自然災害は納得できるが原発は違う

2014年10月18日 21時47分18秒 | 日記

本日、日本共産党足立区議団と一緒に福島県南相馬市に行ってきました。

新幹線とバスを使っての日帰り強行軍でしたが、福島第一原発の近くまで行き3年7ヶ月が経っているのに今だ捨て置かれている現地を見てきました。

ガイドをしてくれたのは、佐藤さんと志賀さん。

南相馬市は65歳以上が40%、広大な土地の除染が行われているが事故前は7万人住んでいたが事故後は1万人しか住んでいない、6万人が避難している。

しかも自宅には昼間だけしか帰れず仮設住宅で暮らしている。

住民100人に対して除染のための作業員が1500人。

宿も作業員でいっぱい、牛丼屋など人手不足で自給1500円でも来ない。

自然の災害は納得できて再出発へと切りかえられるが、原発は違う。

家を追われ日常の生活ができなくなる、体験した人でなければこの苦しみはわからない。

20キロ圏内の線引きは補償金などで住民を対立させるものでしかない。

原発は人口の少ないところ、貧しいところにつくられた。悔しい…

浪江町、請戸小学校を見学。ここは一人も犠牲者が出なかった。

小高区、モニタリングポストのまわりは除染をしているから2.23マイクロシーベルトの数値が表示されている。

でもちょっと離れたところを計ってみると4.3マイクロシーベルト。除染数値の欺瞞が明らかに…

憲法学者鈴木安蔵の生家。

みんなで記念撮影をして帰ってきました。

国道144号線を経由して、無人の異様な町飯館は除染をする作業員しかいない。家はあるが廃墟のよう、やはり人がいない、暮らしていない町は異様でした。

震災と原発事故から3年7ヶ月経っても手つかずの現場に原発事故の恐ろしさを実感しました。

今度は後援会のみんなとぜひ行きたいと思いました。