本日よりブログを再開いたします。本年も昨年同様よろしくお願い致します。
新年早々、能登半島地震と羽田空港衝突事故の、信じられない映像が立て続けにニュースで流れ、とても悲しくて辛い思いをして迎えた正月です。
亡くなられた方々のご冥福を悼むとともに、被災した地域の皆様のご無事と復興を心からお祈り申し上げます。
【合唱】花は咲く(混声三部)
12月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。12月は花が少なくなる季節でもありましたが、木の実や紅葉などを中心に、80品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として6回に分けて投稿させていただきます。
今回も、11月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
英国で大山桜(オオヤマザクラ)と小彼岸桜(コヒガンザクラ)の交配により育成された品種です。
英国での開花期は春とされていますが、日本では環境条件によるものか、秋は9~11月頃開花する二季咲きとなっています。
十月桜に比べ花が大輪で花色もやや濃色の美しい品種です。花は淡紅色の大輪で半八重咲きです。
特に春先は濃く美しい花を咲かせます。花弁は10~15枚くらいのハート形です。
<アーコレード バラ科サクラ属>
12/1 あけぼの山農業公園
4~5月に楽しむ春の代表的な花ですが、冬から早春の屋外で楽しむことができると今注目を集めている花です。
冬は気温が低いので、花持ちがよく開花時期が長くなるのが特徴です。
最近では有名な公園を始め、さまざまな公共施設への植栽が広がりつつあります。
一度球根をポットの土に植え付けて根を成長させた後、そのポットごと大きな冷蔵施設に長期間入れます。
その後、冷蔵施設から取り出し、自然の温度環境にすることで、「春が来た!」と勘違いをさせて、花を咲かせます。
<アイスチューリップ ユリ科チューリップ属>
12/20 アンデルセン公園
日本では北海道から本州、佐渡、四国、九州、対馬などで繁殖しています。
日本で繁殖するサギの仲間としては最大で、背が高く脚も長いのが特徴です。
飛行姿は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし、大きな翼をゆっくりはばたいて飛びます。
青みがかった灰色の羽毛で被われているから名前が付きました。
<アオサギ(青鷺) ペリカン目サギ科アオサギ属 体長:84–100 cm>
12/20 アンデルセン公園
東南アジアの山地に見られるトウダイグサ科の落葉樹。
山野のどこにでも生えていて食用、薬用になる有用樹です。薬効は胃潰瘍、胃酸過多、胆石症などです。
秋に冷え込みが強いと鮮やかに黄葉しますが、通常はあまり目立ちません。
カシワと同様に、葉を食物をのせるのに使い、新葉が赤いことが名前の由来です。
<アカメガシワ(赤芽柏) トウダイグサ科アカメガシワ属>
12/1 あけぼの山農業公園
ベトナム(東南アジア熱帯雨林気候区)原産で、陰湿地に生える多年草で美しい湿地生の水辺の植物です。
草長15~30cmになります。多肉質の茎は株元から分岐し、群生状になります。葉の長さは5~7cmぐらいで、葉に光沢があり濃緑色で銀白色の斑が入ります。
葉にアルミニウム塗料を塗ったような銀白色の斑があることからアルミニウムプランツとも呼ばれます。
<アサバソウ イラクサ科ミズ属>
12/13 柏の葉公園
高知県足摺岬から愛媛県佐田岬にかけて分布するとされ、海岸沿いの傾斜地に生えるノジギクの変種。
葉は羽状に3~5中裂し、裂片には鋸歯があり、葉の縁は白く縁取られており、裏面には灰白色の毛が密生してるのが特徴です。
花は茎の先に3cmほどの頭花を散房状に多数つけます。中央には黄色の筒状花が集まり、その周りには白色、稀に淡い紅色や淡い黄色の舌状花が一列に並んでいます。
<アシズリノジギク(足摺野路菊) キク科キク属>
12/1 北柏ふるさと公園
メキシコや中央アメリカを原産とするシソ科のハーブです。夏から秋にかけて「紫」や「白」の花が咲き、主に観賞用のハーブとして親しまれています。
花に見えるベルベットのような肌触りの部分はガクで、花はガクから突き出すように咲き、色は白や紫、ピンクなどがあります。
学名はサルビア・レウカンサですが、本種の名前で流通しています。また、メキシカンセージという流通名でも知られています。
<アメジストセージ(サルビア・レウカンサ) シソ科アキギリ属>
12/20 アンデルセン公園
南ヨーロッパが原産です。古くギリシャ時代から栽培され、薬草として利用されていたそうです。
野生のものは一重咲きでしたが、現在では八重咲きが主流で、ピンク色や緋紅色、紫色、白色など多彩です。
和名の謂れは、葉がラセイタ(ポルトガル語の羅紗)に似ているところから「葉ラセイタ」と呼ばれ、それが転訛したものといわれています。
<アラセイトウ(紫羅欄花) アブラナ科アラセイトウ属>
12/20 アンデルセン公園
本州、四国、九州及び沖縄の山地に自生するヤナギ科(イイギリ科)イイギリ属の落葉広葉樹。葉が大きくて成長が早いため、夏に木陰を作る目的で人が集まる公園などで多く使われます。
開花は4~5月。雌雄異株で、雌の木には雌花が、雄の木には雄花を咲かせますが、雌雄が多少混ざって開花する性質を持ちます。
秋(10~11月ころ)になると雌の木にはブドウのような直径1センチほどの赤い実が垂れ下がります。
木の姿がキリ科のキリに似ていること、大きな葉が昔、食器代わりに飯(おこわ)を包むのに使われたことから、名付けられました。
<イイギリ(飯桐) ヤナギ科イイギリ属>
12/20 アンデルセン公園
千葉県~愛知県の海岸沿いの崖や岩場に自生するキク科の植物で、葉っぱに白っぽいエッジがあるのと、花弁のないポンポンとした丸い黄色の小花が特徴です。
ぱっと見はやや地味ですが、やや肉厚の葉っぱの整った形と、くっきりとした白っぽいエッジが美しく文様のようです。白っぽく見える部分は、葉裏の銀葉がまわりこんで見えるもので、美しい縁取りとなっています。
海辺の荒れた斜面などに分布するため本種の名前が付きました。日本に育つ野生のキクの一つで、海辺の厳しい環境に適応するため、花や葉の様子は他のキク類と大きく異なります。
<イソギク(磯菊) キク科キク属>
12/1 北柏ふるさと公園
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
「12月の花のアルバム①」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「12月の花のアルバム ②」に続きます。