『ヴェニスの商人』を観てきました。
なんと言いますか・・・幸せの絶頂。うん。
大好きなシェイクスピア作品であり、雀なりに結構読み込んでいたので、絶対に観たかったんですよ。
しかも市村正親さんがシャイロック!
もうこれは観るしかねぇべよ。
もう満席で苦労しましたがなんとかチケットを入手、喜び勇んで銀河劇場へ向かいました。
席について開演をまっていますと、ロビーの方から賑やかな音楽が・・・。
演出でしょうか、バイオリンを弾く人、タンバリンをたたく人、仮装した人、道化などが練り歩き、さながらヴェニスのカーニバルのよう。
本物見たことないですけど。
そのまま客席までやってきて客に絡む道化たち。
そしていつの間にか劇が始まりました。(雀の好きな始まり方です!)
いや、もう衝撃の一言です。はじめて演出のなんたるかを実感しました。
原作を読んで雀が勝手に構築したイメージを、がらりと塗り替えられました。
そこをそう解釈するのか!とか、
ぬあるほどぉ、それでそこはああなのね!(意味不明)とか、
すごく新鮮で、納得できました。感動です。
それに役者のパワーも肌で感じました。
市村さんはもう流石です!なにも言えません!好きです!(告白?)
シャイロック・・・なんたる存在感。しかも笑いもとる。すごい。
藤原竜也さんもすごく良かった!好きです!(浮気?)
テレビや映画でその突出した演技力は拝見していましたが、舞台で本領発揮という感じを強く受けました。
声?動き?表情?分からないけど、すごい人です。この人の舞台をもっと観てみたいと思いました。
あと、ラーンスロット役の人がよかったな。
あ、ラーンスロットがいる、と思いました。うん。
あとポーシャも・・・アントーニオも・・・
とにかく、役者さんたちのエネルギーがひしひしと伝わってきます。
舞台から直ですよ直。ぐわ~っと・・・こう、ぐわ~っと・・・。
あぁ、この時代に生まれて良かったな、と思いました。
もう一枚チケットを買っておけばよかったと、しょうもない後悔をしてみたり、
いつかあんな舞台が創りたいなぁと、野望を抱いてみたり、
幸せいっぱい夢いっぱいの今日この頃です。