旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

ブラウン伯爵Ⅳ

2010-08-09 23:57:39 | 編集長の本棚
『ブラウン伯爵Ⅳ』
本間良二
2-tacs文庫

半年に1度くらい出る小説の4冊目。
最後まで読みきれるかはわからないが、小説を読まない僕がいまのところ唯一読んでいる小説。

ブラウンというブランドの服を買うとついてくる本で非売品だと思っていたら、
本だけの場合450円するらしい。
僕はいつも藤枝のCONNECTという店でもらっていました。
すいません。

美につつまれたなら

2010-08-09 18:51:25 | 編集長の本棚
『今日は死ぬのにもってこいの日』
MANY WINTERS

ナンシー・ウッド 著
フランク・ハウエル 画
金関 寿夫 訳

タオス・プエブロの老人たちが語った言葉をまとめた本。
標高2000メートルほどの高原に住むタオス・プエブロ。
ただ観光地化されたサンタフェのようなもともとあった建物にそれらしい装飾をした
街の建物とは違い、昔まま残され世界遺産に登録されている現在でも人が暮らしている。

http://www.taospueblo.com/

確か、観光地として開放されるのは一定の時期だった気がする。
僕はこの地を走ったことがあるが、オリンピック選手が強化合宿するフラッグスタッフよりもさらに
標高が高く3キロ走ると酸素が薄くて視界白くなってくる。

もし、タオス・プエブロを訪れる人は時期を確認すること。
車で行く場合は排気量の大きい車で行ったほうがいい。
もし、走っていく予定のある人は、たどり着くためには酸素ボンベは必要だろうな。

僕が旅に出る理由のひとつは美につつまれたいということ。
不自然なものが存在しない世界に立ったことがある人とない人では大きな違いが生まれるのではないかと僕は思う。
「美の上に立つ」ということをするためというだけでも、旅に出る理由は十分すぎる。
そこでは祈る対象が存在し、空を見上げれば雲が踊る。

あなたも『今日は死ぬのにもってこいの日』なんて、つぶやくかも知れない。