酔うて候

〝あの男〟のことばかり考えていた春も終わり、もう６月。
気持ちを少し引き締めて、お仕事しなくちゃぁ・・・・

そんな私の後ろで　〝ジュバジュバ～〟という音と
〝デヘヘヘ〟という不気味な笑い声！

誰あろう、売り物の美味しい水をチビチビとくすめているオトン。

久し振りにN川さんの顔をみて嬉しかったのか
(チョウシ)にのって飲みまくりだ。
だいぶ　できあがってきてる。
と、いうかすでに〝ヨレヨレスイッチ〟が入ってしまってるではないか

こうなると間違いなく仕事に支障がでるんだよ～
注文つけ忘れ、調理法勘違い、お会計計算違い(必ず不足)

｢ちょっと！もう飲んじゃダメ｣とストップをかけるが遅かった！

｢ブワ～　オガーサン　コワイネ～｣とデヘデヘして・・・くぅ～いらつくわ～

こうなるとやっかいなのがエンドレスな会話の相手をしなくちゃなんないこと。

｢なぁ～オガーサン、　ヨガッタナ～　オギャクサンきてくれてぇ～｣

家に帰りつくまで繰り返し、まるで壊れたレコードみたい(笑)
はいはい、良かったよね、嬉しいよね・・・でも　やっぱりチョイイラッ！

だってぇ暇な時は　この世の終わりのように超凹む。
〝波があるのは仕方ないよ〟の慰めも通らない。ヤレヤレだわ。
それが〝ヨレヨレスイッチ〟が入ると、このハイテンションです

このギャップのひらきが何ともはや・・・
素面のアタシの琴線にピピッと触れてしまうんだね～

最近、年のせいかスイッチの入るのが早くなった。
そういえば前日、メタボになったお腹を見ながら
〝もう店で飲むの、やめよ！〟な～んて言ってたけど
ウ～ン　究極の有言不実行だね！とmichaと爆笑

父はお酒に呑まれてしまう人だった。楽しいお酒ではなかった。
でも　だからといってお酒を否定したり　自分は飲まないとは考えなかった。

この仕事をして　お酒を楽しく飲める人はカワユクて
メッチャ飲んでも乱れることのない人はカッコイイねと思う。
ちなみに・・・
我が愛しの隆也さんはどんなに飲んでもビシッとだって！

オトンも楽しく上手に美味しい水とつきあっておくれ

あくる日のオトンは案の定、な～んにも覚えてませんでした