ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

スコティッシュの不妊去勢は必須

2018-04-10 21:45:47 | 不幸な命を増やさないために
三寒四温、朝晩は上着が必要なものの、日中は初夏のような陽気です。
服装に迷う時分にこそ「猫の脱走」ご注意下さい😾



スコティッシュ・フォールドは、ただの風変わりな耳がキュートな猫ではございません。

耳が折れている原因は、軟骨の形成不全を引き起こす遺伝子を持っているから。
耳オレ遺伝子を持っている猫は、もう片方の親の品種が何であれ「スコティッシュ・フォールド」になります。

この遺伝子があれば、耳が垂れて関節や骨の異常が、程度の差こそあれ必ず生じます。

チャームポイントは、病気によって軟骨形成異常となったことによるもの。
スコティッシュ・フォールドは、結局のところ遺伝子疾患の一つなのです。



未去勢・未避妊のスコティッシュが、外に自由に出て行って交尾をするようなことが起これば、野外の猫にスコティッシュ特有の遺伝子が入り込んで行きます。

これにより、外猫が耳オレ現象へ。
上画像は遺棄子猫、耳はスコティッシュですが、顔つきはチョット違いますよね。
下は成長した姿。
耳の奇形ということが解るかと思います。



こうして、スコティッシュ遺伝子が拡散していくと、やがては...。

耳オレ遺伝子が揃った( 同型接合で生まれたケースは、骨格などに重度の障害を持つ)個体が一定の確率で現れ、不幸な命が生まれてくることとなります。

すなわち、手術をしていないスコティッシュ・フォールドが脱走、あるいは遺棄されたことによって、深刻な「遺伝子汚染」となる恐れがあるのです🙀

飼い主さんには、スコティッシュはそういう遺伝子を持っている猫なのだということを承知して頂きたいと思います。
そして、ちゃんとバースコントロール+マイクロチップを施してあげて下さいね。
純血種のペットをお探しの方へ



スコティッシュに限らず、たとえ一頭で完全室内飼いだとしても、未手術の猫が屋外へ出て迷子になった場合、感染症にかかるリスクはグンと高くなります。

大切な家族に、必ず「不妊去勢手術」を!
不妊去勢手術は、飼い主の義務です!


【 ねこてん 公式HP 】

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