北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

伏見岳 (25山目)

2021年08月12日 22時52分49秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2010/9/5

山名:伏見岳
標高:1,792m
場所:十勝
コース:芽室山の会コース
標高差:1,062m

ガイド標準時間:登り3時間 下り2時間 計5時間
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:2:51
登山口着:7:05
出発:7:25
山頂:10:0
所要時間:2:35
駐車場着:12:20
登山時間:4:55

 

 

先週は滝がメインだったので、日曜日の5日に北日高の伏見岳に行ってきた。
この山は日高山系の中でも初心者向きでしかも頂上からの360度の大展望が有名だ

当日の天気予報で札幌は雨だが帯広が9時から12時まで晴れになっていたので喜び勇んで出発 
今回も日勝峠は通らずトマム経由のタダ道東道だ この時ほど民主党政権に拍手したことはない

 

前回来た時も感じたが占冠の道の駅が賑わっている。
数年前、日高の道の駅へ行ったときの混雑がすっかりこちらへ移ったようだ
自治体によって悲喜こもごもだが来年には道東道が全線開通する 
そうするとこの占冠もまたしかりか・・・



さて芽室で高速をおりて美生を目指す 
今回は道も間違えず古い地図でも大丈夫だった。

山側に近づくにつれまず剣山がくっきりとかっこよいシルエットを映し出している。
その左側に伏見岳が見えるはずだが・・・あらら 頂上には雲が

 

山へ近づくときれいな伏見岳登山口への案内標識が電柱につけてある 
一つの山にこんなにきちっとした表示はあまり見たことが無い。



道はダートになり結構奥まで入っていく 
分岐にはそれぞれ案内が出ているので迷うことはない 


やっと登山口に着いたがすでに7~8台の車が止まっていて人気の山と再確認と安堵。
一人っきりは寂しいからね  ピッケル型の看板がいいねぇ


芽室山の会さん達の努力がこの伏見岳にあらわれています 
ありがたく登らせていただきます

さて空はどんよりとしているが明るくなっている部分もあり一部青空も見えた 
絶対に晴れると気合入れて7時20分出発! 

 

これは1合目で常にこのような真新しい標識がついているので励みになる

 

さて1合目をすぎて少し登ったところにこの看板があった。



以前は木にくくりつけてあったようだが割れていてテープで補強してある 
この情報は伏見岳の様子をいろんなサイトで見ていたときに見つけた 
といっても必ずここを見るはずと思うが看板を紹介していたのはただ一つだけだったと思う 
しかも滝自体はついにどのサイトでも見たことはない。

 

情報では対岸にあるトムラウシ山の山肌から落ちている滝だからトムラの滝とゆうらしい 
だが眼前には木々が邪魔でどう見ても開けてまともに対岸が見える場所はない 
立ち位置を変えて色々探るが…一箇所、枝葉と枝葉の間がすっぽり抜けていて正面に滝が見えた


このトムラウシ山はあの有名な大雪のとは違いここにこの名前の山があることを知っている人は地元の人以外どれだけいるだろう 
登山道がないので一般的ではないことは確かだが高度は堂々と1470メートルはあるのだ 
滝はその中腹やや下あたりからゆるやかに落ちていた 

落差は15メートルくらいか 
遠景で見るしかない滝だと思うのでこれがせいいっぱい 
ズームでボケてしまっているけど登り始めてすぐ見れる滝 なかなかよかった

 

 

滝をあとにし今度は頂上めざし登っていくが急登が続き汗をしぼられる 
それでも登山道じたいに問題はないので普通に登りやすいかな

 


4合目を過ぎたあたりで平坦なところも出てきてほっと一休み 


この時点でさすがに花は見ない 
少し開けたところから十勝平野が見えた。
右端は帯広岳

 

やがてまた急登に変わり小休止が多くなる 
日頃の運動不足やメタボも原因だろう。
道の笹や草が朝露以上に濡れている・・・予想どおり霧雨が降ってきた
歩きに支障がないのでかまわず進むが頂上付近はやっぱり厚い雲でもう展望はあきらめた。

早く山頂に

 

8合目あたりで早立ちの下山者に会う 
9合目を過ぎたらきついところはないのでもう一頑張りですよと 

ちなみに展望を聞いてみたがガスで一切なにも見えず風も強く寒いのですぐ降りてきましたと・・・




もう少しと元気を出し一気に登る。頭の中で「がんば、がんば、わっせ、わっせ」と

9合目を過ぎるとやっと花が!ウメバチソウがまだ残っていた

 


結構登山道脇に咲いており他にはこの時期といえばオヤマノリンドウ、トリカブトなどが咲いていた。

 

雨も霧雨からところによって小雨までになったが山頂近くなり止んできた
しかし空はやはりどんよりしてガスも多く絶対にあの大展望を見るのは無理!

最後にハイマツ帯を掻き分けると頂上が見えてきた~

 

頂上だ~ 何も見えない~ でもよかった~



確かに目指した大展望はかけらも見えない 
でも小雨降る中頑張って山頂に着いたらそれも吹っ飛んだ (あとで悔しいw)

今年、日高地区でピセナイ山に次ぐ1000メートル超えでとても嬉しいし今度は天気のいいときに絶対登ってやるんだと 
一歩一歩登る山レベルも前進するのだ

 

 

頂上には単独女性がいて話をすると地元のベテランの方で主な日高の山は皆登っており、ここ伏見岳には22回も来ているとのこと!
他にもいろんな山に登られておりまだ見ぬ憧れの山の話などしていただき楽しい時間を過ごせた。

やがて風も強くなりまた雨が降りそうなので立ち話だけで下山することにした。
まだ紅葉はないがちょっとだけ秋を見つけた。

 

下山中も滑る登山道と急坂のため気を抜けない 
怪我をしないように焦ることはないのでゆっくり降りるのだ。



やはり高度が下がると雨も止み下界は明るく見えて来た 
途中で剣山が山頂までくっきりと見える 
あっちに登っていればよかったかな笑 

 

下山中も平坦なところが楽だ 
道は雨で泥と化し何度か尻餅をついて泥だらけ・・・
それでもトムラの滝まで戻ってきたらもうゴールは間近。

再度撮影ポイントを探すがこの時期は無理だなぁ




残りはあまり急な坂ではないので楽に降りれた 駐車場では青空も広がり暑いくらいだ。
無事に下山できた喜びと展望へのリベンジを誓い伏見岳登山は終了!



画は駐車場からトムラウシ山 

*戻り道で車を止めて振り返ったがやはり山頂は雲に覆われていたね この日に来た方は皆さんお疲れでした。。

9月5日訪問 登り2時間35分 下り2時間20分(山頂での大休止含む)
夏山ガイドでは登り3時間だ 結構休んだので早い人は2時間ちょっとで登れるでしょう 


さあ 明日は沢登りだ

 

 

 


アポイ岳 (24山目)

2021年08月10日 19時11分09秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2010/8/21

山名:アポイ岳
標高:815m
場所:日高
コース:冬島旧道コース
標高差:740m

ガイド標準時間:登り2時間30分 下り1時間40分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:4:39
登山口着:7:59
出発:8:15
山頂:八合目まで
所要時間:
駐車場着:12:52
登山時間:4:37

 

21日の土曜日 急遽、アポイ岳に行ってきました
 山へとゆうよりは今年最後の花を見に行こうかと。



平日だったからか、車は他に2台だった
アポイにしては少ないな

出発しても春のようなオオサクラソウの出迎えもなく寂しく林間を登っていく

それでも時にはこんな花も見れた

オオヤマサギソウ はラン科の花

 

花の撮影が無いので早々と5合目到着
この時は山頂を仰ぎ見る

 

アポイ岳の花はここからが見たい花が多い

一番見たかったのがチシマセンブリ
小さな花なのになんと複雑なのか
五合目より上でたくさん見ることが出来て大満足。

 


きれいなピンク系の花を イブキジャコウソウ 小さな花だね

 

 

次にハクサンシャジン これもたくさん見れました。



微妙に違う、モイワシャジン これひとつしか見れなかった

 

 それにしても・・・暑い!

 

同じく初見の花、エゾマツムシソウ。 

 

五合目あたりからいろんな花が見えてくるが最初に見る花をどうしても撮影してしまう。
もう少し登って行くともっと撮影しやすい場所に咲いているものだ 
だけど最初に見た時点ではこの先に咲いているのかがわからないので無理な角度でも我慢して撮影する

 

おなじみのネジバナ ねじりがちょっと足りないか

 

やはり目立つ黄色い花も キンロバイ 
これはたくさん咲いていた。
黄色はほかにサマニオトギリが1輪だけ見ることが出来た

 

赤い花のナガボノワレモコウ 高山植物で赤って秋を感じるね。

 

振り返ると様似の海が綺麗だ

 

山頂も、もう少し

 

まだ花は続く

アポイハハコ はアポイ岳の固有種

 

チャボヤマハギ

 

アポイのダイモンジソウは花が太いね

 


馬の背(8合目)で小休止

吉田岳からピンネシリ

 

画の八合目を過ぎたあたりでもう新しい花はないだろうと思い降りて馬の背で食事をした。

やはり保冷パックが威力を発揮!ドリンクもチーズもソーセージもチョコもフルーツ缶詰も冷たくておいしい

 

最後に撮り損ねた花を探しながら下山した 今回の山頂は8合目でいいや

エゾシオガマ

 

ミヤマウズラ

 

ノコギリソウはほぼ登山口に咲いていたのを気が付かなかった

 

無事に帰還

 

2度目のアポイ岳もまずまずの成果で終った。
晴天は大歓迎だがとにかく暑い!すれちがう人達も皆、つらそうだ
とくに五合目からは日向の急登が始まるのでつらいところ 

だが花達が多く迎えてくれるのも五合目から 
見つけては撮影で歩を止めると汗がダラダラしたたり落ちてくる。

展望は最高!特に北見市からこられた単独さんと話をしたが地元の山では海が見えるのは珍しくとても感動したとのこと。
そういえばそうだよね こんなに海が近くに見える登山はそんなにないだろう

昨年から登山を始めてついに24回目で山頂を踏まなかった。

登ることは出来たが特に悔いがないのは5月に一度登ったからだろう 
景色のいい山頂でもなかったし・・・



さすがに足は異常なくリハビリの意味でもいい登山になったなぁ

さあ次は大雪か日高の初心者向けの山へ

 

 

 

 


夕張岳 (23山目)

2021年08月09日 16時27分12秒 | 山登り 空知

 

 

登山日:2010/8/14

山名:夕張岳
標高:1,667m
場所:夕張山地
コース:大夕張コース
標高差:1,168m

ガイド標準時間:登り4時間10分 下り3時間 計7時間10分
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:3:22
登山口着:5:55
出発:6:09
山頂:10:02
所要時間:3:53
駐車場着:14:09
登山時間:7:38

 

かねてから計画中の花の名山、夕張岳に登る。
アポイ岳、赤岳~小泉岳とならんで固有種の花が多いので有名な山だ 
ユウバリコザクラやユウバリソウなど有名どころは終了しているが最後の花を見るために選んだ 

それにしてもシューパロ湖を渡ってから登山口までが長いな~ 
途中からダートで路肩がえぐれてロープが張られている箇所もあり安全運転のためさらに時間が掛かった。

有名な山のお盆とゆうこともあり混雑を避けるため早朝出発
途中は1台も車の陰もなかったが駐車場にはすでに3台の車がいた。

6時9分記帳し出発



登山口からわずか1分で正面に滝を見る。
ペンケモユーパロ川の支流だがもちろん滝マークはない 

これからの長登山へ向けて幸先のよいスタートだ



そしてコース分岐へ 
水場のある冷水コースを進む 6.7kmかぁ~長いなぁ

 

季節はもう秋に向かう
エゾホソバトリカブト

 

ふぅ~急登続きでバテバテ 
結構しょっぱなからキツイなぁすっかり汗をかかされた。 

この水場はまさに天国の水だ。
もう一つの馬の背コースはすぐ夕張岳ヒュッテがあるので汗のかかないうちに水が手に入るがその後はない
やはり冷水コースを利用する人が多いみたいだ。

 

 

両コースの合流地点 ここまでスタートしてから1時間20分。

コースは水びたしでまるでミニ沢状態 靴も濡れてきた
相変わらず先は長い・・・

 

 

沢地で多く見るダイモンジソウがこんなところに
小さな株も大文字に見える

 

 

石原平はシラネアオイの時期に来たらいいのだろうなぁ

 

望岳台から見た滝ノ沢岳。
とんがり頭がかっこいい ガスさえなければ右側に芦別岳が見えるのだが今日な無理かも
ここはいい大休止場所 休憩休憩と

頂上まであと3.6km 



 

望岳台から少し山側をトラバース的に進むと真上が前岳
見上げると鋭い山頂



前岳を巻くように進み、憩沢に到着。
ここも沢に水パイプが差し込まれているので水場になっているのだろう
おそらく春には結構なお花畑になっているのでは

 

シオガマキク、ミヤマアズマギク

 

イブキトラノオ

 

ミツガシワ

 

他にナガバキタアザミ、ミヤマリンドウなどを見る


ここへ花を見に来た主目的のひとつ 
ミヤマアケボノソウに会えた


これは実に魅力的な花ではないか

 

湿原地帯に入るとさらに前記の花たちが咲き乱れている 
まだ間に合って良かった
シナノキンバイも2輪だけ残っている! 退屈しない行程だ。




名前がかっこいい男岩の前で ガスで暗い
頂上まで2.4km まだあるなぁ 




 

 

行程はガマ岩を越えてひょうたん池も通りすぎる。

この辺はそんなに苦ではないが前岳を巻くときに少しの下りがあっただけで登りばかりだ
帰りは楽だと思うが・・・

 


さらに春はユウバリコザクラで綺麗な蛇紋岩崩壊地を過ぎる 
木道になると足取りも軽くありがたい 

エゾオヤマノリンドウ、シオガマキクやミヤマアケボノソウが増えてくる。

 

 

お花畑へ到着。
あの丘を越えていかないと夕張岳山頂は見えないのだ 
中々姿を現さない山だね~

あと1.2km 

シロウマアサツキ

 

シオガマキク

 

ここで花の主目的のもうひとつ ユウバリリンドウに会えた! 
この花も今が盛りかな 
たくさん見ることが出来ましたよ。






とんがり頭の釣鐘岩を超えて頂上まで残りは 800mになった

 


エゾウサギギクの群落、タカネナデシコなど撮影しながらやっと吹き通しに到着。




なんといってもユウバリソウの群落が有名だが ね 春の花だからさ 今はこんな感じ



頂上まで 500m!!

 

 

やっと夕張岳山頂の全容が 遠かったな~今までで一番遥かなる山だった。
最後の登りも大変そう 

残りあと半分のところで鳥居出現 
ここで最後の休憩をとる この廻りも各種の花が咲いている


さあ あとひと息だ!



ここまで何人かとすれ違ったが最後の方に聞くと今は山頂には誰もいないよとのことで独り占め
でも急登がきついね あれだけ登ってきて最後の登りだから余計につらい
わっせわっせだとかエイホエイホだとか自分に鞭入れて最後のひと頑張りして

10:02 無事頂上到着 所要時間は3時間53分 ゆっくりだった



山頂からの展望は?

ない!笑
ガスが濃くてもう少し太陽が昇るころじゃないと無理みたいだね 
天気予報は見てきたけど山の天気なんて変わりやすくて見れたらラッキーだよ と慰める



市街地が見えた 左側に芦別岳があるはずなので富良野盆地かな?

 

今日は保冷剤セットにチーズ、ソーセージを入れて来てコンビニで買ったパン2個で遅めのブランチを楽しむ 
風がちょっとあったので丁度いい
岩陰で食べたが冷えていてうまいね~次回より毎回用意しよう

食事が終った頃、2名、1名、と次々到着してきたが皆さんやはり最後の登りがこたえてるみたい 
食事とガス晴れを待って大休止40分で山頂をあとにするが結局、景色は見られず・・・ 

ガックリだが仕方ない

 

行きにゆっくり時間をかけて花を探し撮影したので帰りはスイスイと降りるだけ
実際にあまり撮影はしていない。

山頂直下にコケモモの実 これは気づかなかった 花を見たかったな~

 

後ろを振り返ると中央に夕張岳の山頂が 

やはりガスも少しづつはれて来ているみたいだ 現在時刻11:11分

バイバイ 又、来年?かな?w

 

望岳台まで戻ってきたときガスがとれて芦別岳が姿を現した。
左奥の尖っている山は布部岳?その手前にかぶっているのは札振峰か 

いずれにしてもやはり昼過ぎから晴れてきたみたいだね 

 

分岐は馬の背コースをのんびりと森林浴しながら降りた 
ヒュッテも見たかったが多分次回は冷水コースでおいしい水をガブ飲みして下山するかな

 

国土地理院の地図で夕張岳への登山ルートを見るとヒュッテの手前に滝マークがある 
そしてその近辺の登山ルートでコブのカーブが二つあるはず 

その二つ目のカーブにさしかかると大きな轟音が聞こえた 
下山して体も足も疲れてはいたがどうだろうか?おっと滝らしきものが見えているぞ 

踏み跡もない坂道を藪に分け入りミニ沢を3つくらい越えて藪を越えて川を見る 
あまりの水量と規模に言葉を失う 

とにかく1箇所からではとても全容を見ることの出来ない段瀑なのだ。 
これは最上部と思われる

 

 

寄り道したため戻りが遅くなり廻りの車も結構帰っている 
それでもゲート前に止めきれず林道横に駐車している車もありあらためて人気の山と再確認した。
大雪や十勝連山より野性味があり熊の居そうな雰囲気満点だったが会わなくて良かった。



滝も花も初見含め多数撮影出来て展望以外は満足の登山であった
次回は残雪残る春がベストな花の山。
距離があるため今になって腰、膝、アキレスなどが痛い 
あさっても行きたかったがこの状態では無理だろう 

まあ天気も悪そうなのでいいか!

 

 


富良野岳 (22山目)

2021年08月08日 15時18分50秒 | 山登り 上川

 

 

登山日:2010/8/7

山名:富良野岳
標高:1,912m
場所:十勝連峰
コース:十勝岳温泉コース
標高差:642m

ガイド標準時間:登り3時間20分 下り2時間 計5時間20分
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:2:22
登山口着:5:23
出発:5:39
山頂:8:08
所要時間:2:30 
駐車場着:11:02
登山時間:5:23

 

本日7日 2度目の富良野岳へ行きました。
天気予報はくもりのち昼から雨
でもねえもう日にちがないのです

とゆうか春の見たい花がまだギリギリ残っていないか?の確認なので曇っていてもいいのです 
頂上へいけなくても滝を見なくても・・・


本当は2週間前がラストチャンスと思ったが雨で撤退
次の休みは朝から雨
そして今日

5月~6月までは晴天続きだったが一番大事な7月にやられた!無理とは思ったがとにかく行く!

さて今日の上富良野市街は雲は多いが晴れている 
だが十勝岳温泉に向かったとたんに厚い雲があり山頂どころか連山自体も見えない・・・

 

今日はテーマは花だ 景色は捨てる!決意のもと 
5時40分登山口より出発

 

猛烈なガスの中、本日2組目で出発 だがやがて先頭に出発された1組が戻ってきた
「ガスで何も見えないから登っても仕方なくて」その通りでしょう。
富良野岳山頂からの展望は素晴らしいから

とゆうことで先頭になった 
確かに春の花は見えない
だが、そこは富良野岳 カミホロ分岐までにマルバシモツケを見る

 

ここからは夏の花
エゾウサギギク 


この位置でのチングルマは穂ばかり

 

と思ったら おっと咲いていた

 

さらにウメバチソウ これは夏の花

 

礫地帯に出た 相変わらずガスがたちこめ風が強い

 

ヨツバシオガマ

 

夏から秋の花で目立ったのがアザミ 水滴がいっぱいついて綺麗だ

 

次から次と花が現れる チングルマもエゾコザクラもチシマノキンバイソウも残っていた 
ちょっと進んでは花、また進んでは別の花と撮影ばかりで歩が進まない。

さすがは富良野岳!

チシマノキンバイソウ

 

トカチフウロ




雨後でも別の顔がある。水滴といえばハイオトギリが綺麗だね

 

とりあえず雨に当たらぬうちに肩分岐に到着
変わらず風が強いので小休止せず山頂を目指す

 

肩分岐から頂上まではまずコマクサ

数は少ないしもう終りかけか色も薄いがなんとか間に合う 

ダイセツトリカブト、キバナアキノキリンソウ、エゾウサギギクは今が盛り
まだヒメクワガタもたくさん他にもリンドウ系、イワギキョウ、イワブクロなど 
ヨツバシオガマ、エゾツツジ、アオノツガザクラは終る瞬間 あ~書き切れない

 

ムカゴトラノオ



誰もいない山頂へ一番乗り ガスだらけで展望は0%。 
風があるので岩陰で早めの昼食をとっていたら二人組が到着 
天気はこのあと雨の予報なので三峰山への稜線の花はあきらめる 

ここまで1滴も雨が降らなかったのはありがたい



帰途中に見落とした花があった
コバノトンボソウだろうか

 

急いで下山中に何組とも会うが引き返した人たちも見た 
結局、私のあと20組ほど名前があったが断念した組は7組もあった。

景色が見れない、雨が降りそうでは当然の判断だろう

 

安政火口を渡り切りあとは駐車場までの道
途中にエゾノオヤマノリンドウの群落を見る

 

ここから急に雨が降り出し、何とかフードで誤魔化し駐車場に到着

 

そうゆうことで二度目の富良野岳登山を終える。
目的にしていた花4種は全滅!探しきれなかったかもしれないけど来年の楽しみね 

下山後は過去二度お世話になった凌雲閣ではなくカミホロ山荘のお風呂に入る
こちらもいい湯であったな。

 

 


赤岳(19山目) 小泉岳(20山目) 白雲岳(21山目)

2021年08月04日 21時12分00秒 | 山登り 上川

 

 

 

登山日:2010/7/11

山名:赤岳、小泉岳、白雲岳
標高:2,078m 2,158m 2,229m
場所:表大雪
コース:銀泉台コース
標高差:580m

ガイド標準時間:登り4時間10分 下り3時間 計7時間10分
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:3:02
登山口着:6:30
出発:6:40
山頂:9:44
所要時間:3:04 
駐車場着:12:46
登山時間:6:06

 

花の山である
表大雪にはいくつかの登山ルートがあるがガイドブックでは最も花に接することが出来るコースとあった
また標高差580メートルで3つのピークを廻れ絶景もある
初めての表大雪の登山をここに決めるのに時間がかからなかった。

7月11日の日曜日 
6時に現地到着だがすでに車は20台以上と貸切バスで団体さん到着 
ぼやぼやしていられない

 

急ぎ足で出発 

登山道とは思えない幅広の道は過去に横断道路を造った一部の名残り
大金をつぎ込んで中止になったこの道は北海道にいくつかある悪しき例である。

ほどなく進むと登りに入る
もうこの辺でも高度はあるので高山植物が現れる

エゾツツジ

 

ホソバイワベンケイ



 

画は第一花園 残雪は踏み固められて一部は氷状になっていた
注意が必要な個所なのでポールを使い、ゆっくりと通過


滑ると果てしなく落ちていきそう

 

 

ここをトラバース中に下界では次々と車が登山口に向けて走る



 

さらに花が続きショウジョウバカマ

 

ウラジロナナカマド

 

エゾイソツツジ

 

第二雪渓ももちろん残雪 でもここはルートの目印、踏み後ありで問題なし

 

 

第二雪渓を超えて上がって行くと「コマクサ平」へ 

まずはイワブクロのロード 

 

初対面のコマクサ群落 あ~来て良かった!きれいだネ^^

 

実にきれいで味のある花だね~ そこかしこに咲いている ある意味不思議な空間

 

こんな池もある
小休止にいいね

 

チングルマ

 

コケモモ

 

コマクサ平で標高はすでに1900m。さらに進み正面に雪渓を見る 第三雪渓だが?
小さく人が見える
あそこを登るのか~怖いな・・・

 

雪渓までの間にもこれまでなかった花が咲いている

チシマツガザクラ

 

ジンヨウキスミレ

 

キバナシャクナゲ


第三雪渓は結構大きくて角度がついていて登りは疲れる 
下りはちょっと怖い ビニールでもあれば尻滑りにいいかも




中ほどで振り返る

 

 

雪渓を上がった上はお花畑 天上の楽園 
花の種類が多く素晴らしい山だというのがわかった 
かわいい花を代表して 
チシマクモマグサ

 

日高でも大雪でもこの種類は最高にかわいい エゾコザクラ

 

チングルマ

 

エゾノツガザクラ

 

イワヒゲ

 

メアカンキンバイ

 

イワギキョウ

 

それにしてもどれだけの種類があるのだろう

ミヤマリンドウ

 

エゾノハクサンイチゲ

 

すごいね

楽しいお花畑をすぎると眼前に最後の雪渓、第四雪渓だ 
ここを登れば頂上も近いぞ

 

登りきると斜面が緩くなり広い台地上を歩く感じ
ここでも花が変わった

 

エゾイワツメクサ

 

エゾハハコヨモギ 大雪だけ見られる

 

 

そして赤岳山頂へ到着 
後ろに一段高い岩塊があるので正確にはそちらが山頂か(実際はもっと離れた場所にあるのが最高点) 

見晴らしはガスのため良くない・・・ 今、思えば初めての2千メートル峰だった!! 
登山口がすでに高地だったからかお花のおかげか、2時間をちょっと切るくらい 
ここまで大変楽しくつらくない登山だったね



赤岳から小泉岳~白雲岳までの稜線には日本でも稀少な植物がある 
しかもそれはここではそんなに難しくなく道沿いに普通に見れるのだ 

改めて大雪の素晴らしさを満喫 

まずは ホソバウルップソウ 大雪でしか見れない固有種
ギリギリなんとか間に合ってよかった!

 

続いて エゾオヤマノエンドウ かわいくて小さな花だけど色はしっかり自己主張しています

 

エゾタカネスミレ

 

エゾミヤマツメクサ

 

礫地を進むがこんなに植物がいるとはびっくり!
まだまだいる

タカネオミナエシ



そして30分もしないで小泉岳へ 
ここは白雲分岐から緑岳のほうへ少し進むだけ

 
とゆうか分岐からすでに標識が見えている 

 

それだけ平地にあるどこが山頂かわからない山です

 



小泉岳~白雲岳も礫地が多いのに植物が花が多いので楽しい

イワウメ

 

ミネズオウ

 

クモマユキノシタ



でも赤岳山頂を出発してから感じているが 「寒い」 
風とゆうか気温自体が下がっているのだろう 

思えばここまで暑かったので半袖Tシャツに薄いウィンドブレイカーだけ 
真面目に寒い 
やはり2千メートル以上の高地を歩いているのだ 
真夏とはいえこんなときに暴風雨などきたら遭難もありえると初めて体感した

さてのキバナシオガマ 国内では大雪だけです 見れて良かった!

 

 

風があるとガスも晴れてくる 
後ろを振り返ると右に秀麗な烏帽子岳 
となりの山頂に雲がかかっているのが黒岳 

今度は層雲峡、黒岳側から登ってみるか

晴れたら最高なんだけどな

 

このあたりから緑岳から縦走してきた単独男性(ベテラン)と一緒に歩く 
どうみても自分より年上なのにこの元気の良さはナニ?

いいなぁ自分も体力つけてスタスタ登りたいね 
登山者も増えてきてさすが人気のコース 

目指す白雲岳山頂が見えてきた

 

下部のすり鉢状の部分は春先に雪解け水で「幻の湖」が出来るそうだ そういえば北海道新聞で見たような



山頂へは大岩を乗り越えて登っていく 
同行の方は慣れているのかスイスイと迷わず登るが私はとゆうと両手を使い、あっちの岩、こっちの岩と慎重に登るので遅い!!

それでもやっと山頂だ!人が多く一緒に写ってしまう 
左端の方が同行しいろいろ山の話を聞かせていただいた方だ



2229? 飛行機以外、人生で一番高いところに来た ここ白雲岳は北海道で第三位の
標高なのである

 

白雲岳山頂まで駐車場から3時間 
ゆっくり花を見ながらだからもっと短縮出来たろう 
これで3つの峰を予定どおり登った 

山頂で早めの昼食を食べているとガスが晴れてあの雪渓が目の前に 
皆が一斉にカメラを向ける 
左の山は後旭岳 この展望もわずかな時間で終った ちょうどいい休息タイムとなる 今日はツイテルな!


これが見れて今回の目的はほぼ終了だ

 

登りをそのまま降りるのもよし
稜線に沿って左側の雪渓を行けばより緩やかに降りれる

 

この白雲の下のお花畑も見事だった

エゾコザクラ

 

アオノツガザクラ

 

エゾヒメクワガタミヤマキンポウゲ

 

ヨツバシオガマ

 

白雲岳のお花畑が終われば先ほどの礫地帯が赤岳まで続く


見落とした花はないようだがキバナシオガマの見事な株に驚く

 

帰途途中の赤岳山頂 人人人だ! 
時間はまだ午前11時 帰りに楽なタイムで来ている

 

難しいところが少ないこの登山ルートで雪渓を下るときが注意だ 
さすがに尻滑りは出来ず、靴を滑らせながらなるべく登りルートと別ルートで降りるがビビッて何度か転んで恥ずかしい・・・
それでも変化のある下りも楽しいものだ 



お花畑ではチングルマが日の光をたっぷり浴びている きれいだ~

 

帰りはとんとん拍子 再度コマクサ平で撮影し他の花々もたっぷり撮影した 
おそらく今までの登山で一番の撮影枚数だろう

ゴゼンタチバナ

 

コマクサ平が過ぎればコマクサともお別れ
初見の高山植物の女王をたっぷりと見ることが出来た

 




雪渓のトラバースのみ慎重に歩き、ニセイカウシュッペや平山の山並みを見ながら楽しく降りる

 


駐車場が見えて来た♪

 

石狩岳方面

 

平山方面

 

無事到着!靴を洗う場所があるのもいいね

 

大変楽しい登山で大満足!ひとつあるとしたら雲やガスでトムラウシ方面がまったく見えなかったくらいか 
今だけ、ここだけの花も満載で雪渓登りもあり岩登りもあり変化があって疲れを感じさせない

登山者も多くて賑やかだったから熊鈴は不要だった
次回は高原温泉から緑岳を経て白雲岳まで行きたいなと




最後にちょっとしたトラブルが
無事に駐車場に降りてきてエンジンスターターのスィッチを入れたはずなのにエンジンがかかっていない
「あらら 電波が届いてなかったか~アツいだろうな~」

しかしリモコンでドアが開かない??「電池がないのか まいったな~」くらいの感じだったがキーで開けても他のドアの反応がない?
「ええ?」キーを差込、廻しても反応なし「で~~エンジンがかからん!!」

もう頭がパニックで・・・なんてツイテないんだ!最後の最後で・・・バッテリーかぁ
携帯で連絡?でも圏外だしな~ 入山口に小屋があり人が常駐しているので説明し連絡を取りたい旨を伝えると 
ちょっと下ったところで電波届きますよ皆さん上にかざしてやってますからとそっけない 
もう少しアドバイスないのかな~んもう!


どうしようかとトボトボ車へ戻るとき2台の車でバッテリーケーブル接続中だ!!
「あの~すみません 次おねがいします」「どうぞどうぞ」やったーなんて素敵な人だ 

聞くと他にもライトのつけっぱなしの車があるとのこと 
皆さん早朝からくるから気づかない人が多いみたいだ 
一人で行動すると他人の優しさがよけいうれしく感じる 

やっぱり今日はツイテいたよ  


運転中に雪渓をあるく登山者が見えた

 

 

 


オロフレ山 (18山目)

2021年08月02日 23時47分30秒 | 山登り 胆振

 

 

登山日:2010/7/4

山名:オロフレ山
標高:1,230m
場所:オロフレ峠
コース:オロフレ峠コース
標高差:300m

ガイド標準時間:登り1時間半 下り1時間 計2時間半
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:9:40
登山口着:12:00
出発:12:09
山頂:13:23
所要時間:1:14 
駐車場着:14:35
登山時間:2:26

 

4日の日曜日 朝の用事を済まして現在10時前。
どこへ行こうか?滝も初見はあまり近辺にないし・・・

そうだ!来週の準備として体力作りとあの花に間に合うか!?

行こう行こうと向かったのはオロフレ山 
昨年も登っているがそんなにきつくない初心者向けの山であり花の山でもある


駐車場には車が3台 ただひどいガスでこれは山頂からの展望はゼロだなと
まぁ今日は足ならしとあの花が見れたら大成功 
果たして間に合ったのか




昨年には見なかったヨツバシオガマがすでに登山口に群落を作っており胸がおどる
ムンとした湿気の中、雨も考えられるのでジャンパーを着ているのでさらに蒸れる。



しかし登山道には他にもトカチフウロのお出迎え、かわいいベニバナイチヤクソウ、
ハイオトギリ、これまたかわいいアカモノなどやはり花が多い

 

コケイラン

 

ハイオトギリ

 

次はアカモノ もうちょっとかわいい名前ならいいのにね 

 

ゴゼンタチバナ

 

ヨツバシオガマの道

 

唯一の難所、羅漢岩への降りは慎重に

 

コメツツジ

 

ハクサンチドリ

 

ノウゴウイチゴは実になっていた 美味しそう!

 

2度目の「山神様」 今回はパース

 

トカチフウロ

 

ベニバナイチヤクソウ

 

エゾカンゾウ

 

さすがに昨年の夏の終わりと違い花が多い
ここは花の山

 

タニウツギ

 

ここは手を使うところ

 

そういえば昨年も一輪だけだけだった ミヤマダイコンソウ

 

カラマツソウ

 

もうすぐもうすぐで頂上だ

 

上から見たヨツバシオガマ タカネシオガマはよく上から撮った写真を見るね

 

 

ついたー 今回もガスガスガス!
リベンジどころか返り討ちだわ

 

ネバリノギラン

 

 

下山は何事もなく無事に生還😙

やはり人気の山でも平日だとこんなものだ
今回もガスで展望ななかったが花が多くて実にいい山だった

だが・・・目的の花が・・・もう終わっているか 
1輪も見られなかった~ 
定天ではギリギリでサクラソウモドキを見れたのにまさに2匹目のどじょうはいなかった。


まあ来週こそ山、滝、そしてあの花がまだ見れるところへ行こうっと


駐車場でもこんなに咲いているよ