1週間前の芋煮会でチケットを買うのに並んでいる時に、スタッフから「来週は『とよねまつり』がある」と聞いた。「そういえばそんなイベントあるなあ。でも、村民向けのイベントでしょ?」と思った。その3日後位の中日新聞に「とよねまつり」の事が載っていて、花祭り他村内の祭り(伝統芸能)の実演があり、しかも休止の三沢(山内)、間黒地区のものもあると書かれていた。間黒へは行かずじまいだった。東京のおじさんが三沢地区に実家がある奥さんの帰省に付いていった時、間黒の花祭りを観に行って火の番を買って出たと聞いた事がある。まあ、東京のおじさんは花祭りに興味あるという訳ではなさそうだけど、その場にいた事があるなんて羨ましい。これは絶対観たい。ただ、村のHPでイベントの内容を見る限り、やっぱり内輪のイベントっぽい気がしたので、祭りの実演の辺りだけお邪魔させてもらう事にした。
会場の「とよねドーム」に到着すると、周辺道路が車で埋まっていて、賑わっていた。村の人口が1,200人強だから、村外からも大勢来ていただろう。ちょうどツートン青木さんのモノマネショーに間に合った。前にも結構有名な芸(能)人が来た事ある様な。自分の年齢から、ジュリー・沢田研二さんのモノマネが良かった。美空ひばりさんのモノマネでは、会場のお客さんに握手をしてまわるという大サービスも。沢田研二さんのモノマネではハンカチを会場に投げ、帽子を投げたけどそれは商売道具だから、付いている紐で手元に戻すという面白い事をしてくれ、観客の楽しませ方が上手かった。古畑任三郎のモノマネをやって欲しかったなあ。
会場ではたくさんの飲食物が売られていた。焼き鳥ってなぜか豊根で食べるとメチャ美味く感じる(笑) 「とよね鍋」は森野熊八さんという料理家がプロデュースした豚汁だった。森野さんも会場にいた。三河人として堪能できる味噌の味だった。
「豊根ウインドオーケストラ」による演奏。「風になりたい」って子どもが参加している演奏でよく聴くなあ。
「妖怪ウォッチ」は子ども達に人気みたいだねえ。ちびっこが一緒に楽しく踊っていた。
村民に未来の夢をボードに書いてもらって写真を撮り、それをドームの柱に貼るという催しがあり、高校生辺りが参加していた。名古屋の高校に在学中の少年もいた。花祭りでも皆集まって再会を楽しんでいるし、彼らの絆の深さを感じる。
いよいよ楽しみにしていた祭りの実演。最初は川宇連地区の「お練り」。花の束の様な物と撥を手に持ちながら太鼓を叩いた。獅子がいたけれど「お練り」だからか舞は無かった。「川宇連ってどこ?」って思ったけど、後で調べたら先週行った茶臼山高原の入口だった。
次に富山地区の「御神楽」だが、上が縄で結ばれた金属棒4本あるのが2組持ってこられ、1つは舞台に、もう1つは地面にセットされた。地面のは仮調整した後に会場隅に置かれた。一番前に座ったんだけど、もしかして目の前で花祭りの実演が見られる?そして、舞台で「御神楽」が始まった。富山地区には行ったことがない。花祭りとそっくりな部分が多いと想像したが、だいぶ違った。ただ、花祭りの「四ツ舞(扇)」みたいに、ゆわぎの舞の後に扇の舞があった。まあ、今日は実演されなかった他の舞で共通の部分がみられるかもしれないけど。ステップが軽快かつ力強い舞だった。舞手にいる少年は山村留学生か?富山小中学校は今年度で閉校となり、それに伴い山村留学制度も廃止される。「御神楽」で若い人が舞わなくなってしまうのだろうか?
舞台の棒が片付けられ、隅にあった棒が目の前にセットされた。縄にざぜちが飾られ、釜が置かれた。花祭りのトップは坂宇場地区だった。村のマスコットの1体であるベリーちゃんも体を揺り動かしていて、ベリーちゃんとのコラボが見れたのもイベントでの実演ならでは(笑)
下黒川地区は「花の舞(舞上げ)」。ちっちゃい子も上手く舞っていた。周りでは大人が「てほへ」と囃し、本番と変わらなかった。
ダム建設で移住した人達が元の豊橋の御幸神社の花祭りもやってきた。鬼の舞が実演された。鉞の柄を股の間に入れる所作が印象に残った。
そして、一番観たかった間黒地区の「三ツ舞(やち)」。坂宇場と同じくハードな舞だった。偶然だろうが、ここも股の間にやちを下げる所作が印象に残った。男だから気になるのか?(苦笑) 久し振りに舞うとえらいだろうなあ。
三沢(山内)地区の「榊鬼」。西洋音階で捉えられない幽玄な笛の音の中、威厳がもの凄く伝わってくる鬼様が大きく鉞を振った。1舞だからか、太鼓が力強く叩かれていた。間黒地区も三沢(山内)地区も、地区の人達はどの様な思いで実演していたのだろうか?
最後は上黒川地区の「すりこぎ」だが時間が押しており、明日は昼勤だし、いつもの銭湯に行きたいので、これにて帰路に就いた。なんかスケジュール詰め込み過ぎだなあ。先週の事を反省して1枚厚着していったのだが、それでも暗くなると寒かった。楽しそうな囃し声が名残惜しかった。来月の坂宇場地区に行く予定だが、待ち遠しい。
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