ある日、僕はメキシコタバスコ州にあるビジャエルモッサというとにかく蒸し暑い街で道に迷っていた。
目的地は生まれて初めて行くプラネタリウム。
都会でもなく田舎でもない中途半端な街。
暇で開いた地球の歩き方の地図にプラネタリウムの文字を発見した!
昔からプラネタリウムというのは何だかとんでもない場所な気がして、いつか行ってみたいと思っていた場所だったが、まさかメキシコで行けるチャンスに恵まれるとは思ってもいなかった。
そんなプラネタリウムに向かう迷い道。
目印はケンタッキーフライドチキン。
ハイウェイらしき道を無理やり横断して、なんとなく合っているだろう道を歩いているとバス停に可愛い女の子がニコニコしながら座っていた。
どうせ道を聞くなら可愛い子の方が良いに決まっていると、女の子に
「ケンタッキーフライドチキンは・・・」と言いかけた。
僕は何を見間違えたのか、女の子はニコニコなど少しもしていなくて、
大泣きしていた。
これはめんどくさい事になったぞ!早くここから消えよう!と思うが、
「じゃあ!」と簡単にさよならを言いにくい状況になってしまい、この女の子が
何故大泣きをしているのか、彼女の横に座った僕の頭の中で勝手な想像が膨らんだ。
そして、僕の想像では、間違いなく失恋だという結論に達した。
失恋して泣いている女の子に「ケンタッキーフライドチキンは・・・」なんて
言ってしまった無神経な自分が情けなかった。
大泣きしてるのに「ケンタッキーフライドチキンは・・・」なんて聞くこの日本人は何て無神経な男なんだ!と彼女も思ったに違いない。
でも、やっぱり道を知りたかったのでケンタッキーの場所はちゃんと確認しておいた。
なぐさめようにも、僕はスペイン語は全く話せなくて困っていると一台のバンがバス停に止まり、そこから降りてきた男が彼女とおもいきりハグをして男は彼女を車に乗せてあっさり去っていった。
何だか無駄な心配をしてしまい損した気分でケンタッキーフライドチキンを
右に曲がり、やっとの事プラネタリウムに着いたが、あるのは建物だけでプラネタリウムの「プ」の字もない。
ここまで来て星が見ることができないのか!と、頭に来る暇もなく僕の腹が痛みだし、僕はただウ●コをして来た道を帰った。
あれから僕のプラネタリウムへの思いは、いっそう強いものとなった。
目的地は生まれて初めて行くプラネタリウム。
都会でもなく田舎でもない中途半端な街。
暇で開いた地球の歩き方の地図にプラネタリウムの文字を発見した!
昔からプラネタリウムというのは何だかとんでもない場所な気がして、いつか行ってみたいと思っていた場所だったが、まさかメキシコで行けるチャンスに恵まれるとは思ってもいなかった。
そんなプラネタリウムに向かう迷い道。
目印はケンタッキーフライドチキン。
ハイウェイらしき道を無理やり横断して、なんとなく合っているだろう道を歩いているとバス停に可愛い女の子がニコニコしながら座っていた。
どうせ道を聞くなら可愛い子の方が良いに決まっていると、女の子に
「ケンタッキーフライドチキンは・・・」と言いかけた。
僕は何を見間違えたのか、女の子はニコニコなど少しもしていなくて、
大泣きしていた。
これはめんどくさい事になったぞ!早くここから消えよう!と思うが、
「じゃあ!」と簡単にさよならを言いにくい状況になってしまい、この女の子が
何故大泣きをしているのか、彼女の横に座った僕の頭の中で勝手な想像が膨らんだ。
そして、僕の想像では、間違いなく失恋だという結論に達した。
失恋して泣いている女の子に「ケンタッキーフライドチキンは・・・」なんて
言ってしまった無神経な自分が情けなかった。
大泣きしてるのに「ケンタッキーフライドチキンは・・・」なんて聞くこの日本人は何て無神経な男なんだ!と彼女も思ったに違いない。
でも、やっぱり道を知りたかったのでケンタッキーの場所はちゃんと確認しておいた。
なぐさめようにも、僕はスペイン語は全く話せなくて困っていると一台のバンがバス停に止まり、そこから降りてきた男が彼女とおもいきりハグをして男は彼女を車に乗せてあっさり去っていった。
何だか無駄な心配をしてしまい損した気分でケンタッキーフライドチキンを
右に曲がり、やっとの事プラネタリウムに着いたが、あるのは建物だけでプラネタリウムの「プ」の字もない。
ここまで来て星が見ることができないのか!と、頭に来る暇もなく僕の腹が痛みだし、僕はただウ●コをして来た道を帰った。
あれから僕のプラネタリウムへの思いは、いっそう強いものとなった。