区の財政は黒字 基金は過去最高
足立区財政の昨年度の決算が公表されました。
区の財政は昨年度(2017年度)も黒字で黒字額は73・9億円。
自治体の貯金にあたる基金は、1523億円で前年より128億円増え過去最高です。
財政が黒字で貯金が増えることもいいことではありますが、それだけお金があるなら、「財政が厳しいから」と言って削ってきた区民施策は削る必要はなかったのではないでしょうか?
暮らしを支える区政は可能
区は決算の資料として提出した財務報告書で、足立区は区債(区の借金)が多いことを強調しています。しかし、その区債残高も順調に減っているし、そもそも自治体の「借金」は家庭の借金と違って、赤字だから借りたものではありません。
「世代間の公平」を図るため、公共施設などを作るときは起債(自治体がお金を借りること)をしなければ作れない仕組みになっています。
知的4度福祉手当 足立だけが支給せず
足立区はこれだけお金があっても23区で最低水準の行政です。
●知的4度の障害福祉手当を支給していないのは足立区だけ。
●がん検診に3割の自己負担を強いているのも足立区だけ
●介護保険料は23区で一番高く●補聴器補助は周辺で実施していないのは足立区だけ。
●被爆者見舞金も出さないのは墨田、江東以外では足立区だけです。
大型開発には大判ぶるまい?
学校統廃合を強行し、いま学校が足りない状態が生まれています。
戸籍や保健所窓口の外部委託が行われて「認知症でも委任状を持ってくる」ようにと言われ区民は困っています。
千住地域の大型マンション建設に40億円もの税金を投入するなど大型開発には大盤振る舞いのきざしが見えています。
しっかり監視し、正すべきは正して区民の暮らしを支える区政に転換するよう求めていきたいです。
みなさんの声をお寄せください。