豊川市小坂井町にある「フロイデンホール」にて開かれた。須関さんは豊川市出身で、主に室内楽の伴奏で活躍している様である。結構聴衆がいた。
白のドレスを着て舞台に現れ、「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(チャイコフスキー)を弾いた。「TEPPEN」を思い出しちゃったよ(笑) 挨拶の後、「ワルツ 変イ長調 作品39-15」(ブラームス)を。熊本マリさんのリサイタルでも聴いた。ワルツと言ってもシックな曲である。 次に「ラプソディー ロ短調 作品79-1」(同)だったけど、曲調がぶつ切りで移り変わって、僕は好きではないな。 次に「ピアノソナタ第1番 嬰ヘ短調 作品11より 第1、2楽章」(シューマン)を弾いた。
次は3回連続で聴く「献呈」 (シューマン/リスト)だった。そして、前半ラストは「パガニーニによる大練習曲 第3番 『ラ・カンパネラ』」(リスト)だった。
後半は青紫のドレスに衣替えして登場した。ここでも冒頭話があり、豊川でピアノを弾くのは小学生の時以来だそうである。豊川の祖父母の家に遊びに来ると三河弁が懐かしく聞こえると言っていた。小学生途中か中学に進学する時に引っ越したって事だね。
後半はオールショパンだった。「ワルツ第1番 変ホ長調 『華麗なる大円舞曲』 作品18」、「バラード第3番 変イ長調 作品47」を弾いた。次に弾いた「ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2」もシック目である。次はおなじみの「幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66」だった。そして、また聴けた「舟歌 嬰ヘ長調 作品60」。ラストは「ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53『英雄』」だった。手を見ていると「タタタタ タタタタ~」が馬が駆けている様に見えた。
アンコールは「ノクターン第20番 嬰ハ短調 『遺作』」だった。「最後に弾きます」と言ったので、アンコールはこの1曲だけだと悟った。
須関さんは鍵盤に指をしっかりと着ける様な弾き方だった。「ラ・カンパネラ」なんかはその弾き方が活きたと思う。また「フロイデンホール」で演奏してもらいたい。リサイタルが終わった後、おじいさん、おばあさん家に行ってるんだろうね。
蒲郡市民会館はスタインウェイを購入してもピアノリサイタルの予定が無いなあ・・・。