ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

灰になるため生まれたんじゃない

2020-06-11 22:50:00 | 殺処分され続ける命のこと
2018/4/3 の記事に加筆して再投稿

読み直し、動物たちを取り巻く環境が何一つ変わっていないことに暗澹たる思いです。

殺処分頭数が数字では減っていても、人間によって使い捨てられる命、搾取される命は生まれ続けています。

救えるだけに手を差し伸べるのではなく、救いを求める命を減らしていく。

かわいそうな子をなくす。
人も動物たちも笑顔になれるように☺️😸

保護しなければならない命をゼロへ。
不妊去勢手術ファースト🌸



学生の頃、外飼いの猫と遊んでいた時に年配の女性から話しかけられました。

「前に住んでいた所が殺処分された遺体を焼く施設の近くだったのよ」と。

焼却炉から噴き出す噴煙は、1年中休みなく、朝も昼も夜も漂っていたそう。

その地からの夕焼けは、いつも紫色で、初めて赤く染まる空を見た時は感動したと言っていました。

殺処分データが開示されている分では、昭和 49年度の1,221,000頭が最多。
それ以前は、150万か200万頭なのか。
火葬場が年中無休だったろうと察しがつきます。
小さな命へ ごめんなさい



昔の保健所、現愛護センターで死を迎えるのは「殺処分」される動物だけではありません。
怪我や事故で引き取り後に死亡する「負傷収容」も含まれます。

これは交通事故に遭い、瀕死の状態で運び込まれる身元不明の犬猫たち。

そして、虐待の被害を受けた野良猫たち。
人間からイタズラに毒エサを与えられたり、暴力を加えられたり。

顎の骨を砕かれ、脚を折られ、火傷を負わされ、想像を絶する苦しみの中で、誰にも助けを求められず死に至る動物たちもいます。

また、数字には入らないペット産業の流通過程で、命を奪われる犬猫 20,000 匹。
野垂れ死に清掃業者が廃棄する動物の遺体が 70,000以上。

加えて、繁殖業者の略奪や引き取り屋による売れ残り生体闇処分、高齢者の飼い主孤独死による殉死、アニマルホーダーに囚われ餓死する子たちetc…。
ペット業界に葬られた命



いつになったらペットの命が守られ、その一生を全うできる世の中になるのでしょうか。

「まだかなー?」って犠牲になった子たちが、紫煙に隠れた虹の橋から見つめています🌈😿


愛されなかった子たちの「虹の橋」