甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

10月26日 うしろシティ単独ライブ『ヘラヘラ』

2011-11-24 00:03:07 | 単独ライブ
DVD発売を記念して、オール新ネタの単独ライブ。
2日間あったのですが、初日に行ってきました。
今後この中のネタをやることもあると思いますので、感想だけになっています。
また、コントのタイトルは私が勝手につけています。
あまりネタバレになるようなことは書かないつもりでおりますが、どこかで見るまで待ちたいという方はご注意ください。




・不良
 <吸っているものは……>

・上京
 <どうするんだよ!?>

・警部の殉職
 <愛する女一人、幸せにできないなんて……>

・VTR 桃太郎 ~アメリカ編~
 やたらと激しい桃太郎

・ヤンキーの面子
 <お前、今見てたよなぁ!?>

・笑っちゃうよな
 <オレ、ゆうこと別れた……>

・最後の一球
 <お前がいなければ、ここまで来れなかった>

・VTR 桃太郎 ~少女マンガ編~
 やたらとドラマチックな桃太郎

・始業式
 <お前の名前は?>

・VTR 桃太郎 ~格闘ゲーム編~
 (正直、これはなんだったのかよくわからない……笑)

・ヒーロー
 <必殺技は……>

・VTR 金子編集 DVDの没ネタ
 
・道案内
 <不動産屋さん、どこにありますか?>

・走馬灯



ナタリーさんに、全ネタの素敵な写真が掲載されてるという素晴らしいお仕事っぷり。ありがとうございます。
今までうしろシティを色々と見てきましたが、それでも、「まだまだこんな切り口があったのか!!」と感動させられるほどのクオリティ。
終わった後、ちょっと怖くなりました(笑) 
この人達、「ネタが尽きる」という言葉を知らないんじゃないだろうか。

個人的な印象ではありますが、この単独の柱となったのは、ヤンキーの面子と、始業式の2本なのではないかなと感じました。
特に、ヤンキーの面子は素晴らしかった。
これを磨いていけば、今後の彼らの勝負ネタに成長するんじゃないかなぁと勝手に思ってしまいました。
だって、こんなこと考える人達いないし、もしいても、面白いか悲しいかのギリギリのラインをここまで見極められる人達はいないと思う。
悲しいんだけども、それが悲しくならずに、2人の絶妙な絡みで面白くなっていく。
ナタリーさんのインタビューで金子さんも語っていますが、セリフとしては一切ふざけてないし、それ自体が笑いどころではないですもんね。
いやしかし、この登場人物を、金子さんが単独の中で一番好きなキャラだと言ったのは少し驚いたなぁ。
意外と淡々とやってそうなイメージだったのですが、こんなに思い入れてたんだって思うと、また違って見えそうだ。

そして始業式。
明と暗、陰と陽。
ポップでハートフル。悪者も悪者になりきれていない。
これぞうしろシティ、という感じの代表作に感じました。
もうこれは、とにかく金子さんが名乗った瞬間に限る!
この時の笑いが、瞬間最大風速の笑いだったと思います。ものすごい爆発力でした。
この瞬間を味わえてよかったなぁ。

全体を通して思ったのは、プレイヤーとしての幅の広さ、そして相変わらずのワードの強さでした。
幅の広さに関しては、特に金子さん。
か弱い純粋な少年も、ちょっと意地悪な刑事の部下も、文化系オシャレ男子も、なんでもこなせるんだよなぁ、素晴らしいなぁ。
最後の道案内での、ちょっと大人な雰囲気のオシャレ男子は、絶妙なインテリ雰囲気加減でした。
あんな奇抜な色のシャツ着こなせるの、この世に金子さんくらいしかいないんじゃない(笑)
そして、今回も書き記したいワードたくさん出てきました。
刑事コントでの、金子さん演じる部下の「完璧じゃないっすか」すっごいよかったぁ(笑)
笑っちゃうよなの「最近は5分くれないから、せいぜい3分だから」は、この流れで急にメタ的な話を盛り込んできて、そしてその切実な主張が本当に面白くて。
何より、阿諏訪さんもインタビューで語っていますが、これだけでちゃんとわかって、笑っちゃうお客さんもすごいよね。

道案内での終盤、阿諏訪さんの「どっちが近いかなんてねぇ、わかんないんですよ!!」にちょっと泣いちゃいそうになりました。
やってやるという強い決意が、見え隠れしたような気がして。
うん、どっちがいいかなんてわからないよ。人それぞれ。
そしてうしろシティは、もうそういう次元を飛び越えて、多くの人に愛されていると思う。
彼らの今歩いているその道が、何よりの近道だ。
誰も成し遂げたことのない、新しい道を作っていると、そう感じた。
さぁ、ドラマチックコントで、前に出ろ!!


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