2018/3/6の記事に加筆して再投稿
数値規制の改正案が難航していることもあり、生体販売の在り方に対し、SNS上で問題提起されているのを目にすることが多くなりました。
皆さんの意識が変化したことを実感しています。
数年前は「ペットショップで買うな!」「店頭購入は愛護の資格なし!」などと発言すれば、途端にバッシングの嵐を受け火だるま。
今は少なくなりました。
それだけペット業界の裏側が周知されつつあるのだと受け止めています。
その若い男性は、杉本彩さん著作「それでも命を買いますか」のサイン会で、悲しげな表情で問いかけたそうです。
「僕はペットショップで買ってしまいました。どうしたらいいんでしょう。」
┈┈┈ 杉本彩さんからのメッセージ ┈┈┈
生体展示販売のペットショップだらけの市場では、ペットショップで買った人はたくさんいらっしゃるはずです。
それしか動物と暮らす手段を知らなければ、仕方ないことです。
ペットショップで買った子でも、その子を大切に育てている方が罪悪感を抱く必要はありません。
愛情深い飼い主さんには敬意を表しますし、心から共感します。
私は、そんなやさしい方だからこそ、ペット業界の真実を知ってほしいと思うのです。
そして、動物たちの命について、一緒に考えていただきたいのです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
現在ペットを飼われているご家庭の約8割は、生体販売店からです。
おそらく生体販売を利用された方は、この書籍は手に取らないのではないのではないでしょうか。
愛する心に水を差されるような、気が咎めるような…。
この男性は動物が大好きで、共に暮らしている子は、かけがえの無い存在なのだと察せられます。
大切がゆえに、ヒストリーを知っておきたいと考えられたのでしょう。
動物に対して、純粋で真摯に向き合う人ほど傷つかれたり、後悔されたりするのかもしれません。
でも事実を知り受け止め、目の前いる子の命の尊さに思いを馳せることで、より一層、愛おしさが深く強くなると私は思います。
ペット業界独自の流通システムが明らかになったのは、ごく最近のこと。
パピーミル・ペットオークション・引き取り屋。
全て闇市場ですので、なかなか情報が開示されませんでした。
生体販売店からや譲渡会でに関わらず、ペットと暮らす皆さんには、愛犬愛猫さんの来し方を気にとめて頂けたらと思います。
さすれば、今あるペットたちの問題に触れられるでしょう。
殺処分、大量消費のための過剰繁殖、飼育放棄、遺棄虐待…搾取される小さな命たち。
知ることから「是非2匹めは保護動物に」「知り合いには譲渡会を薦めよう」と、動物愛護の輪がだんだん大きく広がっていったら。
笑顔の動物たちが増えます、きっと🎈
✴杉本彩さん啓発ポスター無償配布
✴動物がモノ以下の命なんて許せない
✴ペットの命を守る「買わない選択」