先回の続きです。⇒ 野鳥撮りの1年半 ① 2023-03-04
今回は私の鳥撮り1年半を振り返り、今まで撮ってきた野鳥の写真をまとめてみました。お見苦しい野鳥の写真ばかりですが、アドバイスなどをいただければ嬉しいです。
以下、過去に撮影した野鳥の写真を50音順に並べてみました。今回も、花のアルバム同様、野鳥の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、野鳥の名前を考えていただけるようにしました。
頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で白い額がトレードマークです。
全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。
2022/3/21 柏の葉公園
ヒナを育てるのもオスとメスで一緒に行います。ヒナは生後1ヶ月ほどで自力で餌をとり、2ヶ月もすれば自立して飛ぶことができるようになります。
2022/12/13 柏の葉公園
池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。
<オオバン(大鷭) ツル目クイナ科オオバン属 全長39cm>
冬鳥で千葉では気温が低くなるとやって来ます。オスのクチバシは黒でメスはオレンジ色に近い黄色です。体全体に細かい模様がありクチバシの黒とあいまってなかなかシックな色彩のカモです。
2023/2/21 七次川調整池
カルガモよりやや小さく、ヨシガモよりも丘(陸)側に多いことが名前の由来と言われています。「水面採餌ガモ」という種類で、水面にプカプカと浮きながら食事を取るタイプのカモです。
2023/2/21 七次川調整池
<オカヨシガモ(丘葦鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長50cm>
人をあまり恐れない、尾羽も首も長いスマートなカモです。
他のカモより比較的首と尾羽が長くスマートな体型をしています。
2023/2/21 七次川調整池
日本では、各地のハクチョウ渡来地において、ハクチョウ類の周囲に多数群がっているのが観察されています。
2023/2/21 七次川調整池
<オナガガモ(尾長鴨)カモ目カモ科カモ亜科マガモ属 75cm(オス)53cm(メス)>
渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。残念ながら私は後ろ姿しか撮らせてもらえませんでした。
2022/2/28 あけぼの山農業公園
羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。
2022/2/28 あけぼの山農業公園
<カワセミ(翡翠) ブッポウソウ目 カワセミ科 カワセミ属 全長17 cm>
渡りをせずにいつも身近にいるカモです。オス、メス同色です。
カモの仲間は日本で30種を越えますが、ほとんどが「冬鳥」なので春~夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのはこのカモだけです。
2022/11/8 アンデルセン公園
くちばしの先が黄色いのも特徴です。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。くちばし以外で見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。
2023/2/9 柏の葉水辺公園
<カルガモ(軽鴨)、鳥綱カモ目カモ科マガモ属 全長約61cm>
本来、ヨーロッパや中央アジアに生息する白鳥で、日本に輸入された外来種が野生化した鳥なのだそうです。
2022/4/13 手賀沼湖畔
日本では白鳥というとオオハクチョウやコハクチョウを意味するのですが、ヨーロッパで一般に白鳥というと、この白鳥を意味するとのことです。
2022/12/20 北柏ふるさと公園
この白鳥は、飛翔可能な鳥類の中では最も重い一種で、平均体重が12Kgといわれていますから、長距離の飛行には適さないようです。
2022/12/20 北柏ふるさと公園
コハクチョウ(5~7kg)が4,000Kmを、それより重いオオハクチョウ(8~11kg)が3,000Kmを飛んで日本に越冬に来るのですが、この白鳥にはとてもそれは不可能です。
2022/3/30 手賀沼湖畔
重くて遠距離行には適さないとはいえ、この白鳥も飛行します。飛行している姿は、オオハクチョウやコハクチョウに負けない迫力を感じます。
2022/3/30 手賀沼湖畔
<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属 全長140~160 ㎝>
全長61cm、翼を広げると98cmほどで、首が長く、脚、くちばしも長いサギの仲間です。全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。
2022/12/20 北柏ふるさと公園
2022/12/20 北柏ふるさと公園
海岸、河川、池沼、水田など浅い水辺で餌をさがします。水に囲まれた林を最も好み、集団になって繁殖します。「グワァー」などと聞こえる太い声を出します。
<コサギ(小鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科コサギ属>
スズメほどは人を恐れず、スズメより活発で素早く動きます。「ツツピン ツツピン」と鳴いて、鳥の中でもいち早く春を告げ、市街地でもおなじみの鳥です。
2022/2/18 柏の葉公園
体重15g前後で虫を主食としており、日本の研究例では、1日に使うエネルギーの量を約15kcalとして、これを2cmの虫にすると約200匹相当になるそうです。
2022/2/18 柏の葉公園
<シジュウカラ(四十雀) スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属 全長 14cm>
冬鳥で、大きさや体型、動作は近縁のツグミに似ているが、腹は白っぽい(ツグミは斑模様がある)ことから、この鳥の名前の由来になっています。
2022/3/11 柏の葉公園
くちばしを左右に振り、落ち葉をどけてその下の木の実や虫などを食べます。かつて「木の葉返し」という呼び名もありました。
2022/3/11 柏の葉公園
<シロハラ(白腹) スズメ目ヒタキ科 全長約24cm>
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「野鳥撮りの1年半 最終回」に続きます。
今回は私の鳥撮り1年半を振り返り、今まで撮ってきた野鳥の写真をまとめてみました。お見苦しい野鳥の写真ばかりですが、アドバイスなどをいただければ嬉しいです。
以下、過去に撮影した野鳥の写真を50音順に並べてみました。今回も、花のアルバム同様、野鳥の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、野鳥の名前を考えていただけるようにしました。
頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で白い額がトレードマークです。
全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。
2022/3/21 柏の葉公園
ヒナを育てるのもオスとメスで一緒に行います。ヒナは生後1ヶ月ほどで自力で餌をとり、2ヶ月もすれば自立して飛ぶことができるようになります。
2022/12/13 柏の葉公園
池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。
<オオバン(大鷭) ツル目クイナ科オオバン属 全長39cm>
冬鳥で千葉では気温が低くなるとやって来ます。オスのクチバシは黒でメスはオレンジ色に近い黄色です。体全体に細かい模様がありクチバシの黒とあいまってなかなかシックな色彩のカモです。
2023/2/21 七次川調整池
カルガモよりやや小さく、ヨシガモよりも丘(陸)側に多いことが名前の由来と言われています。「水面採餌ガモ」という種類で、水面にプカプカと浮きながら食事を取るタイプのカモです。
2023/2/21 七次川調整池
<オカヨシガモ(丘葦鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長50cm>
人をあまり恐れない、尾羽も首も長いスマートなカモです。
他のカモより比較的首と尾羽が長くスマートな体型をしています。
2023/2/21 七次川調整池
日本では、各地のハクチョウ渡来地において、ハクチョウ類の周囲に多数群がっているのが観察されています。
2023/2/21 七次川調整池
<オナガガモ(尾長鴨)カモ目カモ科カモ亜科マガモ属 75cm(オス)53cm(メス)>
渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。残念ながら私は後ろ姿しか撮らせてもらえませんでした。
2022/2/28 あけぼの山農業公園
羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。
2022/2/28 あけぼの山農業公園
<カワセミ(翡翠) ブッポウソウ目 カワセミ科 カワセミ属 全長17 cm>
渡りをせずにいつも身近にいるカモです。オス、メス同色です。
カモの仲間は日本で30種を越えますが、ほとんどが「冬鳥」なので春~夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのはこのカモだけです。
2022/11/8 アンデルセン公園
くちばしの先が黄色いのも特徴です。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。くちばし以外で見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。
2023/2/9 柏の葉水辺公園
<カルガモ(軽鴨)、鳥綱カモ目カモ科マガモ属 全長約61cm>
本来、ヨーロッパや中央アジアに生息する白鳥で、日本に輸入された外来種が野生化した鳥なのだそうです。
2022/4/13 手賀沼湖畔
日本では白鳥というとオオハクチョウやコハクチョウを意味するのですが、ヨーロッパで一般に白鳥というと、この白鳥を意味するとのことです。
2022/12/20 北柏ふるさと公園
この白鳥は、飛翔可能な鳥類の中では最も重い一種で、平均体重が12Kgといわれていますから、長距離の飛行には適さないようです。
2022/12/20 北柏ふるさと公園
コハクチョウ(5~7kg)が4,000Kmを、それより重いオオハクチョウ(8~11kg)が3,000Kmを飛んで日本に越冬に来るのですが、この白鳥にはとてもそれは不可能です。
2022/3/30 手賀沼湖畔
重くて遠距離行には適さないとはいえ、この白鳥も飛行します。飛行している姿は、オオハクチョウやコハクチョウに負けない迫力を感じます。
2022/3/30 手賀沼湖畔
<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属 全長140~160 ㎝>
全長61cm、翼を広げると98cmほどで、首が長く、脚、くちばしも長いサギの仲間です。全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。
2022/12/20 北柏ふるさと公園
2022/12/20 北柏ふるさと公園
海岸、河川、池沼、水田など浅い水辺で餌をさがします。水に囲まれた林を最も好み、集団になって繁殖します。「グワァー」などと聞こえる太い声を出します。
<コサギ(小鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科コサギ属>
スズメほどは人を恐れず、スズメより活発で素早く動きます。「ツツピン ツツピン」と鳴いて、鳥の中でもいち早く春を告げ、市街地でもおなじみの鳥です。
2022/2/18 柏の葉公園
体重15g前後で虫を主食としており、日本の研究例では、1日に使うエネルギーの量を約15kcalとして、これを2cmの虫にすると約200匹相当になるそうです。
2022/2/18 柏の葉公園
<シジュウカラ(四十雀) スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属 全長 14cm>
冬鳥で、大きさや体型、動作は近縁のツグミに似ているが、腹は白っぽい(ツグミは斑模様がある)ことから、この鳥の名前の由来になっています。
2022/3/11 柏の葉公園
くちばしを左右に振り、落ち葉をどけてその下の木の実や虫などを食べます。かつて「木の葉返し」という呼び名もありました。
2022/3/11 柏の葉公園
<シロハラ(白腹) スズメ目ヒタキ科 全長約24cm>
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「野鳥撮りの1年半 最終回」に続きます。