皆さん、中越地震発生から今年で10年が経ったことご存知でしたか。
新潟地震発生から今年で50年が経ったことをご存知でしたか。
実は新潟県にとって今年は節目的な年なんです。
そして、今日災害の経験をテーマにしたシンポジウムがホテルニューオータニ長岡で開催されたので聴講してきました。
中越地震の顔と言えばこのお二方。
しかし、中越地震に関する講演会でお二人が同時にお話しすることはこれまで一度もなかったそうです。
10年目にして初めてお二人そろい踏みでの講演会。
大変貴重な機会です。
お話は、中核都市の市長様の論理的な話と村の村長さんの直感的なお話。どちらも大変魅力的なお話でした。
しかも、考え方のアプローチは違えど、お二人に共通しているのは故郷を再び取り戻すという熱い思い。そして、それは行政の縦割り的な復興ではなく、市民は何が困っているのか、何が魅力なのかという「故郷」を誇りに思う事がベースにあったことに少し感動。
とても熱い方々なんだなと思いましたが、災害に対する私たちの心構えとしては、人に頼らず自分で考え行動を起こす事。人や災害のせいにしない事が重要的な事をおっしゃられており、当たり前の事ではあるけど、でもどこかで甘えたり面倒くさがったりしてる部分もあり、そこにちゃんと向き合う事ってとても重要だなと思いました。
復興が終わりそうな場所もあります。東日本大震災で被災した町はこれから復興が始まるところもあります。
地方は復興のあと、どのように町を興すかも考えながらの行動が必要です。
つまり10年で終わることなく続いているんです。
この先、父としてどうするか、建築士としてどうするか。
なかなか向き合えた日でした。
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