ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

コメントへのお返事

2019-06-02 23:50:11 | 奄美ノネコ駆除問題
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ほかの保護譲渡してる方に失礼だから捕獲譲渡がダメ?それはどこのだれが決めたのでしょう。猫が山奥の過酷な生活からすくわれる、在来種も守られる、「失礼だから」という理由はいかがなものでしょうか。
山からおろしたい、降ろすことが目的の人
降ろされた猫たちをなんとかしたい人
それぞれの目的と妥協点、金銭面等があった部分が「捕獲譲渡」ではないのですか。

主張されていることがめちゃくちゃになってきています。
みんな願うことは、犠牲が少なくなること。違いますか。
今すぐ全部保護が無理なのは、ピースワンコでも分かることです。違いますか。
安易に簡単に決めた、だれがいいましたか。何を基準に安易に決めたと判断したのでしょうか。
苦渋の決断だととらえることはせず、批判だけして、引き取りもせず、文句だけ。これでは「タチの悪い団体」に成り下がってしまいますよ。
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いいえ、失礼千万だと思います。
よく読んで下さい。

山に猫がいると都合が悪いので駆除→仕方ないから譲渡→それで問題ないでしょ? 計画に反対する人が貰ってくれればいいじゃない? という言い分に対して。

しかも越境で。
しかも1週間の猶予って。

空港に迎えに出て、奄美からの猫を保護し、一生懸命に里親様へ縁を繋ごうとしている方々に対して、その心持ちは無礼ですよということ。

奄美から排出された猫です。
奄美で犠牲のないように解決すべき。
他の方策を講じず、譲渡すればイイんでしょうは看過できません。

猫は共に生きながら減らせます。
それは猫の愛護活動の基本です。
何十年もかかり、ようやく成功事例が広がってきました。
それを一気に崩すようなことをしているのです。

上面だけで捉えるから本筋が見えない。
クロウサギは、マングースの駆除で増えている。
山の中の猫は、まだ47頭しか捕まっていない。

環境省の処分ありきの駆除計画は、安易ではないですか?

コメントへのお返事

2019-06-02 23:35:16 | 奄美ノネコ駆除問題
前にも お知らせしたのですが、goo がリニューアルしてから、コメント欄が開けません。
そのものを閉じたいのですが、設定もログイン画面になってしまいワケワカメ。

ただ頂いたコメントはメールで入るから、コチラから 順次お返事させて頂きます。
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こんにちは。
「もともと住民から排出された猫たち、自治体なり地域で対処すべきところを、国民の税金から予算が下りているのです。」
「「奄美の猫が大変だ」と駆けつけ協力して下さったのではないですか?」
とありますが、TNRをしているのは地元の人たちと地元の自治体です。
誤解されているようなのでお知らせしました。
「奄美猫部」というグループが中心になって啓発活動やTNRもがんばっています。
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必要のないノネコ駆除に何億もの税金が投入されることに対して、地元からも声を上げて欲しいです。

TNR=飼い主のいない猫への不妊去勢手術。
だから活動に協力をして下さる動物病院が不可欠。
推進の決め手の9割は、獣医師の有無+手術費用です。
だから駆けつけたのは、どうぶつ基金ね。

ところで、地域猫活動は出来ないのでしょうか。
TNR 後は、地域でお世話をしていきます。
ここから、ボランティアが中心となり、住民へ広報し、管理方法をアドバイスします。

未手術の猫が流入して繁殖したり、遺棄の防止対策にもなります。
ちゃんと見守りをしないと3年間隔でリバウンドしてしまいますよ。

管理をすれば、約10年間で外の猫は、ほとんどゼロに近くなります。
TNR だけでは、いつまでも猫は少なくなりません。
トラブルもなくなりません。

共生しながら減らす、だから TNR と地域猫活動はセットです。

ノネコ管理計画の問題点

2019-06-02 22:40:10 | 奄美ノネコ駆除問題


〇 ノネコの定義

ノネコという呼び名は環境省が政治的な意図から編み出したもの。
生物学上は存在しません。

問題は定義が曖昧な点。
山にいたら、飼い猫だろうと地域猫だろうと駆除対象に成り得るということ。

「処分ありきのノネコ駆除」は奄美大島が初めてではないでしょうか。

もしも処分されるようなことがあれば、野良猫は合法的に殺せるとお墨付きになってしまうのという危機感から、処分回避を模索します。

現在もノネコの分類については、討議がされています。
ただ、既成事実を行使されてしまうのが拙い、怖い、今まで積み重ねたものは崩れ、共生社会は遠ざかります。

これが大前提にあります。

〇 クロウサギは増えている

報道された時点で、計画を見直すべきでした。

クロウサギが増殖の事実を隠していたこと。
猫の算出方法を誤っていたこと。
山の中から捕獲されたのは、僅か50頭足らず。

もう何のための駆除計画なのか分かりません。

〇 10年

なぜ、捕獲が10年計画なのか?
評論家さん達、ご名答をお願い致します。

猫が脅威となるのはハンパない繁殖力から。
駆除に10年間かけていたら何百倍に膨れ上がります。

当初、希少生物と生態系の保全が理由でした。
10年かけて猫を駆除していくのであれば、その間に捕食される生物は絶滅に至らないということですよね。

だったら、TNR でも結果は同じ。
私は、上記から10年後に森の中から猫がいなくなればさえ良いのだと判断しました。

猫に食べられ続ける生物がカワイソウ?
でも、計画は10年間だから。

山に居続ける猫がカワイソウ?
でも、計画は10年間だから。

10年スパンだったら、繁殖制限をトットやるが最優先事項。
健康な1歳未満は譲渡し、重篤な病気や怪我を負っている猫のみ安楽死。

それ以外は、知恵を絞りマンパワーで地域猫へ。
山に戻したくないなら、管理可能な場所にリリース。
東京の日比谷公園は、近隣の猫を受け入れ、約10年で3桁から数頭になっています。

この10年はナゼなのか?
マングースの捕獲が終了するからじゃないの?

でも残念、環境省の目論見は外れてしまっています。
山や森の中に、ぜんぜん猫はいないらしいので。

~関連記事~
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奄美ノネコ駆除問題の真相
TNR 活動を否定する人へ
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奄美自然環境センターの狙い
研究者に騙されるな!ノネコ問題
環境省に騙されるな!ノネコ問題
奄美ノネコ駆除の問題点1
奄美ノネコ駆除の問題点2
奄美ノネコ駆除の問題点3
奄美大島の猫3千匹殺処分計画

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犬派へTNRのココがスゴイ!

2019-06-01 23:40:15 | TNR&地域猫活動マニアル


犬と猫の愛護活動で、決定的に異なるのは、野良猫に対して行われる TNR です。
野犬は、狂犬病予防法で行政捕獲となります。

一方、TNR は人と猫の共生を成し得るためには不可欠。
ひいては社会にとってプラスしかない、私たち人間にもイイ事尽くめなのです。

是非とも、犬と暮らしている、犬の保護活動している、犬に関するお仕事をしている方々に知って頂きたいと思います。



ザックリ云うと「TNR」は飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施す方法と考えて下さい。

手術を済ませたら、一代限りの命として地域で管理していきます。
これが「地域猫活動」です。

混同されやすいと思います。
TNR は不幸な命を増やさないための繁殖制限を行うこと。
動物愛護活動です。

手術を済ませたら、野良猫から地域猫になります。
だから TNR をしなくては、地域猫活動は始められません。
こちらは、地域の野良猫トラブルの軽減と共存共生が主な目的となり、住民が主体の社会活動になります。

TNR と地域猫活動は表裏一体ですが、あくまで TNR が基本となります。



〇 排除の選択はない

ましてや駆除などしなくても、外猫は減らせるということ、故に共に生きるを選びます。
全国に TNR&地域猫活動の理解が広がれば、猫の殺処分頭数はガクンと少なくなるはずです。

保護譲渡が永遠に続くことも、助成金をエンドレスにバラ撒くこともありません。
TNR&地域猫活動は、リバウンドが抑えられ、確実で即効性がある手段。

そのため私は、餌やり行為に目くじらを立てることはありません。
餌をあげている人へ声をかける第一声は「猫たちのために ありがとうございます」と感謝の言葉です。

対して、餌やり禁止と唱える人を問題視します。
排除することでは、何も解決しないということから、お話をさせて頂いています。



〇 保護譲渡では解決しない

猫の愛護活動は TNR が中心にドカッとあり、本幹です。
保護活動は TNR の付随になり、支流です。

だから、活動に携わる全員が「不妊去勢の徹底」を重要視しています。
皆んな、保護が必要な猫がいなくなることを、保護活動が終わる日を望んでいます。

保護って目の前の子が救われるにしか過ぎません。
それだけでは決して終わることはありません。
譲渡拡大は出口を広げるだけ。
蛇口を閉めずに、次から次へと新しい容れ物で受け止めるバケツリレーです。



〇 医療の拡大

動物利権に加担しないために1
にて書きました ↓

『60代女性で「 TNR 年間100頭ぐらいかな」という方は、ザラザーラッといらっしゃいます。
私の師匠は、サビ残当たり前の職務をこなしながら、年間800頭をしたことがあります。』

年間800頭を保護譲渡しなければならないとしたら、気が遠くなりますよね。
手術だから、60代の女性でも可能なのです。
そして、それは1年後に増える何千頭の命を救ったことに価します。

TNR を年3桁頭数ほど実施するためには、獣医師の協力が不可欠になります。
一斉捕獲の場合は、1日に何十頭も手術しなければならないので。

ですから、ボランティアは活動に理解して下さる獣医師を探します、ご協力を求めます。

NPO 団体だと病院を持っていたり、専属医師がいます。
そうしなければ、活動自体が成り立たないのです。
年々、各地で TNR 専門の動物病院が増えていっています。

余談ですが、ピースワンコが3千頭保護で、あのダダ広い敷地に動物病院がないということには驚愕し、アウトだと思いました。

こうしたことにより、地域猫活動では住民に病院を案内したり、保護譲渡活動では里親様に紹介したりと動物病院との距離はグッと近くなります。
動物医療が、より身近に広がってきます。



〇 真実の啓発

TNR をし地域猫活動を進めるのには、とにかく広報。
住民の皆さんに周知して頂かなければなりません。

この際に、ナゼ野良猫が減るのかを説明するには「過剰繁殖」「頭数制限」「繁殖制限」というワードを使います。

「知らなかった」「初めて聞いた」という人が ほとんど。
地域猫のお世話をしながらも、エサやるなと言われば、活動の目指すことについてお伝えさせて頂きます。

こうして「不妊去勢の徹底」が浸透していきます。
5年経つと目に見えて外猫が減って来ますので、論より証拠です。

リリースがカワイソウと思われるのは、その通りです。
毎日 見かけた子が突然に姿を消したり、お世話していた子が交通事故で死んだり。
だから、遺棄はいけない!外暮らしは過酷だ!と心から解ることが出来るのだと思います。

ちょうど10年で猫は、ほぼゼロになり、周囲の人々の意識は変わります。
虐待遺棄・放し飼いは自然になくなります。
「ペットの不妊去勢手術」は常識になります。



〇 メリットしかない

まだまだ、TNR 由来の福音が てんこ盛り。
「奄美大島ノネコ管理計画」オール・オア・ナッシング?

手術は、一頭につき一生に一回だけ。
TNR の頭数は年々ダウンし、数年(数ヶ月)でゼロになります。
TNR もズットやり続けるわけではありません。

TNR が終了したら子猫が産まれなくなります。
だから、今まで慣れるのに年単位かかる野良生まれの成猫や病気のリスクが高い老猫を室内に入れてあげられます。

町内会や商店街のご賛同ありきな部分があるので、たぶん活動がなかったら関わらなかっただろう催しに参加したり、交流が持てます。
つまり、地域が活動を通して活発化します。

あとは人々の目線が、おウチのない猫に優しくなる瞬間を体験できます。
私が地域猫活動を始めたキッカケは、外の猫さんが嫌われないようにだったので、天にも上る気持ち。
お礼を言われた時はマジ嬉しい!



私は野犬対策が上手くいってないエリアでは、TNR→隔離地域指定になればなーと思っています。
このまま、行政まかせでも保護団体頼みでも閉塞していきます。

無理と打ち消しからでは、何も生まれません。
そろそろ、抜本的な改革を考えても良い時期かもしれません。

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