先回の続きです。
2021-09-29 バラ ばら 薔薇 ③
私が今までに撮りためた薔薇の写真を織り交ぜながら薔薇についてレポートしていきます。(スマホで無造作に撮った写真なので、不鮮明、ピンボケはご容赦ください)
先回の「バラ ばら 薔薇 ③」ではバラの系統別の分類(モダンローズ、オールドローズ、ワイルドローズ)についてのレポートでした。
<ノイバラ(ワイルド・ローズ) CC0 フリーライセンスより>

今回は樹形による分類方法についてレポートします。
(ハイブリッド・ティー、プロリバンダ、ミニチュア、つる、シュラブ、スプレイ系)
★ハイブリッド・ティー系(HT:Hybrid Tea)
バラ園などでバラの説明でHybrid Teaという文字をよく目にしますね。これは、四季咲き中輪花〔ティー・ローズ〕と大輪花〔ハイブリッド・パーペチュアル〕を集大成して生まれた品種です。
この四季咲き大輪花の呼称を〔ハイブリッド・ティー〕として今日使われています。
樹形は直立から半直立状になり、高さは1.5m以上に達します。春から秋までの優れた四季咲き性の特徴も持っています。花色が多く香りや花持ちも良く、木立性で花壇で育てるのに向いています。
<オクラホマ 柏の葉公園で撮影>
1964年 Swim & Weeks(米国) Hybrid Tea

★フロリバンダ系(FL:Floribunda Rose)
横方向に伸びる性質が強く、樹高はせいぜい1mです。小輪と大輪のバラを交配して作られ、花の直径が10cm前後の中輪で四季咲きのモダンローズです。
花数は多く、一本の茎に多数の花が房になって咲きます。色数も豊富で丈夫で育てやすい品種が多いのも特徴です。木立性で花壇でも鉢植えでも育てられます。
<オリンピックファイヤー 柏の葉公園で撮影>
1992年 Tantau(ドイツ)作出 Floribunda

★ミニチュアローズ(MIN:Miniature Rose)
矮性で樹高は15-40cmで花の直径も2cm程度のものが多く、四季咲き小輪バラで一茎に沢山の花を房状に咲かせます。
チャイナ系オールドローズの性質を受け継ぐ、木立性のとても小さな品種のバラで、ミニバラとも呼ばれています。
鉢植えとしても人気があり、狭い庭でも幅を取らず鑑賞を楽しめます。また、室内用の鉢植え、寄せ植えなどにも人気があります。
<テディベア 柏の葉公園で撮影>
1997年 斉藤実(日本) Climbing miniature

★つるバラ(CL:Climbing Rose)
「クライミング」、あるいは「クライミングローズ」ともいわれ、数メートルに達するつる性の枝を多数発生させます。
アーチやフェンスにからませて楽しみます。花の大きさは様々で大、中、小輪があり、開花期も一季咲き、四季咲きがあります。
<アンジェラ 柏の葉公園で撮影>
1978年 Kordes(ドイツ) Climber(つるバラ)

★シュラブローズ(Shurabu Rose)
「シュラブ」とは幹が伸びるのにしたがって枝が湾曲して弓状になることをいい、それに対して幹が直立していることを「ブッシュ」といいます。また、上に伸びずに地上を低く這うものを「グランドカバー」ともいいます。
つるバラの系統ですが、木立性とつるの中間のものをモダンローズの中の半つる性、シュラブローズ(S)と言います。
枝を伸ばしてつるのように巻きつけて扱うこともできますし、短く剪定して木立性のバラとして扱うこともできる使い勝手の良いバラです。花色も豊富で香りが良いものが多いのが特徴。
<ガーデン オブ ローゼズ 柏の葉公園で撮影>
2007年 Kordes(ドイツ)作出 Shrubu

★スプレー系(Spray)
バラは1本の茎に1つの花、これを専門用語でいうと「一茎一花」と言います。それに対してスプレーバラは、1本の茎に複数の花が咲いている形状のことを言います。
花が比較的小さめで、分枝の様相がスプレイタイプの房咲きで、茎の伸びが弱いのが特徴です。
スプレーとは「枝分かれ」の意味で使われ、バラ以外でも、菊も「菊(マム)」と「スプレー菊(マム)」のように表現されます。
<アンバークイーン(スプレーバラ) CCOフリーライセンスより>
1984年 Harkness(英国)作出 Floribunda

『先回、花言葉を紹介しましたが、贈る相手別おすすめの薔薇もあるんです。』
女友達へ
■ピンク色の薔薇 「可愛い人」という意味が込められたピンク色。 見た目もキュートなピンク色は、女友達に喜ばれそうです。

男友達へ
■オレンジ色の薔薇 男性への「信頼」を表すオレンジ色。 花言葉の意味を知ったらきっと感動を誘います。

父親へ
■黄色の薔薇 父の日の定番にもなっている黄色の薔薇。 「平和」など安定の意味の他、ネガティブな意味も併せ持つ色 なので、贈る相手には注意が必要です。

母親へ
■紫色の薔薇 「気品」や「尊敬」といった意味は母親へピッタリ。 赤色とはまた雰囲気の違った紫色の薔薇は、年上の人へ 贈りたい色ですね。

卒業する人・退社する人へ
■青色の薔薇 これからの未来を応援したい。そういう相手には青色の薔薇を贈りましょう。 おしゃれなイメージを持つ青い薔薇は男女問わず 喜ばれること間違いなしです。

<バラの樹形による分類方法>最後までお読みいただきありがとうございました。
バラの分類には様々な分類法があり、分類の方法は統一されていないのが現状のようで、今回ご紹介したのは一例です。
奥の深いバラの世界、私にとってまだ入り口の段階で知らないことばかりです。これからも私にとっての新たな発見を目指します。
2021-09-29 バラ ばら 薔薇 ③
私が今までに撮りためた薔薇の写真を織り交ぜながら薔薇についてレポートしていきます。(スマホで無造作に撮った写真なので、不鮮明、ピンボケはご容赦ください)
先回の「バラ ばら 薔薇 ③」ではバラの系統別の分類(モダンローズ、オールドローズ、ワイルドローズ)についてのレポートでした。
<ノイバラ(ワイルド・ローズ) CC0 フリーライセンスより>

今回は樹形による分類方法についてレポートします。
(ハイブリッド・ティー、プロリバンダ、ミニチュア、つる、シュラブ、スプレイ系)
★ハイブリッド・ティー系(HT:Hybrid Tea)
バラ園などでバラの説明でHybrid Teaという文字をよく目にしますね。これは、四季咲き中輪花〔ティー・ローズ〕と大輪花〔ハイブリッド・パーペチュアル〕を集大成して生まれた品種です。
この四季咲き大輪花の呼称を〔ハイブリッド・ティー〕として今日使われています。
樹形は直立から半直立状になり、高さは1.5m以上に達します。春から秋までの優れた四季咲き性の特徴も持っています。花色が多く香りや花持ちも良く、木立性で花壇で育てるのに向いています。
<オクラホマ 柏の葉公園で撮影>
1964年 Swim & Weeks(米国) Hybrid Tea

★フロリバンダ系(FL:Floribunda Rose)
横方向に伸びる性質が強く、樹高はせいぜい1mです。小輪と大輪のバラを交配して作られ、花の直径が10cm前後の中輪で四季咲きのモダンローズです。
花数は多く、一本の茎に多数の花が房になって咲きます。色数も豊富で丈夫で育てやすい品種が多いのも特徴です。木立性で花壇でも鉢植えでも育てられます。
<オリンピックファイヤー 柏の葉公園で撮影>
1992年 Tantau(ドイツ)作出 Floribunda

★ミニチュアローズ(MIN:Miniature Rose)
矮性で樹高は15-40cmで花の直径も2cm程度のものが多く、四季咲き小輪バラで一茎に沢山の花を房状に咲かせます。
チャイナ系オールドローズの性質を受け継ぐ、木立性のとても小さな品種のバラで、ミニバラとも呼ばれています。
鉢植えとしても人気があり、狭い庭でも幅を取らず鑑賞を楽しめます。また、室内用の鉢植え、寄せ植えなどにも人気があります。
<テディベア 柏の葉公園で撮影>
1997年 斉藤実(日本) Climbing miniature

★つるバラ(CL:Climbing Rose)
「クライミング」、あるいは「クライミングローズ」ともいわれ、数メートルに達するつる性の枝を多数発生させます。
アーチやフェンスにからませて楽しみます。花の大きさは様々で大、中、小輪があり、開花期も一季咲き、四季咲きがあります。
<アンジェラ 柏の葉公園で撮影>
1978年 Kordes(ドイツ) Climber(つるバラ)

★シュラブローズ(Shurabu Rose)
「シュラブ」とは幹が伸びるのにしたがって枝が湾曲して弓状になることをいい、それに対して幹が直立していることを「ブッシュ」といいます。また、上に伸びずに地上を低く這うものを「グランドカバー」ともいいます。
つるバラの系統ですが、木立性とつるの中間のものをモダンローズの中の半つる性、シュラブローズ(S)と言います。
枝を伸ばしてつるのように巻きつけて扱うこともできますし、短く剪定して木立性のバラとして扱うこともできる使い勝手の良いバラです。花色も豊富で香りが良いものが多いのが特徴。
<ガーデン オブ ローゼズ 柏の葉公園で撮影>
2007年 Kordes(ドイツ)作出 Shrubu

★スプレー系(Spray)
バラは1本の茎に1つの花、これを専門用語でいうと「一茎一花」と言います。それに対してスプレーバラは、1本の茎に複数の花が咲いている形状のことを言います。
花が比較的小さめで、分枝の様相がスプレイタイプの房咲きで、茎の伸びが弱いのが特徴です。
スプレーとは「枝分かれ」の意味で使われ、バラ以外でも、菊も「菊(マム)」と「スプレー菊(マム)」のように表現されます。
<アンバークイーン(スプレーバラ) CCOフリーライセンスより>
1984年 Harkness(英国)作出 Floribunda

『先回、花言葉を紹介しましたが、贈る相手別おすすめの薔薇もあるんです。』
女友達へ
■ピンク色の薔薇 「可愛い人」という意味が込められたピンク色。 見た目もキュートなピンク色は、女友達に喜ばれそうです。

男友達へ
■オレンジ色の薔薇 男性への「信頼」を表すオレンジ色。 花言葉の意味を知ったらきっと感動を誘います。

父親へ
■黄色の薔薇 父の日の定番にもなっている黄色の薔薇。 「平和」など安定の意味の他、ネガティブな意味も併せ持つ色 なので、贈る相手には注意が必要です。

母親へ
■紫色の薔薇 「気品」や「尊敬」といった意味は母親へピッタリ。 赤色とはまた雰囲気の違った紫色の薔薇は、年上の人へ 贈りたい色ですね。

卒業する人・退社する人へ
■青色の薔薇 これからの未来を応援したい。そういう相手には青色の薔薇を贈りましょう。 おしゃれなイメージを持つ青い薔薇は男女問わず 喜ばれること間違いなしです。

<バラの樹形による分類方法>最後までお読みいただきありがとうございました。
バラの分類には様々な分類法があり、分類の方法は統一されていないのが現状のようで、今回ご紹介したのは一例です。
奥の深いバラの世界、私にとってまだ入り口の段階で知らないことばかりです。これからも私にとっての新たな発見を目指します。