く楽しく歩きました。
するとその友達が、乙女の滝なるものを見に行こうと言い出すのです。
雀はそれがどこにあるのか分からないのですが、その友がこの先をまっすぐ登っていけばあるというので、じゃあ行ってみようかと軽い気持で了解したのがアレ、すべての間違いであったのでしょうね。
その後たっぷり一時間は黙々と歩きましたが滝らしいものは見つからず。きっと有名人の別荘だよこれ、という建物を通り過ぎ、何かの保養所の敷地内を突っ切らせていただき、悪戦苦闘していると友達が、
「あれ?夢だったのかなぁ・・・。」
「・・・。」
カナカナカナカナ・・・蝉のもの悲しい声だけが響くのでした。
その夢だか幻だかの滝を拝むことはついにかなわず、まあ良い運動になったということでよしとしようと、トボトボと帰ってまいりました。
でもしかし。こんなことでへこたれる雀たちではないです。待っていろよ乙女の滝。いつか必ずたどり着いてみせる!ねばーぎぶあっぷ!
地図みれば一発で分かるんですけどね。行く場所が分かっていると冒険じゃないじゃないですか。
実際はそんなに込み入った所ではないらしいので、行ってみてはいかがでしょうか。
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