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2009年9月12日、曇り時々雨。茨城県筑波山は「つつじヶ丘」の駐車場です。皆「筑波山かぁ。」といった感じで、モチベーションが殆ど上がっていません。
予定では今日は上州武尊に登る筈だったのですが、天候が良くないのでこちらにしました。どちらかといえば登山というよりハイキングです。
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ちなみに歩いて登ると1時間以上掛かりますが、ロープウェイだと6分です。
料金表 |
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大人(中学生~) | 片道:600円 | 往復:1,070円 | ||
小児(6才~) | 片道:300円 | 往復:540円 |
※運行時刻はこの日は午前9時から20分間隔で午後5時40分まででした。日によって異なりますのでご利用の方は注意してください。ただコアタイムがあって、午前9時20分から午後4時40分の20分間隔は常時運行しているようです。
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女体山山頂駅の駅前に巨大な岩がありました。
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女体山山頂にある祠にはイザナミの尊(女神)が祭られています。
「あなにやし、えおとめを」 (「なんて、いい女なんだ!」)
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女体山山頂で三人と合流して男体山側へ向かいます。途中「ガマ岩」と呼ばれる岩がありました。たしかにそんな風に見えます。
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男体山が見えてきました。紅葉の時期ですとそうでもないのでしょうが、今はお客も少なく閑散としています。
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少し晴れてきて下界が見えてきました。やっぱり関東平野は広い!
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あんまり気乗りしなかったのですが、せっかく来たのですから男体山の山頂も登りました。
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男体山山頂にある祠にはイザナギの尊(男神)が祭られています。前に来たときはもっとみすぼらしかったと記憶しているのですが、かなり立派に建て替えられたようです。
「あなにやし、えおとこを」 (「なんて、いい男なんでしょう!」)
※『古事記』によると初めに女神イザナミが男神イザナギをナンパしました。
「あなにやし、えおとこを」
そしてイザナギも
「あなにやし、えおとめを」
と言い、結婚したのです。
しかし生まれてきた子供達はロクでもない者ばかり・・・。
これはきっと女神のイザナミが先に男神のイザナギに声を掛けたからに違いないというこで、もう一度
「あなにやし、えおとめを」
とイザナギがイザナミに声を掛け
「あなにやし、えおとこを」
とイザナミが答えると次からは良い子達が生まれてきた。
と記されています。
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H氏のうんちくをY君が聞いています。
「筑波山は千年以上前から男女の交友の場として使われていて、ここで声を掛けられない女性は気の毒な人だった・・・等等。」
深田久弥も『日本百名山』のなかで、奈良朝初期に出た「常陸風土記」に筑波山が大衆遊楽の山であったと記されている、と書いています。今回のブログのタイトルを『庶民の山』・・としたのはそんな理由です。
はてさて・・・
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男体山から再び女体山へ戻り、こんどは四名全員でロープウェイで下山し、つつじヶ丘の駐車場へ。さてそこに何やら怪しげな施設がありました。入場料500円を払ってY君と二人で入ってみました。すると・・・
![]() | 「いらっしゃ~ぃぃぃっ!」 |
![]() | 「いらっしゃ~ぃぃぃっ!」 |
![]() | 首を吊った人形が・・・ 「ほっほっほっ、いらっしゃ~い!」 |
二人とも「・・・・・・・。」
※もしもお子様を連れて入られるときは、この施設足場の設計が悪く転倒の可能性がありますので、しっかりと手をつないでいて下さい。
さて気を取り直して、今回不参加のSi氏が教えてくれた鰻屋さんへいくことにしました。
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全員でうな重の「花」を注文しました。一人前3,000円です。手ぶれでごめんなさい、上の画像がそうです。ご飯の上に鰻が重なって乗っていました。タレも上品な甘さでとっても美味しかったです。Siさん美味しいお店を教えてくれて有難う。
鰻屋さんのなかには注文を受けてから捌くお店もあるようで、こちらもそうなんでしょうか大分待たされました。でも美味しいものを頂くにはそれ位は我慢してもいいかもしれません。
「おわり」