設計事務所や工務店で言い方の違いはありますが、お客様に初めて提案するような図面は基本計画と言います。
まぁ、図面というよりはイメージを伝える方が優先されます。
私も先週末、基本計画をお客様にプレゼンしていました。
事前にヒアリングした要望に沿っているか、予算に入りそうな大きさ、仕様になっているかが話題の中心にはなりますが、基本計画はそれでは用事が足りません。
基本計画には、構造計画や温熱環境計画なんかも含まれます。
立地環境や建設時期を踏まえれば施工計画も考えながらです。
プランが出来上がってから、ぶっつけ本番で構造計算や省エネ計算しちゃうのは、ほとんど無理やりの世界。
どこに構造上大切な壁を配置しようか(例えば画像のピンクのライン上)
どの自然エネルギーを有効利用しようか(例えば窓の配置や外観)
どこに空調を設置して、どんな断熱材を使えば光熱費が安くなりそうか(例えば概算で一次エネルギー消費量を計算)
などなどを考えながら、お客様が希望する間取りを考えるのが基本計画。
そんなに難しいことではありません。
むしろ当たり前の事。
皆さんも料理を作るとき、盛り付けしてから味付けしたりなんかはしないですよね。
下ごしらえしながら、味付けしながら、調理しますよね。
それと一緒。
同時進行が当たり前です。
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