古民家再生の第一人者、降幡先生の事務所に勤められていた川上先生の作品をまとめた本です。
作品そのものも温もりのある建物ばかりで、私が常日頃考えている様な戦争がなかったら日本の住宅はどのように進化していたのかをイメージしながら活動されています。
また、この本の読み応えのある部分は長野県を代表する、藤森照信先生、降幡廣信先生、土本俊和先生の対談が収録されている事。
私の尊敬する先生の考えが1冊の本にまとめられているのは、とてもありがたいです。
その中でも土本先生が、建築は3次元でなく、4次元で考えるべきだと言うのは、とても共感できました。
建物は、立体ではなく、時間軸も踏まえて設計しなければなりません。
建物の経年、家族の成長を踏まえず、その時だけの設計をしてしまった場合、役割が終われば必要なくなってしまうけど、生活を踏まえた場合、役割が変化する事を理解しなければいけません。。
私はミニストックやダイビングをそのツールとして表現しています。
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