ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

地域猫活動とボランティア

2017-11-06 22:30:55 | 猫ボランティアの心意気
私が在住する港区では、飼い猫・地域猫を対象とした不妊手術費用の補助が受けられます。
この補助金額内で地域猫に限り、不妊手術を行って下さる動物病院があるため、助かっております。


もともとは、野良猫にまつわる住民間の軋轢を解消するため、野良猫を増やさぬように始められた活動ですが、これを機に更なるイザコザへ発展することも珍しくありません。

火種は、金銭の絡んだ人間関係トラブル。
飼い主のいない猫ですから、誰が手術代金を払うのか!?となります。
これ正解は「日頃、餌やりなど猫のお世話をしている人」です。

ただ餌やりさんは高齢の場合が多く、ご自身の餌やり行為が、他人へ迷惑をかけ、さらには可愛がっている猫の首を絞めていることにまで考えが及んでいません。
また既に、批判を受けていて意固地になっていることもあります。

その状態へ、いきなり費用を請求しても火に油を注ぐ結果になります。
例えば10匹いたら費用は15万くらいでしょうか。
リタイアしているご老人には、確かに負担ですね。


理想は街ぐるみで、手術代も町会費からご支援して頂くと素晴らしいのですけれども。
ご近所で地域猫活動をきっかけに有志を募り、餌やりの方を中心に、地域の猫たちを見守られたら最高だと思います。

港区では実質上、地域猫の不妊手術費は無料のため、この辺りの障害がありません。
なので、餌やりさんとは良好な協力体制を築けています。
行政+獣医師+餌やりさん+地域住民+ボランティア→皆が支え合うことにより、地域猫活動が円滑に進むのだと思います。


助成金の無い地区のボランティアは、大変だと思いますね。
ボランティアは、地域猫活動のノウハウを持っていますので、お手伝いをさせて頂きますが、不妊手術代を立て替えたり、支払うことは致しません。
また原則、責任丸投げ無償での猫の保護もしません。

野良猫の捕獲→手術→リリースと言うと簡単なプロレスに感じますが、多大な時間と労力を費やします。
中には働きながら、連日徹夜でという例もあります。
ボランティアの皆さんは、人と動物が共生できる社会のために動いているのです。

どうか、ボランティアに医療費や猫の保護を押し付けることのないよう、ご配慮を願います。
餌やりさんを筆頭に地区の皆さまが、野良猫から地域猫へを、ご理解をして頂き、活動が成り立つのです。
ひいては、それが殺処分0実現へ 繋がります ✧*。٩(๑˙╰╯˙๑)و✧*。

【 ねこてん 公式HP 】

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