Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

1月の花のアルバム ①

2023-02-10 | みんなの花図鑑
1月に出会った植物の花や実と、鳥の写真を整理してみました。よく知られている花や鳥ばかりですが、その数が70品種近くあります。4回に分けて投稿しますので、お時間が許せばご覧いただけると嬉しいです。

今回も、12月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




アメリカ南部、メキシコなど中央アメリカ、南アメリカ大陸などに分布し、乾燥した場所に自生しています。



多肉質な葉の先端には、鋭いとげのあるものが多く、古くから庭園用に普及しています。花はセンチュリーフラワーといわれるように、まれにしか咲きません。

<アガベ(竜舌蘭) キジカクシ科リュウゼツラン属> 1/16 柏の葉公園



日本や東アジアのツツジを元に、欧米で様々なツツジを交配した園芸品種です。



性質や姿はツツジによく似ていますが、花が豪華でやや耐寒性に劣るといった特徴があります。



<アザレア(西洋躑躅)ツツジ科ツツジ属> 1/16 柏の葉公園



葉や茎には、有毒のアセトポキシンが含まれているため、馬が食べると毒にあたって酔ったようにふらふらとした足取りになることから名前が付きました。



万葉集にもその名が登場するほど古くから親しまれ、春に咲くスズランのような小花を観賞するため、庭木や盆栽としても普及しています。



<アセビ(馬酔木) ツツジ科アセビ属> 1/31 手賀沼湖畔



本州から九州まで栽培される帰化植物であり、地方によっては逸出して野生化し、大きい集落を作っていることがあります。



古くから野菜として、また油を採るため栽培されてきた作物です。別名としてナノハナ、ナタネなどがあり、江戸時代には胡菜または蕓薹と呼ばれました。



<アブラナ(油菜) アブラナ科アブラナ属> 1/10 近隣の畑 



地中海沿岸原産の多年草(一年草)です。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。



花は夜によい匂いを放つものが多く、暗いところで目立つ白系の花が多いことなどからも夜行性の昆虫類が花粉の媒介をしていると考えられています。



<アリッサム(ニワナズナ:庭薺) アブラナ科ロブラリア属> 1/16 柏の葉公園



日本に分布するキク科キク属の多年草です。日本固有種の野生菊で、分布域は千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎にあり、海岸の崖や岩場などに自生しています。



栽培は江戸時代から始まっており、現在では逸出したものが自生地以外でも野生化しています。花期は10月~12月上旬で、伸びた茎の頂部に、小さな頭花(トウカ)を散房状に多数咲かせます。



<イソギク(磯菊) キク科キク属> 1/16 柏の葉公園



名前は、スペインの昔の国名イベリアに由来し、この地域に多く自生していることからつけられました。



中国名では屈曲花(マガリバナ)と呼ばれ、これは太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。



<イベリス(マガリバナ:屈曲花) アブラナ科マガリバナ属> 1/16 柏の葉公園



中国原産の花木で、朝鮮半島を経由して日本に渡ってきたといわれています。『万葉集』では100首を超える歌が詠まれていることから、奈良時代にはすでに栽培されていたようです。



観賞価値の高い花を咲かせる「花ウメ」と薬や食品加工用に向く良質の実をつける「実ウメ」に分けられ、目的の違いにより剪定方法や肥培管理など栽培方法が異なります。



<ウメ(梅) バラ科サクラ属> 1/26 あけぼの山農業公園



緋梅系・紅梅性の早咲き品種です。花は桃色の中大輪で一重咲きで、開花期は1月中旬~2月下旬です。



栽培が容易で、木の寿命が長く、古木になるほど味わいが出ます。



<ウメ「大盃(オオサカズキ)」 バラ科サクラ属> 1/26 あけぼの山農業公園



紅色の花弁に赤い筋が入り、花弁先端がぼかしとなる中輪八重咲き種です。



開花は2月上旬で花柄が長く、概して花は下向きに咲きます。別名のカラウメはロウバイの別名としても用いられています。



<ウメ「唐梅(トウバイ)」 バラ科サクラ属> 1/26 あけぼの山農業公園



野梅性(やばいしょう)、八重、抱え咲き、紅色、中輪、早咲き、1月中旬~下旬開花。 雄蕊は短く、蕾は鮮紅色で開花すると薄紅色になります。



花名の由来には諸説ありますが、早春に枝に多数付く鮮紅色の蕾が殊の外に美しく、開花前(未開)でも開花中の(花が咲いている)ように美しい、を意味しているからと言われています。



<ウメ「未開紅(ミカイコウ)」 バラ科サクラ属> 1/26 あけぼの山農業公園



紅梅性の八重の梅です。ほっくりとした感じがめでたい紅梅です。花弁が外を向かないので、まとまりのある花に見えます。



花弁の裏側が紅色で、咲き始めは、全体が紅色の花ですが、時間と共に薄いピンクに変化します。



<ウメ「蓮久(レンキュウ) バラ科サクラ属> 1/26 あけぼの山農業公園



公園や空き地、駐車場の脇など身近な場所で見かけます。見た目のかわいらしさに反するような強健な野草で、アスファルトの隙間からも力強く生えてきます。



漢字で書くと「狗尾草」。狗というのは犬のことで、狗尾草とは犬の尻尾のような草という意味です。名前は、ふわふわとした花穂が犬の尻尾に似ていることに由来します。

<エノコログサ(狗尾草) イネ科エノコログサ属> 1/10 近隣の畑



葉が一年中緑で、長い年月緑を保つので、漢字では万年青と書かれます。常緑で長く育って赤い実をつける縁起物で、庭の鬼門(北東)に植えられたり贈り物にされ、古典園芸植物として昔から多くの品種が開発されてきました。



<オモト(万年青) キジカクシ科オモト属> 1/16 柏の葉公園



中南米原産のラン科植物の1つの属、あるいはその近縁属との交配品種を含む1群の植物です。美しい花を咲かせることからよく栽培され、最も有名な洋ランで、洋ランの女王とも言われます。



名前はこの属の最初の収集者で最初に栽培で花を咲かせたWilliam Cattleyにちなみます。国花としている国はコスタリカです。

<カトレア ラン科カトレア属> 1/16 柏の葉公園



原産地は主に、南アフリカ・東アフリカ・東南アジアで、ベンケイソウ科の多肉植物です。その種類は200以上もあると言われています。



赤やピンク、オレンジや黄色などの大きな美しい花を咲かせることで人気です。また、葉が上品で、さまざまな姿を見せて楽しませてくれます。



<カランコエ ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属> 1/16 柏の葉公園



地中海沿岸地域を中心に20種ほどの原種があり、このうち、トウキンセンカとも呼ばれるオフィシナリス種が最も多く栽培されています。



性質が強く育てやすいことから、花壇やコンテナに広く利用され、冬の彩りとして重宝されています。また、薬用や料理の着色料としても利用され、ポット・マリーゴールドの名前でも呼ばれています。



<カレンデュラ(金盞花) キク科キンセンカ属> 1/16 柏の葉公園



花は12月〜翌6月頃と開花期間が長く、茎先に3cm程の頭状花を単生させます。舌状花は白色で、中心部の筒状花は黄色になり「マーガレット」によく似ています。



名前の由来は、花付がよく株全体を真っ白に覆うように見えるところが北極を連想させることによります。一般的に「ノースポール」(サカタのタネ」の商品名)という名前で流通しています。

<カンシロギク(寒白菊) キク科フランスギク属> 1/16 柏の葉公園



オーストラリア南東部を原産とするマメ科の常緑樹。原産地であるオーストラリアでは国花にも指定され、「ゴールデン・ワトル」とも呼ばれて、日本の桜のような存在として多くの国民に愛されています。



花の少ない早春に咲く花を観賞するため、暖地の庭木や街路樹として植栽されるほか、切花や生け花に栽培されます。和名の由来は葉の色が銀色を帯びていることから。別名「ミモザ」です。



<ギンヨウアカシア(銀葉金合歓) マメ目マメ科ネムノキ亜科アカシア属>
1/26 あけぼの山農業公園



メキシコ原産の常緑小低木で、小さな可愛い花を長い間咲かせてくれます。小型で、剪定してもよく萌芽するので、低めの生け垣や小型の鉢物、花壇植えなどで楽しむことができます。



周年開花する性質があり、冬でも暖房の入る部屋の窓際で管理すれば開花します。霜が降りない暖地では戸外でもよく冬越しします。



<クフェア「フローリー グローリー」 ミソハギ科タバコソウ属>
1/26 あけぼの山農業公園



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「1月の花のアルバム ②」に続きます。