そもそも「構造スリット」とは、柱と壁の間などに意図的に隙間(スリット)を設けて、緩衝材の役割を果たすことを指します。 柱と壁を構造的に分離し、大きな地震などの揺れにより壁が壊れた場合、柱が折れてしまうことにより建物が大きく損傷することを防ぐための建物構造上重要な役割を担っている「隙間」または「隙間用部品」のことです。
現場で施工管理をやっていた時に、入荷したら必ず材料検査と施工写真を撮れと口を酸っぱくして言われていた部材にスリットというものがあった。
柱と壁の間などに設置する垂直スリット、スラブと壁の間に設置する水平スリットなどがあり、なぜコンクリートを繋いで打設しないでスリットを設置して隔てるのか理由が分からなかったのだが、Dメニューのニュースから施工不良の記事が出ていて、スリットというキーワードが気になり、ググってみた。
なるほど重要な部材であることがよくわかった。
施工不良を出した業者は、スリットの重要性を全く理解していなかったのだろうか?
それともあまりにも単価が安すぎてスリットを省かないと経営が苦しくなるからやむを得ずやらかしたのか?