2月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。2月も一年で最も花の少なくなる時期です。今回はウメやツバキの品種別の花などを中心に80品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として7回に分けて投稿させていただきます。
今回も、1月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
平井 大 / 祈り花
クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。本種は、冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物です。グリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。
日本ではヘレボルス属を全てひとくくりにこの名前で呼びますが、本来はクリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」を指す名前です。
他には咲き方や色が豊富な「ヘレボルス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボルス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。
<クリスマスローズ(寒芍薬) キンポウゲ科ヘレボルス属>
2/24 アンデルセン公園
地中海コルシカ島を中心に自生しているヘレボルスの原種で、有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズ(ヘレボルス)です。
常緑の多年草で、さわやかな黄緑色の丸い花を、1花茎に30輪以上咲かせます。
葉は3つに大きく切れ込み、葉縁にはヒイラギに似た鋸歯(きょし)があります。葉の造形的な美しさに定評があり、花が咲いていなくても楽しめます。
<クリスマスローズ「ヘレボルス・アーグチフォリウス」 キンポウゲ科ヘレボルス属>
2/24 アンデルセン公園
中国原産の冬に花を楽しめる常緑のクレマチスです。開花期は12月~1月で、耐寒性も強く丈夫です。
冬咲きのクレマチスの中には夏に葉を落としてしまう品種もありますが、本種は夏も青々とした葉を楽しむことができます。
4~5cmほどの白い花で釣鐘状の形をしているところから、「ウィンターベル」という名で流通している場合もあります。
<クレマチス・アンスンエンシス キンポウゲ科 センニンソウ属>
2/13 柏の葉公園
花は15~20弁くらいで、一重咲きと八重咲きがあります。色は薄い紅色で、一重咲きの方はやや薄い紅色となります。
「万葉集」の頃は白梅が、平安時代になると本種がもてはやされました。万葉集では百首以上が詠まれており、植物ではハギ(萩)に次いで多い植物です。
本種か白梅を花の色で区別しているわけではありません。 木の幹を切って、その断面が赤いか白いかによって区別されているそうです。
<コウバイ(紅梅) バラ科サクラ属>
2/13 柏の葉公園
全長61cm、翼を広げると98cmほどで、首が長く、脚、くちばしも長いサギの仲間です。全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。
海岸、河川、池沼、水田など浅い水辺で餌をさがします。水に囲まれた林を最も好み、集団になって繁殖します。「グワァー」などと聞こえる太い声を出します。
白いサギ類では最も数が多いとされてきた本種ですが、繁殖地が減ってしまい、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。
<コサギ(小鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科コサギ属>
2/21 手賀沼
熱帯アフリカ、アジア、太平洋諸島原産で、白い花のような苞に黄色の星型の花が美しい涼し気な熱帯植物です。
白やピンク、赤などの鮮やかな花弁のように見えるのは萼片で、花は小さく目立ちません。
白い苞の草姿から「ハンカチの花」とも呼ばれることもありますが、「ハンカチの木」という名の花木がありますが、まったく別の植物です。
<コンロンカ(崑崙花) アカネ科コンロンカ属>
2/13 柏の葉公園
高原や山地のやや湿った草原や開けた森林、河川敷の草原に見られる多年草です。
伝統園芸植物の一つで、江戸時代の元禄年間から栽培の記録が見られ、現在は300品種を超えるまでに至っています。春に芽を出し、浅く切れ込みの入った長楕円形の葉を根元から数枚広げます。
4月から5月に、中央から1本の花茎を出して、花径2~5cmの数輪の花を咲かせます。6月ごろには葉が黄ばんで枯れ、夏から秋は休眠しています。
<サクラソウ(桜草) サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)>
2/24 自宅
梅ヶ香(うめがか)は、ツバキとサザンカの自然交配で生まれた種間雑種で、ハルサザンカの一種とされています。
関西では古くから生産されている古典品種です。 淡い鴇色地の花に、外弁の裏には桃紅色のぼかしが入る、八重咲き、中輪のツバキで、ほのかに香りを持つのが特徴です。
<サザンカ「梅ヶ香:うめがか」 ツバキ科ツバキ属>
2/20 あけぼの山農業公園
冬になると園芸店やホームセンターに並ぶ、サクラソウ科の球根植物です。カラーバリエーションや花の咲き方がさまざまで、鉢植えだけでなくガーデニングとしても楽しめます。
地中海沿岸地方やヨーロッパ中部に約20種〜30種ほどが分布しています。種類は「原種」「ガーデン」「ミニ」の3つに分類され、それぞれ栽培方法や温度管理が異なります。
日本ではシクラメンは「死」や「苦」を連想させるという理由でお見舞いには向かない花とされていますし、プレゼントするにも少し気を遣う花です。
<シクラメン サクラソウ科シクラメン属>
2/13 柏の葉公園
全長14.5cm。体重は14gくらいです。日本ではほぼ全国に分布していますが、北日本に多く、西日本には少ないようです。平地から山地の林にすみますが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥です。
木の穴に巣をつくりますが、人工的な狭い穴にもよくつくります。「ツツピン ツツピン」と鳴いて、鳥の中でもいち早く春を告げる本種は、市街地でもおなじみの鳥です。
四十の雀と書いてシジュウカラ。たくさん群れるから、という説や、スズメ40羽分の価値があったことから名付けられたという説もあります。
<シジュウカラ スズメ目シジュウカラ科 全長約14.5cm>
2/13 柏の葉公園
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
「2月の花のアルバム④」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「2月の花のアルバム ⑤」に続きます。
写真に撮れることが少ないんですが、
今日、久しぶりにNinbuさんと同じように、
シジュウカラに出会い、
エナガにも出会えて、写真が撮れて、
ニコニコして帰ってきました^^
シジュウカラ 綺麗に撮れていますね。
サクラソウは大好きな花でお友達は毎年こぼれ種から咲かせますが 我が家ではこぼれ種から出てきてくれないお花です。
毎年買うか 貰うかしていますが一向に2年目は出てきてくれません。
コメントありがとうございます。
私も今シーズンは昨年まで程の野鳥の撮影に熱が入りま
せん。手持ちのカメラの望遠レンズが鳥撮影には向いて
いないので、うまく撮ることができなく、野鳥を見かけ
たら撮る程度にしています。
今回撮影できたシジュウカラは、珍しく近づいても逃げ
ることなく、何とか撮影できました。
コメントありがとうございます。
今回撮影できたシジュウカラは、珍しく近づいても逃げ
ることなく、何とか撮影できました。
でも、私の望遠レンズでは遠くにいる野鳥を撮るのは無
理なようで、比較的撮り易い水鳥が中心の写真ばかりになっ
てしまいます。
わが家のサクラソウは2年前に近所の友人から譲っても
らったものです。特に手入れはしていませんが、昨年に
続いて今年も元気に咲いてくれています。
今回もコンロンカ含めてほぼ分かったので満足です^^
ただし、「なぜここでまた梅が?」と思ったら、答えが紅梅だったので、ちょっとガクっときてしまいました(笑)
やはり今の時期はクリスマスローズですね!
昨日行った寿長生の郷にもなぜか沢山咲いていて、その品種の多さに驚きました。
あ、今回ほぼ正解としましたが、クリロの品種名までは分かりません。
沢山小さくて丸っこい花が付く品種の名前が分かってちょっと嬉しいです。
コメントありがとうございます。
全問正解とは凄いです! 特にコンロンカがわかるとは、
さすがなつみかんさんです。
また、クリスマスローズのヘレボルス・アーグチフォリ
ウスもわかったのも凄いです。
先日、つくば実験植物園に行きましたが、クリスマスロー
ズの色々な品種を見てきました。3月の花のアルバムで
登場すると思いますが、品種名に挑戦して下さい。
こんばんは。
クリスマスローズはたくさんの
品種が出待っていてほんと人気ありますよね!、
我が家も今日はクリスマスローズを嫁さんが4つ鉢で買いました。
僕は初めて知ったけどクリスマスローズの花にシングルや、ダブル、セミダブルなどがあるんてすね、奥が深いです。
コンロンカ(崑崙花)
アカネ科コンロンカ属
これは初めて見ましたが、ピンク色の綺麗な植物ですね、花は小さくて目立たないとか☺️☺️
コメントありがとうございます。
クリスマスローズ、22品種程あり可憐で美しい花ですね。
わが家でも鉢植えで育てていますが、毎年元気に咲いて
くれます。
ただ、花は下向きなので地植えの写真を撮るのが大変で
す。下にしゃがんで撮る為ズボンが泥だらけになります。
(笑)
コンロンカもアジサイ等のように、愕が美しく花は目立
ちません。愕が花のように見える花はたくさんあります
ね。
2月の花のアルバム、3回と4回、拝読させて頂きました。
今回ご投稿分では特にサクラソウと白のサザンカのアップ、
それに紫のシクラメンお気に入りに入れさせて頂きました。
それから鳥ではシジュウカラ、最近では住宅街でも見られる様になりましたが、
中々写真に撮れずやはり私には難しい様です。
先日行った板橋の植物園でシジュウカラを見かけ、何とか撮ったのですが、
結構離れていて、それも直ぐ飛んで行ってしまうのでどうも絵になりません(^_^;)
ninbuさんのお写真、イイですね(^o^)
それから7日ご投稿第3回目、やはり青空に映える河津桜は素敵ですね。
それに黄色の椿、キンカチャは私は未だ実物は見たことが有りません。
お写真も綺麗ですし、とても珍しいです\(^O^)/
コメントありがとうございます。
サクラソウ、白のサザンカのアップ、紫のシクラメンの
嬉しいコメントありがとうございます。
サクラソウ、花が小さいので撮るのに苦労しました。サ
ザンカは下向きに咲き、撮るのが大変ですが、鉢植えで
うまく撮れました。シクラメンを撮るときの構図は難し
いですね。
シジュウカラの写真、珍しく近づいても逃げることなく、
私にとっては珍しく落ち着いて撮影できました。
河津桜や梅などは青空をバックに撮るととても映えて美
しく見えますね。春と言えば黄色い花が爛漫ですが、キ
ンカチャも目立ちはしませんが、とても鮮やかな色が目
に沁みますね。