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瞳がほほえむから 今井 美樹 / 山本太郎ツイッター 反原発発言でドラマ降板 / ブログ推奨☆彡

2011-06-06 | 原発利益共同体 ・ 軍事体制
瞳がほほえむから   今井 美樹




ついでに、ネコ型しんぶん赤旗 6/6(月)付けより。


 蕨(わらび)市長に頼高氏再選

「あったか市政」市民が評価  埼玉 自民推薦候補を大差で破る


 5日投開票され、2期目頼高英雄氏(47)が、保守系の前市議の三輪一栄氏(64)を破って再選を果たしました。

 一期目の安心安全・活力・子ども、高齢者、障害者にやさしい「あったか市政」の成果と今後のビジョンが幅広い市民の支持、共感を得ました。

 蕨市は、日本共産党員が首長を務める全国9自治体の一つです

 地元の自民党前衆議院議員らが支援した三輪氏陣営は「共産党だからダメ」との攻撃を続けましたが、
 保守層からも「的外れで失礼だ」などの反撃の声があがり、頼高氏の勝利となりました。


  開票結果

当 頼高英雄  47無現  19365票
  三輪一栄  64無新  10622表   (投票率 53,53%)



   こんな叩き文句しか言えないんですね。攻撃ネタがなかなか見つからないからって。嘘ばら撒く橋下知事よりかわいいもんですけどね。 もうひとつ。↓↓ 芸能面。


  
  聞いて聞いて欄 (読者の広場)より。


 ~~共産党を知らせて
 「赤旗」紙面の心に留まった文章などを、特に、一般マスメディアにしか触れていない人にブログやツイッターなども使い、届けたいですね。
 携帯メールと同じくらいの手軽さですよ。 日本共産党のことを、皆で小分けして知らせましょう。
 たとえば、原発の不完全さや危険な面をずっと指摘し追求してきた真実を知ってもらい、原発ゼロにの声を広げる力にしては と思います。 (63歳)~~




 「読者の広場」といえば、一昨日の投書で、俳優の山本太郎さんが、原発について発言したところ、番組を降板させられたということを書かれている方がいました。

 調べてみたところ、

 http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201106020020.html 朝日コムの記事↓↓


  山本太郎ミュージカル原発セリフを検討   2011年6月2日


~~~福島原発事故後の反原発発言で所属事務所をやめるなどの騒動になった俳優山本太郎(36)が1日、ミュージカル「太平洋序曲」(6月17日~7月3日、横浜市・神奈川芸術劇場)の公開げいこに参加した。今回の騒動発覚後、山本がマスコミの前に姿を見せるのは初めて。山本は同ミュージカルでジョン万次郎役などを演じ、原発事故をせりふに入れることも検討されている。

 駆け付けた報道陣に対し山本は「すいません。ここで話すと、全員に話さなくてはいけなくなるので」とコメントは控えた。だが、けいこでははつらつとしていた。ジョン万次郎、士官などの役を掛け持ちし、太鼓に歌、演技に動き回った。演出の宮本亜門氏(53)は「太郎君は一本気で、何が大切で、何が正しいのかを考えている。万次郎役は合っている」。

 万次郎は命の危険を顧みず米国から帰国し、黒船来航で日本に危機が迫っていることを訴える。この万次郎と、山本が俳優生命に不利となりかねない反原発発言を繰り返す姿が重なる。山本がやめた事務所の先輩で主演の八嶋智人も「役がすごく合っている。太郎も気合入れて臨んでいて、鬼気迫るものがある」と話した。

 山本は4月にツイッターで「原発発言はCHECKされ必ず仕事干される(中略)だからって黙ってテロ国家日本の片棒担げぬ」と宣言し、反原発デモに参加。5月25日にマネジャーから原発発言が原因で夏のドラマを降板になったことを聞いたとつぶやき、ネット上で騒ぎとなり、同29日に「迷惑をかける」と事務所を退社した。
 山本はツイッター以外は無言を貫き、ツイッターも退社宣言後は更新していない。宮本氏は「太平洋序曲」の最後に現在までの歴史を振り返る場面で、今回の原発事故をせりふに入れることを検討している。~~~


 
 また、権力構造の一片が垣間見られましたね・・・

 芸能ついでに、6/6「月曜インタビュー」欄より。↓↓


 ~~~歌舞伎役者の市川亀治郎さんが、井上ひさし作の芝居「雨」(新国立劇場公演)で、別人になりすまし、大金を得ようとする主人公を演じます。
 井上作品には「現代社会への風刺がある」という亀治郎さんに、胸のうちを聞きました。

 亀治郎さん「ひとりの男が、権力によってある者に仕立てられていく、その怖さ、というものを感じさせる芝居ですね。徳(役名)にとっては(鉄くずなどの)”拾い屋”でいた方が幸せなんですから」~~~


 井上ひさし氏は、共産党支持者だったので、以前がん闘病と芝居に欠ける熱意の記事を、当ブログでもアップしましたが。



 
 

侵略戦争美化教科書 ~訂正プリント・間違い500以上指摘~ 子どもたちに渡さない   赤旗日刊紙

2011-06-06 | 海外通信/外交/平和運動

  赤旗日刊紙2011年5月12日(木)3月、日本の侵略戦争を美化する教科書が文部科学省の検定で合格しました。 これから8月にかけて、各地の教育委員会が教科書を選ぶ採択の手続きに入ります。
 侵略美化の教科書を採択するなとの声が高まっています。関係者に聞きました。


 侵略戦争美化教科書  子どもたちに渡さない ①


   憲法9条への挑戦 

自由社と育鵬社の教科書がねらうのは、戦後日本に定着した憲法9条を基礎にした考え方、戦争や武力による威嚇の放棄への挑戦です。侵略戦争を正当化し美化して描くことで、軍事力に否定的な価値観を取り除こうとしています。

 太平洋戦争の開戦は、日本が自らの権益の拡大のために武力で南進したところに直接的な原因がありました。 1920年以降の欧米列強には、第一次世界大戦をうけて『権益の独占をやめる』『民族自決的な考え方も容認する』という合意がありました。日本はそれを破り、英米と対立しても中国における権益を独占し、ドイツと手を組んで東南アジアの植民地を独占しようとしました。19世紀型の侵略を遅れて行おうとしたのです。
 

 世界の流れ無視
 
 自由社や育鵬社はそうした世界の流れを無視しています。
『経済封鎖で追い詰められた日本は、アメリカとの戦争を決意して、真珠湾を攻撃した』(育鵬社)、『自尊自衛のための戦争』(自由社)というのは当時の政府・大本営が戦争を正当化するために強調した論理です。
 自由社版歴史では韓国併合後、『学校も開設し、日本語教育とともにハングル文字を導入した教育を行った』と書いています。


 本質を覆い隠す
 
 しかし、植民地支配は、基本的には民衆を圧迫し、利益を奪う、本国による収奪がポイントです。それでも統治の戦術として植民地の民衆のためになることをやらないと維持できません。秩序を維持するための教育も必要です。日本は、韓国で旧来の伝統的な教育システムを破壊して、列強の価値観を植え付けるために学校の普及を行いました。
 そこを誇らしげに強調して、植民地支配の本質を覆い隠すのは間違っています。

 育鵬社版歴史では、アジア太平洋戦争中に、アジア諸国が当時の日本の政権に協力した事例として、インド国民軍、ビルマ独立義勇軍、インドネシア義勇軍を取り上げ、アジア解放の戦争であったかのように描いています。



 歴史のねじまげ
 
 東南アジアの人たちは欧米列強の支配に対して、立ち上がろうとしました。日本は『独立を応援する』という大義名分で戦争を始めました。しかし、実際は東南アジアの資源や労働力を収奪していきました。

 その本質がわかるのは1943年の御前会議の決定です。戦略的にビルマとフィリピンは独立させ、インドネシアやマレーシア、ブルネイ、シンガポールなど広大な地域を『帝国領土』とすることを決めました。戦争遂行に必要な石油や鉄、銅、アルミニウムを安定的に獲得することをねらったものです。

 ビルマの独立を認めたのも、それによって隣国のインドで反英運動が盛り上がることを期待しただけです。だから当初日本と行動したビルマのアウンサンらも、後に日本側に宣戦布告するのです。


 アジア侵略の戦争を、アジア解放といいくるめるのは歴史のねじまげです。





  侵略戦争美化教科書  子どもたちに渡さない ②
      明治大学教授(日本近現代史) 山田 朗さんに聞く(下) .


憲法 加害の歴史描かず


 自由社と育鵬社の教科書には日本軍がアジアで行った加害の歴史がまったく描かれていません。
 いまの中学生には戦争や植民地支配の意識が希薄になっています。それは、家庭での記憶の断絶があります。父母や祖父母にも戦争体験がない。なかでも、加害体験は当事者が子どもや孫に語れない体験です。
 加害の歴史を書くことを『自虐』といって否定し、教科書に載せないということは、次世代に引き継がなくていいという意思表示です。
 中国や韓国では、戦争や植民地支配が自分に連なる歴史として家庭で語られます。日本の家庭で教えられなければ、アジアの若者と大きな認識の違いがうまれてしまいます。
 

  特攻隊など賛美

 2社の教科書では、戦争末期のひめゆり隊や特別攻撃隊、戦艦大和などの悲劇を英雄のように描いています。育鵬社版では『われわれの生命は講和の条件にもつながっている』として亡くなっていった特攻隊員の遺書が紹介されています。
 非戦闘員まで動員し、若者にそこまでさせてしまった国家の指導者たちのあり方こそ反省されなければなりません。それまでの兵器では戦えなくなり、本来、戦争をやめなければならないのにやめず、多くの若者の命を犠牲にした。人間が爆弾となって体当たりした特別攻撃隊など絶対にほめたたえてはいけないのです。
 自由社も育鵬社も太平洋戦争を『大東亜戦争』と呼んでいます。この呼び方をいま使うことには注意が必要です。価値観を色濃く含んだ名称のため、何の説明もなく使うと客観的なものではなくなるからです。



  大東亜戦争とは

 『大東亜戦争』とは、1941年に政府や大本営で決定された『大東亜共栄圏』をつくるための戦争という意味です。戦後、GHQ(連合国軍総司令部)の指令で公の場で使わないことを決めました。しかしそれは占領中のことで、独立後に使うことは可能だったのです。

 名称が復権しなかったのは、後ろめたかったからです。『大東亜戦争』『大東亜共栄圏』がもたらしたマイナス面を多くの日本人が意識したからこそ、使われなかった。いまでも日本政府はアジア太平洋戦争について、『先の大戦』と呼んでいます。政府もどう呼称していいのかわからないのではないか。 『大東亜戦争』ではまずいと考えている。

 これは、多くの国民の意識を表すものとしてとらえるべきだと思います。あの戦争を支えてしまった、もうこりごりだという国民の意識です。 そう考えた人たちが戦後の憲法9条を支えてきたんだと思います。
 大事なことは戦争から何を学ぶのかということです。『いいことがあった』では学んだことにはなりません。一番大きな教訓は、多くのアジアの人々が犠牲になり日本人も亡くなった戦争がどうして起こったのか知り、それを繰り返さないことです。
 



  侵略戦争美化教科書  子どもたちに渡さない ③
                  【元教師の立場から  大谷 猛夫さん】


  『独り善がり』な教育

「今回、自由社と育鵬社の歴史教科書を改めて読んでみて、そのひどさを実感しました」というのは、元中学校の社会科教師の大谷猛夫さん(68)です。
 現職教員時代は、南京事件や日本軍『慰安婦』問題、731部隊など、戦争中の日本によるアジアの人たちへの加害の実相を授業で積極的に取り上げてきました。実際に被害を受けた人たちに直接会って証言を聞き取り、教材にしてきました。


  『相手悪い』誘導

 そんな大谷さんからみて、自由社版や育鵬社版の歴史教科書が生徒たちにあたえる影響はどうなのか?。
 「自由社版も育鵬社版も、分裂前の扶桑社の歴史教科書が下敷きになっていますから、基本は同じです。まず、『満州事変』についてですが、中国が日本を排撃したので、日本人を守るためにしかたなく攻めていったというトーンで書かれています。
 日中戦争の始まりについては自由社版も育鵬社版も、盧溝橋事件の1ヵ月後に上海で2人の日本人将兵が射殺された事件を取り上げています。
 「これはほかの教科書にはありません。日本側が挑発したという見方もあるからです。あえてこれを取り上げているのは、これも相手が悪いから戦争になったのはしかたがないと思わせるためでしょう」
 日中戦争について自由社版の申請本には『日本は戦争を仕掛けられた』という記述もありました。
 「さすがにこれは検定で『日中戦争について誤解する恐れがある』と意見がつき、削除されました」



  戦争関連以外も

 戦争をめぐる記述以外にも、さまざまな問題があります。神話を史実と混同した書き方をしていること、民衆の姿が描かれず、支配者の歴史だけになっていること。

 大谷さんは「驚いたのは日本国憲法についての記述です」といいます。

 自由社版はGHQがつくった憲法を日本政府が『やむをえず受け入れた』と書いています。他社の教科書では、日本の民間の案なども参考にGHQが草案をつくり、これをもとに日本の国会で審議して憲法が公布されたということが書かれています。
 大谷さんはいいます。「この教科書で忠実に教えれば、生徒は日本の戦争は悪くなかった、やむをえなかったと思ってしまう。一方で被害を受け、抵抗した朝鮮や中国の民衆のことはまったくでてきません。これでは独り善がりな日本人を育ててしまい、東アジアの人たちとともに進んでいこうという人間を育てることはできません」

 大谷さんはいま、中国人戦争被害者の要求を支える会の事務局長として、戦後補償を求める中国人被害者の支援をしています。
 「戦争の実相を知ることで、次に何をしなければならないかを子どもに考えてもらいたい。それが真に戦争の反省をする国をつくることにつながると思います。

(つづく)


 
 
  侵略戦争美化教科書  子どもたちに渡さない ④


  世界に通用しません

 「この指導書見てください。アメリカと戦争がはじまったときの日本の国民の気持ちを問う問題で、『スカッと晴れやかな気分になった』が回答なんですよ。信じられない」―。
 自由社の歴史教科書の教員用指導書を示して憤るのは、横浜市港北区の三山弘美さん(43)です。
 中学2年の男の子の母親です。同区では2010年度から自由社の教科書が使われています。市教委が採択したあと、子どもに使わせたくないと『歴史教科書問題を考える港北の会』結成に参加。世話人を務めています。



  指導書に狙いが

 教員用指導書を読むと教科書のねらいが一目でわかると三山さんはいいます。
 日本軍の進撃を東南アジアの人たちがどのように迎えたかという問題では、『歓迎し、協力した』が答えです。 日中戦争について『盧溝橋事件は停戦協定を結んだのに、なぜ戦火が拡大してしまったのでしょうか』という問題の答えは『中国が停戦違反をして攻撃したから』。 日本がこの事件を機に中国への派兵を決定し、中国各地を占領した事実と正反対です。

 「徹底して『あの戦争は正しかった』と教える教科書です。戦争の反省に立ったところがまったくなく、世界に通用しません」
 

 三山さんは在日韓国人3世です。祖父や祖母は創氏改名で日本名に変えさせられました。当時の話を祖母はしませんでした。「思い出すのもつらかったんだと思います。私も在日韓国人であることを隠してきました。 『慰安婦』にさせられた人たちがつらい過去を明らかにして毎週水曜日に日本大使館前に座り込んでいるのは日本に謝ってほしいからです。政府が謝罪し、反省しないといけないのに逆行している」
 

  多くの間違いが

 自由社版には△神話上の人物を初代天皇とする △開戦の時系列が違う ―など事実の間違いが500以上指摘されています。生徒に、7ヶ所の写真の訂正プリントが配られるなど間違いだらけの『欠陥教科書』です。

 「息子は『(小学校)6年のときに勉強したことが教科書に出ていないね」と話しています。朝鮮との交易や戦争の悲惨さを教えず、『日本はすばらしい国』と強調する書き方は怖い。子どもを戦争に行かせたいのかなと思います」と三山さん。

 三山さんたちは、8月の採択で自由社と育鵬社の教科書を採択させないため、区内すべての中学校区で学習会を開催。港北区に住む3人の教育委員に懇談を申し込んでいます。長女の小学校の保護者会でも母親たちに訴えました。

 三山さんはいいます。「自分の子どもにも未来の子どもたちにも、使わせたくない。戦争の被害を二度と繰り返さないために次の世代に事実を伝えることが日本のおとなの責任だと思います」


(おわり)