今回から「日高管内」です
北海道の花の山といえば「アポイ岳」を推す人が多い
標高800m台の低山がこれだけ人気があるのは、山全体が特殊な「カンラン岩」で
出来ていること、海から冷涼な海霧が発生するなど土壌や気候により
20種に及ぶ固有種がある高山植物の宝庫であることだ。
アポイ岳近辺は「アポイ岳高山植物群落」として国の特別天然記念物に指定されている
この山の1花といえば「ヒダカソウ」が有名だが
私は2010年に2度、2011年、2012年と合計4度登ったが「ヒダカソウ」には
ついにお目にかかれずに登山を終了した。
減少の第一の要因は盗掘であるといわれている
数年前に札幌の野草が多い園芸屋で「ヒダカソウ」の鉢植えが1株3千円で
売られていたのを見てショックを受けた。
①は春の花を、②は夏~秋の花を
どちらも全体からすると満足ではない種類に終わった。
春は「エゾオオサクラソウ」「サマニユキワリ」「ヒダカイワザクラ」「エゾキスミレ」など
鮮やかな花が多い
前記の「ヒダカソウ」もこの時期なので探したが見ることができなかった
「エゾオオサクラソウ」 オオサクラソウとの違いは茎に毛があるのがエゾオオサクラソウ
「ヒメイチゲ」
「フイリミヤマスミレ」
「エゾヤマツツジ」
5合目の避難小屋から山頂を見る やはり霧が多い
「アポイタチツボスミレ」 他のタチツボスミレとは葉の厚さと光沢
「アポイアズマギク」 ミヤマズマギクとの違いは花弁が白い
やや色が付いた株
「キジムシロ」
「サマニユキワリ」
七合目までくると樹木が無く夏は大変だ
日高山脈
太平洋
「エゾキスミレ」
「ヒダカイワザクラ」
「アポイキンバイ」
右に吉田岳、左にピンネシリ この時は吉田岳まで縦走した
「コヨウラクツツジ」
「センボンヤリ」
「コミヤマカタバミ」
「エゾシマリス」
「ヒメチャマダラセセリ」 絶滅危惧種
下山時の駐車場 こんなに来ているとは
※2010年5月23日、2012年5月14日撮影
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