3日目、淡水から戻り最後の夜を過ごす私達、
翌日は12時に空港へ向かうので、少しゆっくり出来る。
その夜は・・・・
明日はお別れ、、
なんとなく・・・・いろんなことを話す。。
晴美の半生は小説にでもなるほど苦労の人生、
これまで何度聞いただろう。。
彼女の口癖は
「一から、すべて一から初めてのだから」
妹さんの家に行った時もそう話していた。。
朝食の時の言いすぎたことだが、
「それはよく分かるけれど、妹さんや弟さんも分かっているだろうから
もう言わないで置いたら。。。今までやってきたことが・・・
惜しい気がするよ。。」と私。
「言わなきゃ分からないの」と晴美・・・
私はそれ以上言うのをやめる。。
謙虚な気持ちでいること、
それはとても歯痒いことかも知れない。
人生、
苦労する運命の人はいつまでたっても苦労する。
こんなに苦労ばかりしているのに、どうして・・・
晴美もその一人だと思う。
晴美の人生の苦労は「孤独」なのだと思う。
孤独の裏には愛が存在することを知れば
そこから抜け出せることを晴美は分かろうとしない。
傲慢さがそうさせるのか・・・・
「愛」というものの大切さをあらためて感じる。
そして、
答えは自分の中にあることに気付いて欲しいなあ・・・・
実母の顔は知らず、
父も、その後妻の母も亡くし、歳の離れた妹弟を育て上げ
ここまできても、幸せな気持ちを持てない晴美、、、
ここ数年、少し対立気味の仲の妹、逢うのも久しぶりだったと言う。
不仲の理由も聞いたけど・・・・
すっかり大人になって、
自分自身の愛の形を見つけた妹、
妹さんもいつか、
もっと歳を重ねていけば気付きがあるかもしれない。。。
晴美は言った。
「sachikoは幸せね」
私は言う。
「幸せなことばかりじゃなかったよ、私だっていろんなことがあったよ・・・
自分との葛藤も大切なことだし、自分が自分が、と
そんな気持ちは必要ないよ。
弱くなれば人は助けてくれるし、甘えることも大切。
自己反省も必要だし、人の話しに聞く耳を持つことも必要よ。
相手を変えたければ自分から変わらなきゃね。
どちらから、なんて考えないで、感じた方から変わればいいじゃない」
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幸せだと感じられる気持ちの奥には、
自分自身を愛すること、好きになることは重要だけど、
その気持ちに酔わないこと、溺れないこと、
「驕り」と言う厄介な気持ちを捨て去ること。
「十を聞いて一を知る」
そんな謙虚な気持ちを、時折思い出すことで
自ずと道は開けるのではないのだろうか。
(あくまでも私の理想論です(笑))
晴美の人生は、これからも大変そう・・・・
もう少し、自分自身を見極めて、
自分を大切に生きてゆけばよいのになあと思う。
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久しぶりに出かけた台湾は、
何処に行くということもなく
晴美の生活ぶりを垣間見た旅でした。
この歳になり、
多くの人と巡り会い関わりを持ち日々学ぶこと。
「出逢いは宝者」・・・・
幸子的台北観測記録はここで終了します。
自分へのお土産は後ほど~(笑)
20日から、
ミセスN様ご夫婦、まりあんファミリー(総勢8名)が
バリへ向けて大移動です!
どうぞ楽しい旅になりますように(^-^)
気をつけて行ってらっしゃいませ~