2月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。3月も中旬を過ぎ、連日各地から桜の開花情報が届いており、賞味期限切れで申し訳ありませんが、毎月恒例の記録として投稿させていただきます。
<ウメ「雪月花」(セツゲツカ)> 2023/2/21 あけぼの山農業公園

よく知られている花や鳥ばかりですが、その数が70種類近くあります。4回に分けて投稿しますので、お時間が許せばご覧いただけると嬉しいです。
<ウメ「雪月花」(セツゲツカ)> 2023/2/21 あけぼの山農業公園

今回も、1月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
<ウメ「雪月花」(セツゲツカ)> 2023/2/21 あけぼの山農業公園

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
日本で繁殖するサギの仲間としては最大です。背が高く脚も長く飛行姿は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし、大きな翼をゆっくりはばたいて飛びます。

古代ヨーロッパではフェニックスの由来となる鳥・ベヌウとされていて、神のように崇拝されていたことから、見ると縁起が良いと言われています。

<アオサギ ペリカン目サギ科アオサギ属 全長 84-100cm>
2023/2/8 北柏ふるさと公園
木全体に毒性があって他の動植物を寄せ付けないため、この植物だらけの景色を作り、奈良の春日大社、奈良公園、箱根、天城山などは名所として知られます。

万葉集にもその名が登場するほど古くから親しまれ、春に咲くスズランのような小花を観賞するため、庭木や盆栽としても普及しています。

<アセビ(馬酔木) ツツジ科アセビ属> 2/21 アンデルセン公園
主に地中海沿岸に広く自生しています。シュウメイギクやイチリンソウ、イチゲもその仲間です。秋から球根を植え付けて育て、2月下旬頃から花を咲かせます。

品種改良も行われており、色や形が豊富なのが特徴です。日本には10種類ほどですが、海外では数百種類もの品種が存在します。

花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」などです。見た目が華やかな花からは想像しにくい悲しい花言葉は、ギリシャ神話に由来しています。

<アネモネ(牡丹一華) キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)>
2/21 アンデルセン公園
コロンビアのアンデス山脈原産の多年草です。高さは約45cmになり、基部に大きな卵形の葉があります。初夏に花茎を伸ばして白い花を咲かせます。

花筒は長く湾曲しており、先端が垂れ下がっているように見えます。日本では「ギボウシ水仙」としても知られています。

<アマゾンユリ(擬宝珠水仙) ヒガンバナ科 アマゾンユリ属> 2/9 柏の葉公園
原産地はブラジル南部、アルゼンチン、ウルグアイの辺りと推定されています。花期になると、赤と黄色の鮮やかなコントラストの花を吊り下げるように咲かせます。

細い花茎に釣られるように浮いていることから「浮釣木」という和名や、吊られた花をランプに見立て「チロリアンランプ」という名でも呼ばれます。

<ウキツリボク(浮釣木) アオイ科ショウジョウカ属> 2/9 柏の葉公園
代表的な食虫植物で、現在約90種類が確認されています。つぼ型の部分は捕虫器といって、葉が変化したものです。

中の液体のほとんどは水ですが消化液が含まれているため、虫などを消化することができます。根が貧弱で寒さにも弱いため、栽培の難易度が比較的高い植物です。
<ウツボカズラ(靫葛) ウツボカズラ科ウツボカズラ属> 2/9 柏の葉公園
野梅系白色の一重咲きの大輪早咲きの品種です。中国原産で、日本へは古代に渡来しました。

樹高は3メートルから6メートル。葉は楕円形で互い違いに生えます。開花時期は2月の比較的早咲きの品種です。葉の展開に先立って花を咲かせます。

<ウメ「雪月花(セツゲッカ)」 バラ科サクラ属> 2/22 あけぼの山農業公園
ブラジル原産で、ロゼット状に展開する葉が美しい観葉植物です。自生地では樹木や岩石に着生し、葉の中心部に水をためて吸水するというユニークな性質を持ちます。

ロゼット状の葉は高さ約60cmとなり、葉は濃緑色、葉に白色の横縞模様が入ります。別名「シマサンゴアナナス」で、花は紫色で数日でしおれますが、苞は桃色で長く楽しめます。
<エクメア・ファシアータ(シマサンゴアナナス) パイナップル科サンゴアナナス属>
2/2 市川植物園
ハクチョウの仲間です。翼を広げると225cmにもなります。全身白色で、くちばしは黒色と黄色で、足は黒色です。

シベリアからやってくる代表的な冬鳥です。主に北海道と東北地方北部で越冬しています。家族のきずなが固く、群れになって集まり、他のカモたちと一緒になって春を待っています。

<オオハクチョウ 鳥綱カモ目カモ科ハクチョウ属 全長140cm>
2023/2/21 七次川調整池(千葉県白井市)
頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で白い額がトレードマークです。
全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。

ヒナを育てるのもオスとメスで一緒に行います。ヒナは生後1ヶ月ほどで自力で餌をとり、2ヶ月もすれば自立して飛ぶことができるようになります。

池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。
<オオバン(大鷭) ツル目クイナ科オオバン属 全長39cm>
2/8 北柏ふるさと公園
ボリビア原産。この姿から、英語では「パウダーパフ」と呼ばれます。日本に自生しているネムノキ(合歓の木)に近縁なので、と日本名が付きました。

日本では冬から春に深紅の花を咲かせます。 花は赤い雄しべが毛のように集まって半球状になっているのが特徴です。

<オオベニゴウカン(大紅合歓) マメ科ネムノキ亜科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)>
2/2 市川植物園
冬鳥で千葉では気温が低くなるとやって来ます。オスのクチバシは黒でメスはオレンジ色に近い黄色です。体全体に細かい模様がありクチバシの黒とあいまってなかなかシックな色彩のカモです。

カルガモよりやや小さく、ヨシガモよりも丘(陸)側に多いことが名前の由来と言われています。「水面採餌ガモ」という種類で、水面にプカプカと浮きながら食事を取るタイプのカモです。

<オカヨシガモ(丘葦鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長50cm>
2/21 七次川調整池(千葉県白井市)
原産地は熱帯アフリカ、アラビアです。マイナス5℃くらいまでは耐えるので、暖地では戸外での越冬も可能です。一方で真夏の高温多湿の環境を苦手としています。

花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。とても豊富なカラーバリエーションです。

花の咲き方も八重咲や花びらがスプーン状の品種もあります。また、多花性で斑入り品種もあり、葉っぱと花を両方楽しめる品種もあります。

<オステオスペルマム(アフリカンデージー) キク科キンセンカ属>
2/2 市川植物園
人をあまり恐れない、尾羽も首も長いスマートなカモです。
他のカモより比較的首と尾羽が長くスマートな体型をしています。

日本では、各地のハクチョウ渡来地において、ハクチョウ類の周囲に多数群がっているのが観察されています。

<オナガガモ(尾長鴨)カモ目カモ科カモ亜科マガモ属 75cm(オス)53cm(メス)>
2/21 七次川調整池(千葉県白井市)
花名はギリシア語の「onkos(とげ、こぶ)」を語源とし、唇弁(ラン科植物にみられる昆虫が着地しやすいように変形した花びら)の基部にこぶ状の隆起があることに由来します。

大きな唇弁をもつ花姿がドレスを広げて優雅に踊る女性のように見えるので、英語では「Dancing lady orchid(踊る女性のラン)」とも呼ばれています。
<オンシジウム(雀蘭) ラン科オンシジューム属> 2/9 柏の葉公園
渡りをせずにいつも身近にいるカモです。オス、メス同色です。
カモの仲間は日本で30種を越えますが、ほとんどが「冬鳥」なので春~夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのはこのカモだけです。

くちばしの先が黄色いのも特徴です。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。くちばし以外で見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。

<カルガモ(軽鴨)、鳥綱カモ目カモ科マガモ属 全長約61cm>
2023/2/9 柏の葉水辺公園
「キンチャクソウ(巾着草)」の名前で親しまれ、袋状の花の形がユニークでおもしろい植物です。

学名は、古代ギリシャ語でスリッパを意味するカルセオラス(calceolus)に由来し、「スリッパ・フラワー」とも呼ばれます。
カルセオラリア(巾着草) キンチャクソウ科キンチャクソウ属(カルセオラリア属)>
2/2 市川植物園
日本に自生するオオシマザクラと沖縄などに自生するカンヒザクラの自然交雑種とされます。

早咲きのカンヒザクラの性質を受け継ぎ、開花期はソメイヨシノより早い3月上~中旬です。

静岡県河津町で原木が見つかったのが由来とされ、公園樹、街路樹などとして多く利用されています。

各地に名所がありますが、やはり「発祥の地」であり、本州で最も早く咲くという伊豆河津町の並木や三浦海岸のものが有名です。河津町では昭和54年にこの木を町の木に指定しました。

<カワヅザクラ(河津桜) バラ科サクラ属> 2/28 手賀沼湖畔
地中海地域に分布するアヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。岩場や丘陵、森林の開けた場所などに自生しています。

名前の通り、花期は1月~3月で冬の寒い時期に花を咲かせる珍しいアヤメです。
<カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 2/9 柏の葉公園
サザンカとツバキの交雑種(異論もあり)のうち、背丈が高くなりにくく、八重咲きあるいは半八重咲きになる品種群の総称です。

開花は12月~2月。花弁は紅色、ピンク、白などでその先端は浅く裂け、縁は波打つようになります。
<カンツバキ(寒椿) ツバキ科ツバキ属> 2/21 アンデルセン公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「2月の花のアルバム ②」に続きます。
<ウメ「雪月花」(セツゲツカ)> 2023/2/21 あけぼの山農業公園

よく知られている花や鳥ばかりですが、その数が70種類近くあります。4回に分けて投稿しますので、お時間が許せばご覧いただけると嬉しいです。
<ウメ「雪月花」(セツゲツカ)> 2023/2/21 あけぼの山農業公園

今回も、1月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
<ウメ「雪月花」(セツゲツカ)> 2023/2/21 あけぼの山農業公園

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
日本で繁殖するサギの仲間としては最大です。背が高く脚も長く飛行姿は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし、大きな翼をゆっくりはばたいて飛びます。

古代ヨーロッパではフェニックスの由来となる鳥・ベヌウとされていて、神のように崇拝されていたことから、見ると縁起が良いと言われています。

<アオサギ ペリカン目サギ科アオサギ属 全長 84-100cm>
2023/2/8 北柏ふるさと公園
木全体に毒性があって他の動植物を寄せ付けないため、この植物だらけの景色を作り、奈良の春日大社、奈良公園、箱根、天城山などは名所として知られます。

万葉集にもその名が登場するほど古くから親しまれ、春に咲くスズランのような小花を観賞するため、庭木や盆栽としても普及しています。

<アセビ(馬酔木) ツツジ科アセビ属> 2/21 アンデルセン公園
主に地中海沿岸に広く自生しています。シュウメイギクやイチリンソウ、イチゲもその仲間です。秋から球根を植え付けて育て、2月下旬頃から花を咲かせます。

品種改良も行われており、色や形が豊富なのが特徴です。日本には10種類ほどですが、海外では数百種類もの品種が存在します。

花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」などです。見た目が華やかな花からは想像しにくい悲しい花言葉は、ギリシャ神話に由来しています。

<アネモネ(牡丹一華) キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)>
2/21 アンデルセン公園
コロンビアのアンデス山脈原産の多年草です。高さは約45cmになり、基部に大きな卵形の葉があります。初夏に花茎を伸ばして白い花を咲かせます。

花筒は長く湾曲しており、先端が垂れ下がっているように見えます。日本では「ギボウシ水仙」としても知られています。

<アマゾンユリ(擬宝珠水仙) ヒガンバナ科 アマゾンユリ属> 2/9 柏の葉公園
原産地はブラジル南部、アルゼンチン、ウルグアイの辺りと推定されています。花期になると、赤と黄色の鮮やかなコントラストの花を吊り下げるように咲かせます。

細い花茎に釣られるように浮いていることから「浮釣木」という和名や、吊られた花をランプに見立て「チロリアンランプ」という名でも呼ばれます。

<ウキツリボク(浮釣木) アオイ科ショウジョウカ属> 2/9 柏の葉公園
代表的な食虫植物で、現在約90種類が確認されています。つぼ型の部分は捕虫器といって、葉が変化したものです。

中の液体のほとんどは水ですが消化液が含まれているため、虫などを消化することができます。根が貧弱で寒さにも弱いため、栽培の難易度が比較的高い植物です。
<ウツボカズラ(靫葛) ウツボカズラ科ウツボカズラ属> 2/9 柏の葉公園
野梅系白色の一重咲きの大輪早咲きの品種です。中国原産で、日本へは古代に渡来しました。

樹高は3メートルから6メートル。葉は楕円形で互い違いに生えます。開花時期は2月の比較的早咲きの品種です。葉の展開に先立って花を咲かせます。

<ウメ「雪月花(セツゲッカ)」 バラ科サクラ属> 2/22 あけぼの山農業公園
ブラジル原産で、ロゼット状に展開する葉が美しい観葉植物です。自生地では樹木や岩石に着生し、葉の中心部に水をためて吸水するというユニークな性質を持ちます。

ロゼット状の葉は高さ約60cmとなり、葉は濃緑色、葉に白色の横縞模様が入ります。別名「シマサンゴアナナス」で、花は紫色で数日でしおれますが、苞は桃色で長く楽しめます。
<エクメア・ファシアータ(シマサンゴアナナス) パイナップル科サンゴアナナス属>
2/2 市川植物園
ハクチョウの仲間です。翼を広げると225cmにもなります。全身白色で、くちばしは黒色と黄色で、足は黒色です。

シベリアからやってくる代表的な冬鳥です。主に北海道と東北地方北部で越冬しています。家族のきずなが固く、群れになって集まり、他のカモたちと一緒になって春を待っています。

<オオハクチョウ 鳥綱カモ目カモ科ハクチョウ属 全長140cm>
2023/2/21 七次川調整池(千葉県白井市)
頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で白い額がトレードマークです。
全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。

ヒナを育てるのもオスとメスで一緒に行います。ヒナは生後1ヶ月ほどで自力で餌をとり、2ヶ月もすれば自立して飛ぶことができるようになります。

池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。
<オオバン(大鷭) ツル目クイナ科オオバン属 全長39cm>
2/8 北柏ふるさと公園
ボリビア原産。この姿から、英語では「パウダーパフ」と呼ばれます。日本に自生しているネムノキ(合歓の木)に近縁なので、と日本名が付きました。

日本では冬から春に深紅の花を咲かせます。 花は赤い雄しべが毛のように集まって半球状になっているのが特徴です。

<オオベニゴウカン(大紅合歓) マメ科ネムノキ亜科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)>
2/2 市川植物園
冬鳥で千葉では気温が低くなるとやって来ます。オスのクチバシは黒でメスはオレンジ色に近い黄色です。体全体に細かい模様がありクチバシの黒とあいまってなかなかシックな色彩のカモです。

カルガモよりやや小さく、ヨシガモよりも丘(陸)側に多いことが名前の由来と言われています。「水面採餌ガモ」という種類で、水面にプカプカと浮きながら食事を取るタイプのカモです。

<オカヨシガモ(丘葦鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長50cm>
2/21 七次川調整池(千葉県白井市)
原産地は熱帯アフリカ、アラビアです。マイナス5℃くらいまでは耐えるので、暖地では戸外での越冬も可能です。一方で真夏の高温多湿の環境を苦手としています。

花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。とても豊富なカラーバリエーションです。

花の咲き方も八重咲や花びらがスプーン状の品種もあります。また、多花性で斑入り品種もあり、葉っぱと花を両方楽しめる品種もあります。

<オステオスペルマム(アフリカンデージー) キク科キンセンカ属>
2/2 市川植物園
人をあまり恐れない、尾羽も首も長いスマートなカモです。
他のカモより比較的首と尾羽が長くスマートな体型をしています。

日本では、各地のハクチョウ渡来地において、ハクチョウ類の周囲に多数群がっているのが観察されています。

<オナガガモ(尾長鴨)カモ目カモ科カモ亜科マガモ属 75cm(オス)53cm(メス)>
2/21 七次川調整池(千葉県白井市)
花名はギリシア語の「onkos(とげ、こぶ)」を語源とし、唇弁(ラン科植物にみられる昆虫が着地しやすいように変形した花びら)の基部にこぶ状の隆起があることに由来します。

大きな唇弁をもつ花姿がドレスを広げて優雅に踊る女性のように見えるので、英語では「Dancing lady orchid(踊る女性のラン)」とも呼ばれています。
<オンシジウム(雀蘭) ラン科オンシジューム属> 2/9 柏の葉公園
渡りをせずにいつも身近にいるカモです。オス、メス同色です。
カモの仲間は日本で30種を越えますが、ほとんどが「冬鳥」なので春~夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのはこのカモだけです。

くちばしの先が黄色いのも特徴です。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。くちばし以外で見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。

<カルガモ(軽鴨)、鳥綱カモ目カモ科マガモ属 全長約61cm>
2023/2/9 柏の葉水辺公園
「キンチャクソウ(巾着草)」の名前で親しまれ、袋状の花の形がユニークでおもしろい植物です。

学名は、古代ギリシャ語でスリッパを意味するカルセオラス(calceolus)に由来し、「スリッパ・フラワー」とも呼ばれます。
カルセオラリア(巾着草) キンチャクソウ科キンチャクソウ属(カルセオラリア属)>
2/2 市川植物園
日本に自生するオオシマザクラと沖縄などに自生するカンヒザクラの自然交雑種とされます。

早咲きのカンヒザクラの性質を受け継ぎ、開花期はソメイヨシノより早い3月上~中旬です。

静岡県河津町で原木が見つかったのが由来とされ、公園樹、街路樹などとして多く利用されています。

各地に名所がありますが、やはり「発祥の地」であり、本州で最も早く咲くという伊豆河津町の並木や三浦海岸のものが有名です。河津町では昭和54年にこの木を町の木に指定しました。

<カワヅザクラ(河津桜) バラ科サクラ属> 2/28 手賀沼湖畔
地中海地域に分布するアヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。岩場や丘陵、森林の開けた場所などに自生しています。

名前の通り、花期は1月~3月で冬の寒い時期に花を咲かせる珍しいアヤメです。
<カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 2/9 柏の葉公園
サザンカとツバキの交雑種(異論もあり)のうち、背丈が高くなりにくく、八重咲きあるいは半八重咲きになる品種群の総称です。

開花は12月~2月。花弁は紅色、ピンク、白などでその先端は浅く裂け、縁は波打つようになります。
<カンツバキ(寒椿) ツバキ科ツバキ属> 2/21 アンデルセン公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「2月の花のアルバム ②」に続きます。