オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

表裏源内蛙合戦その2

2008-11-15 13:59:27 | 上川さん
体調万全、いざコクーンへGO
なにしろ「長い、長い」の声が気になり耐えられるかと・・・・

まさに「蜷川ワールド」だぁ!
1幕はさすがに長いが心配したほどではなかった。
一回観ただけでは、とてもまとめられないんだけど・・・・
ネタバレになっても何なんですが「パワー」の凄さがハンパないです!

蜷川さんの作品は、ほんの数作品を観ただけど
いろんな作品のバージョンが集結しているのではないか?
これは好みがはっきり分かれるだろうな。
私的には
「源内の一代記」というが、この時代の民の圧倒的なパワーの
表現演出によって、その基の部分が呑み込まれてしまった感が否めない

私としては一幕のこれでもかという喜劇チックで突っ走るのかと
想像したが、二幕ではそれが明らかにパワーダウンするんだよね。
喜劇性とシリアス、これを踏まえて観ないと一幕と二幕の
微妙なバランスの違いに対しての消化が難しい。
でも全体を通してのスピード感に結局引っ張られてしまう。

惜しむべきは「猥雑」と表現される場面が長すぎるんだよね。
四歳の源内が発見?したというオ●ニーシーンも
複数の男女の絡みのシーンも、放●のお尻も、女相撲も、男●自慢も!
「オォ~!」とインパクトをあたえる場面として必要不可欠だわ。
しかーし、あまりにもナガイ!
「オォ~!」が「おおおおおおおぉぉ」になってしまうとインパクトの「強烈さ」が
アッという間に消えて、後はドン引き~になーるよ。もったいない・・・・
この時ばかりは前列でなくてよかったと思っちゃったわ

良い意味でもそうでない意味でも「ギクッ」とする衝撃場面が盛り込まれてる。
二幕目の衝撃は、そのアイデアに脱帽させられるね~
生首が並ぶ・・・・作り物と思いきや生身のご本人だったり
解体の場面では正直、息がつまり酸欠状態になりそうよぉ

とにかくいろ~んな食べ物を詰め込まれた感じ・・・
作品全体の感想だけでお腹いーっぱい!
次の観劇は、もう少し余裕をもって観ることにしよう。