ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

殺処分ゼロの裏側で★保護犬を救え!

2018-01-27 20:38:31 | ノーキルだけでは救われない命

NHKクローズアップ現代から
どう減らす?犬・猫の殺処分

事の発端は、政治家がスローガンとして「殺処分0」を掲げたこと。
それが各自治体にプレッシャーとなり、シワ寄せは愛護団体へ。

殺処分寸前の犬猫を愛護団体が引き取り、数字を減らしているというカラクリ。
何のことはないドリームボックスからシェルターへ住み替えただけ。

関西の団体が142匹を抱えきれず崩壊。
広島の「ピースワンコ」は1900匹を40名で管理。
およそ50匹を1人で Σ(ΦωΦ)Oh nooo!

年間約1400匹以上を受け入れ、対する譲渡頭数が161匹って...引き取り屋 と大差ないような?
寄付金7億を更なる収容施設へ投資するという ┐(´~`;)┌

「週刊新潮」掲載のピースワンコ・ジャパンの記事について


これ何か間違っていませんか?
殺処分を免れただけで「引き取り手のない飼い主のいない犬」は増えています。

狭いケージで、適正な世話や医療処置も受けずにいるのは、幸せなことなのでしょうか?
不幸な犬が増加していることにはならない?

同じく殺処分0を実現している熊本県のボランティアの言葉です。
『いきなり殺処分を止めても、犬がたまるだけ。
負のスパイラルへ陥り、結局は人も犬も辛い思いをするだけ。』

殺処分0という数字自体を目的にしてはならないのだと、それは人と動物の幸せに繋がらないのだということを再認識しました。


☆「じゃーどうしたらいいの?」
里親会・譲渡会で、どうか保護犬の命を救って下さい。

命のバトンを受け取るには「覚悟」が要ります。
日本人は、これが出来ていません。
生まれた時からペットショップが存在しない国と、初めて生きた動物に触れたのがペットショップだった環境差では、難しいのかもしれません。

☆「私たちに出来ることは?」
純血神話・ファッション性を追わず「ペットショップ」で買わないこと!
大量生産~過剰供給に歯止めをかけなければ、商品として扱われる犬&不良在庫として始末される犬は増え続けます。

不幸な動物たちを生み出しているのは、私たち人間です。

ペットショップの闇も、
飼育放棄・遺棄も、
殺処分へ送り込むのも、

解決する責任があるとしたら、我々にあり、これは社会問題だと思います。


私は地域猫活動ボランティアですが、犬を保護した経験もあります。
正直なところ、犬の保護譲渡は猫の数倍大変でした。

場所の確保・フードの量・しつけ・散歩...それから人へ信頼が厚い分、捨てられ愛情を受けられなくなったダメージは、犬の方が強い気がしています。

その健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、愛し、慰め、助け、その命ある限り真心を尽くすことを...誓って下さるようお願い致します (○´>エ<`○)

【 ねこてん 公式HP 】

にほんブログ村 猫ブログへ

PVアクセスランキング にほんブログ村