なぞの旅人スーのブログ

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豊根村上黒川地区 花祭り

2016-01-03 23:59:59 | 日記

 雪が降っていないどころか、道路脇などに雪が無い正月の花祭りは珍しいね。運転は安心だった。会場近くの「湯~らんどパルとよね」に入った後、当地区の舞は早く始まるので、午後5時過ぎに会場入りした。「撥の舞」が始まっていた。東海テレビの「祭人魂」が収録に来ていて、来月13日放送と聞いた。一昨年は東栄町中在家地区を取りあげた。もしかしたら、僕も映るかも。


 「地固め(扇)」。当地区の舞はひとつひとつの動作を踏みしめる様な感じである。会場は屋内で、釜の火が常にくべられているので、舞子は熱そうだった。釜から離れていても熱気があったし。当地区の太鼓は体の芯まで響いてくる。


 特殊なケースで、次は「しずめ」。


 「地固め(やち)」。汗を垂らしながら舞っていた。花祭りに通い続けていると、単純なことでも今更気付くっていうことがあるんだけど、やちの下の部分(刀の部分として名前があるんだろうけど)に色紙が巻かれていて、2人のものは赤と黄色と別々だった。


 「花の舞(扇)」。


 三陸の人が豊根村に移り住んだことが縁で、美味しいホタテが売られる様になった。今年は牡蠣も売っていた。肝臓のために牡蠣をよく食べた(苦笑)


 「一の舞」。強く叩かれたいチャレンジャーが釜の周りを囲った。僕も釜の近くに立ったけど、熱かった・・・。さらなる兵は上半身裸に。なんか、腰の辺りをよく叩かれて、「ガキの使いやあらへんで 笑ってはいけない~」みたいだった(苦笑) 強く叩かれて悶絶している少年達(笑)




 「山見鬼」。当地区の鬼の舞は拍子が速く、柄を地に着けた鉞をグイッと押し出したり、鉞の操り方がカッコいい。面の黒い線が血管みたいで、恐ろしい形相である。


 大晦日の午前中までみかん切りで疲れていて、正月は寝正月だったから体を動かしてなく、体調はベストではなかった。もう1回目の仮眠を温泉に停めた車の中でとった。会場に戻ったら「三つ舞(剣)」に進んでいた。中学生2人と青年が舞っていた。花祭りは高校生、青年の舞手がいないのが厳しい現状である。1人の中学生がせいと衆や見守っている中学生と掛け合いをしながら大きく舞っているのが微笑まく、嬉しかった。


 「榊鬼」。僕も鬼の舞でこの舞が一番好きだけど、カメラマンも好んで撮る対象にしている様である。年齢比べの問答をした後に榊を手で引く所作、松明を鉞で打つ「たい割り」が神聖である。




 「味噌塗り」。味噌が入った鍋を持った人が舞子のそばにいて、たっぷりの味噌が使用された。僕も顔にたっぷり塗られた。「湯ばやし」、「一の舞」で上半身裸になる坂宇場の人がここでも裸になっていた。


巫女を味噌塗りから守るばばあ。


 顔に味噌がまだ塗られていない人が次々と味噌塗りのそばに連れて行かれて、味噌っ子が増殖(笑)


 再度車の中で仮眠し、戻ってじきに「湯ばやし」。釜の中の湯が無くなってもバケツで湯、水が投入され、何回も湯たぶさで撒かれた。せいと衆も地面もびしょびしょになった。


 最後は温泉で花祭りを盛り上げてくれた中学生をねぎらい、帰路に就いた。疲れていた体力、気力も花祭りで授かったパワー、ご利益でいくらか快方した。そして、お世話になっている東栄町下粟代地区の花祭りが次の週末と迫ってきた。国道には既に案内の看板が立っていた。