2月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。2月も一年で最も花の少なくなる時期です。今回はウメやツバキの品種別の花などを中心に80品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として7回に分けて投稿させていただきます。
今回も、1月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
小川知子 「若草の頃」 1972
頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で、白い額がトレードマークです。全長39cm。全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。
足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。
「水鶏(すいけい)」と書いてクイナと読みますが、名の通り、その種類の多くは水辺の草やアシの中にすんでいます。本種も、クイナの仲間ではいちばん大きく太っています。
<オオバン ツル目クイナ科 全長約39cm>
2/20 あけぼの山農業公園
冬鳥で千葉では気温が低くなるとやって来ます。オスのクチバシは黒でメスはオレンジ色に近い黄色です。体全体に細かい模様がありクチバシの黒とあいまってなかなかシックな色彩のカモです。
カルガモよりやや小さく、ヨシガモよりも丘(陸)側に多いことが名前の由来と言われています。「水面採餌ガモ」という種類で、水面にプカプカと浮きながら食事を取るタイプのカモです。
<オカヨシガモ(丘葦鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長50cm>
2/13 柏の葉公園
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北部ツンドラ地帯で繁殖し、冬にはそれぞれが温帯域へ渡ります。日本では冬鳥で、本州以南は冬期に見られ、北海道では春秋の渡り時期に通過します。
湖沼、河川、干潟など広い水面に生息し、草の種子、水草の葉・根、底生生物などを食べています。他のカモ類より首が長いので、逆立ちして水底の餌を探す姿をよく見ます。
警戒しているときは「シィー シィー」という声を出すほか、「プルッ、ピルッ」という声を出すこともありますが、あまり人間を恐れません。
<オナガガモ カモ目カモ科 全長75cm(オス)、53cm(メス)>
2/13 柏の葉公園
日本に自生するオオシマザクラと沖縄などに自生するカンヒザクラの自然交雑種とされます。
早咲きのカンヒザクラの性質を受け継ぎ、開花期はソメイヨシノより早い3月上~中旬です。
各地に名所がありますが、やはり「発祥の地」であり、本州で最も早く咲くという伊豆河津町の並木や三浦海岸のものが有名です。
河津町では昭和54年にこの木を町の木に指定しました。
<カワヅザクラ(河津桜) バラ科サクラ属>
2/27 あけぼの山農業公園
地中海地域に分布するアヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。岩場や丘陵、森林の開けた場所などに自生しています。
花は径8cmほどで紫色、花被片は6個あって、外側の3個の花被片は倒卵形で、基部に白色地に黄色と紫色の模様がはいります。内側の花被片は長楕円形で、直立します。
花色はまれに藤桃色や白色のものあります。名前の通り、花期は1月~3月で冬の寒い時期に花を咲かせる珍しいアヤメです。
<カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲) アヤメ科アヤメ属>
2/13 柏の葉公園
ヨーロッパ原産の多年草で、畑や河川敷などに自生する植物で、本州中部以北に帰化し、北海道に多く、湿地を好みます。
太い根茎があり、茎は多数分枝して地上に広がり、高さ10~60cm。春~夏に径4~5mmで黄色いナズナのような花を総状につけます。
他の植物の成長を阻害することがあるといわれているほど繁殖力が非常に強い特徴を持っています。
<キレハイヌガラシ(裂れ葉犬芥子) アブラナ科イヌガラシ属>
2/24 手賀沼
中国の広西チワン族自治区及びベトナムの一部地域を原産とするツバキ科の常緑樹です。中国科学院によって発表された1965年当時は、「幻の黄金花ツバキ」として持てはやされました。
開花は10~2月。花は葉のわりに小さく、直径5~7センチほど。9~11枚ある花弁は先端が丸みを帯び、オレンジ色のシベを抱えるように半開します。
発表後しばらく、中国国外への持ち出しが禁じられていましたが、1978年には日本へ種子が送られ、1983年以降になると市販されるようになり、現在では世界各地で栽培されています。
<キンカチャ(金花茶) ツバキ科ツバキ属>
2/13 柏の葉公園
地中海原産の宿根草ですが、夏の暑さに弱いため日本では半耐寒性の一年草として扱います。草丈は20cm~1m程まで品種によって異なります。
古くからヨーロッパで品種改良が進み、最近ではペンステモン咲きや八重咲きの品種も人気があります。花色は白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。
花穂を大きく伸ばして金魚に似た色鮮やかな花を咲かせることから名前がつきました。
<キンギョソウ(金魚草) ゴマノハグサ科キンギョソウ属(アンティリナム属)>
2/13 柏の葉公園
オーストラリア南東部を原産とするマメ科の常緑樹です。原産地であるオーストラリアでは国花にも指定され、「ゴールデン・ワトル」とも呼ばれて、日本の桜のような存在として多くの国民に愛されています。
花の少ない早春に咲く花を観賞するため、暖地の庭木や街路樹として植栽されるほか、切花や生け花に栽培されます。和名の由来は葉の色が銀色を帯びていることから。
日本では黄色の花を咲かせるアカシアの仲間をミモザと呼ぶことが多いのですが、アカシアのなかのフサアカシアという種類がミモザになります。
<ギンヨウアカシア(銀葉金合歓) マメ目マメ科ネムノキ亜科アカシア属>
2/27 あけぼの山農業公園
ヨーロッパ西部と北アフリカなどの地中海沿岸に自生するキク科の1年草です。日本へ本格的に導入されたのは、50年ほど前になります。
春に明るい黄色の花を咲かせ、株は這うように低く広がって増えていきます。花数が多いのも特徴です。
花は花径3㎝程度の一重咲きで、丸みを帯びたカップ咲きのフォルムが可愛らしく特徴的です。
<クリサンセマム・ムルチコーレ(黄花雛菊) キク科コレオステフス属>
2/8 北柏ふるさと公園
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
「2月の花のアルバム③」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「2月の花のアルバム ④」に続きます。
カンザキアヤメ
色がいいですね、でもこんな寒くても咲いているなんて
ほんと不思議ですよねエ。
オオバンは近所の川や池でも見られる水鳥です。
可愛いですよねエ。
徐々に旅たち、逆に春になるってことなのを
花や野鳥を撮るようになって、
感じられるようになりました。
ミモザ、Ninbuさんのほうでは、2月に咲いていたんですね
毎年、観察するように見るミモザがあるんですが、こちらだと3月に入ってからでした。
毎月の花を見ていると、Ninbuさんの地域のほうが、少し暖かいように感じています^^
Ninbuさん、古い歌にも詳しいですね
小川知子 「若草の頃」 、楽しませていただきました^^
コメントありがとうございます。
アヤメというと初夏に咲くイメージで
すね。名前の通りこの寒い時期に健気
にも咲いてくれる愛おしい花です。
オオバンは留鳥なので、年間を通じて
見かける水鳥です。北海道では夏鳥と
聞いていますが、冬でも見られるので
すね。
コメントありがとうございます。
私は今シーズンは野鳥の撮影は大不作
でした。撮れた鳥は何度も撮ったもの
ばかりで代わり映えがしません。
来シーズンはもう少し行動範囲を広げ
て、新たな鳥を撮れるよう頑張りたい
と思います。
毎年2月になると、あけぼの山農業公園
のミモザが咲き始めます。3月になると
満開になるので、この花に限っては神
奈川より早いようですね。
何を隠そう私は昔、小川知子の大ファ
ンでした。私と同年代でもあり今でも
好きな歌手です。今も相変わらず若々
しいですね。
今回は最後のクリサンセマム・ムルチコーレとキレハイヌガラシ以外は分かりました。
キレハイヌガラシは見たことがありません。
中部以北に帰化しているのですね。
こちらではハルザキヤマガラシという同じくアブラナ科の帰化植物が場所によっては猛威を振るっています。
どちらもヨーロッパ原産なので、気候が合ったのでしょうね。
他の植物の生育を阻害するなんて、悪いやっちゃ~
コメントありがとうございます。
クリサンセマム・ムルチコーレは、黄花雛菊
という和名もありますが私も聞いた覚えがあ
りません。
キレハイヌガラシ、大堀川河畔に群生してお
り、私は最初、菜の花と思っていました。関
西地方では見かけない野草なのですね。
私が見る限り、他の植物を侵食しているよう
には見えませんが、今後増え続けると被害が
出てくるかもしれません。
お散歩すると見かける花 我が家にも咲いている花
馴染みのお外で咲いている花を見るとやはり季節が感じられて嬉しいです。
水面を泳ぐ鳥の写真にも暖かい春の光を感じますね。
コメントありがとうございます。
街を歩くと春の花に出会い、いよいよ春が近
いと感じますね。
ところが、最近の気候の変化には戸惑いが感
じられますね。暖かい日が続くと思うと真冬
の気温に戻ったりと体調管理が大変です。
明日は雪予報、早く本格的な春が来てほしい
と願わずにはおれません。
キレハイヌガラシは見たことが無いかも。
こちらでもイヌガラシはありますがアブラナ科の花は区別が難しい。
黄色い花は春を呼ぶ花ですね。
こちらではミモザは無いのでネット友が切り花を送ってくれ
この時季になるとポンポンのミモザを思思い出します。
私はアブラナ科の花を見ると何でも菜の花と思ってしまう花音痴です。
春は黄色の花が多いですね。
此方では待たれる花たちです。
♫
クイナ・・・唱歌「夏は来ぬ」から
♫さつきやみほたるとびかい
クイナ鳴き卯の花咲きて
夏の歌ですがクイナというとこの歌が出て来ます。