オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

Y君について・その2

2008-10-27 19:03:53 | 家族
26日の日曜日は、次男Y君と
「手をつなぐ親の会」の40周年記念式典に出席した。
この会は、市に在住する知的障害児者と、その親で結成された団体だ。

40年か・・・今でこそ社会の理解はひろまったものの
40年前といったら、想像を越える苦労があったんだろうな。
そう思うと今のY君や私達は幸せと思うべきか。
年をとったせいか、25周年の時とは比べようもない感慨・・・・

40年の間には「親」の様がわりもあるようだ。
娘の友人、Y理ちゃんは ある市の福祉課に勤めているが
彼女によると、今の親御さん達は「障害」という2文字に
とても敏感というか拒否反応を示すらしい。
これからは障害を含む症名は「自閉症」となるとかならないとか・・・

もし、それが本当なら訳わからん

なんでこだわるのか?理解しようとしている一般の人も混乱しちゃうよ。

そういえばこれまで「病名」という欄への記入の仕方が何回かわったか・・・
幼い頃は「知恵遅れ」とか「精神薄弱」 次が「精神発達遅滞」
そして現在の「知的障害」だ。 その間に「自閉症」は広く知られている。
最近では更に LD(学習障害) ADHD(注意欠陥多動性障害)
アスペルガー症候群とか細かく分けられている。

分けた上で最良な指導が受けられるのは良いことだ。
でも、症名に固執したり世間の目を意識したりする前に
我が子の状態をしっかり見極めてだ。

この季節になると思い出すことがある。
就学相談が始まる季節に病院の待合室で2人の母親の会話を耳にした。

「・・・そうそう、何言われても〝すみません、お願いします〟って言ってればいいの」
「そうだよね、とりあえず普通の学校に通えればね」

その時、「それでいいのか」と
問いかけられなかった自分自身に今でも悔いが残る。
そして彼女等の子供達がどのように成長したか気にかかる。

「子供にとってどの道が最適か?」
常に考えることは「障害」を抱えた子の親の宿命?なんだ。
ある意味「賭け」みたいな部分もあって・・・・
ノーテンキな私も「覚悟しなくちゃ!」と思ったもんな~

今度はどんな症名を記入するようになるのかな?
「自閉症」なんて絶対書かないな、私は!
迷いなく「総合障害」だな。


どうか悩める若いパパ、ママ頑張って