旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

僕は行けなくなってしまったけど。

2009-05-21 00:57:25 | 7 Generations walk.
【ライブ&トーク 縄文Calling ―高尾山 森の記憶@裏高尾日影沢キャンプ場―5月23日(土)】

地球が最後の氷河期を迎えてから少しずつ暖かくなったころ、森は豊かに姿を変え始めた。
そして、森を愛し、畏れる縄文の世界が広がりはじめる。
森は、縄文人を受け入れ、恵みを与えた。
「日本」なんて存在しない遠い、遠い昔のはなし…

森は誰のものでもないから争わず、森から恵みをいただき、クリの木で家を造り、土をこねて器を作り、少し交易をし、暦を知る人々。
縄文人にとっては、獣たちもカムイ、巨木もカムイ、岩もカムイ。
再生と循環を繰り返す静かで長いものがたり。
縄文の世界は、多様化しながらさまざまな森の物語とアートを生み出し、1万年も続いた。

さてさて、わたしたちは「近代」という世界に入ってまだたった250年。
でも、もうヘトヘト…
山を切り開き、削り、穴をうがち、森はわたしたちの前から消えてゆく。
カムイは、長く深い眠りについてしまったのだろうか?
森は、まだわたしたちを受け入れてくれるだろうか?

音を奏で、踊り、祈りをささげて森に聞いてみよう。
霊山でありながら高速道路のために穴をうがたれようとしている高尾の森で。
わたしたちが、「知恵=恵みを知る」者であるならば、
森の奥から、静かな答えが響いてくるはず。

【日時】    5月23日(土)11:00~20:00 雨天決行

【場所】    裏高尾 日影沢キャンプ場

【参加費】   2000円(収益は高尾山の保全に使われます)

【タイムスケジュール】
         ●11:00~13:00 縄文ワークショップ(参加無料)
            みんなで狩猟採集!森の恵み、美味しい野草を採集してお料理♪
            縄文時代の食事は、じつは現在も田舎で食べているものとあまり変わらないらしい。
            この時期ならヨモギ、ハコベ、カラスノエンドウ、クズなど等ぶらぶらと野草観察をしながら、
            「雑草」と思っていた野草に目を向けて、その恵みをいただきつつ縄文からつらなる身の回りの自然を感じよう。
                ※高尾山では、野草の採取は禁止されています。野草を摘むのは周辺の里山や私有地になります。
            参加希望者は、11:00に日影沢林道入り口に集合
            ガイド:坂田昌子(虔十の会)

         ●14:00~20:00 ライブ&語り
            ・LIVE
              ラビラビhttp://www.rabirabi.com
              Comugi http://www.aofsoul.com/prof.html
              HIROYUKI http://wiki.livedoor.jp/plumusic/d/HIROYUKI
              大砂賀宣成 http://norishige.jp
           八丈太鼓まごめ会 http://sound.jp/8magome
              LONPEZUTA
              港敦子(アイヌユカラ)×床絵美(ウポポ) http://homepage2.nifty.com/at_port

            ・語り
             北山耕平(作家・翻訳家) http://native.way-nifty.com
             坂田昌子(虔十の会)

【日影沢キャンプ場へのアクセス】
         JR中央線・京王線高尾駅北口より「小仏」行バスに乗って約15分、「日影」バス停下車。
         バス進行方向に徒歩2分、日影沢林道入り口を左折。未舗装林道を徒歩10分で到着です。


【問い合わせ】 kenju_treedom@yahoo.co.jp