Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

ゆりかもめ

2009-01-06 19:01:44 | Quatre Collection

私の生まれ育った京都の北山は、お洒落な沢山のお店の他に広い植物園があったり、葵祭で有名な上賀茂神社があったり、日本一のミステリーゾーンと呼ばれている深泥池があったりと、古き良き京都の町家が並ぶ洛中とは少し違った魅力に溢れた場所でした。
でも洛中と変わらぬ京都らしさを感じるスポットが鴨川。35年間過ごした実家からも、自転車に乗ると5分ほどでこの鴨川に出られ、よくなんとなく涼みに訪れたり、本を持って出てベンチで読書したりしていました。
今くらいの季節になると、日中の鴨川には遥々北の国からやって来たゆりかもめが滞在して、エサを探したり、のんびりと川辺で遊んだりしているハズ。
このゆりかもめは、毎日昼間は鴨川で過ごし、夜は一山越えた琵琶湖に帰って眠るということを子供の頃に知り、その毎日の往復距離によく感服したものです。
ただ、こちらに越してきてわかったことですが、昼間の琵琶湖にもゆりかもめはいて、みんながみんな毎日遥々と長距離を行き来しているのではないということが判明しました。(笑)

そんなゆりかもめの生態を、子供にわかりやすく伝えている絵本が、福音館書店のかがくのともシリーズの一冊「ゆりかもめ」です。この本に登場する絵は、100%鴨川や琵琶湖なのですが、あえて文章の中には地名に関する表記は一切なく、シンプルにゆりかもめの一日を追った構成になっています。
ゆりかもめは、よりエサの豊富な鴨川目指して、毎朝早く琵琶湖から一山越えた京都に向かうそうですが、今から27年前の1982年に発刊されたこの絵本の頃に比べ、今は鴨川の水がエサ場に適していないのか、それとも琵琶湖でも充分にエサが豊富なのかはわかりませんが、こちらでも昼間にゆりかもめの姿を見られるのは、なんとなく嬉しいことです。
こちらに引っ越す時に、もう冬になってもゆりかもめの姿を見ることは出来ないと、諦めていたのでちょっとラッキーな誤算でした。

さて本日のモンハンは、完全に忘れ去っていたティガレックス2頭の集団訓練に初チャレンジをしてクリアし、「デンセツバッジ」の勲章をゲット。これで訓練所に関する4つの勲章の内、3つまでが揃いました。残りの「G級訓練をすべての武器でクリア」の「ツワモノバッジ」はさすがに無理っぽいです。(笑)